前回の続きとなります!まだ読まれていない方は以下に前回分のリンクを貼ったので是非読んでみて下さい!!
「潰瘍性大腸炎、クローン病完治の症例報告Part22-①(コメントあり)」
「潰瘍性大腸炎、クローン病完治の症例報告Part22-②(コメントあり)」
「潰瘍性大腸炎、クローン病完治の症例報告Part22-③(コメントあり)」
しばらくして6月15日からイントラリピットという大豆油からできた栄養点滴も2日に1回のペースで始まりました。この原料である大豆にも化学物質が含まれているため、この点滴を始めると、37.3度ほどの熱がでました。
イントラリピットの中にも、化学物質が含まれていたのですが、腸管に出て行く化学物質がそれほど多くなかったので、症状が治まっていったのでしょう。大豆でできたエレンタールという栄養剤がありますが、腸管に入れるものですから、やはり化学物質がたっぷり入っているので腸管の炎症は必ず見られます。膠原病の全ては化学物質であるということを医学界が認めない限りは、論理もクソもない治療が続けられ、永遠に治らない病気になってしまうのです。現在のところ、IVHしか異物である化学物質を入れない方法はないのです。
便の回数も6回ほどに増えました。しかしこの状態も1週間ほどして治まり、体温も便の回数も落ち着いていきました。6月も中旬に入ると、お腹の違和感もだいぶ楽になっていきました。
更に6月23日からアルブミンの値が低かったため私が処方したアミノバクトを飲み始めたところ、37度を少し超える熱がでました。これも大豆由来のため、その大豆に含まれる化学物質に免疫が反応して熱がでたのです。
またこの間にもK先生との間で小さな事件がありました。職場に提出する診断書に「標準的治療をしていれば既に就労が可能である可能性が高いが、標準的治療を拒否しているため治療に時間を要しています」と記載されていました。
標準的治療という言葉が日本の間違った医療を支配しています。病気は患者の免疫で治すものですから、標準的医療の根幹は患者の免疫を助ける医療となるべきものでありますが、世界中で行われている標準医療は患者の免疫をいじめる医療に成り下がっています。誰がこのような医療を決めるのかというと、それぞれの病気の学会のボス先生方が決めるのです。
ボス先生方は学会でお世話になる製薬メーカーにお返しをする必要がありますから、常に製薬メーカーに色目を使ってできる限り製薬メーカーが儲かる標準的治療を決めます。医療界は最後に残された封建的権威主義的閉鎖社会でありますから、標準的治療に反することをやれば学会から追い出され、もちろん他の医者から白眼視され、組織にいれなくなります。私のように。
医者の存在価値があるのは、患者に病気を作って医者が儲けるためではありません。病気を治してこそ、医療に無知な大衆の尊敬を得、かつお金は病気を治していただける報酬であるべきなのです。現代の医者は愚かな大衆をたぶらかせても、愚かな大衆から敬意を得ることができるという、極めて特異な存在です。だからこそ優秀な人は全て医者になりなさいと勧めるのです。ワッハッハ!残念です。
しかしこれでは、職場に対し、患者さんが標準的治療をせずにあえて病気の回復を遅らせて仕事をさぼろうとしているとの印象を与えかねません。患者さんは看護師長を通じてK先生に対し、書き直しを求めました。最終的には、K先生には診断書を書き直してもらえましたが、すっきりしない一件でした。患者さんはそのやり取りの終わりにはもう書き直してもらえないなら、喧嘩することなくそれを受け入れようという気持ちになりました。喧嘩すると疲れるだけなので、状況を受け入れて共存していくしかないという気持ちになりました。
結局、標準的治療で免疫と化学物質が戦っている戦いを、一時的に免疫を懲らしめて症状が良くなるだけですから、これこそ入院している意味がない治療となります。入院は病気を治すために、仕事はもとより自宅療養が無理であるときにのみするべきものであります。患者とK医師との戦いは、未だかつて世界中のどこでも、かつ一度もなされたことがない戦いであり、しかも患者さんが生殺与奪の権を持っている大病院と専門家を自分の病気を治すためにやりこむことができた、歴史的かつ記念碑的な戦いの勝利であるのです。全ての患者がこのように間違った医療に、自分の病気を治すために敢然と戦ってもらいたいのです。患者が医者にお金を払っている以上、資本主義社会では患者の方がえらいはずです。私の場合は、私しか難病を治せないものですから、患者よりも私の方がえらいのです。ワッハッハ!
