詳細な説明とコメントを一緒に掲載した「SAPHO症候群完治の研究報告(コメントあり)」がありますので是非是非読んで下さい!!
症例報告1例目
治した病名:1)SAPHO症候群、2)仙腸関節痛
以前までは体調不良になると早く治したいと短絡的に考えてしまいがちでした。当院で、症状は体からのSOSで、その声に気づき、いたわることが大切だと理解され、病気と治療を通して、自分の考え方についても振り返る良いきっかけになったそうです。
患者:年齢非公開、女性
この患者さんは、5年ほど前から年に1~2回、重症度も期間も異なる発作のような仙腸関節痛が起こっていました。そのたびに整形外科で鎮痛剤とブロック注射を処方されていました。鎮痛剤は胃が荒れたり浮腫んだりする副作用がキツイので、あまり真面目に飲んでいなかったそうです。2016年の秋に発作が2ヵ月に渡った時、大学病院でSAPHO症候群と言い渡されました。SAPHO症候群の症状には様々なものが列挙されていますが、当てはまるのは関節痛だけでした。骨シンチグラフィという特殊なレントゲンによると、仙腸関節と鎖骨に異常があるとのことでした。一生付き合う病気であり、免疫抑制剤を飲まなければ骨が異常な形となり、歩けなくなったり、首が回らなくなったりすると言われ、患者さんは大変ショックを受けてしまったそうです。
病院から出された薬は、免疫を下げることに抵抗があったということと、一生飲まなければいけないということが腑におちず、服用をためらっておられました。体調があまり良くない時に発作が起こっている感覚があり、逆に免疫を上げる方が根本解決なのではと感じ、インターネットで何か治療法はないかと探されていたところ、当院を発見されました。
初診で、患者さんと話をしたところ、かなりストレスがかかっていることがわかったので、ストレスがかかると自分の体内でステロイドホルモンを出しているということや、そのステロイドを長期にわたり出していると免疫が下がってしまい、体内でヘルペスウイルスが増えてしまうことを教えました。漢方煎じ薬と抗ヘルペス剤を処方し、お灸を毎日するように指導しました。
治療開始から1週間でリバウンドが起こり、歩けないほどの仙腸関節痛が起こりました。患者さんはこれまでに経験したことのない重症度だったので、この状態から元に戻るのかという不安が募ったようです。リバウンドが発生してからは、抗ヘルペス剤を1日28錠飲んでもらいました。
治療開始から、4週間でほぼ普通の生活ができるまでに回復しました。アシクロビルも20錠に減らしました。
治療開始から約3ヶ月経ち、ほぼ痛みがなく、リンパ球の値も正常値になりました。風邪にかかっても症状が軽かったり、疲れにくくなったと感じているそうです。
現在は完治して通院はしておられません。
詳細な説明とコメントを一緒に掲載した「SAPHO症候群完治の研究報告(コメントあり)」がありますので是非是非読んで下さい!!