コラム ワクチン 新型コロナウイルス

mRNAワクチンは絶対にできない。絶対に失敗する。 2021.4.4更新

投稿日:2021年1月7日 更新日:

詳しく新型コロナウイルスがどのように増殖しmRNAワクチンがワクチンとしてどのような働きをするのか詳しく説明しましょう。左下に「コロナウイルスのビリオンの構造」と「コロナウイルス複製プロセス」を掲載しておきます。 

そもそもウイルスはタンパクの設計図である遺伝子はありますが、タンパクの製造工場であるリボゾームが存在しないのでリボゾームを持っている生きた人間の細胞に感染しないと増殖できないのです。この時、人間を宿主(host、読みはホスト)と言い、感染細胞を宿主細胞と呼びます。宿主細胞に感染しても、タンパク質合成系のないウイルスがrRNAやtRNAをもつことやこれらのRNAをコードする遺伝子を持っていないので、感染細胞の生化学的機能を利用して遺伝子を複製し、自分のコピーを作るためにタンパクを作らせ、最後はビリオン(粒子)という形で隣接する細胞から出て行き新たなる細胞に感染し続けます。最初の感染から最後のウイルス粒子の放出まで7段階のプロセスを左図に示します。その7つは①吸着、②侵入、③ 脱殻、④素材の合成、⑤組立、⑥成熟、⑦ウイルス粒子の放出となります。ちなみに遺伝子情報であるmRNAワクチンを注射投与してもrRNA(リボゾームRNA)やtRNA(トランスファRNA)などのRNAは宿主細胞のRNAを利用しているのです。

①吸着 ウイルスは細胞に感染するためには最初に細胞表面の受容体から侵入するためにまず受容体と結合する必要があります。新型コロナウイルスでは、コロナウイルスのエンベロープ表面に突き出している1種類だけのスパイクタンパク質が、感染する細胞表面にある受容体のACE2に結合します。ACE2 はオータコイドと言われる蛋白分解酵素です。オータコイド(Autacoid)とは何でしょう? オータコイドとはヒトの体内で微量に産生される生理作用や薬理作用を持っている生理活性物質のうち、ホルモンと神経伝達物質以外の生理活性物質です。ACE2は英語でAngiotensin converting enzyme 2 、略してACE2、訳してアンジオテンシン変換酵素2で人の細胞表面にあるタンパクを分解する酵素です。Angiotensinとは何でしょう? アンジオテンシンとは、ポリペプチドの1種で、血圧上昇作用を持つ生理活性物質で、アンギオテンシンとも呼ばれます。ACE2はこの血圧上昇作用をもつアンジオテンシンⅡ(AngiotensinⅡ)を分解してくれるのです。なぜ高血圧の人がSARS-CoV-2に感染しやすいと言われたのでしょうか? SARS-CoV-2は、脂質二重層と糖タンパク質からなるエンベロープ(外膜)でウイルスゲノムRNAが囲まれています。SARS-CoV-2はエンベロープに存在するSpikeタンパク質(Sタンパク質)が人の細胞膜の受容体(ACE2受容体)に結合したあと、細胞への侵入を開始します。Sタンパク質はFurin(フーリン)と言われるヒト細胞由来のプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)によりS1とS2に切断された後、S1が受容体であるACE2受容体に結合し、もう一方の断片S2はヒト細胞表面のセリンプロテアーゼであるTMPRSS2 (Trans-membrane protease, serine 2、訳してII型膜貫通型セリンプロテアーゼ)で切断され、その結果、膜融合が生じます。SARS-CoV-2の気道感染にはこのACE2とTMPRSS2が気道細胞には必須なのです。新型コロナウイルスはヒトが持っているプロテアーゼの1つであるフーリン(Furin)というタンパク質分解酵素が切断する配列がSARS-CoV-2のスパイクタンパク質にも存在しており、このウイルスが持っているFurinの作用による切断によってACE2へ、より強く結合し、感染が拡大することが分かったのです。ちなみにウイルスが認識して結合する受容体はウイルスによって異なり、例えばインフルエンザウイルスでは上気道や下気道細胞表面のシアル酸糖鎖という分子が、さらにHIVではヘルパーTリンパ球(CD4Th)のCD4というタンパク質がウイルスが結びつく受容体として機能しているのです。

ヘルペスウイルスは何十種類ものスパイクを持っているので、このスパイクを利用して人のあらゆる種類の細胞に感染することができるので不明な病気の原因となっているのですが、世界中の医学者は誰も認めません。残念です。

②侵入 スパイクタンパク質がACE2受容体と結合した後、細胞表面にあるTMPRSS2(II型膜貫通型セリンプロテアーゼ)という酵素がスパイクタンパク質の一部を切断することをきっかけにしてウイルスのエンベロープと細胞膜との融合がはじまり、細胞内に侵入できます。膵炎の薬として使われているナファモスタットがTMPRSS2酵素がスパイクの一部を切断するステップを阻害するので、新型コロナウイルス薬として有望である可能性があります。

③ 脱殻 感染可能なウイルス粒子が分解されてなくなり、ゲノムRNAが露出して宿主細胞の細胞質に放出されます。新型コロナウイルスでは、②とほぼ同時に起こっています。

④部品の合成 ウイルスのゲノムRNAから様々な核酸、タンパク質などのウイルス粒子の材料となる部品を作り出す過程です。人ではセントラルドグマと言われる流れがあり、まず設計図のDNAを転写し、指示書のRNAに変え、最後は翻訳してタンパク質を作ります。遺伝子の複製、転写、翻訳という過程で遺伝子の情報からタンパク質を作ることが生命の目的です。ところが、コロナウイルスではゲノムがDNAではなくてRNAのために少し複雑です。(ア)から(エ)までの順序があります。

(ア) RNA依存性RNAポリメラーゼ(RNA-dependent RNA polymerase 、略してRdRp)を合成します。(+)鎖のRNAをゲノムにもつコロナウイルスはまず最初に、ウイルスゲノムにコードされているRdRpを宿主のリボソームを利用して合成(翻訳)します。このポリメラーゼRdRpは宿主である人の核内にあるDNA依存性RNAポリメラーゼ(DdRp)とは異なり、ウイルスゲノムのRNA配列を読み取りながら新しいRNAを合成していく酵素です。(+)鎖のRNAは、コドンの配列をもち、そのままリボソームを使って翻訳されることが可能な鎖のことです。(-)鎖のRNAは、その相補的な配列を持ちます。

(イ) ゲノムRNAの複製で(ア)のRdRpは(+)鎖RNAゲノムから(ー)鎖RNAを合成し、さらに(ー)鎖を鋳型に(+)鎖ゲノムRNAを合成するというややこしいプロセスが必要です。RdRpの阻害剤として、ファビピラビル(アビガン)やレムデシビルがあり、SARS-CoV-2の治療で認められています。これらは、もともとは、インフルエンザやエボラ出血熱の薬として開発されていたものです。これらのウイルスはSARS-CoV-2と同様にRdRpをもつRNAウイルスです。だから私はSARS-CoV-2は人為的にインフルエンザやエボラ出血熱の遺伝子が組み込まれたと考えているのです。

(ウ) mRNAの合成である転写とタンパク質合成である翻訳は、ゲノムRNAだけでなく、より短い、サブゲノムmRNAを何種類かを合成しています。mRNA(伝令RNA)として機能し、ヒトのリボソームというタンパク合成工場を利用してウイルスタンパク質合成(翻訳)されます。

(エ) 通常、ヒトなどの細胞で1種類のタンパク質の情報は1本のmRNA上にのっていてそれを元にリボソームがタンパク質を合成します。しかし、コロナウイルスでは複数のタンパク質の情報が何種類かのサブゲノムmRNA各々に同時にのっていて、1本の長いタンパク質の配列情報が連続して繋がっています。宿主細胞のリボソームはそれを一気に一本のアミノ酸の鎖(ポリペプチド鎖)として合成しているのです。これをウイルス由来のメインプロテアーゼと呼ばれる特定の配列を切断するプロテアーゼの作用で、必要な個々のタンパク質として切り出します。この仕組みはHIVやHCV(C型肝炎ウイルス)など、他のRNAウイルスにも見られる特徴です。また、このプロテアーゼ阻害剤は、抗HIV薬や抗HCV薬として実用化されており、新型コロナウイルスに対しても抗コロナウイルスとして作られつつあります。

⑤部品の組立とビリオンの産生 さまざまなウイルス粒子を構成するパーツの中で、エンベロープに組み込まれるものは、粗面小胞体上でタンパク質合成され、小胞体膜上に組み込まれます。また、ウイルスゲノムRNAにカプシドタンパクが結合してヌクレオカプシドを形成すると、SARS-CoV-2の完全なコピー(ビリオン)が完成します。

⑥ウイルス粒子の放出 最後に作られたヌクレオカプシドを囲むように、ウイルスタンパク質を含んだ小胞体膜が切り取られたウイルス粒子がゴルジ装置を通過して、エキソサイトーシスで細胞外に放出されます。エキソサイトーシスとは、開口分泌と訳し、細胞内で合成されたタンパク質やウイルスビリオンを分泌顆粒内に貯留して、そのまま開口分泌によって分泌されるのです。

以上の①から⑥の過程を経て、細胞内でウイルス量を数百倍にも増幅させてから細胞外へ放出した後、周辺の未感染の数多くの細胞に再び吸着して感染を繰り返していきます。

  さて、mRNAワクチンがどのようなメカニズムを発揮して、ワクチンとして理論的に考えられているかについて詳しく説明しましょう。まず左に不十分で英語ですがその概略図を掲載して、それを見ながら解説していきましょう。勿論このように簡単にワクチンができるわけではないので机上の空論ですが初歩的な理解の手助けにはなるでしょう。残念ながら、左図だけでもmRNAワクチンが決してできないことを証明しているようなものです。作られたとしても短期間に減ってしまうIgM抗体であって長期的に作られるIgGではないのです。もちろんmRNAワクチンが作らせたIgM抗体でも短期的には抗体がスパイクタンパクと結びつくことができるので効果を示すことは一時的には可能ですが、永続的な効果は期待できないmRNAワクチンが出来ない理由を詳しく解説していきましょう。皮肉を言えば、医学者のmRNAの理論が実現するのは千に三つといわれる不動産の取引の成功と類似しています。アハハ!!未だかつてDNAワクチンもmRNAワクチンも成功したことがない上に、新型コロナウイルスは得体のしれないお化けのようなウイルスですから数か月で出来るわけがないでしょう。

 mRNAワクチンはウイルスを弱毒にした生ワクチンや、ウイルスを不活化して作られる死ワクチンのような従来のワクチンとは非常に違った遺伝子情報を用いた方法で作成されます。中国で作られているワクチンは実はSARS-CoV-2に対する弱毒化ワクチンなのです。もちろんこの弱毒化ワクチンでも本当のワクチンはできませんが。

  ご存知のようにワクチンには弱毒化ワクチンと不活化ワクチンの2つに大きく分けられます。弱毒化ワクチンは実は生ワクチンのことなのです。生きたウイルスそのものを投与すると生きたウイルスを感染させ新たに病気を作っていることになりますから、ウイルスを弱くして弱毒化ワクチンと言っているのです。ところが残念ながら、生ワクチンをどのようにして弱毒化するかについては恐らく企業秘密なので何を調べてもわかりません。一方、不活化ワクチンは生ワクチンでないワクチンなのです。加熱やホルマリンなどの薬剤を使用し病原性を消失させ、毒素を無毒化したものです。毒素というよりも感染性と病原性を弱くしたものです。したがって不活化ワクチンは発熱反応などの副反応(副作用)が軽減されます。生ワクチンと不活化ワクチンの違いは、ワクチンの原料を生きたウイルスを用いるか、死んだウイルスを用いるかの違いであります。まず生ワクチン(弱毒化ワクチン)がどのような製造工程で作成されるかについて詳しく述べます。

 上に生ワクチンの製造の過程の絵図を掲載しました。生ワクチンは弱毒化ワクチンと言われるように弱いウイルスを投与し、健康な人に軽い病気にかからせるのですが、症状が軽度であるので健康を害することはないのです。当然免疫がワクチンを認識して抗体を作り、ワクチンに対する特異的な抗体を作る記憶B細胞ができ永久免疫を作るためです。