この世に病気の原因が分からない病気は何ひとつありません。現在は中世のように科学も医学知識も何もなかった時代ではありません。現代は病気に関しては全て分かってしまった時代であるのです。にもかかわらず、なぜこのようなクローン病や潰瘍性大腸炎のように『原因が分からない、絶対に治らない』と医者が主張できるのでしょうか?それは医者たちが医学知識を自分たちの金儲けのために利用するようになったからです。口では『患者のため、国民のために』と、国民皆保険が作られましたが、このシステムは患者のためにあるのではなくて、医薬業界の利益のためにあるのです。
国民皆保険がなかった時代は、それこそ医者は金のない患者もタダで診たこともありました。現代の医療はどうでしょうか?何をやってもお金の取りはぐれはありません。やればやるほど出来高払い制度で医薬業界は永遠に潤っていきます。それでは3割の自己負担は別として、7割のお金はどこから出てくるでしょうか?月6万円を超える高額医療費の自己負担以外は誰が出すのでしょうか?全て税金です。
毎年1兆円ずつ医療費は増え続けています。医学が毎日進んでいるとマスコミは書き立てます。しかし病人は増え、医療費も増え、かつ医者が少ないと言い続けます。このカラクリは一体どこに原因があるのでしょうか?答えは極めて簡単です。医者が病気を拡大再生産しているからです。なぜならば病気を治すのは38億年かかって作り上げられた患者の免疫の遺伝子であります。その免疫の遺伝子の働きを助ける薬は4つしかありません。それはワクチンであり、抗生物質であり、抗ヘルペス剤であり、最後は漢方煎剤です。この4つ以外は全て免疫を抑える薬です。しかもその薬は化学物質でありますから、人間の免疫はこの化学物質を異物と認識したときに、新たな敵として排除しようとします。それが副反応であり副作用です。さらにおまけに、免疫の働きも抑え込み、病気が治らなくします。つまりこれらの薬は病気を作る原因であると同時に、病気を治させないようにしている恐ろしい化学物質であるのです。従ってこのカラクリを国民全体が知らない限りは永遠に医療費が増え続け病気も増えていくでしょう。
ここで異論が出るかもしれません。成人病に関してはどうなのかと。高血圧、糖尿病、メタボはどうなのかと。これらの成人病は人間が自分自身で作ったものですから、患者自身に責任を持たせるべきです。特に成人病の中の糖尿病や高脂血症やメタボは全て贅沢病です。食べなければ治る病気です。さらに贅沢病税をかければ、全ての人は標準体重以下になろうとし、贅沢病は治ってしまうのです。
高血圧に関しては、ストレスが大きな役割を占めていますから、ストレスの処理の仕方、つまり心の教育を子供の頃からやるべきです。いかにストレスを上手に処理すべきかを教え続けるべきなのです。私が唱えている3つの言葉で心の葛藤やストレスを取り除くことができます。『諦める・受け入れる・捨てる』の3つの言葉です。さらにストレスを最高になくす方法は、実はとても簡単なことなのです。他人の幸せを自分の喜びに変えるという心のあり方です。一瞬でもこのような心のあり方を身につければ、ストレスが逆に喜びとなるのです。皆さん、嫉妬を持つことを止めましょう。嫉妬ほどストレスのかかることはありません。嫉妬している相手の素晴らしさは、嫉妬を感じても変えようがないではないですか?他人の快楽に対しては、すぐに喜んであげましょう。相手も喜びますよ!嫉妬のない心が神の心なのです。簡単に神になれますよ、皆さん!地獄の嫉妬のストレスが天国の喜びに一瞬にして変わりますよ!私が常にやっていることです!
