コラム

ノーベル賞とオプジーボについて 2018.10.25更新

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ノーベル賞にはノーベル物理学賞、ノーベル化学賞、ノーベル生理学・医学賞、ノーベル文学賞、ノーベル平和賞、ノーベル経済学賞の6つがあります。もともとアルフレッド・ノーベルの遺言によって1901年に始まった世界的な賞であり、ノーベルが自ら発明したダイナマイトが人殺しの戦争に使われ巨額のお金を稼いだ償いとして(?)作ったわけです。ノーベル賞は、賞金が巨額であったので常に注目を浴びる賞であり、しかも長期間続いたので史上最高の権威を持った賞となったので、毎年誰がノーベル賞を取るのか全世界が大騒ぎとなってしまっています。私はこのノーベル賞は、近頃問題がありすぎる賞だと考えています。

私はノーベル経済学賞などというのは、資本主義を維持するためにアメリカがスウェーデンに無理やり作らせた賞ではないかと以前から思っているのですが、現在、経済学賞としては中国の一国資本主義に与えられるべきではないかと考えています。というのは、私は現在の社会の矛盾は資本主義、つまりお金第一主義であることから生まれていると考えているからです。つまり金が全てを動かしているわけですから、資本主義においては金を持った人間が真実や正義・不正義にかかわらず最高の支配者になれるのであります。この資本主義の金の取り合いの建前は公平・平等の競争をさせて成功することであり、例えば現代ではAmazon.comの創始者であるジェフ・ベゾスが18兆円の世界一の金持ちであり、建前としては金儲けの競争で1位になったということです。

ところがなぜ彼は地球の一番の大金持ちになったと思いますか?それは一言でいえば、頭が良すぎて競争で一人勝ちをしてしまったからだと断言できます。日本で一番の金持ち(世界40位)は、生まれは韓国でありますが、現在は日本人に帰化している孫正義であります。彼はインタビューで「金を儲けるチャンスを掴んだからだ」と言っていますが、こんな謙虚なコメントはありません。彼は全てにおいて天才であるからであります。もちろんその才能を発揮する努力においても天才であったからです。

この世で一番不公平な出来事はなんだと思いますか?私が医者になって初めて知った真実は数え切れませんし、さらにもちろん私が初めて発見した医学の真実は数多ありますが、その真実の一つは、この世で最も変えられない最大の不公平を発見したことです。それは遺伝子を十分すぎるほど勉強したからです。それでは最大の不公平はなんでしょうか?人間の能力や才能、もちろん金儲けの才能も含めて、生まれたときに遺伝子によって決められているということです。ところがその能力は、明確にすることは非常に難しいのです。なぜならば人生において成功する才能というのは、一つの遺伝子によって決まっていないからです。もちろん才能だけではなく、チャンスも必要です。例えば、共産主義に生まれたら、どんな才能があっても金持ちにはなれませんね。いずれにしろ生まれ持った才能の違いというのは、おのずから成長とともに明らかになっていきますが、厳然とした頭の良し悪しはあるということです。したがって、生まれ持った才能の違いを無視して、様々な競争して金の取り合いをするのですが、ハンデをつけずに競争させれば、必ず金によって豊かさが決まる現実の生活に不公平・差別・不平等ができるのは当然なのです。

私は、社会主義や共産主義が生まれたのは、金を稼ぐ能力が少ないけれども真面目な大衆のために生まれたと思います。ところが、共産主義においては、Amazon.comの創始者であるジェフ・ベゾスやMicrosoftのビル・ゲイツやソフトバンクの孫正義のように、世界一才能のある人は、世界優秀の富豪にもなれますが、私たちのように生まれつき才能のない人は努力しても大した金は稼げないというのは、実は極めて不平等限りないのです。つまり競争の出発点がそもそも違うからです。ところが共産主義国家は才能有る無しにかかわらず給料は同じですから、最も稼ぐ能力のある人が全く稼げないわけです。その結果、共産主義国家の国民が稼いだトータル額は、頭のいい人はどんどん金を稼げる資本主義のアメリカ国民が稼いだトータル額と比較すると、圧倒的にアメリカが勝つのは当たり前なのです。

