前回の続きとなり、今回で最終回となります!前回をまだ読まれていない場合は以下に前回分のリンクを貼っておきますので是非とも読んでください!!
「リウマチ性多発筋痛症完治の研究報告Part16-①(コメントあり)」
「リウマチ性多発筋痛症完治の研究報告Part16-②(コメントあり)」
「リウマチ性多発筋痛症完治の研究報告Part16-③(コメントあり)」
平成 26 年 12 月
赤沈:77(正常値 5 以下) CRP:2.22(正常値 0.3 以下) ヘルペス抗体:124(正常値 2 以下)
症状改善度 :0%(首・上腕筋・股関節まわり・膝まわりの痛み、全身の運動機能)
両肢挙上角度:30 度(水平肩位置 90 度)
朝のこわばり:90 分
寝返り可否 :不可
睡眠時間 :0 時間
膝屈伸角度 :30 度
歩行速度 :0.5km/hr(よちよち歩きで 50m 歩くのがやっとの状態)
処方薬 :食前「治打撲一方湯」、食後「大防風湯」、食後と寝る前「アシクロビル 400mg」2 錠
漢方風呂 :1 回/2 日「解毒潤肌湯」
鍼治療 :1 回/週(松本漢方クリニック)
灸治療 :1 回/日(全身 40 か所、奥さんが実施)
その他 :不眠改善薬「ハルラック錠 0.25mg」を服用し「幻覚」「悪夢」症状が出たため 1 回で中止しました。股関節まわりの痛みに加えて「ムズムズ」感がひどくなり、横になってもじっとしていられなくなりました。むずむず感はヘルペスとアトピーの戦いの症状です。抗体のクラススイッチが起こり始めているのです。すべての症状は、「ヘルペスと化学物質との戦いの証しなのだから歓迎しよう」という松本理論のもとに考えられました。
平成 27 年 1 月
赤沈:56(正常値 5 以下) CRP:2.02(正常値 0.3 以下) ヘルペス抗体:124(正常値 2 以下)
症状改善度 :0%(首・上腕筋・股関節まわり・膝まわりの痛み、全身の運動機能)
両肢挙上角度:30 度(水平肩位置 90 度)
朝のこわばり:60 分
寝返り可否 :不可
睡眠時間 :1 時間
膝屈伸角度 :30 度
歩行速度 :0.75km/hr(ゆっくり歩きで 300m 歩くのがやっとの状態)
処方薬 :食前「治打撲一方湯」、食後「大防風湯」、食後と寝る前「アシクロビル 400mg」2 錠
漢方風呂 :1 回/2 日「解毒潤肌湯」
鍼治療 :1 回/週(松本漢方クリニック)
灸治療 :1 回/日(全身 40 か所、奥さんが実施)
その他 :2 か月間、処方薬・漢方風呂・鍼・灸を続けるもなかなか症状の改善や変化がありませんでした。もっと気長に長期戦が必要な病なのだと患者さんは認識しました。ストレスのない生活、化学物質の摂取を最小限にすること、前向きに明るく暮らすことを意識されました。食習慣の見直し、大豆製品を食べない(発酵食品は OK)、玄米を白米にし量を減らす、「ω-3 系脂肪酸」である「亜麻仁油」を毎日取るようにされました。現代生活は便利な化学物質から逃れることは不可能ですから普通の食生活で何も問題はありません。いずれ化学物質とは免疫を上げる治療をしているので免疫寛容が自然に起こるので焦らないことです。
平成 27 年 2 月
赤沈:65(正常値 5 以下) CRP:1.05(正常値 0.3 以下) ヘルペス抗体:123(正常値 2 以下)
症状改善度 :0%(首・上腕筋・股関節まわり・膝まわりの痛み、全身の運動機能)
両肢挙上角度:30 度(水平肩位置 90 度)
朝のこわばり:60 分
寝返り可否 :不可
睡眠時間 :2 時間
膝屈伸角度 :30 度
歩行速度 :0.75km/hr
処方薬 :食前「治打撲一方湯」、食後「大防風湯」、食後と寝る前「アシクロビル 400mg」2 錠
漢方風呂 :1 回/2 日「解毒潤肌湯」
鍼治療 :0 回/週(鍼治療のあと症状が若干悪化する傾向があるため 2 月以降中止してしまいました) 針治療の後で症状が若干悪化する傾向があるのは免疫が上がっている証拠であるので気にすることはないのです。針治療をやめられると治るのにそれだけ時間がかかります。
灸治療 :1 回/日(全身 40 か所、奥さんが実施)
その他 :右膝から臀部にかけて、らせん帯状に「アトピー」発症(「クラススイッチ」現象?)。
かゆみ痛み少なく「紫雲膏」を塗ってもらいました。血液検査「MMP-3」(リウマチ検査)=111.4 で陰性になりました。「MMP-3」が高くなる時はヘルペスによる細胞崩壊のために細胞外に放出されたペプチドやタンパクのくずを「MMP-3」という酵素で分解処理しているのです。
