リウマチ性多発筋痛症・線維筋痛症 症例報告

リウマチ性多発筋痛症完治の研究報告Part19-③(コメントあり)更新2022.5.15

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前回の続きです。前回分をまだ読まれていない方は以下のリンク先から読んで下さい。
リウマチ性多発筋痛症完治の研究報告Part19-①(コメントあり)
リウマチ性多発筋痛症完治の研究報告Part19-②(コメントあり)

自宅に帰って安堵されましたが、やはり今後が不安でした。頼れるのは松本漢方クリニックだけでしたが松本理論は無知な一般人には難しく、細胞のことなど理解できませんでしたが、それでも納得したのはヘルペスのことが大きかったです。かかりつけ医に訴えたように、ズキズキする痛みが帯状疱疹のそれと似ていたからです。外から見えないズキズキする痛みは人体の深部でヘルペス戦っているからです。体が痛い上に精神的に疲れていたため、高槻まで(車で1時間でしたが)気軽に行ける距離ではなく、「行こう」と思えるまで少し時間がかかりました。

そして、やっと松本漢方クリニックへ受診されました。娘さんに会社を休んでもらって一緒に松本漢方クリニックへ来られました。先に予約して頂いた鍼灸の治療を受けてもらい、お灸のやり方を教えました。その後、緊張しながら診察室に入ってこられました。問診票を長々と書いましたが、私は目をあまり通すことなく話し始めました。「なぜここに来たの?」と聞くと、「ヘルペスが怪しいと以前から思っていた。ステロイドは使いたくない。」と答え、「賢い!」「絶対治る!!自己免疫疾患の病気の原因はすべてヘルペスや。自分の免疫が治すんや!!」と言って何度も握手して元気づけました。当時患者さんは個性の強い先生だと初回から思われました。

治療にはアシクロビル錠と煎じ薬2種の服用・鍼・灸・漢方風呂を処方しました。漢方薬を煎じるのもお灸をするも初めてのことだったので大変だったと思います。漢方風呂も週2回とはいえ賃貸に住んでいるので躊躇されましたし松本漢方クリニックは遠いので鍼も近所で探さなければならないと説明しました。

治療のためロキソニンと安定剤も止めました。手記を色々読んでいた患者さんはロキソニン1錠だけで1日過ごせていたから軽い方だと思っておられましたが、すぐに痛みが襲ってきて瞬く間に不自由になり、家族の助けなしで生活できなくなりました。すべての現代の難病はヘルペスでありますからこのherpesを誰が増やしたかが真犯人です。それは患者さん自身です。しかし治せるのも患者さん自身の免疫です。したがって生きるためにストレスが多すぎる人は治りにくいのです。更に病気を治さないようにしているのが免疫を抑える薬、その最たる薬がステロイドです。

痛み・強張りのため寝返りが出来ずベッドから起き上がれませんでした。膝と足首から下、足の裏までもがパンパンに腫れてまともに歩けなくなりました。屈伸もできないのでトイレも一苦労だったそうです。浴槽に浸かるなんて到底できず、週末に漢方風呂を足湯だけすることにしました。髪も洗えないので、旦那さんに車で週1~2回美容院に連れて行ってもらわれました。ヘルペスとの戦いによる微熱も相変わらず続いており、寝汗で夜中に2~3度着替えました。すべてはヘルペスとの戦いが免疫を上げることによって免疫がヘルペスを殺せるものは殺し、最終的にはヘルペスを細胞に押し込めるのです。このように免疫を高めるときに見られる免疫が必ず勝てる正義の戦いをリバウンドというのです。

