うつ病 リウマチ性多発筋痛症・線維筋痛症 症例報告

線維筋痛症完治の症例集(コメントなし)更新2021.12.3

投稿日:2021年12月3日 更新日:

極めて詳しく詳しくコメントしている「線維筋痛症完治の研究報告(コメントあり)」を掲載してるので是非とも読んで下さい!!

症例報告1例目

治した病名:線維筋痛症

どこの医療機関に行っても袖にされ続け、激痛に耐え続けてきた患者さんの症例報告です。

患者:当時36 女性

この患者さんは、15年前(2008年)に、車(のちに欠陥車だったことが判明しました。)の運転中に単独事故を起こされ、体中が痛くなり病院を受診してムチ打ちと診断されました。すぐに入院するように勧められましたが、保育士の仕事が忙しく、入院を断って仕事を優先したそうです。病院や整体などに通っても痛みは取れず、首と腰にコルセットをつけながら無理をして仕事を続けられました。すると徐々に症状は悪化し、数ヶ月後には、痛みやだるさ、吐き気などに加え、さらには顔面痙攣まで発症してしまい、最終的には働くことができなくなり仕事を辞めることになってしまいます。

病院でいくら検査をしても異常なしでしたが、仕事も家事もできず、家で寝たきりのような生活になってしまいました。不眠症にもなり知人からメンタルクリニックを勧められ受診され、まず眠剤が処方されましたが、さらに、痛み、だるさ対策に安定剤や抗うつ剤などを大量に出されるようになります。体調は少し良くなったものの、震えや幻覚、幻聴などに悩まされるようなったり、気分の浮き沈みが激しくなり、自殺衝動が沸いてくることがあり、何度かリストカットもしてしまいます。

メンタルクリニックでの処方:デパス、セルシン、マイスリー、ベンザリン、ノバミン、ウインタミン、ソラナックス、メイラックス、パキシル、レキソタン、レンドルミン、トレドミン、トリプタノール、ハルシオン、セロクエル、コントミン、ドラール、リーゼ、テルネリン、アキネトン、テグレトール、バレリンなど。

 その後、2005年に結婚されましたが、体調はさらに悪化していきました。顔面痙攣を治すために受診した大学病院で、医師から痙攣は薬が原因なので直ちにやめるようにと強く指示され、断薬をするも、体調が急激に悪化し、過呼吸発作が何度も起こるようになります。他の大学病院をいくつも受診されますが、異常なしと診断され、精神的な問題と片付けられてしまいます。ご主人だけは患者さんの気持ちを全て理解してくれていたので、それだけが支えだったそうです。

全身の痛み、だるさの症状以外に、この頃から筋力が著しく落ち、手に力が入らなくなります。箸でご飯を食べたり、ペットボトルも開けたりできなくなり、重い扉も一人では開けられなくなってしまいます。握力検査は、左右ともに7kg程度でしたが、日常生活には問題なしと診断されてしまいました。

なかなかはっきりした診断をしてもらえないため、ご自身で自分の症状について調べ、脳脊髄液減少症ではないかと疑うようになり、専門病院を受診されます。検査の結果、脳脊髄液減少症に間違いないと診断されました。やっと病名が付いたと思い、ブラッドパッチという治療を受け、約1カ月の入院治療をされますが、体調はさらにひどくなってしまいます。全身の痛みはむしろ以前よりも激しくなりました。2008年になり、半年後の再検査で医師は、脳脊髄液減少症は完治したが、おそらく線維筋痛症になった可能性が高いと言いました。脳脊髄液減少症の治療の副作用で発症する人が少なからずいるとのことでした。毎晩、過呼吸の発作の後、全身が硬直状態になってしまい、硬直後に手足に猛烈なしびれが襲ってきて、あまりの激痛に失神することもしばしばあり、ご主人やご両親に明け方まで必死に看病してもらう日々が続いたそうです。

この頃から、左足が動かなくなり、杖をつかわないと歩けなくなります。病院の検査では相変わらず原因不明で、ストレスや精神的な問題と片付けられるため、ご主人は病院治療に見切りをつけ、東洋医学などの自然治療に目を向けるようになります。ご主人の提案でカイロプラクティックや鍼灸治療、ホメオパシーなど、いろんな治療を試されました。どれも痛みにはとても効果があったそうですが、その効果は一時的なもので終わってしまうか、あるいは1つの症状がおさまったと思えば別の症状が出るといった状態が続いたようです。ただ服用されていた抗うつ剤や眠剤などは少しずつ減らすことができるようになり、最終的にほとんどの薬を断ち切ることに成功されました。

