リウマチ性多発筋痛症・線維筋痛症 症例報告

リウマチ性多発筋痛症完治の症例報告Part24(コメントなし)更新2022.9.28

投稿日:2022年9月27日 更新日:

症例報告40例目

完治された病名1)リウマチ性多発筋痛症

患者:52歳、女性

2013年2月13日の夜に背中に痛みを感じるも、ご主人に背中を押えてもらうと痛みが和らいだので翌日仕事に出かけました。しかし、身体中に違和感を覚えたため、午後から診療所で診察を受けられました。インフルエンザによる体の痛みかもしれないと思い、検査をしてもらったところ、結果は陰性。ウイルス性の風邪による炎症かもしれないとのことで、痛み止めを処方されました。

2月15日、処方された薬を飲んでも効果なく、それどこか身体中の痛みが益々強くなったため、もう一度診療所へ受診するも診療所では血液検査の結果がすぐ出ないとのことで、紹介状を書いてもらいその日の内にK病院へ向かいました。K病院で、受付を済ませ診察を受けるまでの間、持続的に身体を走る激痛に耐えながら血液検査・尿検査・再度インフルエンザ検査をしたものの、診察の結果は、多少の炎症反応もあるものの、やはりウイルス性の風邪だろうということで、ここでも痛み止めのみを処方され様子を見ることとなりました。この時、既にご主人はインターネットで奥さんの症状から膠原病ではないかと心配されていたそうです。

しかし、次の日になっても痛みが治まるどころか、腕・磐部・腰・腿・ふくらはぎといったところの筋肉にガラスの破片が無数に突き刺さるような痛みが襲い掛かってき、特に夜中が酷い痛みが襲い掛かってきました。ご主人が摩ってくれる間は和らぐそうですが、それ以外の時は痛みによって殆ど寝られない状態になりました。2日後余りの痛みに耐えかねて再度K病院を受診し、血液検査・CT検査を受け、先日診た医師とは違う医師が診たところ、「リウマチ性多発筋痛症」の可能性が高いとの診断を受け、ステロイド治療を施すことを医師から告げられました。

ご主人はステロイド治療による副作用を大変心配し、ステロイドによる治療方法以外の治療方法をインターネットで色々調べて、「免疫力を高める病院」で検索したところ、松本漢方クリニックのホームページを見つけられたのです。

大阪の高槻から遠方だったため一瞬ためらいましたが、ご主人、そして大阪に就職していた長女とも電話で相談し、松本漢方クリニックで見てもらうことを決め、2月22日に大阪へ向け出発し、そして翌日23日土曜日、当院へ受診されました。

あらかじめ予約してもらった鍼灸治療を受けてもらうと、痛みが幾分和らぎ、気分的にも楽になりました。またこれからは毎日、ご自宅でもお灸をしてもらうため、お灸のやり方を患者さんとご主人と一緒に説明を受けてもらいました。

その後診察を受けてもらい、漢方風呂と漢方薬を処方し最後には「絶対治るから!」と力強く何度も握手をして診察を終えました。

帰宅して早々に漢方薬を作って飲み、漢方風呂に入ると、その日は一瞬気持ちよく眠りにつくことができましたが、寝て間もなく全身の筋肉にガラスの破片が刺さるような痛みがリバウンドとして襲い掛かってきて眠りから覚め、後はなかなか眠れませんでした。

次の日、ご主人にお灸をしてもらいまし。お灸をしてもらうと、痛みも少しおさまり眠りにつくことができましたが、眠りは浅く2~3時間位しか寝られない毎日が続いたので、睡眠薬を処方し、少しずつ服用してもらうと、ようやく夜眠れるようになりました。

お灸は、筋痛のあるところ全部にすえ、多いときには100ヶ所に及びました。筋痛は、腕、臀部、腿、ふくらはぎ等であり、筋痛の場所は毎日変わり移動しているような感じで、お灸のモグサを置く位置が毎日異なりました。お灸治療を開始して、1週間も経たない内に腕の筋痛が無くなり、低下していた握力も殆ど元に戻りました。その後は、お灸を施す箇所が徐々に減少したものの、3月半ば頃から、筋痛よりもお腹の張りが強くなり、少し食事の量を多くすると苦しくなり、横にならずにはいられなくなりました。この状態は、4月の初めころ迄続きました。

4月の半ば頃から、筋痛箇所も1回の治療で10箇所程度までになり、家事もほとんどできるようになりましたが、左半分の頭痛が続いたので、漢方薬を処方しました。現在は、頭痛も治まり痛むところは殆どなくなりました。約2か月余りで完治されましたが、この患者さんのように他の病院でステロイド剤や免疫抑制剤を一切使わずに当院のような大量の漢方煎じ薬と抗ヘルペス剤を飲んで免疫を上げる治療法が標準治療になればいいんですけどね!アハハ!悲しいですね!!

