潰瘍性大腸炎・クローン病 症例報告

潰瘍性大腸炎やクローン病完治の症例報告Part54(コメントなし)更新2022.9.14

投稿日:2022年9月7日 更新日:

症例報告125例目

完治された病名1)クローン病

患者:31

この患者さんは当院で治療を始めて1年4ヶ月が経ち、快調に向かってきたため、途中経過を記述することにしました。

症状が出始めたのは2016年1月、下血と下痢を起こし、潰瘍性大腸炎と診断されました。ペンタサやアサコール、顆粒球除去療法、プレドニン、レミケードや鍼灸や他所の漢方を服用したりして下血と腹痛は改善しましたが、下痢が1日に10~15回と多く、夜に40度ぐらいの高熱が続くことがありました。

2021年5月、プロポーズしたお相手の家族から病気を理由に反対され、そのまま振られたのをきっかけに、以前から知っていた松本漢方クリニックの治療を受ける決意をされました。

最初に処方したのは下痢止め1回2個と出血止め生薬1回1個、アシクロビル400㎎を1日16錠、ビタミン剤1日3袋を2週間分。金額で言うと5万円くらいだったと思います。簡単に出せる金額ではないですが、一生このままなのと、1年や2年高い治療費を払って病気前の人生を取り戻すのとどっちがいいか考えた患者さんは後者を選んだのです。

 2週間分を飲み終わる前に最初のリバウンドが来ました。発熱、頭痛、治療が嫌になるくらいの回数の下痢でした。職場には治療の概要やリバウンドがあることを事前に伝えていたので、あまりにしんどい時は休みをもらっていました。

2週間毎に私に電話をしてもらい、同じ量を処方しました。8月まで3カ月間続けてもらい、リバウンドは波がありますがずっと続いていました。

 9月から出血止めの生薬がいらなくなり、下痢止め生薬とアシクロビルの処方になりました。その頃にはしんどかったリバウンドも落ち着いていたそうですが、ゼロではありませんでした。

 下痢に悩まされていたので、11月くらいから下痢止めの生薬を1日3袋に増量することになりました。そこからはずっと3袋で処方すると日に日に症状が落ち着いていったそうです。たまにリバウンドのように症状が酷い時もありましたが、1日くらいするとまた落ち着くというのを繰り返して、段々と落ち着いている時間が長くなっていきました。

 2022年3月、下痢がほとんどゼロになっていましたが、トイレ回数は平均5~6回で軟便という感じでした。4月になると急激に状況が好転して、トイレ回数が日に3回以内に落ち着き、固形の便になり始めました。腸が栄養をしっかり吸収できるようになったのでしょう、この頃から急激に太りました。

食生活は何も変えてないのに1ヶ月で9キロ体重が増加したとのことです。

 5月くらいから、時々サボることを覚えました。患者さんは自身の性格として、「決められたことは守らないといけない!」というのが強くありました。

1日サボったくらいで悪化することなんてことはなくて、2日サボっても大丈夫そうです。ただアシクロビルだけは継続して飲んでもらいました。アシクロビルはヘルペスが増殖するのを防ぐためだと理解されていた患者さんは、量や回数を減らしたとしても、服薬することだけはサボりませんでした。

 8月、あれ今日トイレ行ってないなという日も多くなってきました。治療開始から1年3ヶ月です。

 この1年3ヶ月間で患者さんが気を付けてことは、主に食事でした。野菜と肉・魚を多く食べて、炭水化物「糖質」を減らし、ご飯は発芽玄米に変更し、果物も積極的に食べました。発芽玄米は結構美味しいそうですよ、おすすめです。

 気持ちの面では、仕事は人にどんどん任せて自分が楽になる方向に持っていかれました。必死に頑張って出世して高給取りではなくて、程々でそれなりに贅沢することもできるくらいの給料と仕事にしようと思ったら、かなり楽になられたそうです。

 もっとテキトーでいい、日本人は真面目過ぎるからテキトーに生きるくらいが丁度いいんだと、出世するんだという気持ちを捨てて、さっさと仕事を終わらせて帰って趣味を楽しむようにしてから病状は大人しくなったそうです。

最近は調子が良く、昨年までが嘘のような毎日でトイレに行く回数は日に3回以内、夜にトイレに起きることもなく、下痢や腹痛も全くないです。細いなぁとは感じつつもやや軟便~正常な便くらいに戻りました。 今、困っていることは、ずっと下痢だったので正常な便通にまだ慣れていないことということ、クラススイッチによる自然後天的免疫寛容がまだ完全に出しきっていないという事です。しかし5分外にいると紫外線で発疹が出るようになり、花粉症のような症状がここ数か月続いています。また昨年からギターを始めとても楽しくて、ストレス発散になっているとのことです。完治はもうすぐでしょう。

