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何故癌細胞はリンパ節に集まるのか?免疫の総本山であるリンパ節でも癌細胞を殺せないのみならず逆にリンパ節で増殖するのか?更新2024.3.3

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何故癌細胞はリンパ節に集まるのか?免疫の総本山であるリンパ節でも癌細胞を殺せないのみならず逆にリンパ節で増殖するのか?

癌の原因は正常な臓器の正常細胞に感染したヘルペスが自分のゲノムを正常な細胞のゲノムに組み込んでゲノムに潜伏感染しているうちに正常なゲノムの遺伝子に自分の遺伝子を組み込みアット・ランダムにゲノムの塩基の並びを組換えてしまいます。herpesは免疫が落ちて長い時間をかけて細胞が二個に分裂するたびに23本の染色体を正確に46本に分裂するたびにチャンスとばかり細胞の遺伝子増殖機構のみならず生化学的な細胞分裂機構を自分のゲノムの最大限増殖させるために利用して一回の細胞分裂のたびごとに自分の子孫であるビリオンを何百個以上もいや医者の出すステロイドで免疫の低下が激しければ何千個も増えることもあるのです。細胞の塩基の組換えによって人間の40兆の細胞一個がそれぞれ持っている23500個の遺伝子をアット・ランダムに突然変異させてしまいます。突然変異のために原癌遺伝子を癌化させてしまった細胞が癌になってしまう確率の高低はその細胞に感染しているherpesの多さによって決まります。ちなみに人が持っている遺伝子の総数は40兆×23500個はさて、いくつになるでしょうか?自分で計算してください。これだけ天文学的な数の遺伝子があるのでヘルペスが何百億個も人の細胞に感染しても、しかもヘルペスは癌関連遺伝子だけを突然変異させるだけではなく40兆×23500個のどの正常な遺伝子の組換えが起こって突然変異が生じるかはすべてherpesウイルスが決めるのですから100%偶然なのです。しかし確実なことはherpesが増えれば増えるほど癌関連遺伝子のみならず他の人の命を健康に生かし続けてくれる正常な遺伝子も変えたりしてしまうので癌細胞のみならず原因不明の遺伝子突然変異病もどんどん増えて原因不明の病気やこの世にあり得ない自己免疫疾患も増えていくのです。herpesが増やした難病の中でも癌だけは無限に増殖し最後は人の命を奪い取ってしまうという特性を持っているのでとるわけ注目を浴びる病気ががんなのです。

癌については他のherpesによる病気とは違ってがんの原発巣で増えすぎたherpes感染性癌細胞は生きられなくなった原発巣から剥がれてherpes癌細胞は新たなる細胞に感染しようとします。まずは細胞の少ないのですが線維芽細胞が散在している結合組織に出始めます。組織には血管とリンパ管が走っていますが内圧が低く水分の少ないリンパ管にherpes癌細胞に吸収されてリンパの流れに乗って700個に達する一番近いリンパ節に流れ着くのです。もっと増殖しやすい細胞を求めて組織に出たherpes感染癌細胞は殆どがリンパ管に吸収されてリンパに流れ込み腸管のリンパに入り込んだ大腸の癌細胞は小腸(空腸と回腸)の200個もある二次リンパ器官である全身のリンパ管と繋がったパイエルパッチに入り込みます。なのにパイエルパッチに転移癌が見られないのでしょうか?なぜ小腸はなぜ癌が極めて少ないのでしょうか?一般的な説明はなぜでしょうか?小腸は6メーター長さがあり小腸の内側を広げるとテニスコート1面の4分の1ほどの面積に達します。 働きとしては、主に小腸は栄養を吸収し、大腸は水分を吸収します。 小腸は、大腸に比べて免疫機能が高く、がんの原因となりやすい毒物や細菌・ウイルスなどを排除する機能が強いためです。小腸は免疫機能が強い。そもそも、食物が通過するうえ、色々な腸内細菌が様々な物質を放出している。そんな中で体に必要な栄養分などを吸収するだけに、強い免疫機能で毒性の異物に対処できる。食物が数時間で早く通過することや、粘膜の細胞が3日程度で脱落するのでヘルペスが小腸粘膜細胞に感染しても3日程度で脱落するのでヘルペスウイルスが感染しても増殖して遺伝子を癌化させる時間がないからです。粘膜の再生が活発なため、がんの発生が少ないのです。人体の臓器で細胞の新陳代謝が一番短い三日なのは小腸だけです。小腸がんの発症は一年間に10万人中0.4人程度と極めてまれなのは癌の原因はherpesである証拠の一つになるのです。