症例報告41例目

完治された病名1)リウマチ性多発筋痛症

患者:65

患者さんは36年間働き続け、退職される時まで後任のための教育と引き継ぎなどで毎日残業されていました。気が張って、体力以上に体を酷使され、かなりのストレスと体力を消耗してきました。退職されてからは張りつめていた気力と体はホッとし、体もやれやれの状態だったそうです。しかし辞めてからもときどき会社から連絡があり電話で対応したり、また直接会社に出向いて手伝いをされていました。

2011年12月、退職され遊んでいたことを聞いた姉の友人が突然、奉仕活動へのお誘いがきました。初めは断っておりましたが、お姉さんから背中を押され引き受けることになりました。4月、最初は独居老人の方との顔合わせから始まり、市役所での委嘱伝達式に出席、それから研修が数回受けられましたが、慣れないことへの違うストレスが少しずつ重なり、たまっていったようです。

5月の初めに五十肩になり、右肩が上へあがりにくくなっていきました。近所のかかりつけの医者の紹介で同じ市内の総合病院を紹介してもらい、整形外科へ通院しました。しかしだんだん右肩が動かなくなり痛みも増していき、奉仕活動に影響が出てきたため、痛み止の薬(トラムセット)を飲み続けながら活動を続けました。この活動の中で一番大きな行事は9月15日の「敬老会」行事でした。これが無事に終了したことで気持ちがホッとし、一度に疲れが出てダウンしてしまいました。9月20日より微熱が出るようになり、翌朝もどしたりして食欲がなくなっていましたが整形外科の検査があったため無理をして病院に行かれました。痛み止めの薬を長期にわたって服用し続けたため副作用が出てしまった状態でした。

9月24日に近所のかかりつけの医者に行き、食事もほとんど取れていなかったため、ムカツキ止めを入れた点滴を受けると、少し楽になり食欲が少し出てきました。しかし、9月27日の朝、いつもとは違うしんどさと首・肩・背中・腰の筋肉に激痛が起こり、すぐかかりつけの医者に行きました。その日は痛み止めの薬をもらって帰られました。

9月29日の午前4時半ごろ起きようとすると、体が動かなくなったので9時半に医者に行き、いつもと違うということで血液検査を受けさせてもらえました。原因が不明ということで医者からは「うつ」になっているのではと言われ精神安定剤を処方されました。このころから午前中は調子が良いのですが、夜になると首・肩・腰・足の付け根の痛みが増していきました。通院するたびに色々な薬を処方されるも、不安になってきた患者さんは漢方の痛み止め以外は一切飲まずにいました。以前、会社の健保組合からもらった「家庭の医学」の本を出して読み、医者に膠原病ではないかと言うも、『勝手に病気を作らんといて』と言われてしかられました。

9月29日の血液検査の結果は白血球数が13.6(通常は3.6~9.0)・LD301・血小板値50.2と出て、このまま様子を見ることになりました。

10月11日に市内の総合病院で9月20日に検査した分の結果を聞きに行く予定でしたが、前日の10日の朝起きると右足がゾウの足のようにむくんで靴が履けなくなり、すぐにかかりつけの医者に飛んで行きました。首・肩・背中の痛みも訴えると、医者もびっくりして市内の総合病院の内科へ「髄膜炎」の疑いがあると連絡をいれると、すぐに来るようにと言われたのでご子息に自動車で送ってもらいました。

レントゲン検査・心電図・血液検査・尿検査を受けましたが、結果はどこも悪くないと言われました。血液検査でCRP値が9.7(通常は0.3)ありました。その時に一緒に9月21日の血液検査の結果を聞いたところCRP値が14.7ありました。

内科の医師にご子息が膠原病なので母親である患者さんも同じ膠原病の可能性があるのか聞きましたが「絶対違う!」とはっきり言われたそうです。

原因不明のまま10月11日の整形外科へそのまま通院してくださいと指示されました。翌日、整形外科へ行くと一番に呼ばれ検査結果の説明を受け、炎症の原因は不明のままMRIも至急やることになりましたが、結果はどこも悪くないと言われました。このまま様子を見と言われた患者さんは不安になり10月12日の夜、「家庭の医学書」を読み、症状から「リウマチ性多発筋痛症」ではと思い、ご家族にインターネットで検索してもらい、松本漢方クリニックのホームページを印刷したものを持ってきてくれました。当院のホームページに“ステロイドは一切使用しません。”と書かれた治療内容に目が釘付けになり、翌日すぐに電話をかけ、10月14日にご子息とお姉さんの3人で来院されました。

持参してもらった他医院での血液検査の結果と患者さんの症状(首・肩・背中・腰の痛み)を聞き、膠原病のリウマチ性多発筋痛症と診断しました。原因は化学物質やヘルペスウイルスと免疫の戦いによって症状が起こったのです。