体の痛みはどんどん悪化し、特に股関節が万力で締め付けられたり、尖ったガラスの破片でグサグサ刺されているような激痛に襲われます。痛みで夜眠れない日も多く、明け方になって気絶するように寝るか、ひどいときは2〜3日間一睡もできず、ひたすら痛みに耐え続けることもあったそうです。効果があった自然治療も全く効かなくなり、家の中は杖で移動し、外出は車椅子、一日のほとんどを布団の上で過ごすという日々が3年ほど続いたそうです。ご主人と疑わしい病名を調べ、いくつも専門病院をめぐって検査を受けられました。そして疑いも含め、線維筋痛症、脊椎関節炎、バセドウ病、橋本病、慢性疲労症候群、臼蓋形成不全などの病名がつけられました。

痛み止めを飲んでもあまり効果がないため、できる限り飲まないようにされていたそうですが、リリカ、ボルタレン、ノイロトロピン、セレコックス、レリフェン、カロナール、ツムラの漢方薬、ブシ末などをたまに服用していました。医師に相談するとプレロンというステロイドを処方され、服用するとほんの数分だけ痛みが和らいだもののすぐに悪化し、その後は拷問のような強い痛みに苦しめられたそうです。また、股関節の異常については臼蓋形成不全と診断され、医師からは、この病気は生まれつきのものだから治る見込みは薄く、今のうちに手術で人工股関節にしたほうがいいと勧められました。この頃から、自然療法にも限界を感じた患者さんと、あくまで自然医療系で治療を望むご主人と、治療方針について主意見が食い違うことが多くなっていったそうです。

2011年10月に、ご主人がインターネットで当院のことを発見されました。私の理論を読んで理解され、その概要を体が動かない患者さんに丁寧に伝えたそうです。距離と金銭的な問題で通院を躊躇されましたが、ご主人の可能性があるならすぐに行くべきとの強い説得で、2週間後にご両親からお金を借りて埼玉から来院されました。

埼玉から大阪まで新幹線を使われましたが、途中痛みで席に座っていられなくなって特別質を借りたり、ちょっとした段差に苦労したり、慣れない車椅子での電車移動でかなり苦労されましたが、それでも当院へ来られました。

初診ですぐにヘルペスウイルスが原因で様々な症状が起こっていると診断しました。線維筋痛症もその1つであります。1日3回の漢方煎じ薬と、2日に1回最低1時間の漢方風呂、そしてお灸を痛む箇所を中心にできる限りたくさんやるように指導しました。またお灸は途中でもぐさの火を消さず最後まで焼き尽くした方がいいとも伝えました。手足や股関節は患者さん自身でやり、背中や腰はご主人に据えてもらったそうです。これで治るなら頑張るということで、毎日お灸を数百ヶ所もされたそうです。さらに抗ヘルペス剤を処方し、毎日大量に服用してもらいました。以前から服用されていたバセドウ病の薬のメルカゾールはひとまず継続してもらい、鍼治療も受けるように指示されていたので、地元の鍼灸院に通って鍼治療も受けるように指導しました。

初診から1週間後、血液検査の結果は、CRPは異常なしでしたが、単純ヘルペスの値が116.5(正常値2.0未満)と高く、ヘルペスが原因でまず間違いありません。また、甲状腺の状態を示す抗サイログロブリンの数値がやや高めで109(基準値は28未満)、THSも少し高く5.64でした。線維筋痛症の症状が、数値で示されたのは初めてだということで、とても喜ばれ、ますます治療に励むとおっしゃっていました。

ただ、検査結果が出てまもなく、リバウンドが起こり、それまで以上のひどい激痛が全身に広がりました。患者さん曰く、体にガラスの破片がグサグサ刺されるような痛み、全身(背中・手・足・首・肩など)にピリピリする痛み、股関節を鉄板でプレスされているような痛みなど、掛け布団が身体に触れるだけでも痛みが走るような状態で、痛くて気が狂いそうになったそうです。痛みと倦怠感で歩くこともできず、トイレにも這いつくばっていくような状態でした。食事もまともに取れず、休憩しながらなんとか食べたそうです。