 上の図の種ウイルス接種を見て下さい。ワクチンの製造は細菌とウイルスの2つがあることを頭に入れておいてください。今回はウイルスの製造に力点をおいて説明します。ウイルスや細菌に対する生ワクチンの製造では増やすために種になる1個のウイルスを種株ウイルスとか種ウイルスと言い、その1個の種になるウイルスを増殖させる過程で、ウイルスの毒性復帰の可能性があるので猿を用いて弱毒化ワクチンが病気を作らないことを確認する試験の設定をする必要があります。この猿に親株のウイルスを接種することを種ウイルス接種といいます。種ウイルス接種の文字の上にカッコ付けで対照細胞(ウイルス)の試験とかかれていますが、この意味はウイルスの入っていない正常な培養液(細菌細胞やウイルスが入っていない)を猿に接種することでワクチンとワクチンでない2種類を別々に投与して比較するということです。そこで種ウイルス接種もウイルスのない培養液から得られた偽のワクチンとの差がなければ、それぞれの鶏の個々の卵から得られた細胞(ウイルス)を培養増殖させます。これを鶏の個体別ウイルス(細菌細胞)培養と言います。これが終われば培養液からウイルスを採取して精製します。後の絵図は見れば皆さん理解できるとおもいます。以上のような個体別細胞培養とか種ウイルス接種とか個体別ウイルス培養とかは、出来上がったワクチンがどの種から、かつどの細胞から培養されたのかを明らかにするための試験であり、これをシード-ロット試験といいます。しかも培養されたウイルスがどのロットから作られたかを明らかにすると副反応とかの原因を細胞培養やウイルス培養のどのプロセスで生じたかを明確にすることができることです。したがって出来上がったワクチンはロット番号が付けられるのです。シード-ロット試験のシード(seed)は種や種子のことを指し、ロット(lot)とは出来上がった製品のひと山やひと組という意味で番号は種から作られた一組の製品の番号となります。

もっと詳しく説明するとシード-ロット製剤とは、シード-ロットつまり単一培養で得られた特定のウイルス、細菌、細胞等の均一な浮遊液であって、その遺伝的性質が十分に安定した条件で保存されているものを用いて製造されるワクチンのことです。ロット番号が同じなのはすべて同じ特定のウイルスから得られたワクチンとなります。同じ番号のロットで問題が起こればそのロット番号の製品は不良品ですから使用されません。

  例えば不活化ワクチンの代表であるインフルエンザウイルスなどの病原ウイルスを初代培養細胞や培養細胞などで数十代以上にわたり継代培養を繰り返すことにより、最初に持っていた病原性が徐々に弱まることがわかっており、ウイルスとしての毒性が弱毒化されて、ヒトへの感染力と病原性が減弱していきます。継代培養を繰り返すとなぜ弱毒化するかについてはどの本にも書いていません。最後は免疫は感染ウイルスの抗原は弱毒ではありますが認識でき、安定な弱毒株のウイルスが作られるのです。これを生ワクチン製造用ウイルスとして培養をさらに重ねたものが弱毒性ウイルスワクチンです。生ワクチンは弱毒化した生ワクチンです。一方、細菌の中で唯一の生菌ワクチンは結核に対して作られているBCGワクチンでありますが、このBCGワクチンは弱毒ウシ型結核菌を230代培養することによって弱毒化されたものです。天然痘のワクチンも牛痘といわれるように牛から作ったものですね。しかしながらこのBCGも結核菌に対しては完全なワクチンとは言えません。なぜならばBCGワクチンを投与しても一生結核にかからないという保証はないからです。インフルエンザワクチンも完全なワクチンでないのと似ています。

経口生ポリオワクチンはポリオウイルス1型、2型、3型の弱毒株を混合した多価ワクチンです。他の生ワクチンには麻疹、風疹、おたふくかぜ、水痘、ロタウイルスなどの生ワクチンがあります。生ワクチン製剤はその有効性を維持するためにウイルスなどの生きたワクチンが使われていますがウイルス(微生物)が死滅しないように、安定剤を加えた凍結乾燥製剤にしてあります。さらに生ポリオワクチンは、凍結乾燥状態ではポリオワクチンウイルスが死滅するので、液状製剤となっています。乾燥状態をさけるために凍結保存が必要です。今回のモデルナが作るmRNAワクチンは零下70度で運搬しなければmRNAワクチンが熱で変性をきたすからです。最終製品はすべて製品ロットごとに番号が付けられ、国立感染症研究所において国家検定が実施され、適合するものだけが出荷されます。

  もう一つは、死んだウイルスを投与し抗体を作らせる方法です。「不活化ワクチン」と呼ばれる方法で、インフルエンザワクチンはこの方法で作られます。上左図の不活化ワクチンの製造工程を見て下さい。実はインフルエンザワクチンは正しくはインフルエンザHAワクチンと書くべきですね。HAというのは、季節性のインフルエンザワクチンでは、増殖させたインフルエンザウイルスを左図のような方法で分離精製したのち、エーテル処理により脂溶性成分を抽出除去し、ヘマグルチニン(HA)を含む画分を取り出して不活化ワクチンとしているのです。ヘマグルチニン(hem-agglutinin、略してHA)は、インフルエンザウイルス、およびその他多くの細菌、ウイルスの表面上に存在する抗原性糖タンパク質であり、ウイルスはこのヘムアグルチニン(早読みにしてヘマグルチニン)の機能によって細胞に感染できます。HAには重要な機能が2つあります。1つはウイルスが感染する時に人の細胞表面にあるシアル酸を認識して結合することによって細胞に感染します。2つ目は宿主細胞のエンドソーム膜とウイルス膜を融合させることにより、ウイルスのゲノムを細胞内に挿入する働きです。ヘマグルチニンという単語は、in vitro(試験管内)において赤血球を固まらせて凝集体を作ることから名付けられました。ヘマグルチニンは16種類が存在します。これらのサブタイプはH1からH16の種類に分けられ、インフルエンザウイルスの亜型名、例えば皆さんがよく見られるH5N1などのHはこのHAの種類を表しています。ちなみにNはノイラミニダーゼの種類を表しています。そのため、このようなウイルスに対する不活化ワクチンはHAに対するワクチンですから「インフルエンザHAワクチン」とも呼ばれるのです。

  さて実はワクチンの原型は600年程前の中国で行われていました。ジェンナーが1797年に牛痘を用いて人の天然痘のワクチンを作るよりもはるか前に中国医学がワクチンの原形を作っていたのです。いかに中国医学が優れていたかがわかるでしょう。なぜならばジェンナーの牛痘は牛の天然痘のウイルスと人の天然痘のウイルスがたまたま似ていたので成功したのです。しかもこの2種のウイルスは人畜共通のウイルス同士ではなかったのです。こんな例は他のウイルスでは絶対に有り得ないことなのです。しかも現代医学はなぜ牛痘が人間にも効くのかについて今なおその根拠を誰も見つけていないのです。

  一方中国では昔から一度感染症にかかった人は、二度と同じ感染症にはかからない事が知られていたのです。一度病気に罹ると二度罹ることはないという病原体に対してのみワクチンが作られるということを600年前に中国人が経験的に知り実践されていたのが人痘です。今回の新型コロナウイルスは一度罹ってもまた罹るのでこれだけでもコロナに対するワクチンは絶対にできないという根拠になります。中国では一度、感染症にかかり治った人の体には特別な力があると考えられていたのは正しかったのです。つまり免疫の力を特別な力であると気が付いていたのです。そこで例えば天然痘の治りかけの患者のカサブタの膿を接種させる方法をとったのでした。これは先ほど述べた「人痘」と呼ばれる方法ですが、効果があるのですがウイルスそのものですからそのウイルスによる病気になる可能性もあったのです。この免疫をつける方法を発展させたのが先ほど述べたジェンナーだと言われていますが私はそうは思いません。ジェンナーは牛痘と人痘の違いについては理解していなかったからです。たまたま彼は乳搾り女性たちが牛の天然痘にかかってしまうと人間の天然痘にかからないのは牛の天然痘のカサブタが人間の天然痘にも効果があると考え、この牛の天然痘のカサブタを人間に接種させたところ、人間の天然痘の予防効果があることを見つけ出したのです。しかし本当の天然痘に罹る人がいたので人痘は普及しなかったのです。ちなみにラテン語で雌牛の事を「ワッカ」と言うので、ワクチンという言葉が生まれたのです。

  一方、新型コロナウイルスについては生ワクチンや不活化ワクチンを作るのに時間と金がかかるの早急に作られる期待が極めて低いので、簡単でかつ安価に作れるmRNAタンパクワクチンを数か月で完成したのです。

  例えばインフルエンザHAワクチンの不活化ワクチンを孵化前の鶏卵を用いてワクチンを作る方法は死んだインフルエンザウイルスを使いますが、抗体を作るにはある程度のウイルス量を体内に提示しなければなりません。つまり、大量のウイルスを作ることが必要になりますが、ウイルスは細菌と違って生きた細胞の中でしか繁殖させることが出来ないので、生きた動物の体が必要になります。もちろん、量を増やすのに人間の体を使うわけにはいかないので、通常は孵化前の鶏卵を使います。孵化(ふか)とは、動物の卵が孵(かえ)ることであり、卵から新しい個体が生まれてくることです。英語でハッチング(Hatching)と言います。鶏卵は受精後20日程で孵化しますが、10日目位に卵に対してインフルエンザウイルスを注射で注入します。そうすると数日経つとウイルスが最高潮に増えるので、そのタイミングで卵を割ってウイルスを集めます。時間が経ちすぎると生まれつつあるヒヨコの免疫細胞にウイルスが殺されてしまうのでタイミングが大切です。そして増えたウイルスをホルマリンに付けると死んでしまうので不活化ワクチンが出来ます。卵一個につき一人分のワクチンが出来ます。仮に77億人の人類全てに不活化ワクチンを作って接種するのには77億個の卵が必要となります。ちなみにこのワクチンを作る農園の情報は国のトップシークレットになります。もし万が一その農場が攻撃されたり、鳥インフルエンザウイルスをばら撒かれたりしたら、その年のインフルエンザの流行が蔓延することになります。バイオウォーをやりたければ最高のトップシークレットとなるのです。また鶏卵で作るので、インフルエンザHAワクチンの副作用で多いのは卵アレルギーです。というよりも卵に含まれる化学物質アレルギーが起こりやすくなります。したがって今回の新型コロナの鶏卵を使ったワクチン開発の研究は初めから行われていなかったのです。

  mRNAワクチンは、ウイルスのRNAの配列を決める塩基の並びを遺伝子工学を使って化学的に人工合成して、その断片の遺伝子をヒト細胞へ挿入するトランスフェクション(transfection、日本語で遺伝子導入)という方法を用います。トランスフェクションとはウイルスの核酸(DNA または RNA)を人工的に細胞に導入することです。その遺伝子情報を転写されたmRNAを取り込んだ細胞は、複雑な過程を経てその遺伝子情報をタンパク抗原に変えます。そのタンパク抗原はあくまでもコロナの遺伝子情報で生まれたタンパクですから、人間にとって異物となり、抗原として免疫細胞に認識され、免疫応答を開始します。理論的にはそうですが実は今まで成功したことがないのです。いずれにしろ人工mRNAを取り込んで人体にとって異物となる新型コロナウイルスのタンパクを作った細胞は、そのタンパク抗原をペプチドにまで分解します。抗原提示細胞(APC)でない一般の細胞は主要組織複合体の1つであるMHC1しか持っていないのですが、抗原提示細胞(Antigen-presenting cells、略してAPC)である樹状細胞、大食細胞、B細胞、胸腺上皮細胞の4つは、MHC2と抗原ペプチドと結びついてヘルパーT細胞に提示してヘルパーT細胞に認識させることができます。ここでも大きな疑問があります。なぜならば抗原提示細胞(APC)がAPCとしての働きを果たすためにはウイルスの感染が樹状細胞や大食細胞などにAPCに起こり、APCが持っている Toll様受容体(Toll-like receptor、略してTLR)と呼ばれる受容体タンパク質でウイルスを直接異物として認識できたときに初めて自然免疫を作動させ、ヘルパーT細胞などの獲得免疫が働き始めるのです。つまりmRNAは決してウイルス自体ではなく、さらにmRNAが作るタンパクもウイルスそのものではないので、絶対に樹状細胞に感染することができないので獲得免疫のヘルパーT細胞が活性化されることがないからです。ただ単にウイルスのタンパクを樹状細胞が取り込むだけでは、ヘルパーT細胞が活性化されないのが免疫学の常識なのです。ヘルパーT細胞の手助けがないとBリンパ球が作れる抗体はIgMだけであり10日間前後で消えてしまうのです。必ずB細胞がIgMからIgGに抗体のクラススイッチするためにはヘルパーT細胞の力を借りなければ絶対に無理なのです。抗体のクラススイッチをしないB細胞はメモリーB細胞になれないのでワクチンは作れないのです。メディアで報道されているB細胞が作る抗体はIgM抗体にすぎないのです。TLRやその他の自然免疫に関わる受容体は、ウイルスをはじめとする病原体に常に進化上保存されて存在し、宿主が持っていないしかもウイルスだけが持っている特異的な抗原パターンでなければTLRは異物として認識できないのです。したがってTLRが認識できるのは、細菌表面のリポ多糖(LPS)や、細菌の鞭毛のフラジェリン、ウイルスの二本鎖RNA、細菌やウイルスのDNAに含まれる非メチル化CpGアイランドなどを認識するようにできているのです。ただ単にmRNAワクチンで作ったタンパク抗原では樹状細胞のTLRに異物として認識されないのです。