煎じ薬の効果で免疫が腸でもヘルペスと戦い始めたからなのか、ひどい下痢が続きました。頭痛も4週間続きました。頭痛もherpesです。介護用品店に連絡し、電動ベッドや手すり・車いすをレンタルし、杖・足湯バケツを購入しました。自宅の玄関からエレベーターで1階へ下りて、マンション内の駐車場に向かうまでのほんの短い距離でも、車いすと杖が必要でした。リバウンドの症状はすべてヘルペスと自分を守る免役との戦いであることを私に教えてくれたのは他ならぬ患者さんの苦しみであるのです。しかしherpesは自分を生かしてくれる宿主を殺してしまうことは絶対にしないのです。だからヘルペスとの戦いでヘルペスに殺されることは絶対にないのです。ただ痛みにどれだけ耐えられかつ家族からどれだけ手助けをしてもらえるかです。ヘルペスとの患者の体内で戦争が起こっているわけですから苦しいのは当然なのですが免疫が負けることは絶対にないので初診で患者に「治してあげるよ。」と励ますことができるのです。病気を治せる王者は免疫しかないのです。だからこそあらゆる病原体に免疫が打ち勝ってきたので38億年の生命は進化し生き残ってきたのです。しかし条件一つだけあります。リバウンドに挫けないことです。我慢できない患者は私と縁を切って快楽のステロイドを毎日しゃぶればいいのです。私の医療の真逆の医療を受ければいいのです。瞬間の快楽を選ぶか永遠の健康を選ぶかは患者が決めればいいのです。リバウンド症状は病気を治すために免疫が戦っている証拠なのです。

絶不調の患者さんでは当院へ来院できなかったため、薬が無くなると娘さんが代わりに薬を取りに来られました。患者さん自身は2カ月に1度車椅子で何とか来られました。

鍼灸については娘さんが近所で熱心な女性の鍼灸師を見つけてくれました。元々理学療法士だった彼女は、西洋医学に疑問を感じて鍼灸師になり、東洋医学を勉強しているとのことでした。免疫を上げて治すという方向性は松本漢方クリニックと同じだったし、いろいろと勉強しておられるので話が面白く、患者さんは気が合う良い人を見つけたと思いました。週2~3回家に来てもらい鍼灸院に行けない日は、娘さんに膝下を中心にお灸をしてもらいました。

本当に治るのか、不自由な生活がどのぐらい続くのか不安だった患者さんは同じ症状の他の患者さんの手記の日付を追わずにはいられませんでした。似た症状の手記は何度も読み返されました。やはり患者さんの励ましになるのは治った難病患者の手記が最高の説得力を持つ証拠にもなるのです。法律で消されてしまったので新しい難病患者が誰も来ないので難病を治す喜びは激減しましたがそれでも77歳の労苦にムチ打って医学の真実を永遠に残すために、このように頑張っています。アハハ!

治療を始めて3ヵ月~4カ月。足の腫れは相変わらずで、各箇所の痛みは増してきて何をするのも困難でした。歩いた時に両足の関節がポキポキと音を立てるのが気になりました。屈めないので落としたものも拾えませんでした。滑膜の細胞にもヘルペスが感染して傷ついているので滑液が産生できなくなり乾燥状態になっているのでポキポキと音がしますが、正常に戻れば音も出なくなります。

熱は時々38度を超えました。細胞外に出たヘルペスを大食細胞が貪食すればTNFやインターロイキン1やインターロイキン2などのサイトカインを作り出して体温を上げて免疫システムに敵が来たというシグナルを送り免疫の働きを上げてくれるので病気を治すのには絶対に必要なのです。発熱万歳!!!煎じ薬は苦味が辛いし、熱が高いこともあって食欲は落ちる一方で、体重が減ってしまうことが気掛かりでした。相変わらず家事も出来なかったので、ご家族の負担を減らすため週2日家事代行サービスの方に来てもらうことにしました。

左側頭部に血管が浮いたようなコブのようなものが出来ました。触ると痛みがありました。不安になってネットで調べると、「リウマチ性多発筋痛症」は「側頭動脈炎」を合併することがあるということでした。診断のために生検するだの視力を失うだのこれもまたステロイドを使うだの書いてあり怖くなった患者さんは私に相談され、抗生物質を処方してみましたが服用後も変わりませんでした。抗生物質が効かないのであれば、これもヘルペスと戦っていることになります。側頭動脈炎は自己免疫疾患の一つで難病に指定されていますがステロイドしか効かないのはヘルペスが原因であるからです。