治療開始から1ヶ月経過すると、背中にアトピーが出現しました。1~2mmくらいの小さな赤い発疹が脇腹、腹、尾てい骨あたりにまで広がりました。アトピーが出現するということはクラススイッチが進んでいるという証拠であります。また股関節の激痛が半減し、それまでとは比べ物にならないくらい生活が楽になったそうです。たったの1ヶ月でかなり改善が見られたので、患者さんもびっくりされたそうです。

治療開始から半年、体調はさらに改善されました。股関節の一部と首以外、痛みの大部分が消え、ある程度家事ができるくらいに回復されました。全く力の入らなかった手足も力が徐々に戻ってきて、お箸でご飯も食べられるようになっていきました。バセドウ病の症状も出なくなったため、メルカゾールも中止しました。このときの血液検査では、単純ヘルペスの値は115.1、他の値は異常なしで、甲状腺の状態を示す抗サイログロブリンの数値は28以下、THSは2.23と、どちらも基準値にまで下がりました。

治療から1年経過、2013年の3月には、体調もさらに改善し、ウォーキングをしたり、短い距離であれば走ることもできるようになりました。走ったのは10年ぶりぐらいだそうです。車の運転も出来るようになり、股関節の激痛はほぼ完治されました。生理前だけはまだ少しだけ痛みがぶり返すことがありますが、普段は全く痛みが出ない状態にまで回復されました。激しいリバウンドを乗り越え治療をやりきることができたのは、ご主人やご家族のサポートがあったからです。治療終了後は、念願であった子供を授かることを目標に元気に過ごしておられます。

症例報告2例目

治した病名:線維筋痛症、バセドウ病、睡眠障害、リウマチ反応陰性脊椎関節炎、掌蹠膿疱性骨関節炎、レジオネラ肺炎、うつ病

15年以上、不調と激痛に蝕まれ、当院で治療して全ての症状が良くなった方です。

患者:当時49歳、女性

患者さんは幼い頃から強度のストレスをかけ続け、体が弱く、2000年に第1子を出産してから頭痛、めまい、倦怠感、不眠、肩こり、痺れ、腰痛などの様々な不調が起こり、それぞれ内科や神経内科や脳外科や整形外科など各科に通院されていました。仕事に育児に家事にと精神的にも肉体的にも限界の状態が続きました。

2003年にバセドウ病と診断され、投薬治療を受けられていたそうです。

2004年5月、旦那さんが出張中に朝起きると今まで感じたことのない疲労感に襲われ、同時に手足の筋肉がこわばり、歩行困難になってしまいました。その後、1週間入院されいろいろな検査も受けられましたが、異常は見つからず、心療内科を紹介されました。退院後、なんとか歩けるようになったものの、体のあちこちに激痛や鈍痛が走るようになりました。いろいろな病院を渡られましたが全て原因不明と言われて続けたとのことです。

針を体中に何千本も同時に刺されたような痛み、突然斧で切り付けられたような鋭い強い痛み、杭を体に打ち込まれているような痛み、脈打つような激しい痛み、歯が1本だけどんな痛み止めを使っても効かない強烈な痛み、足の指1本だけが気を失いそうなほど酷い痛みなどが24時間、患者さんの体のいたるところに起きていたのです。医者からどこも悪くないと言われても身体中に常に激痛が走っていました。

誰にもこの痛みを理解されてもらえず、ましてや仮病だと思われたこともありました。仕事中では痛みに耐え、顔にも出さないように努めては、自宅に帰っては泣いて旦那さんやお子さんに心配をかけていたそうです。お子さんも一緒になって泣いていました。

いついかなる時にどこにどんな痛みが襲ってくるのか分からない不安と恐怖の生活に加え、酷い倦怠感と少し動くだけでも辛く、さらに睡眠障害でゆっくり休むこともできませんでした。

