気管支喘息 潰瘍性大腸炎・クローン病 症例報告

潰瘍性大腸炎、クローン病完治の症例報告Part23-①(コメントあり)更新2022.5.10

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症例報告55例目

完治された病名1)潰瘍性大腸炎

患者:21歳、女性

潰瘍性大腸炎は英語でUlcerative Colitisといい、アルサレイティブ・コライティスと発音し、略してUCといいます。余計な治療を一切しないで私を見つけられた方なので、“一生治らない病気”が半年で良くなってしまいました。

2011年3月初め、便に血が混じるようになりました。母親に相談すると痔かもしれないから病院に行くことを勧められましたが、年頃の女性なのですぐに病院に行けませんでした。

若い人が痔になる理由はほとんどありませんので、痔と診断された若い人の痔はほとんどがクローン病(CD)か潰瘍性大腸炎(UC)の初期の一症状です。私のホームページを読んでいる方は既に書いているので、CDもUCも腸管で化学物質とIgGで戦っているに過ぎないことはご存知でしょう。このときに痔と言われて痔の坐薬を使い出すと、本格的なCDやUCになってしまうのです。その理由を説明しましょう。

痔にしろCDやUCにしろ、多かれ尐なかれ痛みと出血が伴います。特に痔の痛みは耐え難いときがあります。この痛みを除去する最高の薬はステロイドであります。医者が出す痔の坐薬にも薬局で売られている全ての痔の坐薬にはステロイドがたっぷり入っています。ステロイドが入っていない痔の坐薬は絶対に売れないからです。ステロイドを使えば一時的には痛みは一挙に解消しますが、元の病気である痔やCDやUCを治しているのではありません。免疫の遺伝子を変えて一時的に戦いをやめさせているだけですから、遺伝子が修復されてしまうと再び症状がリバウンドの形で生じます。痛みがさらにひどくなるので、否が応でも再びステロイド入りの坐薬を用いざるを得なくなります。これの繰り返しをやると、どんどん免疫の遺伝子はますます変えられ、肛門の周りの炎症が直腸や結腸に及び、果ては小腸回盲部まで波及し、知らぬ間に本格的なCDやUCになり痔の坐薬が“永遠に治らない病気”を作ってしまうのです。つまり医薬原病となってしまいます。

しかしその後も症状は悪化し、下痢が続き、腹痛も起こり、食べたらすぐトイレに行くような日が続き、3月30日に総合病院の内科を受診しました。その時に「潰瘍性大腸炎の疑いあり」と言われましたが、詳しい説明はされず、4月21日に大腸内視鏡の予約をされ、アサコールとビオスリーを処方され帰宅されました。家に帰って病気のことをインターネットで調べましたが、あまり実感もわかず、薬を飲めば治るだろうと思われました。

しかし、4月15日に下痢、下血がひどくなり、再び病院に行ったところ、即入院になりました。生まれて初めての胃カメラ、そして内視鏡検査は炎症が起こっている腸管にさらに胃カメラや内視鏡が腸管に入って傷をつけられて悪化させられたようなものだったので患者さんにとって大変きついものでした。そして4月21日、検査結果から「潰瘍性大腸炎」と告げられました。原因不明の難病で現代の医学では治らず、一生お薬を飲み続けなければならない。大腸癌になる可能性も高く、人工肛門になる人もいます。医師に宣告され、大学三回生だった20歳の患者さんは目の前が真っ暗になり、ショックで言葉がでませんでした。

若い可愛い乙女に破廉恥を通り越して犯罪的な宣告を堂々と言い放つ医者たちの非人間的な言動に毎日毎日怒りまくっていますが、医学会という権力の前には私の怒りなどは風前の灯にもなりません。

精神的ショックはまさに自分の副腎皮質から大量のステロイドホルモンを出して耐えなければならないのです。ショックが強ければ強いほど、鬱にならないために自己のステロイドホルモンは増え続けます。研究によれば最大正常な産出量の20倍も自分の副腎皮質から出すことで精神的ショックに耐えることができるといわれています。このときに著しい免疫の抑制が起こるのです。この後つかの間のホッとしたときに免疫のリバウンドが起こり、免疫の戦いが回復し症状がどんどんひどくなっていくのです。症状は免疫と敵との戦いに見られる正しい免疫の働きであることを確認しておいてください。

医師から患者さんとご家族にこれからの治療法について説明がありました。お薬だけで効かない場合はGキャップ(顆粒球吸着療法)かステロイド投薬があるが、ステロイドはムーンフェイスになったり副作用も強いので、Gキャップをすすめられました。大病院の医師からこの治療法がベストであり、「我が病院は厚生労働省の指導にのっとって進めている」と言われれば、「お願いします」と頭を下げるしかありません。

薬は“良く効く”という根拠で認めるべきものではありません。薬は“病気を治す”からこそ認められるべきものなのです。言うまでもなくまず病気は自分の免疫で治すものですから、病気を治す薬などというものは何一つないのです。それでも免疫を手助けできる薬は存在するのです。そのような薬だけを厚労省は認めればよいのです。

現代の文明に見られる病気の原因は化学物質・ウイルス・細菌しかないわけですから、ワクチンと抗生物質と抗ウイルス剤と漢方煎剤だけであります。このような薬だけを世界中の厚生省が認めればそれこそ製薬メーカーは軒並み破産し、病医院も、もちろん私の医院も潰れてしまうでしょう。“真実の医薬大不況”が世界中を覆ってしまうでしょう。ワッハッハ!