側頭動脈炎はどんな病気でしょうか?自己免疫疾患と言われていますが嘘です。それでは自分の免疫は何を攻撃しているのでしょうか?ヘルペスであることを知ったうえで治せない標準医療の以下の説明を読んでください。

側頭動脈炎は中年の人に多くみられ、側頭部の血管がヘルペスで侵されるために、その部分に痛みがあります。また、食べ物を噛んでいるうちにあごが疲れたり、視力障害が出ることもあります。なかには、リウマチ性多発筋痛症(poly‐myalgia rheumatica略してPMR)という、多発性の筋肉痛を特徴とする病気を合併することがあります。50歳以上で発病しやすく「巨細胞血管炎」とも呼ばれます。病変が起こった血管の壁に多数の核をもつマクロファージが融合した大型の細胞(多核巨細胞)が集まるため、つけられた名で、巨細胞は高安病でもみられるため、両者とも巨細胞性動脈炎として分類されます。側頭動脈炎では、頸動脈とその枝分かれした部分、おもに側頭部の動脈に炎症が起こります。側頭動脈は、こめかみにある動脈です。ここにherpesによる炎症が起こると、腫れた動脈がウネウネと浮いて見えて、押すと痛みます。それとともに熱が出て、頭やくび、肩甲部が痛んだり、肩の硬直なども起こります。体重が減ったり、全身の倦怠感(だるさ)もあらわれます。炎症が目の動脈に及ぶと、目がかすむようになります。重症になると、失明することもあります。

側頭動脈炎の治療はステロイド薬の治療が中心で高安病の場合と同じくステロイド薬(プレドニン)の治療が中心です。目の症状がある場合は、ステロイドパルス療法や抗凝固療法も検討されるのですがすべてインチキな治療法です。抗ヘルペス剤と漢方の煎じ薬で治ります。

この症状も数カ月続きましたが結果的に治まり、視力も何ともありませんでした。西洋医学が原因不明というのなら、その病名に振り回されてはいけないと患者さんは思われました。結局は化学物質かヘルペスと戦っていて、その場所が違うだけなのです。ヘルペスは人体の240種類のすべての組織の細胞に感染するので多彩な症状が出るのです。

治療を始めて5カ月~6カ月。ほんの少しずつ、足の腫れがひいてきて、杖は必要でしたが歩きやすくなってきました。少しの時間なら杖無しで立っていられるようになりました。足首の下あたりがカサカサしてきて、ひざの裏が少し痒くなってきたので、これがクラススイッチなのだろうかと思いました。寝汗は止まりましたが、微熱と下痢は続いており、相変わらず夜は眠れないので日中はウトウトされていました。肩の痛みは左から右へと広がり、腕まで強烈に痛みました。左手は特にひどく、湯呑みを持つのも辛く、耳かきすら出来ませんでした。アシクロビルは治療開始時は8錠/日でしたが、気づけば最大で16錠/日飲むようになっていました。アシクロビルを増やせば痛みが少しマシになりました。

8月の下旬、頭痛が治まり、熱もあまり上がらなくなりました。家の中では杖もあまり使わなくなりました。簡単なものと味噌汁を作ることが出来て、少し自信がつきました。金銭的にも大変だったので9月の中旬に家事代行を止めました。何カ月も旦那さんや娘さんに負担をかけている事が辛かったので、自分で出来る範囲のことをゆっくりやることにしました。