小腸の代表的な病気はクローン病で原因下痢の原因は腸管壁在神経叢である腸管神経系と呼ばれ蠕動運動を調節するアウエルバッハ神経叢や消化管ホルモンの分泌を調節するマイスナー(マイスネル)神経叢の自律神経の神経節にherpesが感染するからです。アウエルバッハ神経叢とマイスネル神経叢の違いは何ですか?筋層に挟まれたアウエルバッハ神経叢は平滑筋の収縮を長軸方向にわたって制御するのに対し、より粘膜に近いマイスナー(マイスネル)神経叢は、粘膜上皮の感覚情報をもとに、分泌腺などに働きかけて局所の状況をコントロールします。

それでは炎症性腸疾患の時に腸管の痛みはどのようにして起こるのでしょうか?クローン病や潰瘍性腸炎などの痛みは腸管粘膜でherpesと免疫が戦って炎症が起こると組織に炎症による損傷がおこり炎症が痛みとしてAδ線維とC線維の2種類の求心性感覚線維によって脳の感覚野に伝達される。Aδ線維は薄い髄鞘を持ち,伝導速度は5~30m/秒である。この線維により鋭く,ちくりとした,局在が明瞭な痛みを感じる。C線維は無髄で伝導速度は0.5~2m/秒と遅い。この線維により,鈍く局在がはっきりしない,持続的な痛みを感じる。

 herpesウイルスは人体のあらゆる組織の細胞に感染して大量の子孫であるビリオンを増やします。増やしたヘルペスビリオンは新たな数多くの細胞に感染するために細胞外に出たときに免疫細胞である好中球や大食細胞や単球やNK細胞に食われたときに炎症性のサイトカインが放出されて殺しの戦いが始まり組織が障害され様々な炎症物質が侵害受容器(nociceptor)を刺激すると侵害受容器が痛みと感じるとるのです。侵害受容器の最も単純で最も多く見られる形態は自由神経終末(free nerve ending)と呼ばれ,むき出しの無髄の終末が皮膚をはじめとする人体中のあらゆる臓器や器官の組織に満ち溢れているのです。何故膨大な数の自由神経終末(free nerve ending)があるのでしょうか?それは免疫は本来病原体と闘って人体の外から見えない部位で炎症を起こして病原体を殺すためには炎症をおこす必要が無くなったのです。何故でしょうか?ワクチンと抗生物質が出来たので炎症を起こして死ぬような病気が無くなったからです。ところが誰もが感染してしかも死ぬことは無いのですがワクチンが作れない病源体が一つだけ残ったのです。しかも最後の最後はherpesが起こす二人に一人は癌死が待っているのです。癌についてはここを読んでください。

皮膚や皮膚以外の人体の隠れた奥深くにある臓器の侵害受容器には機械的侵害受容器とポリモーダル受容器があります。機械的侵害受容器は強い機械的刺激にのみ反応し,Aδ線維の終末に分布しています。一方,ポリモーダル受容器は強い機械刺激に加え,侵害性の熱刺激,化学的刺激,時には強い冷刺激さらに炎症反応にも反応し,痛みとして感じられ、皮膚ではC線維の神経終末に主に存在しています。

 

腹痛とはなんでしょうか?関連痛とは何でしょうか?本当に関連痛は存在しているのでしょうか?