  ちなみに宿主のCpG配列はメチル化されているのでウイルスのCpG配列とは区別されるのです。この塩基の配列をCpGアイランドと言い、シトシン(C)の次にグアニン(G)が現れるタイプの2塩基配列(ジヌクレオチド)であるCpGの出現頻度が、ゲノム中で他と比べ高い領域なのでアイランド(島)というのです。CpGの「p」の文字は、シトシンとグアニンを結びつけるホスホジエステル結合を示しています。TLRは特定の分子を認識するのでなく、上記のようなウイルスのある一群の分子を認識するパターン認識受容体の一種であり、進化の中で保存されてきた特異的な受容体なのです。このような特異的な配列は新型コロナウイルスのmRNAに含まれているかは明らかにされていません。

  mRNAワクチンは遺伝子情報ですからヌクレオチドの重合したものです。人体に投与された遺伝子情報であるヌクレオチドはどの細胞に取り込まれるでしょうか?いずれにしろ抗原提示細胞となる樹枝状細胞やマクロファージに取り込まれたとしても、このヌクレオチドは新型コロナウイルスの分子タンパクではないのでTLRには認識されません。認識されなければTリンパ球を刺激するTh1細胞の分化を促進するためのIL-12とIFN-γなどのサイトカインは産生されません。

mRNAワクチンとDNAキャリアワクチンは遺伝子情報ワクチンである。必ず失敗する。

m mRNAワクチンと既に書いたDNAキャリアワクチンの両者とも、遺伝子情報をワクチンに変えるという考え方は同じことなのです。違いはただ1つ、DNAの遺伝子情報(設計図)が転写されてmRNA(指示書)に変わっただけで、既に述べたように、DNAキャリアワクチンが出来ないのと同じように、mRNAワクチンも絶対に出来ません。DNAワクチンは絶対にできないという私の文章のDNAという単語をmRNAに差し替えて読んでもらえればいいのです。阪大の森下先生の鳴り物入りのDNAワクチンはいつの間にか消えてしまいましたね。なぜでしょうか?うまくいかなかったからです。mRNAワクチンも同じ運命を辿らざるを得ません。残念ですが。

ここでmRNAワクチンがワクチンとして価値があると主張している人の不充分な証拠が何1つとしてない考え方をお伝えしておきましょう。下に 英語ですが、考え方の概略図を掲げておきます。上の図と下の図は、基本的には同じ図ですが、下の図はゴルジ体(Golgi apparatus)が付け加えられています。ゴルジ体は複数の層から成り立ち、小胞体(endoplasmic reticulum、略してER)と機能が連携しています。

ゴルジ体の仕事は、タンパク質や脂質に糖鎖を付加して、タンパク質を修飾することや、小胞からタンパクの輸送の発着点となります。

まず 脂肪膜(lipid coat)で包まれた mRNAワクチンが人体に投入されると、脂肪膜から脱出した遺伝子情報であるmRNAが放り出され、この遺伝子情報を持ったmRNAがタンパク製造工場であるリボゾーム(Ribosome)に運ばれ、左に掲げた新新型コロナウイルス抗原であるスパイクになるタンパク質が合成されます。


ウイルスのスパイクは細胞に感染するための足場になります。このウイルス抗原が細胞質にあるタンパク分解酵素であるプロテアソーム(Proteasome)で、ユビキチンで標識されたタンパク質だけをペプチドに分解します。このペプチドがMHC-1というタンパク分子と結びついて細胞膜まで運ばれてウイルスが細胞に感染していることをキラーT細胞に知らせるのです。

プロテアソームとは何でしょう?

タンパク質は、細胞内で絶えず合成と分解を繰り返しており、新陳代謝と呼ばれる動的なリサイクルシステムを形成しています。細胞内に生じた不良品や不必要品の除去をプロテアソームの働きです。真核生物の細胞内には進化的に保存された二つのタンパク質分解系があり、1つ目はユビキチンプロテアソームシステム(UPS)と2つ目のオートファジーリソソームシステムがあります。このうちユビキチンプロテアソームシステム(UPS)はユビキチンで標識された選択的にタンパク質を分解する中心的な酵素系です。UPSのプロテアソームは、ユビキチンがついているので26Sプロテアソームとも呼ばれ、ユビキチンは76個のアミノ酸からなるタンパク質で、タンパク質分解、のみならず、タンパク質の修飾やDNA修復、翻訳調節、シグナル伝達などの生命現象に関わり、細胞内のいたる所に存在しているので、普遍的なという意味を持つユビキチンという名前が付けられました。進化的な保存性が高く、すべての真核生物でほとんど同じアミノ酸配列をもっているのです。

 ペプチドに分解されたウイルスのスパイクの成分となるタンパクが分解されたペプチドが上の図で分かるように小胞体(endoplasmic reticulum、略してER)に運ばれ、ここでMHCクラスⅠとMHCクラスⅡというタンパクと結合します。本来、MHCクラスⅠはウイルスのペプチドと結びついてキラーT細胞にウイルスの抗原を提示する細胞がウイルスと一緒に殺してくれと、キラーT細胞に頼むために用いるタンパクがMHCクラスⅠであります。なおMHCクラスⅠは別にクラスⅠMHCとかMHCⅠ分子とかMHC-Ⅰと書く場合もあります。一方、MHCクラスⅡ(クラスⅡMHC、MHCⅡ分子、MHC-Ⅱ)は、ウイルスのペプチドと結びついてヘルパーT細胞に提示して、このようなペプチドを持った病原体が細胞に感染していますよということをヘルパーT細胞に教えるためのタンパク分子です。このように、抗原提示細胞(APC)はMHC-ⅠとMHC-Ⅱを用いて2つの仕事をするので、このような抗原提示を交差提示(cross-presentation)といいます。ところがMHCクラスⅠとウイルスのペプチドが結合した複合体がキラーT細胞(CTL)に提示して認識されてしまうと、キラーT細胞に提示した抗原提示細胞(APC)もキラーT細胞に殺されてしまうので、MHC-Ⅱを用いてヘルパーT細胞に提示する本来の抗原提示細胞(APC)の仕事が途絶してしまうので、今なお交差提示が本当にあるのか疑問視する医学者もいます。原則的には、抗原提示細胞(APC)の本来の仕事はMHCクラスⅡに敵のペプチドを乗せて、この抗原ペプチドをヘルパーT細胞に提示するのが本来の仕事であることが現代の免疫学の常識となっています。

MHCⅠとMHCⅡの仕事はペプチドを乗せることです。MHCⅠが結合するペプチドは細胞内で作られるタンパクの分解産物であるペプチドです。言い換えると、MHCⅠは内因性(endogenous)のペプチドです。それではウイルスのタンパクは細胞の外部から細胞に侵入する外因性(exogenous)のタンパクなのに何故MHCⅠと結合するのでしょうか?それは細胞に侵入したウイルスは自分のウイルスの遺伝子をタンパクに翻訳するリボゾームがないので、感染した細胞のリボゾームを利用してタンパクを作るのでこのタンパクはまるで細胞自身のタンパクになり、このタンパクを分解してペプチドにしてしまった後、MHCⅠと結びついてキラーT細胞に提示されるのです。言い換えると、MHCⅠは内部の異常を免疫に伝える働きがあることになります。

 一方、MHCⅡは外から細胞に入ろうとする病原体(ウイルスや細菌)などのタンパクをファゴソーム(Phagosome)で取り入れて、細胞内のリソソームと融合してリソソームでそのタンパクを加水分解でペプチドにしてしまいます。このペプチドを乗せるのがMHCⅡですからMHCは細胞の外部で異常が起こっていることを知らせる仕事をしていると言えます。。

ファゴソーム(Phagosome)とは何でしょう?

  ファゴソーム(Phagosome)とは、食作用で吸収された粒子の周りに、粒子の周囲の細胞膜が融合して形成される小胞です。ファゴソーム(Phagosome)の中で病原体微生物が消化されて殺されます。ファゴソームの成熟の過程でリソソームと融合し、ファゴリソソームとなります。

リソソーム(lysosome)とは何でしょう?

  リソソーム(lysosome)は真核生物である人間の細胞小器官の1つであり、リソソームの内腔はpH5前後に酸性化されており、種々の加水分解酵素(Hydrolase)を含んでいます。リソソームは細胞内や細胞外のタンパク成分の分解機能を担い、分解基質はエンドサイトーシス、オートファジーなどの経路によって最後はリソソームに輸送され加水分解されます。

  途中遠回りし過ぎましたが、どのようにして遺伝子情報であるmRNAが、新新型コロナウイルスのスパイク抗原が、最後はMHCⅠ分子に乗せられたペプチドをキラーT細胞(CTL)に提示する様子と、もう1つが抗原提示細胞のMHCⅡ分子に乗せられたペプチドをヘルパーT細胞(Th)に提示するかというメカニズムについての、メディアが報道する内容について説明しました。これだけの説明だけでは、単にDNAやmRNAの遺伝子情報が作らせたウイルスの抗原タンパクをT細胞(キラーT細胞とヘルパーT細胞)が認識するかという話で終わります。

この先に続くべき話がmRNAでワクチンができるかどうかの最も重要な説明となるのですが一切触れられていません。一番大事なmRNAワクチンを投与された健康人が、このmRNAワクチンが新新型コロナウイルスにかかると二度とかからないというワクチンの効果については一切触れられていないのです。本当につまらないmRNAワクチンですね。アッハッハ!さらに、メディアの報道では抗体ができるとかできないとか云々していますが、B細胞がどのようにしてIgMやクラススイッチして作られるIgG抗体を作り、かつその抗体を作るB細胞がいつまでもウイルスを覚えているかについても一切触れられていません。悲しいですね。

B細胞のレセプターはこの世のあらゆる物質を認識でき、しかもヘルパーT細胞の手助けも借りずに五量体のIgM抗体を産生できますが、この五量体のIgM抗体を作り出すBリンパ球はメモリーB細胞には絶対になれないことも、どのメディアも書きません。まさに今回、数ヶ月で政治が作らせたmRNAが医学ではなくて政治的に作られたものであるということがお分かりになりますね。mRNAワクチンがワクチンとして効果がない上に副作用が連発したら誰が責任を取るのでしょうか?疑問だらけですね。

ついでにもう少しIgM五量体について触れておきましょう。実際、IgMが単量体でオプソニン作用や中和抗体としての仕事をすることは少ないのです。しかもIgMの半減期は1日ですから、ますますIgM抗体のオプソニン作用や中和抗体としての価値は3週間の半減期であるIgGと比べて価値がないのです。半減期というのは10個のIgMが1日で5個半分になってしまうことです。

オプソニン作用とは?