入院生活7~10週目7月2日~7月28日
7月2日からエレンタールを飲む生活が始まりました。IVHだけの生活を6月までずっと続けていましたが、先生や病院側が繰り返し他の治療法を求め続けてきたこと、患者さんの体がいくつかのリバウンドを乗り越え、小康状態に入り、落ち着いていることなどから家族と相談の上、エレンタールを飲むことに決めました。エレンタールは本来1日1袋を通常の2倍に薄めるところからはじめ、徐々に1日3袋を飲めるようにしていくという処方が想定されています。にもかかわらず、K先生も看護師も何も告げず、いきなり初日から1日3袋を飲んでくださいと言いました。体内に摂取されたアミノ酸やタンパクは血管の浸透圧を高めます。血管の浸透圧とは、組織から水を引っぱる力と考えてください。すると急に血管に水分が増えて、その結果心臓に負担がかかります。なのでいきなり初日から通常の濃さで1日3袋を飲み、体に負担がかかり気持ち悪くなってしまいました。K医師にとっては患者さんにこのような雑な処方をしていいと思ったのでしょうかね?
格差社会は自由競争がある限りは能力差の結果であります。能力のない人は結局は永遠に下積み生活を余儀なくされます。いくら文句を言っても頭の良い人と権力には勝てません。その縮図が医療社会なのですが、医学の知識が医者と患者では天と地の違いがありますから、巨大格差社会なのです。私ひとりがこのようなホームページで「患者は医者の食い物にされている資本主義医療社会だ」と告発したところで、よほど賢い人でない限りは私の言うことが理解できません。この患者さんもお母さんも極めて優れた人です。だって司法試験を狙うぐらいの頭の良い人ですから。能力主義がなくならない限りは格差は永遠に続くでしょう。東大や京大の合格者をくじ引きで決めない限りは。そんなことは永遠に起こらないでしょう。ワッハッハ!
同じくエレンタールにも大豆が成分として含まれており、また熱が出ました。エレンタールを飲み始めた頃、そしてエレンタールの摂取量を増やした頃は特に熱が出て、37.5度を超えることもありました。K先生は熱が出た場合、感染症のおそれがあるから、IVHを抜きましょうとおっしゃっていたので、生命線であるIVHが不必要に抜かれるのではないかとビクビクしていました。現に一度抜かれそうになったのですが、少し待ってほしいと告げ、翌日には熱が落ち着いたので、抜かれることなく、IVH生活を続けることができました。
このK医師は膠原病熱というものを知らないのです。膠原病熱と感染症による熱とは簡単に見分けることができるのですが。とにかくIVHが潰瘍性大腸炎とクローン病の最高の治療となります。IVHをやってもらっている間に、どうして自分がクローン病になったかを患者さんに気づいてもらうことです。それは自分のストレスのために副腎皮質ホルモンを出し続け、鬱にならないように頑張っていたからです。
自分が求めようとしている目標まで努力している間は副腎皮質ホルモンであるコルチゾールは出せるのですが、耐え切れない努力をやり続けると鬱状態に近づき、それでも努力し続けると副腎皮質ホルモンであるコルチゾールを作らせないようにするネガティブフィードバックが効かなくなるということであります。つまり普通の状態ではコルチゾールが出過ぎれば、自然にこのコルチゾールが視床下部のCRHというホルモンを作る神経細胞と結びついて、CRHを出させなくし、最後はコルチゾールが作られなくなるのです。ところがこのCRHを止めさせる働きが過剰なストレスに耐えることによって止められてしまうのです。するといつまでもコルチゾールが出続け、免疫を自分のストレスで抑えてしまい、IgEの世界をIgGの世界に変えてしまい、膠原病になってしまうのです。視床下部、下垂体、副腎の連携した働きをHPA軸といいますが、それについてはここを読んで下さい。この内容が書かれていた英語の原書を読んで“わが意を得たり”と快哉を叫びました。やはり私が言い続けた通りだと。
