症例報告 精索静脈瘤 過敏性腸症候群

精索静脈瘤・過敏性腸症候群完治の症例集(コメントなし)更新2023.5.7

投稿日:2022年1月11日 更新日:

症例報告1例目

治した病名:1)精索静脈瘤、2)過敏性腸症候群、

奥さんがアトピーの治療で当院に通院していたため、治療を受けることが出来ました。

患者:当時42歳、男性

最初に精索静脈瘤を発症したのは2012年頃でした。最初は3ヵ月ほどで症状が治まりましたが2016年3月頃に再発し、今回は半年経っても症状が改善されませんでした。患者さんは静脈の腫れだけでなく痛みも伴うため長い間座っていることが難しく、仕事や外出にも支障が出ていました。病院の泌尿器科では静脈瘤がそれ程大きくなかったため、何件の病院にかかっても「経過観察」以上の治療をしてもらうことはできませんでした。

アレルギー性皮膚炎で当院に通っている奥さんに同行したのがきっかけに当院で治療することになりました。奥さんのアレルギー性皮膚炎は突然発症し、普通の皮膚科で「花粉アレルギー」と診断され、1年経っても良くなるどころか悪化されましたが、当院に通院し、煎じ薬を飲み始めて2ヵ月で完治されました。

2016年9月頃に初めて当院を受診されました。免疫の働き、ヘルペスウイルスが及ぼす影響について詳しく説明し、漢方煎じ薬と抗ヘルペス剤を処方しました。1ヵ月ほど過ぎた頃から痛みが徐々になくなっていき、3ヵ月経った頃には痛みがほとんど無くなりました。

2016年10月頃、不定期に下痢が続きました。2017年1月に入ってから症状が酷くなり、腹痛だけでなく胃痛を伴い、めまい等の症状も出始めました。胃痛であまり食事が摂れず、また下痢も続くため体重が減少し、2月末には通常よりも8キロ減少しました。

1件のクリニックと2件の総合病院にかかり、胃カメラ、大腸カメラ、CTの検査を受けましたが消化器系に疾患は見つからず、「過敏性腸症候群」という診断を受けました。一般的に過敏性腸症候群は治りづらい病気と言われており、治療法も確立されておらず、腸の働きを弱める薬などで一時的な対応をする治療しかしてもらえません。患者さんは、処方された薬を服用し、良くなっては薬を止め、症状が悪化するという事を繰り返していました。食事についても胃腸に悪いものは避けるようにし、アルコール等の刺激物も摂らずにいたのですが、症状は一向に良くなりませんでした。

当院に受診し、抗ヘルペス剤と下痢を止める煎じ薬を処方し続けてもらうと最初の1週間で症状が治まり、2週間経った頃には下痢、腹痛、胃痛の全てが治まりました。

その後4週間経過しても順調に回復し、食事もほとんどの物を食べても大丈夫になっていきました。今では、症状は完治され当院での治療を終了しました。

 

症例報告2例目

完治された病名1)過敏性腸症候群2)不整脈

患者:25歳、男性

この患者さんは2021年に痔瘻の手術を受け、完治した後も痛みが再発しないか過剰に恐怖感を抱き続けていくうちに、昼食後に下痢が起こるようになりました。

患者さんが小学1年生の時、祖母の死を目の当たりにしてから病気に対して過剰になり、小学生の頃から全身の検査をすべく異常もないのに安心のために転々と病院をはしごしていたそうです。そして病気による不安がストレスとなり患者さんの副腎皮質からステロイドホルモンを放出して免疫を抑制し続けたことにより、排除の世界のIgEの戦いが逆クラススイッチを起こしてIgGの殺しの戦いを腸管の細胞で起こってしまったのです。

医療の素人である患者さんは痔瘻が消化器官の病変によりクローン病の可能性があると某消化器内科のホームページで知り、また同時に免疫を落とすレミケードやペンタサなどで炎症を抑える治療しかできないと知り、不安に駆られ大腸カメラを受けられました。結果、異常は見つかりませんでしたが、今後は過敏性腸症候群から潰瘍性大腸炎に変わるリスクがあると担当医に言われ落ち込んだとのことです。

そんな時、幼い頃に松本漢方クリニックでアトピー性皮膚炎を完治したと親から聞いた患者さんは過敏性腸症候群も当院で診てもらえると知り受診することを決心されたのです。事前に松本理論や患者会の手記などを読まれて理解されていましたが、もう一度、詳しく説明し、「この世に怖い病気などない」自分の免疫で治すという理論に沿って治療を受けてもらうことになりました。

処方した薬は、抗ヘルペス剤(アシクロビル錠)1日12錠から始めてもらい、大量の2種類の漢方煎じ薬を2週間飲み続けてもらいました。すると3回目の受診で症状が治まってきていきました。同時に小学生からあった不整脈も良くなり、患者さんは喜んでおられました。今も免疫をあげるためにヘルペスの予防に抗ヘルペス剤を飲み続けておられます。

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