2005年8月、地元の総合リウマチ膠原病科を受診され、血液検査ではリウマチ反応は出ませんでしたが、腰のCTで仙腸関節に石灰化が見られた事と体の圧痛点の検査からリウマチ反応陰性脊椎関節炎とそれに伴う線維筋痛症の合併型と診断されました。患者さんはひそかに今まで原因不明だった症状に病名がついたことに喜ばれたとのことです。消炎鎮痛剤、ステロイド剤、精神安定剤が処方されましたが、今までの経験で鎮痛剤を使っても痛みが消えない事とステロイド剤の副作用が怖くて消炎鎮痛剤とステロイド剤は飲まず、精神安定剤のデパスだけは筋肉が緩み、痛みも少し和らぐことから服用されていました。

地元の総合リウマチ膠原病科による処方:消炎鎮痛剤、ステロイド剤、精神安定剤(デパス)、3つの内、精神安定剤のみ服用。

しかし、2006年5月、自己免疫性膵炎にかかり、翌年には肩、鎖骨、胸骨、背中、腰などの骨が熱をもつような激痛が起こりました。激痛で手も上げられない、箸を持つことさえできない、息を吸うだけでも痛み、寝返りが打てない、一人で起き上がれない状態にまでなってしまいました。

2008年11月、同じような痛みがビオチン治療で良くなったという情報を知人から聞き、早速治療を受けビオチン、ビタミンC、整腸剤を8時間おきに飲む治療を4年ほど行われました。骨の状態が正常値に戻ったと診断され完治と宣言されたそうですが、骨の痛みや体の痛みは依然と残っており、首、背骨、胸骨、仙腸関節に酷く炎症が見られたことから新しく掌蹠膿疱性骨関節炎と病名を付けられただけのようでした。その後もビオチンと精神安定剤を飲み続け、痛みに耐えながら毎日を乗り切っておられました。

他院での処方:ビオチン、ビタミンC、整腸剤。

しかしさらに悪いことが続きました。2014年、温泉でレジオネラ菌に感染してしまいレジオネラ肺炎になってしまいました。3週間で肺炎は治りましたが、体力は落ち、酷い疲労感と倦怠感でとうとう仕事もできなくなり、休職されました。この症状から慢性疲労性症候群とうつ病と診断されましたが、患者さん自身は絶対うつ病ではないと確信をもっていましたが、抗うつ剤が線維筋痛症にも効くと勧められてしまい、しばらく服用されていました。しかし、朝から夕方まで起きられずまるで廃人のような生活になってしまったので服用を中止されました。その後、7ヶ月後に復職されました。

しかし2015年1月、肩や首や胸骨の痛みが悪化し、漢方薬局で漢方薬やサプリメントを調合してもらうも劇的に良くならず、1ヶ月で15万円も費用が掛かったため、金銭面的に飲み続けられなかったそうです。

10年以上辛く苦しい生活を続け、自問自答した結果、患者さん自身の心の在り方の問題に行きついた頃、当院のホームページに辿り着いたのです。藁にもすがる思いでご主人と一緒に当院まで来られました。

2015年4月、当院を受診されました。最初は私に圧倒されてとても緊張された様子でしたが私が強くでも優しく握手をすると患者さんはすごくホッとされたようでした。漢方煎じ薬と漢方風呂とお灸、抗ヘルペス剤を1日12錠から飲み始め、その後、痛みが酷くなってから1日16錠へ増量しました。

当院での処方:漢方煎じ薬、漢方風呂、お灸、抗ヘルペス剤1日12錠から16錠へ増量。

漢方煎じ薬は独特な苦味がありますが患者さんには漢方煎じ薬は甘く、美味しく服用されていたとのことです。抗ヘルペス剤を飲み続け、徐々に1日中起きていた激痛が減り、痛みのない時間が増えていきました。無理をしたり、疲れたりしてストレスを感じると、痛みや倦怠感が起こりますが、以前では考えられなかった痛みがない普通の生活を送れるようにまで完治されました。

症例報告3例目

治した病名:線維筋痛症

学生時代に全身に痛みと倦怠感に襲われ、他院で治療を受けても悪化していくばかりでしたが、当院を受診された翌日にはほとんど完治されていた患者さんです。

患者:当時20歳、男性

突然、体に痛みが走り、倦怠感が酷く学校に通うことが出来なくなりました。しかしどの病院へ行っても原因不明、線維筋痛症による精神疾患と言われていました。半信半疑で前医の指示に従って治療を2年間続けてきました。全身に痛みと倦怠感と無気力などの症状が出現し、精神安定剤を飲み続けましたが一向に良くなるどころか悪化の一歩を辿っているようで藁にもすがる思いで、インターネットで他の病院を調べていたところ、当院を発見されました。難解な理論に最初は四苦八苦されていたそうですが、当時掲載されていた患者さんの手記や私が書いた詳しい説明を読まれて、患者さんに当てはまることが多く、早速当院に受診されることを決意されました。

