「 疾患解説 」 一覧

no image

アレルギー性鼻炎・結膜炎(花粉症)

そもそも花粉症とは何なのでしょう?花粉症とはアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎のことであり、間違えて名付けられているのです。このような花粉症という名称はまるで花粉が責任であるように聞こえますが、花粉 …

no image

脳の全ての病気の原因はヘルペスとミクログリアとの戦いである 2019.5.3 更新

2019/05/03   -アルツハイマー病

今日は、遺伝子的にAPOEε4の遺伝子がホモであれば、言い換えると父親と母親から同じAPOEε4の遺伝子を持ち、かつ1型単純ヘルペス(HSV-1)に感染している時にアルツハイマーをはじめ、てんかん、精 …

no image

「アルツハイマーの原因は1型単純ヘルペスである」2019.4.18更新

2019/04/18   -アルツハイマー病

イギリスのオックスフォード大学やマンチェスター大学で教鞭をとられ、現在マンチェスター大学の名誉教授でおられるイツザーキ氏の難解な英語の論文の結論は、『HSV-1がアルツハイマーの原因である』であります …

no image

免疫細胞が炎症巣に出ていくためには? 201811.8更新

肝臓の細胞で蓄えられているレチノール(ビタミンA)は、胆汁酸によって小腸に運ばれ、小腸の壁(粘膜固有層)の中にいる樹状細胞(樹枝状細胞)がレチノイン酸を作るのに必要な原料となるのです。もう一度復習して …

no image

レチノイン酸と腸管の免疫寛容について 2018.11.8更新

レチノイン酸はビタミンAの代謝産物であり、このレチノイン酸が腸管の樹状細胞から作り出され、Bリンパ球からIgAの産生を促進します。さらにレチノイン酸が腸管にいる形質B細胞にIgAを分泌させたあと、他の …

no image

IgAがどのように腸管にいる細菌と共存しているか 2018.11.1更新

免疫グロブリンの中に含まれているIgAが腸管免疫の中でどのように腸管にいる200兆個の細菌と共存しているかという話をしましょう。 まずIgGとIgAはどこが違うのでしょうか?いつもいつも言っていますよ …

no image

共生細菌が粘膜固有層に侵入するとどのように対応するのか 2018.10.26更新

今日は、commensal bacteria(共生細菌)が、腸腔内から腸管のLamina propria(粘膜固有層)に紛れ込んだりした時に、どのように対応するのかについて話しましょう。左下の絵を見な …

no image

【炎症性腸疾患】腸内細菌や腸の構造について 2018.10.11更新

50年前、私が京都府立医科大学の学生だった時も、教科書にクローン病や潰瘍性大腸炎という病名は載せられていましたが、日本は言うまでもなく、世界中にもほとんど患者はいませんでした。しかし現在日本に30万人 …

no image

なぜ炎症性腸疾患であるクローン病と潰瘍性大腸炎は膠原病の中で最も治りやすいのか?part.2 2018.9.28更新

ちょうど「なぜ自己免疫疾患はないのか」というシリーズをpart.1〜part.3に分けて書いたように、「なぜ炎症性腸疾患であるクローン病と潰瘍性大腸炎は膠原病の中で最も治りやすいのか?」のpart.2 …

no image

多発性骨髄腫の診断について 2018.9.14更新

 父親と母親のうち、どちらのHcの対立遺伝子が使われるかどうかについて、もっと詳しく述べましょう。もちろんBリンパ球は骨髄で作られますから、HcもLcも当然骨髄で作られた後、成熟リンパ球として末梢血に …