ちなみに、このころ手足にぽつぽつと小さな湿疹ができては消えて、消えてはできてを繰り返していました。クラススイッチがゆっくりと始まったのだと喜びました。けれども、8月末全身にアトピーが出るなどの大きな変化はまだ起きておらず、自身が出したステロイドホルモンが多かったのかなぁと思っています。
クラススイッチは、人体の3000ヶ所に見られるリンパ節やリンパ小節やリンパ濾胞で行われます。起こる確率は極めて低いのですが、やはり真実の理論どおり、起こるべきところで少しはクラススイッチをしだしたのです。
7月17日、病院としてはこのままIVHだけの治療を続けることはできないといわれました。そこで、3つの案が示されました。1つめは、大腸カメラをして様子を見てまだ炎症があるようならば、他の治療を受ける。2つめは、エレンタールの数を増やして退院、3つめは、博打の要素が強いが重湯を始めるというものでした。(なぜ重湯が博打になるのでしょうか?K医師はやはり重湯に含まれる農薬がクローン病を起こす異物となっていると考えていたのでしょうか?)1つめは、以前に大腸カメラを断ったこと、そして治りかけの大腸に傷がつくのをさけたいということから却下しました。3つめも、食事のペースは、以前いきなりきざみ食を出されたことで、信頼が失われていたので却下しました。そこでエレンタールを1日6袋まで増量し、それで生活できることを確認のうえ、退院するという選択肢を選びました。(賢明な選択ですね。)
早速7月19日からエレンタールを4袋にし、2,3日で1袋ずつ増やし、7月24日には6袋を飲めるようになりました。1日6袋も飲むのは、ほぼ1日中飲んでいるようなもので、他に漢方薬と薬を飲むときの水も飲んでいたので、お腹はたぷたぷでした。エレンタールを飲み始めたときは、1日3袋で限界だと思っていましたが、他の治療をされるくらいならエレンタールを飲んでいたほうがましだと思い、飲みきることができました。そうこうして7月24日、2ヶ月近く私を支えてくれたIVHとのお別れの日がやってきました。点滴台なしでの生活の快適さに感動しました。また寝るときも管を気にせずに寝られるので、とても快適でした。
そして7月27日、66日間にも及ぶ入院生活がとうとう終わりました。
66日間IVHと漢方薬で闘病院生活をやり通した彼の信念と勇気に乾杯です。クローン病や潰瘍性大腸炎と診断されたら、すぐにIVHを始め、漢方を用いれば、3ヶ月間続ければほとんど治ります。もちろんそれに加えて大事なことは心の持ち方です。病気を作ったのは自分の心の持ち方が間違っていたということを、患者さんに骨の髄まで分からせる必要があるのです。この真実を患者さん自身が気づくのが一番難題です。
人間が膠原病を作っているという意味は2つあります。ひとつは、患者さん自身が免疫を抑える副腎皮質ホルモンであるコルチゾールを出しすぎて作っている。これは患者さん自身の心が免疫を抑えたために作っているわけです。2つめは、まさに現代医療の治療そのものが作っているのです。治せなくしているのです。そのものズバリ、免疫を抑えるあらゆる薬を使うからです。彼はこの2つを2ヶ月余りの入院中に、心の戦いと医者との戦いに打ち勝って、全て克服して退院となったのです。クローン病の完璧な治療法の模範となったのです。
自宅療養期間7月29日~8月12日
