多発血管炎性肉芽腫症 症例報告

多発血管炎性肉芽腫症完治の症例集(コメントなし)更新2022.1.11

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後程、詳しい説明とコメントを一緒に乗せた「多発血管炎性肉芽腫症完治の研究報告(コメントあり)」を掲載しますので乞うご期待!!

症例報告1例目

治した病名:1)多発血管炎性肉芽腫症

この患者さんは、滋賀県在住で28歳に独立起業され、30年間会社を経営してこられました。ところが、2016年に59歳で、多発血管炎性肉芽腫症を発症されリタイヤされました。この多発血管炎性肉芽腫症は、難病にも指定されており、自分で自分の細胞を攻撃する、いわゆる自己免疫疾患といわれている病気であります。(自分で自分の細胞を攻撃するなどは絶対にありえないことは、何度も述べています。)

患者:当時60歳、男性

最初に異常がわかったのは、近所の病院での健康診断です。2012年の健康診断ではレントゲンに異常なし、クレアチニンが0.81と正常だったのですが、2013年の健康診断ではレントゲンに陰影が見つかり、クレアチニンも1.34と上昇し、肺と腎臓の数値が悪化していました。しかし近所の病院では多発血管炎性肉芽腫症についての事例がないとのことで経過観察で終わってしまいました。

翌年、仕事の都合で関東にいることが増え、関西と関東での二重生活のようなことをされていました。この頃から咳が止まらなくなり、今度は東京の病院で診てもらったところ緊急入院することになりました。その当時のCRPが11.45もあり、レントゲン検査では肺が炎症で真っ白になっていました。

入院期間は4ヶ月と長期間になり、最初のころは点滴の中や錠剤で免疫抑制剤を大量に摂取され、ステロイド等の副作用で血糖値が上昇し、毎日5回も指先に針を刺しての血糖値の測定と、毎食前にインスリンの注射を打たなければなりませんでした。さらに、ステロイドの副作用で腎臓の数値がだんだんと悪化していき、1.3位で高止まりだったのが1.6位になり、「人工透析になることもあり得る」と医師から言われたそうです。

そしてさらに今度は、肺に大小2つの腫瘍があることがわかり、ガンの可能性もあるとのことで、小さい方の腫瘍の摘出手術を受けました。その場でガン細胞かどうか調べてもらえたところ、悪性腫瘍ではなかったので大きい方の腫瘍は残したまま手術は終わりました。それから数日後、ベッドで寝ながら診断された多発血管炎性肉芽腫症のことをネットで調べていたところ、「肺に『はれ物』が出来ることがあり症状の改善とともに消える」というような文章を見つけた。患者さんは早まった!と手術したことを大変後悔されました。案の定、手術をせずに残した大きい方の『はれ物』は症状の改善とともに跡形もなく消えてなくなりました。患者さんは「病気になったら医者任せ」ではなく、大きな判断は自分でも十分調べた上で決めなければならないと強く思いました。

2014年11月にようやく退院することができ、2015年には月に1回の通院でよくなりました。1日のステロイド(プレドニン)の量も「5㎎を1錠」まで減り症状は何も起こりませんでした。この頃の患者さんは外に出かけるときは必ずマスクをつけ、極力人込みをさけ、電車に乗ることも最小限に抑えていました。会社のスタッフにも迷惑をかけていることもあり、病気以外でもストレスが溜まっていたそうです。

2016年の2月ぐらいに担当医に「ステロイドをすべてやめたい」と言ったところ、「5㎎は一生続けなければならない」と担当医に言われました。患者さんはこのままの免疫力が低い状態だときっと近いうちに肺炎になって死んでしまうと思い、3月に入り担当医に無断でステロイドを飲むのをやめました。

ステロイドをやめて20日ほどたったある日の朝、痰が出たのでティッシュで拭き取ったところ、痰の半分ぐらい血が混じっており、再入院することになりました。担当医から勝手に薬を止めたことに対して厳しく注意を受けました。このとき、白血球の数値が異常に低く、数値が上がるまでの2日間ほどは無菌室で治療を受けることになったそうです。

そして翌日からまた大量のステロイド漬けの日々を送ることになってしまいました。しかし、患者さんは絶対にステロイドの副作用で糖尿病と人工透析にはならないようにしようと思い、三度の病院食の野菜以外はすべてトイレに流して食べず、こっそりと病院から抜け出してスーパーマーケットに行って「糖質0麺」と弁当屋さんで「トンカツとチキンカツ」をまとめ買いして冷蔵庫に入れて保存し毎日それを食べていたそうです。揚げ物の衣をすべて取ってから食べるようにして糖質を抑えようとされました。

その結果、朝の食事前の血糖値は100を切りインスリンを打たなくてすみました。通常、大量のステロイドを服用すると、絶対にインスリンを打たなければならないはずなのに、血糖値が低いので担当医は不思議がっていたとのことでした。また、クレアチニンも1.3~1.4位で推移していたそうです。肺の方も、すりガラス状の炎症もなくなり2016年5月に無事退院することができました。

東京を引き払って、2016年5月から大阪に帰り、多発血管炎性肉芽腫症に詳しい病院に行かれました。そしてこの病気になった最大の原因は、仕事上のストレスだったと気付き、同年8月に会社の経営から完全リタイヤされました。

それから2017年6月まで近所の病院に通いましたが、東京の病院以上にステロイド以外の薬が増えていき、週1回分を含めると全部で11種類も飲まなければならなくなりました。やはりどこの病院でもステロイドは一生飲み続けなければならないことと、薬の量が多いこともあり、インターネットで患者さんの病気を完全に治してくれるところはないか調べていたところ、大阪の高槻にある当院見つけ、近所の病院に通いながら当院も2017年3月から通っていました。

診察初日に多発血管炎性肉芽腫症は難病であり、どこの病院でも完治はしないと言われたことを伝えられましたが、私は世の中に治らない病気などなく、必ず治るから安心しなさいと言いました。また、今までの病院では免疫を抑えることしかしてこなかったのに対して、全く真逆の免疫を高めて病気を治すと言い、力強く握手をしました。

当院で2回目の診察で近所の病院で処方されている全ての薬を止めるように指示し、ステロイドも段階的に減らしてゼロにしていくことを説明しました。そして4月にはステロイドも完全にやめることができました。そのかわりに食前食後の漢方の煎じ薬と抗ヘルペス剤を飲むこと、鍼灸を受けるのと自宅でもお灸をすること、ストレスを溜めない生活を心がけてとにかく免疫を高めることに集中してもらいました。その結果、2017年4月にはステロイドも完全にやめることができました。また4月から発芽玄米を食べ始めてもらいました。

当院に通い始めた3月の時点でクレアチニンは最大1.6ありましたが、4月の血液検査で1.13、5月で0.98と驚異的に下降し、その後6月で1.11、10月で1.10と順調に減少していきました。患者さん曰く、東京の病院でも近所の病院でも「腎臓は悪くなることはあっても良くなることは絶対にない。」と言われていたそうですが、そんなことはないということが証明されました。また、食事も普通に食べていてもHbA1cの値が6.5から5.7に下がりました。

2017年11月、念願だったステロイドから完全離脱して220日が経過し、症状も完治され、スポーツジムにも通えるほど快調になりました。何かあればまた連絡をしてもらうようにし、もう通院しなくても問題ないことを伝え治療を終了しました。

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