微生物などの抗原に抗体や補体が結合することにより抗原が食細胞に取り込まれやすくなる現象で、オプソニン化とも呼ばれます。オプソニンはドイツ語で「味付け」という意味です。

中和作用とは? 抗体の働きとは?

ウイルスに特異的な抗体は、ウイルスが細胞に結合して感染するのを阻止する作用であり、その作用を持っている抗体を中和抗体と言います。抗体にはさまざまな働きがあります。抗体にはウイルス(異物や抗原)を分解する作用はありませんが、補体やマクロファージ、好中球などの貪食細胞を活性化してウイルス(異物や抗原)を排除します。抗体の働きは1)異物(抗原)の中和作用、2)オプソニン化、3)細胞溶解、4)炎症を起こして異物を排除するという4つがあります。

IgM抗体の出番はあくまでも感染の最初期だけであるのです。一方、IgGの半減期は3週間経って初めて10個のIgGが5個になるのでいかにIgGが長持ちするかわかるでしょう。しかもIgMは自然免疫である補体のC1複合体を活性化するだけですから、IgMは高等免疫というよりも自然免疫に属していると言っても過言ではないのです。それはちょうどNK細胞(ナチュラルキラー細胞)は生まれは高等免疫であるTリンパ球に属しているのですが実際の働きは高等免疫の持つ特異性はないので自然免疫の細胞の1つとされているのと似ています。

B細胞はコロナウイルスに初めて出会うとヘルパーT細胞の手助けなしに、骨髄で産まれた時にすでに持っている膜抗体であり、同時にコロナウイルスだけを認識できる特異的なIgMと結びつき、活性化すると分泌抗体になり血中に放出されると5つのIgMが結合して五量体になります。ちなみに分泌型抗体が多量体の二量体になっている抗体は他にもあります。分泌型IgAは2つのIgAが結合した二量体の抗体になっています。COVID-19の感染の初期にこのIgM抗体を産生し続けると補体活性化の1つの経路である抗体に依存する古典的経路のC1補体複合体は最初に活性化され、連続的に経路が活性化され最後は病原体を殺してしまいます。1つのBリンパ球は骨髄で生まれた時に10万個の同じIgM膜抗体を持っています。ところがもっと強力な抗体の作用を持つIgGを作るのにIgMをIgGにクラススイッチさせるのに10日前後の時間がかかるので、感染の最初期にはまず抗体としては効率が悪いIgMが作られ、このIgMが自然免疫である補体と結びつき、かつコロナウイルスの抗原とも結合して捕まえているので、オプソニン作用や中和作用で自然免疫の好中球や大食細胞に殺させることができます。IgM膜抗体は同時にBリンパ球(B細胞)の抗原レセプター(B cell receptor、略してBCR)であり、このレセプターは何十億ともいわれる種類があり、この世界の無限大と言われるあらゆる種類の有機物質と結びつくことができるのです。それはBリンパ球自身の種類が無限大であるからです。しかもヘルパーTリンパ球の手助けはいらないのです。しかもクラススイッチすることによって無限大の種類のIgGを作ることができるのです。したがって、抗体はこの世にあるあらゆる有機物質を認識し、人体を異物から守る最高の免疫の働きを現代の製薬メーカーの作る薬で抑制して新たなる病気を作っているにも関わらず悦に入っているのです。悲しいですね。補体にはついてはここを読んで下さい。IgM五量体の主要な目的は補体を活性化することです。補体を活性化することを英語でfixing complementといい、fixは結合する。complementは補体という意味ですから、fixing complementを補体結合と訳します。何故ならばIgMは補体と結合して初めて補体を活性化することができるからです。生まれたてのクローンB細胞のIgM膜抗体受容体は数多くのコロナウイルスと結合してもヘルパー1型Tリンパ球(Th1)の手助けがなければ、絶対にIgM抗体をIgG抗体にクラススイッチすることができません。

それではナイーブT細胞(Th0)がTh1細胞になるためにはどんなサイトカインが必要でしょうか?

 それは樹状細胞(Dendritic cells、略してDC)や大食細胞が作るIL-12が最も大切であります。なぜならば、Th1というのは病原体を殺すために存在するヘルパーT細胞ですから、まずIL-12を作って殺しに関わるNK細胞やヘルパーT細胞を活性化し、ナイーブTh細胞をTh1にします。この分化成熟したTh1はIL-2を作り出し、ナイーブキラーT細胞を活性化し、増殖させ病原体が感染した細胞をこのキラーT細胞によって細胞もろともコロナウイルスやヘルペスウイルスを殺させてしまうのです。さらに必要な条件は病原体の抗原ペプチドを認識した樹状細胞が同じ抗原ペプチドを認識するナイーブT細胞と結びつく必要があります。樹状細胞(Dendritic cells、略してDC)のMHCⅡと抗原ペプチド複合体とナイーブT細胞の受容体(T cell receptor、略してTCR)とが結びつくことが第一条件ですが、さらに第二の条件としてDCのB7とナイーブT細胞のCD28が同時に結びつかなければならないのです。ナイーブT細胞という時はCD4ヘルパーナイーブT細胞とCD8キラーナイーブT細胞の2つが含まれていることを確認して下さい。

IgM抗体の話に戻りましょう。二次リンパ組織であるリンパ節で同じコロナウイルスのペプチド抗原を認識できるTh細胞とB細胞の初めての出会いは1日ぐらいは続きます。その間に同じクローンのB細胞のいくつかは活性化して増殖して比較的親和性の低いIgM抗体を作ります。もちろん、これらのIgMを産生するB細胞はIgMからIgGへの抗体のクラススイッチや体細胞超変異(Somatic super-mutation)もできません。しかしながらウイルスの攻撃に素早く反応出来ることはすでに述べました。

どのようにして抗体のクラススイッチと体細胞超変異が生まれるのか? 

下に絵図を三枚掲載しておきます。左からリンパ節(二次リンパ器官)、次に一次リンパ濾胞、右端は二次リンパ濾胞の絵図です。絵図を見ながら解説を読んで下さい。この説明は極めて複雑でややこしいので先に結論めいた文を書いておきましょう。

リンパ濾胞は二次リンパ器官(リンパ節)の特別な領域です。そこでBリンパ球はオプソニン化された濾胞樹状細胞の格子を通って濾過されるようにB細胞が通過して入っていくのです。リンパ樹状細胞と同じ抗原に出会い、かつT細胞の手助けをもらったB細胞は死ぬことを免れるのです。このように救われたB細胞は増殖し、かつ体細胞超変異と抗体のクラススイッチを受けることができるのです。まさにリンパ濾胞はB細胞の分化に極めて重要であるのです。

どのようにキラーT細胞は活性化するのか? 

Tfhはどのようにしてオプソニン作用を抗原を受けることができるのか? 

それではリンパ節内でどのようにしてクラススイッチも体細胞超変異が起こるかを詳しく説明しましょう。 分泌IgM抗体をまだ作っていないB細胞とそのB細胞が認識しているTfhは濾胞中心に共に移動します。そこでクラススイッチと体細胞超変異が起こるのです。

Tfhとは何でしょう?

 まずTfhは英語でFollicular Helper CD4 T Cells 、略してTfh、訳して濾胞ヘルパーT細胞です。TfhのFはFollicular(濾胞性)で、hはHelper (助っ人)の略です。左の図を見て下さい。二次リンパ組織(リンパ節)の瀘胞胚中心の形成および高親和性B細胞の選択と記憶B細胞や形質細胞への分化にCD4+T細胞が重要な役割を果たしていることは以前から知られていた.近年,CXCR5を発現することにより二次リンパ組織の瀘胞胚中心に位置するCD4+T細胞サブセットがT細胞依存的な抗体産生に重要な役割を果たすことが明らかとなり,濾胞ヘルパーT細胞(Tfh細胞)と命名されました。

濾胞とは何でしょう?瀘胞胚中心とは何でしょう?

 濾胞というのはリンパ濾胞を縮めて言います。リンパ節とパイエルパッチと脾臓の3つから成り立つ二次リンパ器官はすべてリンパ濾胞(濾胞)があります。リンパ濾胞は初めは一次リンパ濾胞として産まれます。一次リンパ濾胞(Primary lymphid follicle)に一番多いのはBリンパ球で、次に多いのはリンパ濾胞の住人として住み続けている濾胞樹状細胞(FDC)がB細胞という海の中に存在する濾胞樹状細胞(濾胞樹枝状細胞)でありイメージとしてはBリンパ球という海に濾胞樹状細胞が島が存在していると想像して下さい。このFDCは上の絵図に描いたようにヒトデに似た形をしているのですが、抗原提示細胞である樹状細胞(DC)とは形は少し似ていますが機能が全く違っています。DCは骨髄で作られ、あらゆる組織に血流にのって移住する敵を捕まえる斥候のような仕事をしますが、FDCは受精細胞である胚胞細胞(Embryo cells)が生まれると妊娠中期(second trimester)にはすでに出来上がったリンパ節に住み着いているのです。APCである樹状細胞(DC)の役割はMHCⅡ分子と敵のペプチド(抗原)の2つをT細胞に提示することでありますが、濾胞樹状細胞の役割はB細胞に抗原を提示する役割を持っていますから抗原を提示する対象が違うのです。

それではどのように濾胞樹状細胞がBリンパ球に抗原を提示することができるのでしょうか?

 自然免疫の補体はすべての敵に対して結びついてオプソニン作用や中和作用やMACという働きがあります。補体はここを読んで下さい。上に「BCRと補体レセプターとSARS-CoV-2のEpitopeとの架橋図」と下に「BCRとSARS-CoV-2のAntigenのEpitopeとの架橋図」の2つを掲示しておきます。

組織で補体が引っ付けたSARS-CoV-2ウイルスがリンパや血液に乗ってリンパ節にまで運ばれます。補体がSARS-CoV-2と結びつくことを補体のオプソニン作用といい、あるいはSARS-CoV-2をオプソニン化した補体と表現します。この補体によってオプソニン化されたSARS-CoV-2の抗原(Antigen)はリンパ節に運ばれるとリンパ濾胞に住んでいるFDCによって奪い取られます。FDCはこの奪い取ったSARS-CoV-2の抗原をリンパ濾胞に大量にみられるBリンパ球に提示するのです。FDCがリンパ濾胞でDCから奪い取ったSARS-CoV-2の抗原をBリンパ球に提示しEpitopeをB細胞のレセプターに結びつける仕方は架橋というやり方です。SARS-CoV-2抗原のEpitopeを架橋(cross linking)できるのはBCRは1つのB細胞に10万個あるので、この10万個のBCRに結合するSARS-CoV-2のEpitopeが多ければ多いほど架橋できる橋が長くなり、Epitopeと結びついたBCRが多くなり架橋(cross linking)によってEpitopeから受け取った情報を大量にBリンパ球の核に素早くしかも強力に伝えることができるのです。

濾胞はリンパ球の類円形(楕円形)をした集まりであり,2種類あり一次濾胞と呼ばれる小型リンパ球の集簇(集まり)と二次濾胞と呼ばれるマントル帯と胚中心からなる2つがあります。このような濾胞構造はBリンパ球が大部分を占め,濾胞同士の間(濾胞間)はT細胞が多いのです。DC(樹状細胞)により抗原刺激を受けていないBリンパ球はナイーブB細胞とよばれ,多くは濾胞間領域でDCによる抗原刺激を受け,その一部が髄質に移行し短命な形質細胞になります。

二次濾胞はどのようにして形成されるのでしょうか?