退院の翌日、さっそく松本漢方クリニックへと向かいました。病院でのK先生の態度などを含め色々と報告を受けました。K医師のことは憤りを感じましたが、初診の時に比べて患者さんが元気になっていたので安心しました。
退院後しばらくはエレンタール6袋を飲みながら、軽めのものから食事を始めてもらいました。重湯、三分粥、五分粥、…など徐々に普通の食事に近づけていきました。そして自宅療養期間の最後のあたりにはエレンタールを1日1,2袋だけ飲むようになりました。そのころには、脂っこいものや刺激の強いもの以外のものなら、ほとんどのものを食べられるようになっていました。
当院に受診した翌日の8月8日、数ヶ月ぶりに下痢ではなく固形便がでました。
そして社会復帰へ8月13日~
8月13日から出社されました。3ヶ月近くもの間、職場を留守にしていたにもかかわらず、職場の人たちは温かく彼を迎えてくれました。上司や先輩などたくさんの方が色々とフォローしてくれていたのだということを患者さんは改めて知りました。これから時間がかかるかもしれませんが、職場のみなさんに恩返ししたいと思われました。仕事を始めて数週間が経つも特に不調もなく過ごされていました。
彼の職場は知的な人たちで占められていますから、このように彼を暖かく受け入れてくれたのです。知的な人はこの資本主義社会では能力があるので、生活も安定しているのでストレスが少ないために弱い人をいじめることもないので、3ヶ月間の彼の留守中の仕事の負担も気安く受け入れてくれていたのです。先ほども書いたように、現代の資本主義社会は能力・資格・頭脳に基づいた競争社会でありますから、能力のある人はストレスも少ないので、他人をいじめる必要もないのです。
彼や彼のお母さんのように、論理で絶対権力を持っている医者を打ち負かした例は、日本中広しといえども、どこを探しても皆無でしょう。社会は彼が言うように強いものが弱いものをいじめるというのが基本であります。真実や正しい論理などはどこにも見当たりません。だからこそ私は免疫の真実の論理を貫徹して、最低限人間の命だけは取り戻そうと努力しているのです。
命だけは金で換算することはできないのです。だからこそ毎日毎日、命を削り取っていく現代医療を真実の免疫の遺伝子の理論を振りかざして戦い続けているのです。彼は潰瘍性大腸炎と診断されてすぐに私の医療を受けたので、これほど早く良くなったのです。しかしながら残念なことに、全ての膠原病の間違った治療を何年も何十年も受けた後で私を見つけ出す人がいます。この人たちの免疫の遺伝子がどれほど犯され、いかに深刻な人工的遺伝子病を作られているかを、彼らは何も知らないのです。長年の治療を受けていく中で病気が良くなるどころか悪くなっていくことを、自分の身を持って体験して初めて私を探し出すのです。遅すぎます!!!この人たちの医原病を元に戻すことがどんなに辛いことかを患者自身も何一つ知らないで来られるのです。残念です。
私の治療といえば、ほとんどが医原病に犯された患者の免疫の遺伝子をはじめ、全ての遺伝子を元に戻すということですが、これが一番難しいのです。時間がかかります。手数もかかります。お金もかかります。それこそ遺伝子を修復するために生じるリバウンドによる症状の激しさに舌を巻いて、耐え切れずに私の治療から去っていく人がたくさんおられます。病気の原因も分からないという医療がまともでないということがなぜ分からないのか、私には分かりません。現代医療の間違いに気づくのが遅いと患者をなじったところで、時間を戻せるわけではありません。
現在は公務員として立派に仕事を果たしています。これだけ全ての症状が良くなり、データも良くなっているのにもかかわらず、何故世界中の医者は私のまねをしないのでしょうか?アハハ!悲しいですね?アハハ!!
