Bp製剤とは何でしょうか?Bpは英語でbisphos‐phonate, 略してBPでビスホス‐ホネート(ビスフォスフォネート)は、破骨細胞の活動を阻害し、骨の吸収を防ぐ医薬品。骨粗鬆症、変形性骨炎(骨ページェット病)、腫瘍(高カルシウム血症の有無にかかわらず)の骨転移、多発性骨髄腫、骨形成不全症、その他骨の脆弱症を特徴とする疾患の予防と治療に用いられる。副作用は顎骨の難治性壊死(BRONJ)や病的骨折です。作用機序は良く分かっていないようです。副作用の方が怖い薬です。何故ならば骨粗しょう症を防ぐ薬が顎骨の難治性壊死や病的骨折を起こすのは可笑しいと思いません。
Bp製剤の副作用の骨粗鬆症とは何でしょうか?骨粗鬆症とは「骨強度の低下により脆弱性骨折が発生する危険性が全身性に高まった状態」と定義されています。以前は「低骨量でかつ骨組織の微細構造が変化し,そのために骨が脆くなり骨折しやすくなっている病態」という骨密度を中心とした考え方でした。骨強度は骨密度と骨質の 2つの要因によって決まります。骨には「破骨細胞」と「骨芽細胞」があり,骨吸収と骨形成が新陳代謝を繰り返しながら再構築(リモデリング)が行われており,通常これらのバランスを保ちつつ骨量と血中カルシウム濃度を一定に維持している。骨の硬度を示す骨量は骨塩(リン酸カルシウムなど無機成分)と骨基質(コラーゲン,オステオカルチンなど有機成分)の総和です。骨粗鬆症には原因がはっきりとしない「原発性骨粗鬆症」と薬剤(コルチコステロイド,メソトレキセート等)などによる「続発性骨粗鬆症」に大別されますが,患者の大部分は原発性骨粗鬆症です。さらにこの原発性骨粗鬆症は閉経後の女性での閉経後骨粗鬆症,65 歳以上の高齢者に認められる老人性骨粗鬆症,原因不明の特発性骨粗鬆症に細分化される。日常生活での最も良く見られるのは骨折です。この骨粗鬆症の骨折ではほとんどが脊椎での圧迫骨折,つまずいて転倒した場合に起こる大腿骨折,転んだり、手をついたはずみで起こる橈骨骨折である。骨粗鬆症治療の最終目標は,骨折の防止であり,現在カルシウム・ビタミン D などの栄養補給と運動です。と骨折防止に有効性がある薬剤を使用した薬物療法が広く臨床現場では行われています。