 形質細胞にならなかった残りのナイーブB細胞は濾胞樹状細胞(follicular dendritic cell、略してFDC)の存在する一次濾胞の辺縁部に移動し,増殖を開始します。増殖したB細胞がFDC領域のほぼ全域を占めると,一次濾胞を形成していたB細胞は周辺に追いやられマントル帯となり,二次濾胞を形成します。濾胞内の中心(胚中心)においてBリンパ球は,免疫グロブリン遺伝子に体細胞突然変異(Somatic super-mutation、別名 体細胞超変異)を生じ,さらに濾胞樹状細胞(follicular dendritic cell、略してFDC)の抗現とMHCⅡ複合体を見せつけられてメモリーB細胞へと成熟していくのです。皆さん、永遠に効果のあるワクチンを抗体を作るのはリンパ節であり、以上に述べたようなプロセスを通らなけらばワクチンでメモリーB細胞ができないことを十分理解して下さい。

しかも抗体のクラススイッチも体細胞超変異が起こるには、Tfh細胞(Follicular Helper CD4 T Cells)が持っているCD40Lタンパクと濾胞中心にいるB細胞の表面にあるCD40との相互作用が必要であることも覚えておいて下さい。

まず体細胞超変異が起こるのは、今述べたようにリンパ節の濾胞中心(germinal center)のB細胞とTfh細胞間の相互作用によって促進されます。抗原と強く結びやすい結合できる高親和性のレセプター受容体を持っているB細胞は樹状細胞からより多くの抗原を奪い取り?、かつこのより多くの抗原をB細胞のMHCⅡによってTfhに提示することができます。なぜならば、B細胞もAPCの1つであるのでMHCⅡ分子を持っているからです。その代わりに、これらのB細胞はTfhヘルパー細胞が手助けしてB細胞がより急速に増殖することが濾胞中心のダークゾーン(暗調域)にB細胞が入ると可能となります。ダークゾーンはBリンパ球が急速に分裂して増殖する場所です。




左にリンパ節とリンパ濾胞拡大図の絵図を示します。左のlight zoneは明調域であり、FDCは濾胞樹状細胞(Follicular dendritic cell、略してFDC)です。左のgerminal centerは胚中心です。胚中心は見にくいですが点線で囲まれている楕円形の中にあります。

さてクラススイッチと体細胞超変異が起こるには、Thの1種類であるTfh細胞が持っているCD40Lタンパクとリンパ節胚中心(germinal center)とB細胞が持っているCD40タンパクとの相互作用が必要なのです。まずTfhとは何でしょう? Tfhはfollicular helper T cellといい、日本語で濾胞性ヘルパーT細胞と訳します。濾胞ヘルパーT細胞(Tfh細胞)は、二次リンパ組織(リンパ節)の瀘胞胚中心(germinal center)の形成と高親和性B細胞を選び出すにも、かつ記憶B細胞や形質細胞への分化にもCD40-T細胞が重要です。Tfhヘルパー細胞はCXCR5というレセプターを発現しています。CXCR5 レセプターに対するリガンドである CXCL13 はリンパ濾胞での胚中心(germinal center)に存在しており,CXCR5 を発現する Tfh 細胞は胚中心(germinal center)に局在しています。二次リンパ組織(リンパ節)の瀘胞胚中心(germinal center)に存在しているのがTfh細胞であり、抗体産生にCD40-T細胞サブセットであるTfh細胞がIL-4やIFN-γなどのサイトカインを産生して、Bリンパ球の抗体のクラススイッチを行わせます。IL-4はIgEのクラススイッチを起こし、IFN-γはIgGのクラススイッチを引き起こすサイトカインであります。

2021.2.7

  私がこれまでDNAワクチンやmRNAワクチンはできないという根拠のポイントの1つは、要するに樹状細胞に直接新新型コロナウイルスが感染しなければ、未熟T細胞を成熟したヘルパーT細胞に分化させることができないので、遺伝子情報で作られたmRNAは何の価値もないと説明してきました。ましてや新新型コロナウイルスは一度かかったら必ず免疫がつくという代物ではありません。この事実1つをとってもどんなワクチンを作ろうとしても、絶対に新新型コロナウイルスに対してワクチンは作れないのです。作れない理由を色々と細々説明してきたのですが、モデルナやビオンテックが作ったこんな欠陥の多いmRNAワクチンを接種することを望まないのみならず絶対にしません。私は中国方式で今も服用しているように漢方煎じ薬の清肺排毒湯を感染すれば、かつ予防の必要があるときにも服用し続けます。当院では初診で予防投与として、かつ自分の免疫で新新型コロナウイルスを殺す手伝いをする松本式 清肺排毒湯加減法を電話診察で必要な方に送ることができます。本場の中国の清肺排毒湯は4つの麻杏甘石湯、射干麻黄湯、小柴胡湯、五苓散の4つの処方を組み合わせたものが基本ですが、当院の松本式 清肺排毒湯は麻杏甘石湯、小柴胡湯、五苓散、清肺湯の4つの処方を組み合わせて経験的に確実に効果のあるコロナ用の松本式 清肺排毒湯加減法と名づけました。

 興味のある人は、私のホームページで、どのようにして抗体が作られ、記憶リンパ球が生まれ、かつどのようにして記憶B細胞が生まれるか、さらに記憶キラーT細胞が成熟していくかについて、あちこちで書きまくっているのでしっかり読んでください。とくに新型コロナウイルスは細胞に感染して初めて生き続けかつ増殖するので、細胞もろともCOVID-19を殺すキラーT細胞や記憶キラーT細胞が絶対に必要ですからmRNAワクチンが、このようなキラー細胞(CTL)を分化成熟させるかについて詳しい説明が必要ですが一言も書かれていません。私は診療で何十年にわたっていつも言い続けてきたのですが、病気を治すのは自分の免疫でしかない、その免疫を助ける世界で唯一の薬は中国医学が3000年前からあらゆる病気を治し続けてきた漢方煎じ薬です。悲しいことに中国の政治体制が国家資本主義ですから、資本主義が完全になくなることを恐れている大金持ちの個人や会社が支配している欧米の資本主義国は、中国のやることなすことケチをつけていますが、中国から貧困がなくなったことを高らかに習近平は宣言したことを知っていますね。人類発生以来、貧困と病気に悩んできたホモサピエンスの14億人の中国から貧困を撲滅したことは人類最高の幸せでありますが、資本主義国家は残念ながら認めようとしません。さらに新新型コロナウイルスを制圧した国家資本主義体制と中国医学の素晴らしさをも称賛するどころか、独裁主義だと非難するばかりで中国から学ぼうとしないのは、世界中の資本主義国家の虐げられた民衆の不幸が続くことを意味します。正しいことは独裁的に行うべきでありますが、人の命よりも経済が大事な資本主義の国々の政治の目的は中身のない民主主義を喧伝するばかりであり貧困と病気をなくすことができないのです。中国文明圏以外の資本主義国家の欧米は新新型コロナウイルスに対しては手の出しようがないのです。COVID-19に対するワクチンは絶対に作ることができないので、欧米の民衆たちの苦しみは弥益(いやます)ばかりとなるでしょう。心配なく、今日も未来も生きていれば幸せであるためには飯を食べるという不安と同時にCOVID-19が制圧されることがまず必要です。COVID-19のみならず、人類を苦しめてきた他の病気の全ても自分の免疫でしか治せないということを知っておいてください。西洋医学もワクチンと抗生物質が免疫をヘルプすることによって、病気を治し、健康を維持し、寿命を伸ばすことができました。しかし、全ての病原体に対してワクチンが出来るわけではありません。既に何百回と書きましたが、ヘルペスウイルスやエイズウイルスやマラリアやエボラ出血熱やインフルエンザウイルスや結核なども、本当のワクチンは今なお作られてはいないのです。ワクチンが作れない新たに加わった人工ウイルスである新新型のコロナウイルスなのです。東洋文明の国々は新新型のコロナウイルスの感染も少なく、かつ死亡者も少ないのは、まさに中国医学の精華である漢方煎じ薬の清肺排毒湯です。清肺排毒湯が全人類をコロナ禍から救うことができます。清肺排毒湯、万歳!万歳!大万歳!アッハッハ!

2021/1/22

 ”Toll”はドイツ語で”Great”と”Curious”の両義をもつ語が、ヒトではTLR1からTLR10まで10種類があります。TLRは、ウイルスをはじめとする病原体のもつ特異的分子により活性化されて二量体を形成することで機能します。多くのTLRは同種分子からなるホモ二量体として働きますが、TLR2はTLR1やTLR6との間でヘテロ二量体をつくり、これらのヘテロ二量体は互いに特異性が異なります。ウイルスと結合し活性化されたTLRは、細胞内シグナル伝達経路を介して、転写因子であるIRF(Interferon regulatory factors)やNF-κBを活性化し、ウイルスが感染した細胞を自殺死させるIFN-α、IFN-βまたその他のサイトカインであるIL-1、IL-6、IL-8などを誘導し、獲得免疫、あるいは炎症の仲介をするのです。これらのサイトカインは、JAK-STATシグナル伝達経路(Janus kinase-signal transducer and activator of transcription、ジャック-スタット・シグナル)で核に伝えられます。インターフェロン(IFN)は強力な抗ウイルス作用を有する自然免疫のサイトカインであり、I型からIII型の3種類あります。ウイルス性肝炎の治療として臨床応用されているIFN-αやIFN-βはI型に属し、ウイルス感染細胞において産生され、ウイルス感染細胞もろともウイルスも殺してしまうのです。

 さてここでJAK-STATシグナル伝達経路(Janus kinase/signal transducer and activator of transcription pathway)の役割は極めて包括的で、かつ多様性で、かつ個別性に富んでいるのでシグナル伝達経路を完全に理解することは極めて難しすぎますので、まず全体としてのJAK-STATシグナル伝達経路についてまとめておきましょう。その後JAKとSTATについて個々に勉強しましょう。

炎症促進活性の調節におけるヤヌスキナーゼ/シグナルトランスデューサーおよび転写経路の活性化因子の役割はJaks(Janus kinases)は、複数あり非常に特殊な機能を持つチロシンキナーゼの小さな4つのファミリーです。Jaksがサイトカイン依存性シグナルの伝達において重要な機能を持っているのみならず、Stats(signal transducer and activator of transcription)も複数あり、小さいファミリーながらも進化的に長く保存されてきた転写因子のファミリーであり、Statsは受容体とJakの相互作用によって開始されるシグナルをさらに核にまで伝達し、非常に特異的な機能を果たしていますが、具体的にサイトカインのシグナルを核に伝えた後どんな仕事をしているかについては情報がありません。ただ6つのStatsのうち少なくとも4つは、宿主の防御と免疫応答を調節する主要な機能を持っていることがわかっています。サイトカインによって発現された遺伝子は残念ながら比較的少数しか同定されていません。Statsがどのように相互作用してこれらの遺伝子の発現を調節するのか、そしてサイトカイン受容体から発するシグナルが転写活性化にどのように影響するかなどが今なお不明です。さらに解決すべきもう1つの重要な問題は、JaksとStatsが非サイトカイン受容体の必須の中間体としてどの程度機能するかです。さらにJakファミリーとStatファミリーのメンバー、およびSOCSファミリーのメンバーがどのように相互作用し、機能するかをより明確に理解することで、IFN-γやIL-6などの炎症性サイトカインが関与する経路などの特定の経路を明らかにすべきです。ちなみにSOCSは英語でSuppressor of cytokine signalling であり略してSOCSですが、JAK-STATシグナル伝達経路の阻害に関与する遺伝子のファミリーを指します。JAK-STAT経路はいくつかの因子によって厳密に適切に制御されています。SOCS遺伝子ファミリーは,サイトカインによって発現が誘導されるJAK-STAT経路の負の制御因子です。SOCS遺伝子ファミリーのなかで,SOCS1とSOCS3はJAKに会合しそのキナーゼ活性を抑制することによりサイトカインの活性を制御して核への伝達がさえぎられます。SOCS1とSOCS3は免疫応答など生体の恒常性の維持に必須のJAK-STAT経路のネガティブフィードバック因子ですがどのような遺伝子の発現が抑制されるかについてはどこにも書かれていません。SOCSは、JAK-STATシグナル伝達経路の負の調節因子です。SOCSは、サイトカイン、成長因子、および腫瘍抑制しています。SOCSは、IFNγ、TNFα、IL-15などの免疫細胞から分泌される炎症誘発性サイトカインの抑制を通じて、糖尿病におけるサイトカイン介在性アポトーシスの予防に役立つことが示唆されています。SOCS3は適切なレプチンシグナル伝達を担っているのでSOCS3の不適切な機能は2型糖尿病につながります。レプチンとは、脂肪細胞から分泌されるホルモンであり、その主な働きは脳の視床下部にある食欲中枢に作用して食欲を抑制させることです。レプチン は脂肪細胞によって作り出され、強力な飽食シグナルを伝達し、交感神経活動亢進による人体のエネルギー消費を増やし、肥満の抑制や体重増加の制御の役割を果たす16kDaのペプチドホルモンであり、食欲と代謝の調節を行います。ギリシャ語で『痩せる』を意味するλεπτός (レプトス)がレプチンの語源であります。