いずれにしろ全ての分野においていえることですが、貪欲が作り上げた一時的な快楽は永続するものではなく、最後は人類を破滅に追いやるでしょう。大衆の無限の欲望、権力者の無限の欲望、資本家の貪欲が地球も滅ぼすことになるでしょう。誰がブレーキをかけることができるでしょうか?不可能でしょう。

私がどれほど薬業界・医療界の過ちを暴露しても、既に作り上げられたシステムが変わるはずはないことは知っています。それでもこのようにホームページで患者さんに伝えようとするのは、システムの犠牲者にならなければ全ての病気が治るという事を伝えてあげたいのです。もちろん患者の病気を治す為に一生捧げるつもりです。架空の話ではありますが、全ての患者さんが松本漢方クリニックに来られれば、自然に製薬メーカーがつぶれ、大病院がつぶれて、患者の病気は自分の免疫で治ってしまうという事態に200年後にはなっているかもしれません。もちろんそれまで地球が存在していればの話ですが。ワッハッハッハ!

4月25日、初めてのGキャップを受けられました。とても怖くて痛い治療が10回も続くと思うと悲観的になりました。そして10回しても治ることはないと思うともっと泣けてきました。この患者さんの感覚はまとも過ぎます。とってもナイーブで、とっても素直で、とっても賢いお嬢さんです。実はこの頃には患者さんのお父さんは、インターネットで松本漢方クリニックを見つけ松本漢方クリニック患者会の手記を読み、私の理論を何度も読んでいたそうです。

4月28日、二回目のGキャップ。しかし静脈に入らず動脈にもチャレンジしましたが、やはり入らず大量出血しました。そしてこの日から栄養は点滴のみ、絶食が始まりました。

ここでUCに使われるG-CAPとL-CAPについて説明しておきましょう。G-CAPは、顆粒球吸着療法と呼ばれるものであり、UC患者の血液をいったん体外に取り出して、特殊なビーズが詰まった顆粒球吸着器(アダカラム)に通すことで、炎症の原因となる血液中の顆粒球を選択的に吸着除去および機能を変化させ、血液を体内に戻す体外循環療法(血液浄化法)といわれています。実はこのような説明は間違っています。あくまでもUCの患者さんの腸管で起こっている炎症の原因は化学物質であります。この化学物質をIgGで排除するために顆粒球といわれる好中球や好酸球や好塩基球が働いているに過ぎないのです。まるで顆粒球が悪事をしている様な書き方は間違いです。しかも一時的に顆粒球を除去しても再び骨髄で顆粒球が作られるわけですからイタチごっこであり、患者の苦しみを増やしているだけです。

痛い思いをした患者さんがどのようにG-CAPをされたのかを説明しておきましょう。肘窩静脈(腕)もしくは大腿静脈を消毒後、専用の注射針付きカテーテル(管)で刺し、血液回路(体外に取り出された血液が通る管)とつなぎ、専用の血液循環装置を使って、血液を体外へ連続的に取り出します。取り出した血液は血液回路を経て顆粒球吸着器(アダカラム)を通り、再び血液回路を経て体内へ返すようにされます。

体外で出た血液が血液回路やアダカラムの中で固まらないようにするため、臨床でも使われている抗凝固剤という種類の薬(商品名:フサン)を入れます。この薬は血液回路やアダカラムの中だけで働き、体の中に血液が戻る時にはほとんど効果がなくなるよう調合されています。と書かれていますが、抗凝固剤といわれるフサンのためにショックを起こした人がいます。そのために二度とG-CAPができなくなったと伝えてくれた患者さんがいました。

G-CAPの後、効果を確認し、病状をみるために大腸内視鏡検査、血液検査等を定めた時期に行われるのですが、たとえ一時的に炎症を抑えても、根本治療が行われない限り再び生じるものですから、このような痛い治療は全く意味がないのです。患者に負担をかけ、国民に税金という負担をかけるだけです。治療時間は1回60分(血液約1800ml、毎分30ml)であり、治療回数は週1回×連続5週間(1セット)(1回の活動期に対して2セットまで可能)税金で可能でありますが無駄な税金であります。