私はほとんどの場合、患者さんを見てすぐに、「お前の目つきが悪いよ、お前の心は悪いよ」という言い方をして自分の心を見直してもらうようにしてもらうのですが、彼の場合はやはり私に対して一点の疑いもなく、素直に私の理論を理解し、治るという確信を持って来てくれました。その思い通り、彼は自分の潰瘍性大腸炎を自分の免疫で治してくれました。ありがとう。
以下に患者さんの入院中の体調の変化等を表にしました。
これを見てお分かりだと思いますが、入院当初の493.5という高いCRPが、入院と私の漢方と心のあり方の指導により免疫が上昇し、つまりリバウンドしさらにCRPが9.4まで上昇した後、急速に炎症がなくなっていくことがお分かりでしょう。
2012年
日付 | 体重 | 熱 | CRP | アルブミン | RBC | Hb | リンパ | 抗生剤 | 便の状態 | 特記事項 |
5/1 | 水 | 下痢が酷くなる。様子を見ることにする。 | ||||||||
5/7 | 近所の小さな病院に受診。薬をもらう。 | |||||||||
5/10 | 3.5 | 3.8 | 4.22 | 12.6 | 7.1 | 〇 | 地元の大病院を受診。大腸カメラのため、下剤を処方される。 | |||
5/11 | 大腸カメラにより潰瘍性大腸炎(中程度)の疑いと言われる。アサコールが処方される。 | |||||||||
5/18 | 38.0 | 帰宅後検温すると38度だった。 | ||||||||
5/19 | 39.5 | 〇 | 松本漢方クリニック初診。帰り道で39.5度だったのが、夜中には38度に下がる。抗生剤を飲み始める。 | |||||||
5/21 | 38.0 | 〇 | 一時間程出勤するも、お腹が熱くなり、早退する。 | |||||||
5/22 | 39.2 | 〇 | お腹、全身が熱い。ほとんど食べられない。当院へ電話。そのまま入院になるから、レミケード等は服用せず、IVHだけしてもらうように指示する。 | |||||||
5/23 | 38.0 | 9.4 | 3.2 | 4.08 | 11.8 | 9.5 | 〇 | 大病院に入院。5/1から7㎏ほど減少。IVH以外の治療をやめて欲しいことを告げる。抗生剤は点滴で入れることになる。 | ||
5/24 | 38.0 | 〇 | 熱が36度台になったが、IVHの管を通すとまた38度になる。4時から栄養が入れられるも熱はなかなか下がらず、しゃべるのも辛く、力が出なかった。血便は2~3日前からない。 | |||||||
5/25 | 38.0 | 6.7 | 2.6 | 3.61 | 10.6 | 9.0 | 〇 | 熱は38~36度台を行ったり来たり。 | ||
5/26 | 37.5 | 〇 | 話ができるようになる。テレビを見る元気も出てきた。 | |||||||
5/27 | 51.9 | 37.0 | 〇 | 朝、ようやく熱が下がった。夜37度出た。潰瘍性大腸炎発覚前の体重は59㎏。 | ||||||
5/28 | 1.3 | 2.9 | 3.97 | 11.7 | 12.4 | 〇 | K医師が様子をみて直腸をカメラで見て良かったら食事を開始していくことになる。脇腹が少し痛む。 | |||
5/29 | 〇 | 若干お腹に違和感。脇腹も咳をするとひびく。 | ||||||||
6/1 | 脇腹も咳がするとひびく。ちょっとお腹が空いた感じがある。 | |||||||||
6/3 | 51.6 | |||||||||
6/4 | 0.1 | 2.9 | 3.40 | 10.1 | 14.6 | 水 | ギリギリのところで浣腸と直腸カメラを断る。医師から治療を拒否するなら強制退院になると言われる。夕食からきざみ食、週末に退院と言われた。ちょっと泥状になりかけた便がまた水様の下痢になった。 | |||
6/5 | 37.0 | 水 | 母親がK先生と消化器内科部長IVHを続けて欲しいことを訴える。 | |||||||