それに気づいた鄧小平をはじめとする中国人は、共産主義一本槍をやめて、才能有る無しにかかわらず全ての人のためになる一国資本主義を始めたのです。一国というのは共産主義であり、つまりは共産主義的資本主義であります。このシステムの出発点は、富の源泉である土地を全て国のもの、つまり国民のものにし、かつ頭のいい人間にはある程度までどんどん稼がせることなのです。もちろん土地は富の大源泉ですから、この土地だけは稼いだ人間に分けることはしなかったのです。このような世界史上初めてのシステムを採用することによって、40年も経たない間にアメリカが中国に恐怖や嫉妬やコンプレックスを感じるほどに大きくなったのです。

世界の長者番付で中国人のトップは総資産額が4兆8000億円のテンセントの馬化騰(世界17位)であり、2番手がジャック・マー(20位)、3番手が許家印(24位)、4番手が王健林(26位)であります。ところが彼らの富は中国を支配している共産党が彼らの富も支配しているので、あまりある富は中国共産党によってかすめ取られ、貧乏人に援助という形で再分配されているのであります。だからこそ中国の中産階級は爆発的に増大し、毎年中国人の1億4000万人以上が世界中を旅行し、あらゆる渡航先の国で爆買いをしているのです。日本もその恩恵を被っているのです。

もっと具体的に言えば、1949年に共産主義の中華人民共和国が成立したのでありますが、1979年に鄧小平が深圳市など4つの経済特別区の設置によって一国資本主義を開始するまでの30年間は、金持ちは中国人には誰一人いないどころか、全ての中国人が貧乏人だったのです。しかし、中国がその後30年間でアメリカの覇権を脅かすどころか、その世界の覇権をアメリカから取り返すことができるようになったのは、一国資本主義という世界で初めてのシステムのおかげであり、いわば鄧小平主義が歴史上能力のある人もない人も幸せになれる国家を作ることができたのです。このシステムがアメリカを怖がらせ、嫉妬を感じさせているのであります。

アメリカも同じシステムを取りたいと思うのでありますが、残念ながら中国の現在のシステムを採用するには、まずアメリカの国土全体を国民の共有財産にする必要があります。これはアメリカが一番嫌いな共産革命をする必要があるので絶対に不可能です。アメリカの愚かな国民と共に、トランプも中国の一挙手一投足が嫌いでたまらずいらだっているのであります。アッハッハ!もちろん習近平は「人間は生まれた時の知能才能の違いがあるので一国資本主義のシステムを採用し、生まれた時の金儲けの才能の有無にかかわらず国民全てが豊かになるために採用した」とは明言していませんがね。アッハッハ!

長い話になりましたが、さらにアメリカが作らせたノーベル経済学賞は、本来は生まれた時に才能にかかわらず、他人のエゴを傷つけずに真面目に汗水を流して生きた人が普通に幸せになれるための経済学賞であるべきで、本来は人類を幸せにするための経済学賞であるはずなので、そのモデルである中国のシステムに与えるべきだと言いたかったのです。さらに間違った資本主義を維持するための屁理屈の経済理論に、長年ノーベル経済学賞を与えてきたことは大間違いであることも言いたかったのです。ついでにいえば、資本主義を賞賛する最高の著作は1776年にイギリスのアダム・スミスによって書かれた国富論でありますが、よく引用される言葉があります。「資本主義は見えざる神の手によって支配されている」と。こんなつまらない文章は次のように書き換えるべきです。「資本主義は隠された人間の貪欲によって支配され、貧富の差をもたらし、混乱を巻き起こし、結局は才能のない真面目な大多数が不幸になるだけである」と、言うべきです。