腹痛は、その発生機序から内臓痛、体性痛、関連痛の3種類に分けられる(表)。関連痛は「偽」の痛みであって内臓痛が強くなると、脊髄後根で同一脳脊髄神経側に刺激が洩れて、その神経分節に属する皮膚領域の痛みとして感じただけのことなので内臓痛に伴う偽の痛みです。因みに関連痛のうち腹部以外の部位に感じられるものを放散痛といいます。

狭心症の関連痛は、主に体の上半身に症状が起こり、体の左側に多いのが特徴ですが、関連痛は神経の”勘違い”によって起こるので実体のない痛いという思いが作った病気に過ぎないのです。下の表は内臓痛、体性痛の実態のある痛みの比較だけになります。

表 内臓痛と体性痛の比較
 内臓痛体性痛
発生機序管腔臓器の攣縮や拡張 実質施器の牽引や腫脹壁側腹膜、腸間膜、横隔膜の炎症、物理的・化学的刺激
求心路交感神経の求心性線維(無髄性)脳脊髄神経性求心性線維(有髄性)
性状鈍痛、疝痛突き刺すような鋭い痛み
周期的、間欠的持続的
部位腹部の中心線上、対称性、局在性に乏しい非対称性
限局性
放散痛伴うことありなし
体動の影響軽減することが多い増悪することが多い
自律神経症状しばしば伴うなし
薬剤鎮痙剤が有効鎮痛剤が有効
手術禁忌のことが多い緊急手術の適応となることが多い

1)内臓痛

 管腔臓器の虚血や炎症などに由来する攣縮や拡張で、一番の原因は実質臓器に感染したヘルペスによる軽度な炎症が臓器を覆い包んでいる膜である被膜に波及して炎症の傷が癒えるときに牽引されたりやherpesの炎症の腫脹による被膜伸展によって起こる。管腔臓器が強く攣縮した場合を疝痛colicky painと呼ぶ。攣縮とは、断続的に生じるherpesが筋肉細胞に感染して軽い炎症が生じ異常な筋収縮信号が出て生ずる状態であり、炎症のために痛みを伴ったりすることが多くあります。 軽い炎症が起こると意識せず、反射的(脊髄反射による作用)に筋肉が収縮しているためにおこります。

疝痛colicky painとは管腔臓器のherpesによる炎症などに由来する虚血や攣縮や拡張、実質臓器の牽引や腫脹による被膜伸展によって起こる管腔臓器が強く攣縮した場合を疝痛colicky painと呼ぶ。

2)体性痛

 壁側腹膜、腸間膜、横隔膜のherpesによる炎症や物理的あるいは化学的刺激によって発生する。突き刺すような鋭い痛みを特徴とし、持続的かつ限局性で、体動によって増強することが多い。体性痛(somatic pain)とは、皮膚・骨格筋・関節・腹膜・胸膜などが物理的に刺激されたりherpesによる炎症で起こる痛みのことである。 体性疼痛ともいう。 部位が不明瞭な持続する鋭い痛みが特徴である。壁側腹膜、腸間膜、横隔膜の膜には体性神経という知覚神経がありこの知覚神経にヘルペスが感染すると刺激されて起きる疼痛です。持続的で刺すような鋭い痛みで、疼痛部位は左右非対称でherpes感染による病変のある臓器の付近に限局します。 体動や咳嗽で増悪します。 急性虫垂炎では初期に感じた心窩部・臍周辺の内臓痛は、その後右下腹部に移動し持続的で差し込むような体性痛となります。虫垂は何のためにあるのでしょうか?虫垂の中にはたくさんの免疫担当細胞が いますが、この免役担当細胞はherpesや細菌などの病原体が侵入すると大腸全体に広がっていきます。虫垂は大腸の免疫防御 機構の司令塔の役割を果たしているのです。健康な虫垂を 取ってしまうと、免疫力が落ちて、大腸が病気になりやすくなります。虫垂は小腸との接合部近くの大腸から突き出た、指の形をした小さな管状の部分です。虫垂には若干の免疫機能がありますが、生存に欠かせない臓器ではありません。ちょうど喉の扁桃腺に似ています。扁桃、虫垂も、小腸内のパイエル板などの二次リンパ器官です。 

3)関連痛

内臓痛が強くなると、脊髄後根で同一脳脊髄神経側に刺激が洩れて、その神経分節に属する皮膚領域の痛みとして感じることが多く、これを関連痛と呼んでいる。関連痛のうち腹部外に感じられるものを放散痛という。関連痛は限局性の明確な痛みとして感じられ、臓器によってその発生部位はほぼ決まっているため、診断上の有力な手がかりとなる(図Ⅵ-18)。

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