6/6 | 水 | 母親が当院へ来院。アミノバクトを夜から飲み始める。 | ||||||||
6/7 | 水 | 看護師長らにも今のままIVHを続けたい旨伝えた。栄養士から食事指導を受ける。 | ||||||||
6/8 | 37.0 | 水 4回目は塊 | K医師、看護師長と話。確率の問題で安全な方法で治療したいと言われるが依然IVHだけで治療して欲しいと主張した。 | |||||||
6/10 | 51.1 | 37.7 | 水 | 夕方に発熱。 | ||||||
6/11 | 水~泥 | |||||||||
6/12 | 水~泥 | 熱はなし、便は変わらず。 | ||||||||
6/15 | 37.3 | 水 | イントラリピットを始める旨告げられる。夜発熱。 | |||||||
6/16 | イントラリピットを開始(隔日) | |||||||||
6/17 | 50.9 | |||||||||
6/18 | 0.1 | 3.2 | 3.57 | 10.5 | 12.2 | |||||
6/19 | 血液検査の結果で肝臓の値が高い。私に電話しましたがヘルペスが原因なので心配ない事を説明する。K医師に診断書の内容を書き直してもらう。 | |||||||||
6/20 | 泥 | K医師にIVHだけでは良くならないと言われるも、患者は話を濁した。便が泥状になる。 | ||||||||
6/22 | 寝汗が出ると相談され、これもヘルペスが原因であると説明し薬を送る。 | |||||||||
6/23 | 泥 | 今まで夜中に目を覚ますことが多かったが、この夜は起きなかった。泥状便が1日に1~2回になる。 | ||||||||
6/24 | 51.5 | 体重が初めて増えた。この後しばらく病状の大きな変化なし。 | ||||||||
6/25 | 0.1 | 3.3 | 3.56 | 10.2 | 17.4 | 泥 | ||||
7/1 | 51.6 | |||||||||
7/2 | 0.0 | 3.7 | 3.60 | 10.2 | 18.7 | |||||
7/3 | 37.2 | エレンタールを始める。1日3袋。通常の濃度では怖かったのでやや薄めに作った。夜の分は気持つ悪くなり半分捨てる。夜になって発熱。 | ||||||||
7/5 | 37.6 | 〇 | 泥 | 患者判断で当院の処方した抗生剤を飲んだ。 | ||||||
7/6 | 37.6 | 水 | 夜、発熱。 | |||||||
7/8 | 52.3 | 泥 | 1日一度は37.2度くらいになる。お腹もチクチクする時がある。 | |||||||
7/9 | 0.0 | 3.6 | 3.61 | 10.1 | 22.2 | |||||
7/11 | 37.4 | 〇 | 泥 | 舌の苔が取れてきた。手足に湿疹が出始める。肝臓の値はEBウイルスが原因なので抗生剤を飲むように言う。以後しばらく泥状便が1日1回。 | ||||||
7/12 | 0.0 | 3.8 | 3.58 | 10.2 | 20.7 | 昨日微熱が出たためIVHを抜かれそうになるも何とか免れる。 | ||||
7/15 | 53.7 | |||||||||
7/17 | 37.7 | 0.0 | 4.2 | 3.85 | 11.0 | 27.5 | ||||
7/18 | 朝 〇 | 泥 | 平熱。K医師から①直腸検査を受ける②エレンタール増やして退院③おもゆを始めるの3つから翌朝までに選んで回答するように言われる。 | |||||||
7/19 | 泥 | エレンタールをもらい、退院することにした。エレンタール4袋に増量。 | ||||||||
7/21 | 37.2 | 泥 | エレンタール5袋に増量。 | |||||||
7/23 | 0.0 | 3.9 | 3.67 | 10.2 | 24.2 | |||||
7/24 | 37.2 | 午前中、IVHを外される。エレンタール6袋に増量。 | ||||||||
7/27 | 泥 | 朝11時に退院。漢方風呂に入浴。お灸もする。 |