診察時に、病気の原因がヘルペスであることを説明し、抗ヘルペス剤を処方しました。患者さんはすぐに薬を飲み、少しずつ症状が良くなり、翌日にはほとんどの症状が解消されていました。2年間かけて治らなかった症状があっという間に治り、実際に起こっていることだと信じられない気持ちだったと言われました。完治された後は当院へ来院されておりません。

症例報告4例目

治した病名:線維筋痛症、眼瞼下垂

当院で治療を受けて、心穏やかな状態にすると免疫が最大限に働いてくれることを身をもって認識された方です。

患者:当時34歳、男性

2017年1月、風邪を引いて1週間ぐらいで症状は良くなりましたが、その後両側の奥歯の歯茎から上顎にかけて麻痺しているような、痺れているような感覚になりました。2~3日症状が続き、今度は外の冷たい空気に歯が触れるとズキンとした痛みが起こりました。さらに奥歯の感覚異常が出現してから1週間後、両足のふくらはぎからつま先にかけて痺れが出始め、さらにその2日後の1月14日、朝起きると手首から指先にかけて痺れが起こり、距離感が分かりづらくなっていました。鏡で患者さん自身の目を見てみると、通常明るい場所では小さくなっているはずの瞳孔が大きくなっている状態だったそうです。ライトの光を目に当ててみても大きくなった瞳孔は小さくならずそのまま大きいままでした。また太陽光が眩しくて目が開けられず、外の景色を見ると距離感がわからないのに加えて見るものすべてが2つに見えていたそうです。歩く人や車や電柱や家やビルや木などすべて2つか2重に見えて、同行してもらったお母さんの補助なしでは1人で歩くことさえできない状態でした。

患者さんは以前、クローン病で当院の治療を受け完治されていたのですぐに当院へ受診されました。念のため、脳に異常が起きているかもしれないと思い、不安と恐怖の中、脳神経外科を受診して脳のMRとMRAを撮ってもらったそうです。受診の結果、MRI、MRA共に異常なし。担当医から「今まで見たことがない。原因がわからない」と言われ、脳に異常がない事に安堵されました。担当医から大学病院で精密検査を受けるよう指示されましたが、当院の治療を受けたかった患者さんは断りました。

会社関係、家族に脳の異常がない事を伝え、当院で治療したいことを伝え、翌日、奥さんと一緒に当院へ来院されました。症状の原因はヘルペスであり、頑張り過ぎて激しく重い深刻な心のストレスを溜め込んでいたとのことで、頑張り過ぎないようにしてもらい、原因不明の病気はない!必ず治ると言っていつものように握手をしました。患者さんは私に会うと緊張されるそうですが、いつもパワーをもらって元気になるそうです。

当院での処方:目に効く漢方煎じ薬、抗ヘルペス剤(アシクロビル錠)1日28錠。

治療に専念してもらうため、休職してもらいました。

翌日、リバウンドにより首から腕にかけてのこわばりと両足のこわばりが強くなってきたそうです。痺れも全身に広がり出しました。

それからは腕や足に力が入りにくくなり、布団から起き上がろうとする手や腕の力が入らなくなったり、舌が動きにくくなって、呂律が回らなくなったり、口もこわばった感覚になり、口が開きにくくなったり、話し声も鼻に抜けるような開鼻声になって聞き取りにくい声になってしまいました。

口が開きにくくなったため、食事を上手く噛めなくなってしまいました。飲み込むときも喉に引っかかりやすく、むせてしまったり、食べ物が喉に残っている感覚になったり、水分でむせたり、飲み込むときに鼻から水分が逆流する状態になってあまり食べられなくなってしまいました。