この頃、ひどい胃痛に襲われた日がありました。アシクロビルの量のことが気になりましたが、翌日には胃痛が治まりました。後日相談され「胃炎ではなくヘルペスと戦っている痛みだ」と説明しました。しかし不安だったのと金銭的な面(健康保険がきかないのが腹立たしい)から、その後はアシクロビルの服用量を減らしました。アシクロビルを保険で使えるようにすれば自己免疫疾患はすべて完治する上に経済的負担も減るのにアシクロビルを治るまで保険で使わせてくれないのです。私は冤罪で混合医療という罪で危うく身の破滅の寸前まで追い込まれたのですが患者が救ってくれました。詳細はチャンスが来れば明らかにしましょう。この大事件のためにストレスがかかり右目のヘルペス性網膜炎症がさらに悪化して右目が完全に失明してしまいました。

少しではありましたが、あちこちに湿疹が出てきました。かなり痒かったですが1週間ほどで消えました。クラススイッチが徐々に起こってきたのです。下痢の方は少し治まってきて、10月に入るとやっと普通便が出ました。

肩から腕の痛みは変わらず辛く、右肩が強烈に痛み、微熱が出る日も増えてきたので、またアシクロビルを増やしました。足の方はゆっくり良くなってきました。10月下旬には、浴槽に浸かることが出来ました。

治療を始めて7カ月~8カ月。緩やかな足の回復に伴い、家事の出来る範囲が増えてきました。熱が下がり、下痢もなくなり、歩いた時ポキポキと鳴っていた音がしなくなってきました。潰れた滑膜が正常になり滑液が産生されるようになったのです。トイレに手すりが必要でなくなりました。採血の結果、MMP-3 が正常値に入りました。

12月に入り、美容院(500m)まで歩けました。歩いた後は数日間股関節を中心に下半身がひどく痛みました。“無理をしないこと”とリハビリの境目がわからなかったのです。正座は出来そうにないし、以前履いていた靴も痛くて履けませんでした。椅子に座っていると強張ってしまうので、立ち上がる時に激痛が走りました。松本漢方クリニックの階段も上れないし、まだまだ不自由ではありましたが、それでも以前に比べると動けているので、見た目はかなり回復しているように見えます。

肩から腕、手は一向に良くならないで、服の脱着に苦労し、浴室に入るまでに疲れてしまいました。まだまだ大根も切れません。夜は痛さで相変わらず眠れません。下着の跡が痒くなり、掻くと痒い箇所が増えていきました。本格的なクラススイッチが始まったように思います。腰に湿疹ができ、足・腕・頭までが痒くなってきました。掻き出すとしばらく痒みが止まりませんでした。改めて松本理論が真実だと実感しました。すべての自己免疫疾患の原因は二つあります。一つは化学物質とのIgGの戦いをIgEにしてアトピーに変えて痛みをかゆみに変えて最後は免疫寛容を起こすことと、二つ目はこれが手ごわいのですがヘルペスを殺せるのは殺し追い詰め物は追い詰めて細胞に追い込むことの二つです。しかし免疫が再び下がると細胞に隠れたヘルペスは頭をもたげて細胞で増殖しだして細胞外に出ると免疫に見つかって症状が出ることがあるのでストレスをかけないように心のあり方を変える必要があるのです。

治療開始後9カ月経過~現在~終了

herpesが起こすリウマチ性多発筋痛症は本来免疫を自分で下げてherpesを増やしたのが始まりであり、その後ありもしない自己免疫疾患だという偽りの根拠で自己の免疫を抑える最悪のステロイドを治療と名の美名に隠れて使われたために耐えがたきリバウンドが生じて、症状が辛くて諦めかけたこともありましたが、その度に私の論文や患者さんの手記を読み返すことにより、病気を受け入れ最後まで頑張れ切りました。

「自分の免疫が治す」、真実は本当にシンプルです。症状は薄皮を一枚一枚剥ぐように少しずつ良くなり完全に元の生活に戻ることができました。リバウンドを耐えきって最後は自分の免疫でヘルペスを細胞の奥深くに閉じ込めることができたのです。ステロイドを医者が使わなければこんなに免疫のリバウンドの苦しみを耐える必要がなかったのです。免疫を抑える薬は厚労省は認めるべきではありません。

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