次にL-CAPについて述べましょう。L-CAPは白血球除去療法といわれるものであり、G-CAPと同じように患者の血液をいったん体外に取り出して、特殊なフィルター(セルソバEX)に通すことで、炎症の原因となる血液中の白血球(顆粒球、単球、リンパ球)や血小板の成分を除去し、血液を体内に戻す体外循環療法(血液浄化法)です。炎症にかかわる白血球を除去することでサイトカイン等の情報伝達を断ち、炎症を抑えるのです。G-CAPは顆粒球だけを除去する方法でしたが、このL-CAPは血液中の白血球の全てを除去する大掛かりなものです。白血球は顆粒球以外に単球やリンパ球が含まれており、さらにL-CAPでは血小板の成分も除去してしまうのです。これらは元来、人体の免疫にとって必要な成分であるので、このL-CAPも医者の遊びでやっていると極言してもいいぐらい無駄な治療です。もちろん言うまでもなくUCがL-CAPで治るわけではありません。私のUCの患者さんにはこのような無駄な痛いG-CAPやL-CAPを受けた方がたくさんおられます。

ついでに具体的な方法について説明しておきましょう。G-CAPと基本的には同じであります。肘窩静脈(腕)もしくは大腿静脈を消毒後、専用の注射針付きカテーテル(管)で刺し、血液回路(体外に取り出された血液が通る管)とつなぎ、専用の血液循環装置を使って、血液を体外へ連続的に取り出します。取り出した血液は血液回路を経て白血球除去器(セルソーバ)を通り、再び血液回路を経て体内へ返されます。体外に出た血液が血液回路やセルソーバの中で固まらないようにするため、臨床でも使われている抗凝固剤という種類の薬(商品名:フサン)を入れます。この薬は血液回路やアダカラムの中だけで働き、体の中に血液が戻る時にはほとんど効果がなくなるよう調合されているようです。その後効果を確認し、病状をみるために大腸内視鏡検査、血液検査等を定めた時期に行います。

皆さん、大腸の内視鏡検査もどれほど苦しいものかご存知ですか?必ず内視鏡をやった後に細菌が大腸の炎症部位や潰瘍にひっつくので、大腸の炎症症状が悪くなると内視鏡をされた患者の皆さんが口を揃えて言っています。治療時間は1回60分(血液約1800ml、毎分30ml)であり、治療回数は週1回×連続5週間(1セット)(1回の活動期に対して2セットまで可能)で、G-CAPと同じです。

再度医師から説明があり、血管が入りにくいので次回からはカテーテルで鼠頚部から入れることと、同時に栄養が足りていないので、IVH(首に穴をあけて直接栄養を入れる)を提案されました。この提案を聞き、ご両親は松本漢方クリニックを訪ね、今までのお嬢さんの症状を説明してくれました。

IVHは元来、食事が摂れない人の為に行われる栄養補給法であります。IVHは英語の“IntraVenous Hyperalimentation”の略で、中心静脈栄養法といわれるもので、口から栄養が摂取できない場合に体液のバランスの維持と共に栄養補給を目的として行われます。大静脈、主に上大静脈内に留置したカテーテルを通じて、電解質・糖質・アミノ酸・さらにビタミン・微量元素を配合した人体に必要な全ての栄養素を含む輸液を点滴注入するのです。数ヶ月続けても栄養不良は起きないのです。

クローン病(CD)や潰瘍性大腸炎(UC)の患者さんにとって、実はこのIVHは根本治療にも貢献してくれるのです。なぜならば上記の輸液は化学物質が一切混入していない蒸留水に人体に必要な化学物質を含まない純粋な3大栄養素に加えて、ビタミンや電解質だけが投与されるので、IVHをやっている間は、CDやUCの原因である化学物質が患者の体内に入らないので、炎症が起こらないのです。従って既に起こっている糜爛や潰瘍が治りやすくて、この患者さんも全ての間違った薬を拒絶し、IVHだけを続けた後、3週間で退院できたのは、まさにIVHで治療したからです。つまりIVHは単に栄養補給剤ではなくて、UCの根本治療にも大いに役に立ったのです。もちろん入院時にこっそり私の漢方薬を飲むことで免疫を上げ続けた効果は言うまでもありません。退院時には大病院のUCの専門医も驚いたぐらいに血液の検査結果も腸管の状態もほとんど完全に正常に戻ったのです。

この患者さんの回復ぶりを見たときに医者が学ぶべきは、UCは治らない病気でもなく、原因が分からない病気でもなく、何らかの異物が飲食物に含まれ、それが原因であると考えるべきなのです。この飲食物に入っている何が原因であるかをさらに真剣に追究すべきであります。

「大丈夫。必ず治る。Gキャップダメ。ステロイドダメ。アサコールもだめ。」とご両親に強く言って強く握手しました。お嬢さんとも電話し、「あんたの免疫が病気を治すんや」と強く言いました。その晩からお嬢さんは父親がプリントアウトしたたくさんの手記と理論を入院中のベッドの上で何度も何度も読みました。

続きは「潰瘍性大腸炎、クローン病完治の症例報告Part23-②(コメントあり)」にあります。詳しく説明をしているので難しいですが頑張ってついて来て下さい!

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