左瞼が下がって目を開けようとしても瞼が上がらなくなってしまいました。そして上顎から目の奥、後頭部にかけて今まで経験したことのない強烈な頭痛に襲われました。体のこわばりと力が入らない症状はさらに強くなり、同じ姿勢で寝ていると体が痛くなり、30分くらいしか寝られず寝不足になっていきました。どんどん体のあらゆる部分が動きにくくなり、力が入らなくなっていくのが怖くなってきた患者さんから当院へ連絡が来ました。私は患者さんがやっとストレスから解放されてほっとし、患者さんの体の中の免疫が上がってきて起きた症状だから心配はしなくて大丈夫と言い、また何かあればいつでも連絡してくるように患者さんへ伝えました。

その後もリバウンドはどんどん悪化していき、体に力が入らず自力で立てなくなりました。また眼球も上下左右に動かすことが出来なくなり、着替える時や体を拭いてもらう時やトイレに行くときは奥さんの介助が必要になりました。仰向けで寝ると舌が口の奥の方に落ちてきて何度もの息を詰めそうになりました。呼吸も深くできなくなり、呼吸筋や横隔膜の動きが弱くなっているように感じられました。1番辛かったのは、お腹に力が入らず2~3日便を出せなかったことだったそうです。しかし患者さんは、今は自分の中の免疫細胞が必死にヘルペスと戦っているところだから絶対大丈夫!と何度も自分自身に言い聞かせておられました。

治療を始めてから11日目~20日目が過ぎた頃、少しずつ腕に力が入るようになって自分で起き上がったり、自力で立てるようになりました。同時に首や肩や腕などのこわばりが少しずつ取れていき、首や腕の可動域が広がっていきました。伝い歩きですが奥さんの補助なしで部屋の移動ができるようになりました。また上顎から目の奥にかけて強烈な頭痛や口腔内感覚異常も少しずつ良くなっていきました。そして朝、鏡で患者さん自身の顔を見てみると、左瞼が少し上がるようになり、瞳孔の拡大が小さく元に戻っていました。眼球も少しですが上下左右に動くようになっていきました。食事ではむせることや鼻に逆流することがなくなり、呂律も回るようになり、舌の動きも元に戻りました。お腹にも力が入るようになり、便がスムーズに出せるようなり、体が良くなってきていることが目に見えて分かることが増えていき、患者さんは大変喜ばれました。

日に日に体が動かせるようになっていきましたが、両手両足の痺れはまだ強く残り、両手は手袋を2枚重ねているような感覚と腕枕をずっとした後のような感覚が続いていました。両足も長時間正座をした後の痺れのような感覚が続きました。眼瞼下垂も改善していきましたがまだうまく目を開けることができず、眼をパチパチしていました。瞳孔は小さく戻っていたのですが、明るくても暗くても小さいままで外の光はまだ眩しい状態でした。眼は1~2メートル先であれば正確に見えるようになりましたが、斜め前や横、上下は2重に視えていました。

当院で治療を始めて25日目、患者さん1人で入浴できました。転倒しないように手すりを持ちながら慎重に入っていましたが、リバウンドが発症してからは奥さんに身体を拭いてもらったり、洗面所で頭だけ洗ってもらったりしていたので、久しぶりの入浴で気分爽快になったそうです。心も体も余裕が少し出てきて、私の論文や患者さんの手記を真剣に読んでいたそうです。専門用語や内容が難しいので全部は理解できなかったようですが、ストレスに対応しようと患者さんの副腎皮質からステロイドホルモンを出したり、他の病院で受けたステロイド剤や免疫抑制治療でヘルペスを大量に増殖させ神経細胞感染する8種類もあるヘルペスウイルスの怖さや、特にEBウイルスやサイトメガロウイルスの怖さを勉強させて頂きました。同時にそのヘルペスを殺す免疫細胞は重要な役割があって、どれほど大切であるかを学びました。絶対に免疫を抑制させてはいけないと患者さんは思われました。そして病気の原因や免疫の役割を理解することは患者さんの心の安定にもつながったとのことです。

30日目には、立って家の中を歩く、トイレをする、整容する、入浴する、更衣する、食べるといった身の回りのことが何とか患者さん自身で出来るようになりました。しかし、目が2重に見える複視はなかなか改善しなかったので、焦りや不安、恐怖、安心などいろんな感情が入り乱れて、落ち込む日もありました。妻や子供を養っていけるか、仕事に復帰できるかなどいろんなことを考えてしまう日がありました。その度に私の論文や患者さんの手記を読んで勇気づけられましたとのことでした。