平成 27 年 3 月
赤沈:44(正常値 5 以下) CRP:1.22(正常値 0.3 以下) ヘルペス抗体:83(正常値 2 以下)
症状改善度 :0%(首・上腕筋・股関節まわり・膝まわりの痛み、全身の運動機能低下)
両肢挙上角度:30 度(水平肩位置 90 度)
朝のこわばり:60 分
寝返り可否 :不可
睡眠時間 :2 時間
膝屈伸角度 :30 度
歩行速度 :0.75km/hr
処方薬 :食前「治打撲一方湯」、食後「大防風湯」、食後と寝る前「アシクロビル 400mg」2 錠
漢方風呂 :1 回/2 日「解毒潤肌湯」
灸治療 :1 回/日(全身 40 か所、奥さんが実施)
その他 :血液検査の数値は良い方向であるが、症状は一向に改善することなく 4 か月経過しました。とにかく日々免疫を高めて希望を持ってヘルペスとの戦いを続けてもらいます。無理のない程度でストレッチ運動等のまねごとを実施されていました。
平成 27 年 4 月
赤沈:50(正常値 5 以下) CRP:0.95(正常値 0.3 以下) ヘルペス抗体:80(正常値 2 以下)
症状改善度 :20%(首・上腕筋・股関節まわり・膝まわりの痛み、全身の運動機能)
両肢挙上角度:60 度(水平肩位置 90 度)
朝のこわばり:30 分
寝返り可否 :不可
睡眠時間 :6 時間
膝屈伸角度 :90 度
歩行速度 :1.0km/hr
処方薬 :食前「治打撲一方湯」、食後「大防風湯」、食後と寝る前「アシクロビル 400mg」2 錠
漢方風呂 :1 回/2 日「解毒潤肌湯」
灸治療 :1 回/日(全身 40 か所、奥さんが実施)
その他 :5 か月目にして症状の改善がみられ、睡眠も良好で体力的・気分的にも楽になってきました。
平成 27 年 5 月
赤沈:40(正常値 5 以下) CRP:0.36(正常値 0.3 以下) ヘルペス抗体:90(正常値 2 以下)
症状改善度 :30%(首・上腕筋・股関節まわり・膝まわりの痛み、全身の運動機能)
両肢挙上角度:80 度(水平肩位置 90 度)
朝のこわばり:15 分
寝返り可否 :不可
睡眠時間 :6 時間
膝屈伸角度 :90 度
歩行速度 :2.0km/hr
処方薬 :食前「治打撲一方湯」、食後「大防風湯」、食後と寝る前「アシクロビル 400mg」2 錠
漢方風呂 :1 回/2 日「解毒潤肌湯」
灸治療 :1 回/日(全身 40 か所、奥さんが実施)
その他 :少しずつ良くいるのが実感でき、両手が後ろで組めるようになりました。
平成 27 年 6 月
赤沈:27(正常値 5 以下) CRP:0.41(正常値 0.3 以下) ヘルペス抗体:114(正常値 2 以下)
症状改善度 :50%(首・上腕筋・股関節まわり・膝まわりの痛み、全身の運動機能少し改善)
両肢挙上角度:90 度(水平肩位置 90 度)
朝のこわばり:10 分
寝返り可否 :不可
睡眠時間 :6 時間
膝屈伸角度 :90 度
歩行速度 :3.0km/hr
処方薬 :食前「治打撲一方湯」、食後「大防風湯」、食後と寝る前「アシクロビル 400mg」2 錠
漢方風呂 :1 回/2 日「解毒潤肌湯」
灸治療 :1 回/日(全身 40 か所、奥さんが実施)
その他 :毎朝のラジオ体操を再開し 5%の出来(音に合わせてわずかに動くだけ)
血液検査「抗 DNA 抗体」「抗カルジオリピン抗体」「抗 Sm 抗体」の膠原病検査はいずれも陰性でした。「抗 DNA 抗体」「抗カルジオリピン抗体」「抗 Sm 抗体」の膠原病検査は全く無駄な検査です。何故ならばこれらの抗体はすべての健康な人が多かれ少なかれ産生しているIgM抗体ですからインチキな検査です。
平成 27 年 7 月
赤沈:16(正常値 5 以下) CRP:0.19(正常値 0.3 以下) ヘルペス抗体:120(正常値 2 以下)
症状改善度 :60%(首・上腕筋・股関節まわり・膝まわりの痛み、全身の運動機能も60%改善)
両肢挙上角度:120 度(水平肩位置 90 度)
朝のこわばり:5 分
寝返り可否 :不可
睡眠時間 :6 時間
膝屈伸角度 :120 度
歩行速度 :3.0km/hr
処方薬 :食前「治打撲一方湯」、食後「大防風湯」、食後と寝る前「アシクロビル 400mg」2 錠
漢方風呂 :1 回/2 日「解毒潤肌湯」
灸治療 :1 回/日(全身 40 か所、奥さんが実施)
その他 :ラジオ体操 50%の出来になりました。しゃがむことができるようになったので椅子・テーブル生活から「掘りごたつ」生活に変えられました。