さらにはタンパク質チロシンキナーゼであるヤヌスキナーゼ(Jak、ジャックと発音する)と転写活性化因子(Stat)の両者がおりなすJAK-STATシグナル伝達経路を詳しく述べたいところですがまだまだ未知なる部分が多すぎて明確にすることができません。つまりサイトカインによってシグナルが核に伝達され、発生のみならず免疫の両者を調節するシステムでありますが、このシステムが伝えるシグナルによってどんな遺伝子がオンになり、どんなタンパクが具体的に発現されるのかについては正確な情報は何十年前と比べてないに等しいのです。十数年前から私はJAK-STATの役割の重要性については強い興味を持って追及してきたのですがこのような確たる情報に出会ったことはなかったし、今なおありません。JAK-STATの目的についてはまとめることができないので、必要に応じて個々にわかったことを書き留めるチャンスがあるたびにその情報をお伝えします。ただ昔から疑問を感じたのは何故JAKとSTATを別々にしないでJAK-STATという長ったらしい複合シグナル伝達系の用語が生まれたのか、しかもSTATというsignal transducer and activator of transcriptionという違った働きを何故1つにしたのか疑問だらけであったことを伝えておきます。つまりSTATはシグナルを伝達するに加えてさらに転写を活性化するという別々の仕事を1つでなぜまとめるのかという疑問が今もあります。

 JAKファミリーは他のチロシンキナーゼファミリーとは対照的にかなり小さいファミリーであり、今現在わかっているのはJAK1、JAK2、JAK3、及びTYK2だけです。JAK-STATシグナル伝達経路に関わるすべてのサイトカインはいくつかの組み合わせでのJAKsを活性化し、JAKsのサイトカイン受容体同士が物理的に関連していることがわかっています。例えば細胞に感染したウイルスが細胞とウイルスを一緒に殺すためにIFN-αが存在しているのですがそのIFN-α受容体タンパクを発現させるためにはTyk2の存在が必要であることを述べておきます。

 さて本文のmRNAワクチンは絶対に作れないというテーマに戻りましょう。mRNAワクチンはヌクレオチドが重合した化学物質でありますから、異物と認識されて、アレルギーの強い人にアナフィラキシーショックを起こす危険性があります。実際に生じつつあることが新聞で報道されています。

一方、mRNAは遺伝子工学を用いて設計と製造が極めて簡単に人工的に作れるので、従来の弱毒ウイルスワクチン(生ワクチン)や、不活化ウイルスワクチン(死んだウイルスワクチン)と比べて、極めて安く時間もかけずに作ることができます。したがって今回のような急を要する新型コロナウイルスのワクチン作成には好都合であります。このmRNAの遺伝子は、感染細胞に侵入するための足がかりとなるコロナウイルスのスパイクに対するワクチンであり、スパイクに対する抗原を人体が認識し、その抗原に対して抗体ができると、この抗体とCOVID-19ウイルスのスパイク抗原とが結びつくと、中和反応といって大食細胞や好中球に食べられてしまうので、ウイルスのスパイクの働きがなくなり細胞にCOVID-19ウイルスが侵入することができなくなるので、素晴らしいワクチンとなるはずなのですが、実はそう簡単にはワクチンを作ることは絶対に無理なのです。机上の空論そのものです。

まずワクチンができるかどうかの最も簡単な試金石はなんだと思いますか?それは人間がCOVID-19ウイルスにかかると、二度とCOVID-19ウイルスには感染することはないという証拠があれば、ワクチンが作れる可能性があるのです。ところが実際はCOVID-19ウイルスに一度かかっても再びかかったり、抗体が陽性になってもすぐに消えて陰性になったりする人工ウイルスですから、それだけでもまずCOVID-19ウイルスに対して抗体を作り続けることは無理なのです。

しかも新型ウイルスのRNAがあちこち変異を起こしている訳ですから、その変異がスパイクに生じればすでに設計されているワクチンは全く意味をなさないのです。

この新型コロナウイルスは少なくともインフルエンザとエボラ出血熱とAIDS(?)の3つのウイルスの遺伝子が組み込まれた人工ウイルスですから、どの遺伝子がオンになって作られるかは偶然によって決まります。しかもどのタンパクが抗原として免疫に認識されるかも偶然です。したがって1つの抗原をターゲットとして作られるmRNAワクチンは当たりはずれが非常に大きいのです。しかも人工ウイルスを作った薬学者たちもまず変異を起こさせるためにはスパイクに変異を起こさせるために選ぶことになるでしょうから、ますます1つのmRNAワクチンでは不十分だと言えます。

モデルナ社はわずか2日間でCOVID-19用のmRNA-1273のワクチンを設計した上に、抗原が細胞内で産生されるため、体液性免疫(抗体免疫)だけでなく、細胞性免疫(キラーT細胞)の両方を誘発し産生できるというわけですがどんなウイルスのタンパク抗原も、ペプチドに分断されても免疫に認識されるのはそのペプチドの中の極めて微小なエピトープですからこのエピトープの全てを免疫に認識されるかという問題もあります。こういう問題を解決させるためにワクチンの開発の時間とお金がかかるのに数か月で作れるわけがないのです。しかもこの話も生ワクチンと死ワクチンのレベルの話であって、新型コロナウイルスのmRNAという遺伝子情報で作られるタンパク抗原がはたして生ワクチンと死ワクチンが同じ説得力を持つことはまず無理です。

さらに人工コロナウイルスのmRNA分子は、細胞に取り込まれると、感染した細胞のリボソームでmRNAの遺伝子の暗号がタンパクに翻訳される前に細胞で分解されてしまう可能性も大いにあります。なぜならばmRNAは熱に弱く非常に分解されやすいからです。だからこそワクチンを運搬するのに零度70℃以下という特別な運搬冷却装置が必要となるのです。

さらにこの人工タンパクが抗原提示細胞(APC)に取り込まれて、APCのtoll like receptor(TLR)に認識されるかどうかということも疑問です。十分にこの人工タンパクがAPCのtoll like receptor(TLR)に認識されかつ刺激されなければ、TLRはTNFαやINFγやIL-12やIL-2などのヘルパーT細胞を刺激するサイトカインを作ることが絶対にできません。私はmRNAワクチンについて製薬メーカーが公開している様々な解説文を読みましたが、ヘルパーT細胞がAPCに抗原提示をされて、キラーT細胞やB細胞が成熟してメモリーB細胞やメモリーキラーT細胞が初めて生まれることについては一言も言及されていません。しかもヘルパーT細胞の手助けがなければ、B細胞は生まれ持った膜タンパクであるIgM抗体しか作れないのです。必ずIgM抗体がIgG抗体へとクラススイッチしなければメモリーB細胞は絶対に作られないことも一言も述べられていません。さらにメモリーB細胞が生まれるためにも抗体のFab部分がsomatic hypermutation(体細胞超突然変異)を経なければ絶対にB細胞はメモリーB細胞にはなれないのです。このような記憶免疫細胞が生まれるプロセスについての原理が理解されていないワクチンは必ず全て失敗します。

somatic hypermutation(体細胞超突然変異)とは何でしょうか? ある特定の病原体や外来異物である新型コロナウイルスに対する免疫反応が記憶されるしくみは、免疫グロブリン遺伝子に体細胞レベルの遺伝子組換えが起き、生じた特異的な抗体を産生する記憶B細胞が保持されなければワクチンは絶対に作られません。その体細胞レベルのDNA組換えである体細胞超突然変異(somatic hypermutation、略してSHM)とクラススイッチ組換え(class switch recombination、略してCSR)などの、遺伝子変換(gene conversion)が起きるためには、いずれも活性化誘導シチジンデアミナーゼ(activation-induced cytidine deaminase、略してAID)の発現と変異または組換えの起きる遺伝子部位の転写が絶対に必要です。AIDは、DNA中のシチジン基からアミノ基を取り除く(脱アミノ)、24 kDaの酵素です。AIDはシチジン-デアミナーゼ活性を持つものの直接DNAを切断する活性は持たないので、遺伝子組み換えにおいては最初の段階はDNAの単鎖だけの切断であります。クラススイッチ組換え(class switch recombination、略してCSR)の際に正常なDNAのらせん構造を維持する機能を持つTopoiso-merase I(Top1)がAID(activation-induced cytidine deaminase)の活性化によりDNA単鎖を切断します。

体細胞超突然変異(somatic hypermutation、略してSHM)も同様にTop1(Topoiso-merase I)がAID活性化の下流で働き、遺伝子の転写の活性化や抑制がTop1の作用を支配します。DNAトポイソ-メラーゼ(DNA topoiso-merases)とは、2本鎖DNAの一方または両方を切断し再結合する酵素の総称であり、難しい話になりますが環状の2重鎖DNAでは、2本の鎖は位相幾何学(トポロジー)的には結び目があるのと等価(同じ)であり、さらにねじれ数の異なるDNA(トポ-アイソマーつまりトポロジーの異なる異性体)は、DNA鎖を切らない限り互いに変換できないのです。トポイソメラーゼはこの変換(topoiso-merization)を触媒する異性化酵素という意味であり、抗がん剤や抗生物質のターゲットとなっています。

それではどうしてトポイソメラーゼを阻害することによって抗がん剤になるのでしょうか?トポイソメラーゼ(topoisomerase)とは、細胞核にあるDNAの立体構造にを維持、変化させるための酵素ですね。トポイソメラーゼにはI型とII型があり、I型はDNAのらせん構造を1本切断して結合させます。II型は2本切断して結合させます。つまりDNAの複製のために一度らせんを解消する働きをもつ酵素です。トポイソメラーゼ阻害薬は、これらの酵素の働きを抑制する薬剤でDNAの切断と再結合を阻害すると、がん細胞は正常な複製と分裂ができなくなり、アポトーシスが誘導されてしまうからです。

それではmRNAはどのように人体に投与するのでしょうか?ドラッグ-デリバリー-システム(薬物輸送システム、英語でDrug Delivery System、略してDDS)を利用して、ポリエチレングリコール化脂質ナノ粒子でmRNAはコーティング(覆われて)されて注射で人体に注入されます。ポリエチレングリコールは英語でpolyethylene glycolで略してPEGです。PEGは、人工化学産物である壊れやすいmRNA鎖を保護したり、ヒト細胞への吸収を助けるために用いられます。ドラッグ-デリバリーシステム(DDS)とは、体内の薬物分布を量的、空間的、時間的に最適にコントロールするための薬物伝達システムで薬物輸送システムとも呼ばれます。投与された薬物がポリエチレングリコールに覆われることによって、ヒト細胞に完全な形で吸収させるためです。しかしながら本当にmRNAの遺伝子がヒト細胞に無傷のままに吸収されるかどうかや、かつタンパクを作るリボソームまで完全な形で確実に輸送されるかどうかは疑問です。このような問題を解決するために一般のワクチンを作るのには5年とか10年もかかるのに、数ヶ月で今まで成功したことがない人工mRNAワクチンを作り上げることができるでしょうか?政治の要求といえども無茶すぎます。ワクチンの有効性と安全性が完全にないがしろにされていると考えざるをえません。

新型のコロナウイルスに対するmRNAワクチンが核に侵入して核内のDNAに影響を与えることはないとか、合成されたmRNAの断片は、新型コロナウイルスのRNAの特定部分の指示書にすぎないので、DNAとは無関係であるといわれていますが、果たしてそうでしょうか?