同じように、ノーベル生理学・医学賞も最近はとんでもない病気作りの名人たちに与えられてきたという思いがしています。例えば、山中伸弥先生のiPS細胞も必ず失敗すると予言しておきましょう。今年のノーベル生理学・医学賞はオプジーボに関わった本庶佑に与えられたのでありますが、彼は記者会見で「オプジーボは1945年にノーベル生理学・医学賞をもらったフレミングが初めて見つけた抗生物質のペニシリン」となぞらえていますが、まるで的が外れています。なぜならば、遺伝子の成分であるRNAやDNAやアミノ酸は生命(単細胞)が作られる前に存在したのです。宇宙は138億年前に生まれ、46億年前に地球が生まれ、38億年前に初めて単細胞が生まれたのです。その単細胞が地球でできる前にRNAが最初にでき、その後で遺伝子が永続するために遺伝子が生命を作り出したのであります。したがって、RNAやDNAは自分の乗り物として、自分の住む家として生命を利用しただけだと考えられます。

ところが常に人間は自分を中心に考えたがりますから、つまりエゴなる存在は人間そのものでありますから、DNAが変異してガンになるということは、人間が死ぬことではなくてDNAが設計図として役に立たなくなったことに気が付いていません。DNA自身も遺伝子の傷を治そうというシステムはありますが、ガンといわれる遺伝子の変異は傷ではないので、DNA自身の修復機能では治すことができない、いわば細胞自殺ではなくて遺伝子の狂い死にといっても良い現象だと考えられます。そういう現象を遺伝子は見越して自分の正常な遺伝子を半永久的に継がせるために、新たなる乗り物(子供)を人間が若い間に誕生させるために生殖細胞を作っておいたのです。したがって、人体を乗り物として充分利用し尽くしてしまえば、つまり乗り物が老化すれば最後は自分の遺伝子をガン化させることによって、最後は老化した人体もろともこの世から安心して遺伝子は消え去ることができるのです。なぜならば自分の遺伝子のコピーは既に新しい人体に残してあるからです。なんという遺伝子は賢くて貪欲でない乗客なのでしょうか?

さらにもし自分の遺伝子で人体を乗り物としてもっと使うつもりだったら、何千年も遺伝子がガン化するという変異を起こすことはないはずです。したがってガンで死ぬということは、要するに寿命の一つの在り方なのであります。さらに本庶先生も気づかずにおっしゃっていますが、オプジーボは免疫療法になるという言い方をされていますが、逆にいうと、免疫を抑えるような治療や、自分の免疫を抑えるような生き方をした人は早くガンになるということですから、ストレスホルモンを出すような生き方はやめましょう。

最後に付け加えれば、iPSもオプジーボも病気が治るどころか、最後は新たなる副作用である病気が増えるばかりですから、結局儲かるのは製薬メーカーと医者と研究者ですから、ノーベル生理学・医学賞は、正しくは「ノーベル生理学・医学・経済学賞」と名前を変えるべきでしょう!ワッハッハ!

なぜこんな皮肉を言うのでしょうか?それはオプジーボの副作用が公表されているだけで18種類もあるからです。下に書き連ねましょう。間質性肺疾患、重症筋無力症、心筋炎、筋炎、横紋筋融解症、大腸炎、重度の下痢(クローン病や潰瘍性大腸炎)、1型糖尿病(劇症1型糖尿病を含む)、免疫性血小板減少性紫斑病、肝機能障害、肝炎、硬化性胆管炎、甲状腺機能障害、副腎障害、腎障害、神経障害、脳炎、重度の皮膚障害、静脈血栓塞栓症、以上18種類ありますが、これに対する治療は全てステロイド治療ということになります。しかも一生治らない副作用が大部分であります。最後にみなさんに、この18種類の副作用はどうして生じたのかご存知ですか?十分に考えてください。18種類とも全て同じ原因によるものであるとヒントは与えておきましょう。

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