今まで仕事で溜め込んだ激しく重く深刻なストレスから鬱にならないために、自分を守るために心の異物と戦い続けるように、交感神経を刺激して、脳からアドレナリンやノルアドレナリンを大量に放出すると同時に、副腎皮質からステロイドホルモンを出し続けることにより免疫を抑え続け、誰もが多かれ少なかれ持っている単純ヘルペスや水痘帯状ヘルペスウイルスをあらゆる神経細胞に増殖させます。免疫の働きが減少すると、すぐさま単純ヘルペスや水痘帯状ヘルペスウイルスはあらゆる感覚神経に増殖し続け、ときに免疫がこのウイルスを見つけ出し、神経細胞で戦いを始めると神経に炎症が起こり、痛みとして感じられます。しかしこの痛みに耐える為に痛み止めやステロイドを飲み続けると、一時的に痛みは取れるのですが、免疫を抑制されると、ヘルペスウイルスは意気揚々とさらに体内の神経細胞で増殖し続けます。しかしながら免疫の力の方がヘルペスウイルスよりも遥かに強いので、再び一瞬でも免疫が取り戻されると、すぐにヘルペスウイルスとの戦いが繰り返されます。どの病院に行ってもまた痛み止めやステロイド剤を出します。永遠にいたちごっこが繰り返されます。

毎日毎日摂取される化学物質に対しては、ストレスのために免疫が抑えられているため、抗体の逆クラススイッチが起こり、アレルギーで出すべきものが膠原病としての戦いに変わっていきます。膠原病は免疫を抑えることによって生じるものですから、ストレスのみならず痛み止めとして投与された薬が再び膠原病を深刻にしていきます。いつの間にかヘルペスとの戦いによる痛みなのか、化学物質との戦いによる膠原病の痛みであるのかが分からなくなってしまいます。この病気を治すために日本全国の病院を駆け巡っても原因不明といわれる上に、ついでに出されるステロイドをはじめとする痛み止めは、知らないうちに免疫の遺伝子を変え、さらに訳の分からない症状が出てくるのです。

この世に原因不明の病気・症状はないのです。病気とは異物との正しい戦いに見られる身体が発する警告であります。症状は異物が原因ではないのです。ヘルペス自身が原因ではないのです。あくまでもヘルペスという異物と免疫との戦いに見られる正しい症状が痛みとして感じられるだけなのです。従って私が常に言っているように、病気は免疫が身体に入ってはいけない異物との戦いをしていますから、何とかその異物を除去する手助けを下さい、と脳に頼み込んで自覚させている症状が病気なのです。

脱線しましたが漢方薬・入浴剤・抗ヘルペス剤を処方し、さらに免疫力を上げるための鍼治療とお灸の治療も受けてもらいました。血液検査も受けてもらい1週間後の結果、水痘状ヘルペスEIA価41.3(基準値2.0未満)CRP値6.26(基準値0.3以下)と高値でした。

通院から1週間でだんだん違うところが順番に痛くなってはおさまり、2~3週間目には口内炎と歯茎が腫れてきました。すぐに漢方薬を処方して2週間漢方薬を飲み続けると口内炎と歯茎の腫れはきっちり完治しました。毎週日曜日に鍼灸治療と2週間ごとの診察をご息子に車で送ってもらいながら通院されました。

治療を始めて1か月は夕方および夜寝る前になると微熱(37.2~38.7°C)が出ました。熱が37.2°Cを超えると、フロモックス(細菌による感染症の治療薬)を服用してもらい、1か月治療を続けた頃には熱は37.0°C以下におさまってきたので、それ以降はフロモックスを使わなくなりました。

2か月を経過し、血液検査にて水痘状ヘルペスEIA価33.2(基準値2.0未満)CRP値0.76(基準値0.3以下)となり、CRP値が格段に下がっていました。ヘルペスの数値がなかなか下がりませんが、少しずつ元気になり、家の用事もできるようになりました。

しかし、40分~1時間ごとにトイレに行くようになりました。

3ヶ月が過ぎ前回(12月17日)の検査でATS(GOT):169(10/14は16)・ALT(GPT):172(10/14は12)・ALP:365(10/14は244)で肝機能数値が異常にあがっていたので再検査を1月6日に受けてもらいました。

また、CRP:1.7と少し上がり水痘帯状ヘルペスのIgG:54.5に増加していました。EBV肝炎になっていました。今のところ熱は37.0°C以上あがらず、トイレも普通に行けていました。右足・首等がヘルペスと戦っているのか筋痛がありました。調子の良い時もあまり無理をせず、しんどくなったら休みながら自分の免疫力を低下させないように気を付けてもらいました。その結果、1月中旬より夜中にトイレに行く回数が7回から2回程度に減ったそうです。肝機能の値も以前に肝臓が悪くなったことはなかったため、2013年1月6日に来院して血液検査をしてもらうと、結果はATS(GOT):48・ALT(GPT):36・ALP:321に下がっていました。

そのまま治療を続けてもらい、現在では普段の生活を無事に過ごせるようになり、当院にはもう通院されておりません。

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