症例報告71例目
完治された病名1)アトピー性皮膚炎
患者:40代、女性
患者さんが22歳の時、勧められた化粧品を使いだしてから湿疹などひどくなりました。しかし、その化粧品でアトピーや肌トラブルがなくなった人が多く、「今は悪いものを掃除しているから。」と言われ、患者さんはその言葉を信じてどんどん酷くなってもその化粧品を使い続けていました。
それをみかねた母親の友人から「クローン病が治った人がいるからそこの病院へ行ってはどうか。」と松本漢方クリニックを教えたそうです。
患者さんは本当に湿疹が治るのか疑問に思い、当時掲載されていた手記やホームページの私の理論などを何度も読みました。そして「これならよくなるかもしれない。」と納得し、あらゆる病院を断っていましたが初めて診察を受けに行こうと思われました。
使用していた化粧品をやめてもらい、湿疹に効く漢方せんじ薬を毎日飲んでもらい、お風呂に入る前にイソジン消毒液をしてもらい漢方風呂へ入ってもらいました。湿疹に漢方塗り薬の中黄膏と紫雲膏を塗ってもらい、発熱のための抗生剤と傷には抗生剤の軟膏を塗るように指導しました。
治療開始後、早速リバウンドにより発熱したため、言われた通り抗生剤を内服されました。わからないことがあった場合はいつもでも電話に出られるように私の個人の携帯番号も渡しました。
体から湯気がでるほど炎症もつよく、寝れない、腫れるなどひどい状態から始まったので、綿の服で覆わないと痛くて仕方ない日々を耐え続けました。
治療をして1カ月後、突然手に水泡ができてやぶれるなど症状がひどくなりました。そのため実家に帰り、毎日漢方風呂に入りました。漢方風呂に入ると痛みも取れ、アカが取れていくせいかお湯が少し濁ったそうです。
その数日後、突然症状が楽になってきました。掻いても皮膚がやぶれなくなり、ずっとひびわれていた手首の関節がはじめてひっつきました。傷が落ち着くと紫雲膏だけで良くなり、漢方風呂とせんじ薬は継続してもらいました。そしてほとんど湿疹がわからないくらいまで落ち着き、寝れるようになり、心も元気になっていきました。
突然めまいが起こり、頭がくるくるなった時がありました。ヘルペスウイルスが原因のため、抗ヘルペス薬を飲んでもらうとすぐ症状が治まりました。
その後、普通の生活ができるようになり、治療を始めてから1年以内でほぼアトピーだったとわからないぐらいに良くなりました。当時3歳と11カ月くらいの子供がおり、喘息などのアレルギーが起こったりされましたが漢方薬を患者さんが飲んで母乳を通してあげたり直接飲ませたりするとすぐによくなりました。
そして完治してから10年近く経ち、再び松本漢方クリニックを受診されました。その間に避妊器具をいれたところ、突然湿疹が出始めたのです。避妊器具の出す黄体ホルモンにより様々な症状が起こり、黄体ホルモンは代謝されるとステロイドのコルチコステロンになり、免疫が抑制され、ヘルペスが増殖してしまい、免疫が上がった時に増殖して感染したヘルペスウイルスと戦いが始まり湿疹や頭痛などの様々な症状が起こったのです。
再び漢方せんじ薬と加えて抗ヘルペス薬とヘルペスの軟膏を処方したところ、湿疹がみるみるうちに落ち着いてきました。
現在も完治に向けて、漢方せんじ薬、抗ヘルペス薬、漢方塗り薬の中黄膏とヘルペスの軟膏を継続して服用しています。
症例報告72例目
完治された病名1)アトピー性皮膚炎
患者:20代、女性
患者さんは幼い頃から乾燥肌で特に冬場は四肢の裏側に炎症が出ていましたが、保湿をするとあまり気にならなくなるので中学生までは病院にかかることもなく過ごされていました。乾燥肌は乾皮症とも呼ばれ、正式な病名を乾皮症(皮脂欠乏症)と言います。皮膚症状に対してはステロイド外用薬が良く効きます。ステロイドで効く病気の原因はすべてherpesです。herpesが脂肪細胞に感染して脂肪を作る機能が障害されたためなのです。