人工mRNAの指示通りにCOVID-19ウイルスのタンパク質を産生した後、mRNAは細胞内で核酸代謝酵素で分解されるはずです。しかし、mRNAがどのように分解されるかについては製薬メーカーは企業秘密にしているので、その詳細な機序はまだ第三者に公開もされていませんし、調査されてもいません。COVID-19に対するmRNAワクチンの有効性は、上で述べたように一時的にうまくいけばIgM抗体を作ることができても、ヘルパーT細胞が刺激されるメカニズムは一切書かれていないので、IgG抗体にクラススイッチをすることができないのみならず、mRNAワクチンが上で述べたAIDによる体細胞超突然変異(somatic hypermutation、略してSHM)が起こるのかどうかでさえ明らかにされていないのに、どうしてメモリーB細胞やメモリーキラーT細胞などを生まれるはずがないので、ワクチンが永久的な効果を発揮することは絶対にないのです。10年近くこれまでmRNAワクチンがCOVID-19以外の病原体を対象として行われてきましたが、全て失敗に終わっています。今までもモデルナはDNAワクチンやmRNAワクチンを研究してきたのですが、ほとんどが試験の初期段階でこれらのDNAやmRNAのワクチンの開発を断念せざるを得なかったにもかかわらず、政治の要請で仕方なく不完全な遺伝子情報だけを利用したワクチンを急いで開発したモデルナとファイザーの新規のワクチンであるmRNA COVID-19ワクチンが90~95%の潜在的な有効率を示しているといわれているのですが、その有効性の内容については、どのように有効であるか、かつなぜ有効であるかについては一切不明であります。しかも潜在的な有効性とは一体どういう意味でしょうか?おそらく有効である可能性があるというだけであり確実に有効であるとなぜ言わないのでしょうか?それは数か月という短期間で有効で安全なワクチンは絶対にできないという製薬メーカーの確信があるからでしょう。アハハ!mRNAワクチンを作る製薬メーカーがワクチンの有効性に自信がないからです。ワクチンがいまだかつて人間の免疫が遭遇したことがない化学物質であるmRNAワクチンに対して、特異的な免疫反応を高める可能性のあるmRNAに対して免疫反応を惹起するのみならず、さらに非特異的な自然免疫の反応を誘発している可能性があるのみならず、特異的なアナフィラキシーショックが起こるのは考えられることであり実際に起こりました。臨床試験でメディアで報道されたワクチン被験者の発熱や痛みなどの激しい反応は、被験者の自然免疫がこのmRNAワクチンを異物と認識したためであると考えられます。これらの反応の原因の1つは人間にとって異物であるPEG化(ポリエチレングリコール化)された薬物の反応である可能性も考えられます。

潜在的な副作用に加え、取り扱いや運搬の難しさも問題です。実際mRNAの分子は非常に分解されやすく、曝露された通常の環境下にmRNAが曝露されると数分以内に分解することが知られているために、mRNAワクチンの輸送と保管は非常に低温で行われる必要があります。さらに、感染した細胞外や、ワクチンを投与した後、患者の細胞内に入り、かつリボソームにまで運ぶためには、完全な薬物送達システム(Drug Delivery System、略してDDS)によって運ばれなければ、人工COVID-19 mRNA分子は人体によって速やかに分解されてしまいますが、これも本当に保証されているでしょうか?未だかつてワクチンの運搬に零下70度という厳しい条件下で行われなければならないというのは前代未聞であります。このようなワクチンが37℃という体温で予想通り無傷にリボゾームまで輸送されるかどうかという問題も、ワクチンの有効性を保証する障害となっています。

一般的な予想される副作用も、人工的な従来の非RNAワクチンと同じく人工化学物質でありますから、自己免疫反応を起こしやすい人はRNAワクチンに対して副作用を起こす可能性があるのみならず、COVID-19のmRNA鎖は意図しない様々な免疫反応を引き起こす可能性もあります。これを最小限に抑えるために、mRNAワクチンの遺伝子配列の断片はヒト細胞で産生される抗体タンパク質を模倣するように設計されているようですが、果たして設計通りに自然の抗体タンパクに似たものができるでしょうか?模倣するだけで人工mRNAワクチンに対して免疫反応が起こらないと言えるでしょうか?だってこのmRNAワクチンは38億年の進化の中で初めて出会う化学物質であるからです。自己の遺伝子のmRNA鎖そのものではないからです。mRNA鎖がヒト細胞に挿入される前に分解や破壊が起こらないようにするためのドラックデリバリーシステムとしてPEG化脂質ナノ粒子(poly-ethylene glycol略してPEG)が使用されていますが、これが免疫反応を引き起こし、高用量ではPEGを代謝する際に肝臓にダメージを与えてしまう原因となる可能性もあります。実際に新型コロナウイルス感染症ワクチンの臨床試験では強い反応が報告されていました。2020年以前はmRNA医薬品のテクノロジープラットフォーム(基盤技術)がなく、短期かつ長期を含めて未知の影響(自己免疫反応や新たなる疾患など)が懸念されたため、ヒトへの使用許可は出なかったのです。テクノロジープラットフォーム(基盤技術)とは、ある目的を達成するために異なる技術を集積して一体化した統合的なシステムのことです。しかし、2020年に新型コロナウイルス感染症の世界的流行が起こったことで、一刻も早くワクチンを作る必要があったために、各国の保健機関がmRNAワクチンのすばやい生産性に目をつけ、完成されていないmRNAワクチンに対して最終臨床試験が終われば、すぐ後にワクチンが緊急使用され、全世界の国々がすぐに認めることができる方向に進んでいったのです。ところがmRNAワクチンに対して最終臨床試験が終わっても効果や副作用を確認するためにはどうしても最終試験の後、長期の経過観察という時間が必要であるにも関わらず効果と副作用を確認する一番大切な時間を省いてしまったことが一番問題です。

mRNAの遺伝子は部分的に脂質で覆われたmRNAはわずかな温度変化で裸になってしまうと断片化してしまい、mRNAの遺伝子の役割がなくなってしまうので、mRNAワクチンの接種が行われるまでワクチンの性能を落とさないよう非常に低温に保たなければならないのです。ファイザーのワクチンはマイナス60-80℃の冷凍保存が必要であり、モデルナのワクチンもマイナス20℃での保存が求められています。モデルナのワクチンは2〜8℃でも30日間は効果はあるようです。科学雑誌ネイチャー誌は、多くの専門家が最終的にはさまざまな温度条件下で同様の保管要件と貯蔵寿命を持ち続けられると考えていると報告していますが本当にそうでしょうか?ワクチンの空輸にはドライアイスが利用されていますが、すでに空輸中に問題が生じたことが報道されています。

mRNAワクチンは、従来の弱毒ワクチンや不活化ワクチンのようなウイルスそのものがすでに作り上げたタンパクそのものであるワクチンに比べていくつか優位性があります。逆に不利な点もあります。まず、ウイルスの病原体からワクチンが作成されているわけではないので、接種時には完全に感染力は全くないワクチンです。なぜならば接種時は遺伝子であるからです。一方、従来のワクチン作成には病原体を産生する必要があり、大量生産が行なわれた場合、生産施設において局所的なウイルスの発生リスクを高めてしまう可能性があります。一方mRNAワクチンはより速く、より安価に、より標準化された方法で、しかも製造工程において不良率が少なく製造でき、深刻なアウトブレイクによるウイルスの蔓延を防ぐことはできます。つまり今回のmRNAはワクチンとしては効果的でもなく副作用も出る可能性があるにも関わらず急いだのは、従来の弱毒化ワクチンや不活化ワクチンよりもはるかに安くすむから各国の政府は政治的な目的で世界中の製薬メーカーにmRNAワクチンを作ることを急がせたというのが本音であります。アハハ!!いずれにしろ不活化ワクチンも弱毒化ワクチンもmRNAワクチンも効果的なワクチンは絶対にできないので、政治的パフォーマンスのためにどうせ失敗するなら安く済まそうというのが魂胆なのでしょう。アハハ!!

mRNAはRNAが細胞核に入る必要はなく、細胞質基質の中のリボゾームで翻訳され、ウイルスのタンパクが作られるので、新型コロナウイルス予防のために接種をする健康な対象者の遺伝子に組み込まれる必要はないのです。また、ヌクレオシドに様々な化学物質を付加する(修飾する)ことで、例えばmRNAにヌクレオシドにシュードウリジン2’-O-メチルを組み入れてシュード-ウリジン2’-O-メチル化ヌクレオシドにすることで、免疫応答刺激が抑制され、かつ即時にmRNA分解を起こさないようにすることによって、翻訳能力の向上をもたらし、持続的な効果を得ることができます。

シュードウリジン (pseudouridine、略語はギリシャ文字のΨ(プサイ、もしくはプシーと発音する)や英文字のQ)は、ヌクレオシドであるウリジンの異性体です。リボース環とウラシルの間のグリコシド結合のN-C結合がC-C結合に置き換わります。RNAに知られている100を超えるヌクレオシド修飾としては最も一般的で、Ψはすべての生物種、ほとんどのRNAに見出されています。ヌクレオシド修飾というのは、RNA配列中の一部の塩基やリボースは、転写後にメチル化などの化学修飾を受けることです。RNA修飾の種類は豊富で、真核生物では130種類以上同定されています。その多くはtRNAで見つかっていて、tRNAの安定性や翻訳効率に影響を及ぼします。その他、rRNAやmRNA、non-coding RNA(略してncRNA、訳して非コードRNA)にも修飾ヌクレオシドが存在し、これらの修飾は遺伝子発現制御や生物学的な現象に影響を与えます。

さて今日は3日前に日本も緊急事態が宣言されるいくつかの都道府県に発令され、2月7日まで続くようですがその間、新型コロナウイルスの感染者との接触は減少するでしょうが感染源がほとんど不明ですから世界全体が家庭内で巣ごもりをすれば感染はなくなるでしょうが、期限が切れれば再び感染者が増えてしまいます。なぜならば、新型コロナウイルスは感染力が極めて強い上に感染者が増えれば増えるほど感染者の細胞で増殖する時に遺伝子を複製する必要があり、その際にミスが出て遺伝子変異(ミューテーション)がどんどん増えていきます。そうすると効きもしないmRNAは遺伝子変異によって作られた抗原に対して理論上が効果あるmRNAに対する新しいワクチンを作る必要があります。報道では製薬メーカーは最初に設計したmRNAワクチンが効果があると述べていますが、本当でしょうか?