平成 27 年 8 月
赤沈:17(正常値 5 以下) CRP:0.21(正常値 0.3 以下) ヘルペス抗体:111(正常値 2 以下)
症状改善度 :70%(首・上腕筋・股関節まわり・膝まわりの痛み、全身の運動機能70%改善)
両肢挙上角度:150 度(水平肩位置 90 度)
朝のこわばり:5 分
寝返り可否 :不可
睡眠時間 :6 時間
膝屈伸角度 :120 度
歩行速度 :3.0km/hr
処方薬 :食前「治打撲一方湯」、食後「大防風湯」、食後と寝る前「アシクロビル 400mg」2 錠
漢方風呂 :1 回/2 日「解毒潤肌湯」
灸治療 :1 回/日(全身 40 か所、奥さんが実施)
その他 :ラジオ体操 70%の出来。
平成 27 年 9 月
赤沈:9(正常値 5 以下) CRP:0.07(正常値 0.3 以下) ヘルペス抗体:108(正常値 2 以下)
症状改善度 :80%(首・上腕筋・股関節まわり・膝まわりの痛み、全身の運動機能)
両肢挙上角度:150 度(水平肩位置 90 度)
朝のこわばり:0 分(車の運転後、股関節まわりのこわばりがあったがこれもなくなった)
寝返り可否 :可(少し痛い)
睡眠時間 :6 時間
膝屈伸角度 :120 度
歩行速度 :4.0km/hr
処方薬 :食前「治打撲一方湯」、食後「大防風湯」、食後と寝る前「アシクロビル 400mg」2 錠
漢方風呂 :1 回/2 日「解毒潤肌湯」
灸治療 :1 回/日(全身 40 か所、奥さんが実施)
その他 :ラジオ体操 95%の出来。弓道の稽古再開(3 回/週)。インターバル速歩開始(3 回/週)。
平成 27 年 10 月
赤沈:4(正常値 5 以下) CRP:0.06(正常値 0.3 以下) ヘルペス抗体:91(正常値 2 以下)
症状改善度 :90%(首・上腕筋・股関節まわり・膝まわりの痛み、全身の運動機能)
両肢挙上角度:180 度(水平肩位置 90 度)
朝のこわばり:0 分
寝返り可否 :可(わずかに痛い)
睡眠時間 :7 時間
膝屈伸角度 :150 度
歩行速度 :6.4km/hr(速歩時)
処方薬 :食前「治打撲一方湯」、食後「大防風湯」、食後と寝る前「アシクロビル 400mg」2 錠
漢方風呂 :「解毒潤肌湯」0 回/2 日(10 月より漢方風呂中止)
灸治療 :1 回/日(全身 40 か所、奥さんが実施)
その他 :ラジオ体操 100%の出来。
弓道での「跪坐」は出来るが、「正坐」は 2 秒しか出来ない。日常生活での不自由さはほとんどなくなりました。跪坐(きざ)は膝と足指の先を床面に着けて尻は踵に乗るものと,膝から上が垂直に立つものがある。
平成 27 年 11 月
赤沈:6(正常値 5 以下) CRP:0.09(正常値 0.3 以下) ヘルペス抗体:54(正常値 2 以下)
症状改善度 :100%(首・上腕筋・股関節まわり・膝まわりの痛み、全身の運動機能)
両肢挙上角度:180 度(水平肩位置 90 度)
朝のこわばり:0 分
寝返り可否 :可(全く問題なし)
睡眠時間 :7 時間
膝屈伸角度 :180 度(「正坐」も 10 分以上できる)
歩行速度 :6.4km/hr(速歩時)
処方薬 :食前「治打撲一方湯」、食後「大防風湯」、食後と寝る前「アシクロビル 400mg」2 錠
灸治療 :1 回/日(全身 40 か所、奥さんが実施)
その他 :11/20 日本百名山の「霧島山」(1700m)に夫婦で登山されました。病気のことを忘れる日が多くなりました。以前のような健康状態に戻り、来月いっぱいで漢方薬だけ飲みきってもらって治療を終了しました。
奥さんの手助けがなく一人ぼっちで「完治」まで行くのは到底むりです。日常の介助、毎日の「灸」もさることながら、「激痛と不眠」の連続でくじけそうな時、奥さんの精神的な支えがあってこそ、乗り越えられました。
「松本医学」の本質は自分の免疫の力を信じることにあります。免疫を抑え込むことにますます特化していく現代医療。それに苦しめられている人々を「松本医学」でどのように救えるのか、難解な問題ですが、「松本医学」の大きな広がりは資本主義医療では無理でしょうが医療を金儲けの手段に利用している医薬業界の重鎮たちが多すぎるからです。世界でたった一人で松本医学を支えることは絶対に不可能です。毎日絶望しながら生きています。しかし世界中の医者が治せない病気を治すことほど価値がある生きがいは他にはないのでそれでも77歳の老躯にムチ打ちながら死ぬまで頑張り続けたいと思っています。