しかし、高校2年生の時、四肢の裏側だけでなく顔にも症状が出始めたため、皮膚科へ受診するとステロイドを処方され、医師の言うとおりに塗っていました。その時はすぐに症状が治まりましたが、薬を塗らなくなるとしばらくしてまた炎症が出てき、また薬を塗って治まる、塗らなくなると炎症が出てまた薬を塗るの繰り返しになってしまいましたが、高校3年生になってからは痒みが気にならなくなり薬を塗らなくなりました。大学受験によるストレスで患者さん自身がステロイドホルモンを出して免疫を抑制し症状を抑えていたのです。
高校を卒業し1年浪人しながらアルバイトをする日々が始まりました。このとき、今まで大学受験のストレスで抑制されていた免疫が働き始め、感染増殖しているヘルペスウイルスや化学物質と戦ってリバウンド症状が起こりました。顔の一部だけに留まらず、体全身に発疹が出てきました。この時も皮膚科に受診しましたが前回と同じくステロイド剤を処方され治まったものの一時的なものでした。
大学に入学する時には見た目では気にならない程度になりましたが、顔に発疹が出るたびにステロイド剤を塗っていました。大学1年から社会人4年目まで発疹が出るたびにステロイド剤を塗っては止めてを繰り返していくうちに、このまま薬に頼って生きていくのか?自問自答し、自己の免疫の力で根本から治したいと思うようになりました。
そして社会人5年目になる2022年4月、コロナ禍で外出自粛を迫られる中、母親が松本漢方クリニックを見つけ出し、遠隔治療が可能なため早速、当院へ電話されたのです。患者さん曰く、初めて私と電話した日に「絶対治るからね!」の強い言葉に救われずっと覚えているといわれました。しかしあくまで治すのは患者さん自身の免疫であり私はそのヘルプをしているだけですがね!!アハハ!!
治療を始めてリバウンドが起こり痒くて眠れない日々が続きました。7月に首や太ももに発疹が出てきましたが、免疫が戦っているんだと思い、漢方を飲み続けられました。患者さんは働きながら治療を行っていたので挫折しそうになることもありましたが、何とか乗り越えることができました。
そして治療を始めて約1年が経った2023年4月、まだ乾燥して痒いところが残るものの、痒さで夜に目覚めることがなくなり眠れるようになりました。眠れるようになってからは体の調子も良くなりました。またアトピー性皮膚炎だけでなく、長年花粉症に悩まされていたのがマスクを外してもクシャミや痒みがなく日常生活を送ることができました。さらに毎年3月になると喉と咳の風邪を引いておられましたが、この1年まったく風邪を引きませんでした。下記に症状の変化が比較できる写真を患者さんから頂いたので掲載させて頂きます!ありがとうございます!!

当院で治療を受ける前は肌が赤く炎症を起こしていましたが、当院で治療を受けてから1年後には肌の赤みは無くなり綺麗な肌に戻ってきました。
漢方を飲み続けたらもっともっと美人になってしまいますね!!アハハ!
症例報告73例目
完治した病名1)シックハウス症候群2)アトピー性皮膚炎
患者:20代 女性
2014年、当時高校生だった患者さんはステロイドの注射と軟膏の副作用により、顔が腫れ、頭痛が1日中続き、病院を転々とされました。がどこも匙を投げて酷い時は考え過ぎだと馬鹿にされ診察すらしてくらない病院もありました。それから2年間ほとんど寝たきり状態でしたが、諦めずにインターネットで治療方法を探し続け、松本漢方クリニックに辿り着き、治療を受けて顔の腫れや頭痛の症状を完治させることができました。
それから9年後、母親の仕事の都合で引っ越しされた所、シックハウス症候群(化学物質過敏症)といわれる症状が親子で現れるようになりました。患者さんは痒みで顔、首、脇の下、内ももなどが酷く荒れ、鼻の粘膜、歯茎の弛み、味覚が苦味しか感じなくなりました。母親も鼻の粘膜、眩暈、味覚障害などの数え切れない症状に見舞われました。
再び松本漢方クリニックで治療を受けることにし、またさらに引っ越しをされて半年が経った頃、完治され、また以前のように元気に日常生活を送れるようになりました。