症例報告126例目

完治された病名1)クローン病

患者:43歳、男性

体調に異変が出始めたのは、2011年頃です。職場の上司が鬼のように厳しい人物に変わり、それまで自信を持っていた仕事のやり方をことごとく否定されました。自分の存在そのものを否定されているような体験。その頃から夜になると、突然お腹が激しく痛くなる症状が出始めました。口に手を入れ、食べたものを吐き出すことで腹痛が収まっていました。3日間ほどはうどん等の消化の良い物を食べ、その後は自己判断で普通の食事に戻していました。最初は3ヶ月に一度程度のものでしたが、徐々に腹痛が起こる頻度が増えました。腹痛と前後して、下痢気味の便が目立つようになり、お腹が心もとない状態が日常的になってしまいました。

そしてある日、出勤できないほどの腹痛に襲われ、会社を休んで近くの胃腸科で診てもらった結果、「腸閉塞を起こしてますよ、あなたすぐに入院しなさい。なんでこんなになるまで放っておいたの」と言われました。腸の内部が炎症を起こして腫れ上がり、食べ物も通らない状態になっていました。診断された結果、「クローン病」でした。一生治ることはない難病であると聞かされ、患者さんは呆然としました。

手術で炎症部分を10cmほど切ることになり、お腹の痛みからは解放され、ベッドの上で入院生活を送っていたある日、ふと「本当にクローン病は治らない病気なのか?」という素朴な疑問が湧き、直感的に手元のスマートフォンで「クローン病完治」と検索したところ、当時の松本漢方クリニックのサイトが上がってきたのです。

当院のホームページを読み、現代は環境や食生活の変化、またストレスによって体が本来持っている免疫機能が歪められており、それを漢方によって目覚めさせるという方法を知った患者さんは早速、当院を受診されました。私が患者さんに言った「病気を治すのは君自身や」という言葉に、目から鱗が落ちる思いだったそうです。

漢方煎じ薬と鍼灸治療も受けてもらい、免疫の働きを徐々に元に戻していく日々が続きました。幸い、患者さんはステロイドや免疫抑制剤をほとんど使ってこなかったため、目立ったリバウンド症状を感じることはなかったそうです。

飲み始めて半年か一年が過ぎた頃、あれほど感じていたお腹の心もとなさがなくなり、ペースト状が当たり前だった便が立派なバナナ状に変わりました。

完治されて、今は結婚もされ、一切の食事制限もせず好きなものを食べ、昔から好きだった自分の絵を描き、その絵で家族を養うべく、描いた絵を海外のコンペティションに応募したり、美術教室を開くための準備をしたりしています。

症例報告127例目

完治された病名1)クローン病

患者:男性

格闘家だった患者さんは生傷が絶えず、さらには身内で不幸があり、多大なストレスによりステロイドホルモンを大量に出し続け、2017年9月にクローン病と診断され競技生活を休まざるを得なくなりました。最初はペンタサを服用していましたが、効果があまり感じられず、症状は悪化していき、ゼンタコート(ステロイド)を使う事になりました。ゼンタコートを使用したその日にみるみる症状が治まっていきましたが、ゼンタコートは8週間を超えて使う事は出来ない上に使っていくうちに効果が薄れていき、徐々に病気の症状も薬を使う前よりも悪くなっていきました。ゼンタコートが効かなくなったので次にヒュミラという薬を2週間に一回注射する治療に切り替えました。こちらも薬を使った翌日には体調も回復するも徐々に薬が効かなくなっていき、投与する量を倍にしたりしましたが効果は今ひとつでした。他にも薬だけではなくサプリメント類、陶板浴、ビタミン注射、貴重なきのこの煎茶など様々な代替療法を行なっていましたが、免疫を下げるステロイドと併用していたので全く意味がありませんでした。

このままでは一生現役に復帰できないのではないかと思い始め、症状を抑えるのではなく完治させる方法はないかとネットで調べていたところ、松本漢方クリニックの存在を見つけました。直ぐに両親に相談され、受診されました。私の論文を読んで免疫をあげて自分の体で病気を治すという治療に共感したという事が決断した理由です。

そして当院の治療を開始して翌週から下血、狭窄による腹痛、39度を超える熱、指の関節が腫れて動かせないなど壮絶なリバウンドが始まりました。今まで免疫を抑えつけていたのに免疫力を上げようとしているので仕方ないと自分に言い聞かせ、過ごされていました。医者に入れられた分と患者さんの副腎皮質から放出されたステロイドホルモンを大量に取り込んでいたため相当大変だったと思います。つらいリバウンドが始まって1ヶ月半ほどしたら体調が徐々に良くなっていきました。

そして2019年6月に2年ぶりに試合に復帰され、試合をKO勝ちで飾る事が出来ました。現在は暴食するとたまに血便が出たり、体調が悪くなったりされますが、日常生活には全く支障がないところまで回復されました。

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