当院の治療を始めて37日目、当院へ来院される道中、周りの物や建物や通行人の全てが2重に見えて斜めになったり、揺れていたりして見えていたため、眼を開けることが苦痛でした。奥さんの補助により当院へ辿り着きました。患者さんの診察を行ってみて、一度処方を変えてしばらく様子を見ることにしました。

処方:漢方煎じ薬、抗ヘルペス剤(アシクロビル錠)1日28錠

来院されてから4日経過した朝、いつも2重に見えていたものが少し見やすくなっているようになっておられました。また翌日も、洗面所で患者さん自身の顔を鏡でみると2重に見えていた患者さんの顔が1つになってはっきり見えるようになっておられました。1ヶ月半ぶりにはっきりと見えるようになり患者さんは歓喜されました。その日を境に少しずつはっきり見える距離が長くなり、最初は1~2メートルだったのが徐々に5メートル、10メートル、そして多くの山まではっきり見えるようになりました。しかし、少し正面から横に視線をずらすと2重に見えてしまう状態でした。また両手両足の痺れも少しずつ治ってきていました。

当院で治療を始めて50日~64日目、今までは自宅の中だけの生活でしたが、眼がはっきりと見えるようになり、患者さん一人で外を歩くことが出来るようになりました。また少しずつですが斜め前も見えるようになっていきました。しかし視界が揺れる感覚はまだ残っていました。両手両足の痺れは歩いているとボワーンと少し痺れが体に伝わる程度にまで減少していきました。両手の痺れはほとんど感じない程度まで回復していました。

治療を始めて70日目、散歩をしていると再び2重に見える症状が出現されました。その後、徐々に2重に見えるようになっていき、最初に症状が起きた時に戻ってしまいました。また瞼の奥や目の周りが時々ズキンズキンと痛むときがありました。再発してから3日後に当院へ受診され、再発した症状については、ヘルペスウイルスは体中のあらゆる神経細胞に潜伏感染しており、また同じような症状が出てくることは当然であることを患者さんに説明しました。患者さんの場合、眼に関する神経部分にヘルペスウイルスが増殖感染し、免疫細胞がヘルペスと戦っているため、2重に見える症状が起こっていたのです。

治療を続けて77日目、眼のリバウンド症状がますます悪化していきました。視界の全てが2重というより2つに見えていきました。また、両手両足の痺れも増えていきました。ヘルペスと免疫の戦いが激化していたのです。

この頃、リバウンド症状が良くなってきたので患者さんは早く仕事に戻らなければいけないと思い始め、かなり焦り、不安になってストレスとなり、そのストレスに対して患者さん自身の副腎皮質からステロイドホルモンが過剰に作られ免疫の働きを抑えていたのではないと患者さんは思い至りました。

また、患者さんは今まで仕事でも人間関係でも完ぺきを求めすぎたために自己否定を繰り返して何事も頑張り過ぎてしまい、膨大なストレスを長年溜め続けてきて今回の病気を起こしたことを思い出しました。実はもうすでに周りの人たちや家族は患者さんの能力や個性を認めてくれていたり、たとえ認めてもらえていなくとも何とかなるだろうと思えるようになられました。やっと患者さん自身が自分の心と体をずっと傷つきてきた結果として病気を起こしたのだと理解されたのです。

治療を始めて81日目、少しずつですが2重に見えることが減ってきました。午前中だけよく見えていたのが、午後も見えるようになり、そして夜も良く見えるようになりました。両手両足の痺れも減少していきました。

さらに95日目(発症して3ヶ月経過)、2重に見えなくなり、車にも乗れるようになりました。しかし、目の周りが重い感じがあり、特に左目の周りはまだピキピキという痛みや鈍痛がしばしば起こっていました。手足の痺れはかなり減少して痺れという感覚から違和感を覚えるように変わってきました。受診にて抗ヘルペス剤(アシクロビル錠)を1日32錠に増量して経過観察を行いました。

現在は、左目の疲労感と時々起こる鈍痛とピリピリした痛みは全て解消されました。両手両足の痺れも取れ、完治されたのです。当院へは風邪を引いた時以外は通われておりません。今では普通の生活を幸せに感じ、以前のように頑張り過ぎないように楽しみながら日々を送られております。

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