世界は効果のないmRNAワクチンを今か今かと待ち望んでいますが、いずれショックに近い落胆を覚えざるを得ないでしょう。2021年1月15日時点で世界の感染者数は9380万人で回復者数5160万人で死亡者数201万人です。回復者数が感染者数の55%強である5160万人ですが治療らしい治療を受けずに自分の免疫で治した数です。国別で比較しますと中国は感染者数が87,844人、回復者数82,324人、死者数が4,635人です。回復者数は感染者数の94%以上です。中国の感染者数に対する死者数の割合は5%です。アメリカは感染者数が2340万人で死者数が38.9万人で、感染者数に対する死者数の割合は1.6%ですが何故か回復者数は表記されていません。この比較人数をみるだけでは正確な意味付けは無理ですが、ただ絶対数で感染者が世界中の感染者の25%を占めるアメリカが圧倒的に多いということです。それに比べて他の国々のデータを比べると中国の感染者数が圧倒的に少ないということです。新型コロナウイルスが中国から始まった時には世界で患者数が一番多かったのは中国の8万人前後であり、かつ死者数も中国の4000人前後が一番多かったのですが、それも1年たって他の国々が圧倒的に増加しているのにもかかわらず中国はほとんど患者数も死者数も増えなかったのです。なぜでしょうか?これは何を意味するのでしょうか?それは中国が他の国々と違って特徴的な2つの違いがあります。その1つが、中国が共産主義と同時に資本主義の両体制をとっているのですが、他の国々は資本主義であるので、クラスターが起こると中国のように金よりも命を守るために徹底的なロックダウンをすることができる点であります。他の資本主義国はロックダウンをすると仕事ができなくなって収入がなくなってしまう人が多くなります。中国は国民全体を第一に考えますから仕事がなくなった人は国が100%補償することができるからです。それは中国の土地やお金が全て中国民のものであると原則があるので国が国民のために国民の命を第一に考えて感染を広がらないように考えるからです。一方、日本や欧米をはじめとする世界の資本主義国家は中国のように大金持ちから儲けすぎたらお金を国のもの、つまり国民の所有物に自由自在にすることができないからです。確かに中国以外の資本主義国家は国の財政、つまり税金から莫大な援助金を投入していますが、結局このお金も税金でまかなうしかないのです。ここが中国の共産主義とその他の資本主義の根本的な違いがあります。中国は莫大なお金を儲けているアリババのジャックバーが不必要な儲けすぎた金を5兆円以上を稼げはそれはすべて国のものになってしまうのが他の資本主義国家の違いです。たとえばアメリカのGoogleをつくったラリページやセルゲーブリンは100兆円以上の資産を持っていますが、それを国が自由に奪い取って仕事のない貧困な国民に分け与えることができないところが決定的な違いです。つまり余計な金はすべての人が貧困から足を洗うことができる金を回すことができないのです。したがってロックダウンも中途半端になりその間ますます感染経路不明のコロナウイルスが広がっていってしまうのです。 第二点目の違いは、一番医学が進んでいる欧米社会は日本も含めてまともなコロナ感染者に対してまともな治療が全くなされていません。ただ重症化すれば入院させるだけで病気の経過を見ているだけで病院のベット数が飽和してしまい、医療体制が崩壊すると嘆くばかりです。皆さん、まともな医療とはなんだと思いますか?それは病気が自分の免疫で治すというのが根本であり、医者の仕事は免疫をヘルプするだけであります。世界中で用いられている免疫をあげる薬は何だと思いますから?中国で3000年続いた漢方生薬の煎じ薬です。あちこちで報道されていますが新型コロナウイルスに対しては200グラムを超えんばかりの生薬で構成された清肺排毒湯です。清肺排毒湯についての記事をもう一度下に再掲載しておきます。この清肺排毒湯を3月から中国は大々的に用いられています。この清肺排毒湯はたとえコロナウイルスにかかっても重症化することがない、つまり患者の免疫を手助けして新新型コロナウイルスを殺すことができるので死ぬということがほとんどないのです。

中医薬「清肺排毒湯」の新型肺炎に対する有効率97%重症化例はゼロ」人民網日本語版2020年03月17日14:19

中医薬「清肺排毒湯」の新型肺炎に対する有効率97%重症化例はゼロ人民網日本語版2020年03月17日14:19今月14日午後、中国科学院の仝小林院士(中国中央指導グループの専門家、国家中医薬管理局専門家グループのリーダー、中国中医科学院の首席研究員)は、「13日の時点で、10省の新型コロナウイルス感染者1261人が『清肺排毒湯』を服用し、うち1102人が治癒した。そして、29人の症状が消え、71人の症状が改善した。重症患者40人も服用し、うち28人が退院した。12人は病院で治療を受けており、10人の症状が好転し、重症から軽症になった」と明らかにした。中国国家中医薬管理局科技司の李昱司長によると、同局は、1月27日に、中医薬の新型コロナウイルス感染による肺炎患者に対する実用性、効果を確かめるべく、方剤の臨床研究を緊急にスタートさせた。そして、患者214人から有効なデータを取得し、2月6日に国家衛生健康委員会、国家中医薬管理局が共同で清肺排毒湯の使用推奨の通達を全国に発した。最近発表された「新型コロナウイルス感染による肺炎の診療案(試行第七版)」では、中医学による治療において清肺排毒湯を優先的に使用するよう提案している。同中医薬は方剤4種類を組み合わせた新しい方剤で、使われている生薬は21種類に上る。仝院士によると、「清肺排毒湯」は、新型コロナウイルス対策専用の中医薬として新しく調合された。方剤「麻杏石甘湯」、「射干麻黄湯」、「五苓散」など4種類が組み合わされている。臨床上では、発熱患者や新型コロナウイルス感染の疑いがある患者、軽症型、普通型、重症型の新型コロナウイルス感染患者の治療に使うことができ、その応用範囲は広い。咳止めと湿邪の改善をその原則としている。仝院士によると、「『清肺排毒湯』を服用している患者は症状の改善が明らか」という。(編集KN)「人民網日本語版」2020年3月17日

一方、西洋医学も唯一免疫を助ける薬があります。それはワクチンです。ところが新新型コロナウイルスに対するワクチンは絶対にできないテーマでこの論文を書いているのですが、確かにワクチンができれば世界人口の77億人の世界の人たちの1億人が感染するという新新型コロナウイルスの跳梁跋扈ぶりも完全に収束することができますが、絶対mRNAワクチンのみならず時間をかけても新新型コロナウイルスに対する生ワクチン(弱毒化ワクチン)も死ワクチンである不活化ワクチンも絶対に無理です。それではどうしたらいいのでしょう?ポイントはただ1つ、感染しても自分の免疫で中国のように免疫を手助けする清肺排毒湯の煎じ薬を大量に服用することです。そうすれば自分の免疫で新型コロナウイルスを殺すことができ、重症化しないで病気から回復する事ができるのです。ところが欧米人は中国医学の漢方煎じ薬や鍼灸が大嫌いです。中国医学は医学ではないと言い切っている医者もいます。中国医学のことを何も知らないで端から中国医学を否定する欧米人は西洋医学がワクチンをつくったのでワクチンが最高の医学だと思い込み中国医学を民間療法だと軽蔑しまくっているのです。しかも彼らは全ての病原菌にワクチンができないということを知らないのです。そこを突いたのはこの私の論文、mRNAワクチンワクチンは絶対に作れないというテーマについてその根拠を明らかにしているのです。皆さん、ご存知の通り現在病気に本当に効くワクチンができていない病気を思いつくままに羅列してみましょう。8種類のヘルペスウイルス、インフルエンザヘルペスウイルス、エボラ出血熱ウイルス、AIDSウイルス(HIVウイルス)、クリミア・コンゴ出血熱、マールブルグ病、ラッサ熱、重症急性呼吸器症候群(SARSコロナウイルス)、マラリア、ウエストナイル熱、高病原性鳥インフルエンザ、クリプトスポリジウム症、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、腸管出血性大腸菌感染症、ニパウイルス感染症、日本紅斑熱、急性出血熱性ラブドウイルス、オーストラリア・バット・リッサウイルス、ヘンドラウイルス、ハンタウイルス肺症候群、デング熱、レプトスピラ症などがあります。このような病原体に対して現代医学はワクチンを作ろうとしていますがワクチンはできていません。なぜこれらのウイルスに対してワクチンができないかについて研究すべきですけど、世界中の大学の医学部や薬学部でそんな研究をしても元が取れない誰もしないのです。残念です。ヘルペスウイルスなどはまさにすべての難病とされている自己免疫疾患の原因であるのに、なぜヘルペスウイルスに対してワクチンができないかについても何の研究もありません。

既に述べたように、新型コロナウイルス禍は資本主義のみならず人類社会を滅ぼす可能性があります。実は過剰な資本主義の競争の結果、不平等な収入格差が無限大となっている上に、不必要なお金儲けのために温暖化現象が地球の存在さえも脅かしつつあります。2021年の成長率も中国だけが8.2%と予想され、欧米のみならず資本主義国家は新型コロナウイルスに対するワクチンが作られない限りマイナス成長が予想されます。今までと同じように新新型コロナウイルスに対して手も足も出せない医療界の体たらくが続く限りはもちろんmRNAワクチンは絶対にできないわけですから、おそらく2021年の新型コロナウイルスの世界の感染者数は恐らく2億人から3億人へと増えていくでしょう。死亡率はだいたい2%ですから400万人から600万人に増えていくでしょう。とにかくコロナウイルス感染を阻止することが一番大切ですから中国方式でクラスターが起こった地域は徹底的なロックダウンを中国のようにやるべきです。かつ急いで中国に漢方生薬の作り方を全世界は見習って漢方薬栽培の田畑に変えるべきです。と言っても一朝一夕でできるわけではありませんから、とにかく中国を師とする体制を取るべきです。世界中は中国の共産主義資本主義を怖がっているのは資本主義国の大金持ちだけです。人間の命よりも金が全てを決定する社会が資本主義ですから、人間が生まれもった遺伝子の能力によって力を発揮し社会に迷惑をかけない人である限りはすべての人間が幸せになる世界を目指しているのが中国の共産主義資本主義システムであるのです。自分だけが金を儲けて自分だけが最大の快楽を得たいという人間が共産主義を標榜することは絶対にありません。1949年に共産主義の中華人民共和国が樹立されたのですが毛沢東の純粋共産主義の30年は金持ちが一人もいない貧乏人の国であったのです。つまり国の経済力は最貧国であったのです。すべての人が貧富の差がない平等であっても国家は繁栄することはできません。そこで1978年に毛沢東が死んですぐ1980年から趙東平を指導者とする改革開放、つまり資本主義を一部取り入れて30年もしない内に史上最高の国家に育て上げました。欧米諸国は中国に恐れおののいたのではなくて中国の共産主義が世界に広がってしまうと資本主義国家を支配している金持ちは貧乏人になるので2002年のSARSにしろ、2019年から始まった新新型コロナウイルスも実はアメリカが仕掛けたバイオウォーであったことについてはすでに以前述べました。アメリカは2002年に第一回目のバイオウォーでSARSを用いて上手くいったのですが、それでも中国の勢いは止まらないので2019年に第二回目のバイオウォーのためにコロナウイルスにアビガンが効くインフルエンザやレムデシベルが効くエボラ出血熱のウイルスを組み入れて武漢にまき散らしたのです。共産主義を倒すためのバイオウォーが自らの首をくくることになったのは皮肉の極みといったところです。いずれにしろ新新型コロナウイルス禍にかかわず現代の資本主義、つまり富の無限大の私有制度は特定少数の富の所有者には神を超えた幸せをもたらうのですが、人類の99%の人たちに幸せをもたらすことができないことが判明しつつあります。この真実を指摘する書物も出てきています。ただこのような書物も中国のシステムが最高であるとほめることは遠慮しているようですが。アハハ!!そのような書物の1冊を紹介しましょう。読んで下さい。 大衆は資本主義で教えられたものの考え方を変える

人新世の「資本論」 著者: 斎藤 幸平 Clip to Evernote 人類の経済活動が地球を破壊する「人新世(ひとしんせい)」の環境危機の時代。資本主義の行き過ぎのために生じた気候変動を放置すれば、この人類社会は野蛮に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘したマルクスの思想の中に存在する。この半世紀、世界を席巻したグローバル資本主義は許容できないほどの格差と地球環境破壊を招いている。しかし、すでにマルクスが環境問題を資本主義の究極的矛盾と位置付けていました。

斎藤幸平はあちこちのメディアで『人新世』の人類滅亡危機にマルクス経済学が必要になる理由を述べたてています。しかしながら彼は知的エスタブリッシュメントの1人ですから、あくまでも理論的であって具体的に中国がマルクス経済の理論をさらに進化させて地球を救いつつあることを決して口には出しませんがね。アハハ!!なぜならば世界中の資本主義国家は中国に対して嫉妬を感じて亡き者にしようと知っている学者ですから、具体的に話をすれば学者として葬られることを知っているからです。アハハ!!

それではどうしたらいいのでしょうか?結論を言えばすべて中国方式を取り入れれば新型コロナウイルスも制圧されるのみならず、共産主義資本主義が能力のある人間が才能を発揮してある程度までお金を持ち続けることができる資本主義の新たなる再生が可能になります。それを現代の中国が目の当たりに見せつけているのです。資本主義がなくなれば噓もなくなり嫉妬心もなくなり人類社会は現実の世界を天国の世界に変えることができます。それと同時にエゴなる人間の遺伝子も金儲けのために他人を傷つける犯罪も極端に減ることができるでしょう。ほとんどすべての犯罪は金がもたらす自分だけのエゴなる快楽を独占しようとするからです。このような世界をマルクスは資本論で説いたのです。マルクスは世界史上最高の思想家であり、実現可能な理想主義の道を私たちに提示しているのです。

いずれにしろコロナウイルスを制御することが何よりも大切ですから、コロナに罹ったら中国医学が作った漢方生薬、清肺排毒湯を大量に服用して自分を守りましょう。

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