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なぜ癌細胞は人体の700か所にもある二次リンパ器官であるリンパ節に転移したがるのでしょうか?更新2024.2.28

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なぜ癌細胞は人体の700か所にもある二次リンパ器官であるリンパ節に転移したがるのでしょうか?それはherpesが感染した正常な細胞のゲノムにherpesのゲノムを組み込み更に細胞の遺伝子の塩基配列を組み替えて遺伝子を突然変異させて癌関連遺伝子をがん癌化させて癌細胞にしてしまうのはherpesウイルスであるからです。免疫は異常な癌細胞を認識しているのではなく癌細胞に無数に存在しているからであって癌細胞がリンパ節に運ばれるのではなくherpes感染細胞が運ばれているだけなのです。それではあらゆるヘルペス性癌細胞はリンパ節に何故、集中的に運ばれるのでしょうか?世界中の癌学者達はこのherpes感染癌細胞をリンパ節で処理されるための移動を転移したと言っているのは大間違いなのです。

リンパ節は何のためにあるのでしょうか?リンパ節にherpes性癌細胞がどのようなルートで到達できるのでしょうか?リンパ節はナイーブTリンパ球が認識できる抗原(これをcognate antigenと言います。)を見つける場所であるのです。従ってナイーブTリンパ球がcognate antigen(認識できる抗原)である敵を認識するためには敵を組織で最初に見つけた抗原提示細胞である樹状細胞が見つけたヘルペスを取り込んでTLRで危険な敵と認識するとTNFと呼ばれるサイトカインを作ります。樹状細胞自身が作ったTNFによって刺激されて組織にいる敵を離れリンパ液によってその取り込んだ敵を二次リンパ器官の一番近いリンパ節に運ぶのです。

組織液の一部がリンパ管に入ったものを何というか?この組織液の一部が毛細リンパ管に入り、リンパ液となります。

リンパ液とは何でしょうか?

リンパ管の中を流れる液体をリンパ液(単にリンパとも言う)と呼びます。リンパ液の主成分は、血液中の液体成分である血しょうです。
血液は心臓から出て、また心臓に帰りますが、一部の血液は体のすみずみで毛細血管から外に出て、体内の細胞に酸素と栄養素を届けています。届け終えた血液は再び血管に戻りますが、その際に戻れなかった水分を組織液といい、全身の細胞はこの組織液の中に浸った状態で存在しています。この組織液の一部が毛細リンパ管に入り、リンパ液となります。組織液には細胞から出た老廃物や細菌、ウイルスなどの異物が含まれており、それらも一緒にリンパ管に取り込まれます。
血液が外に出る時に、血液の赤い色の元である赤血球は大きすぎて、血管の壁を通り抜けられないため、外に出た水分は赤ではなく、薄い黄色をしています。また、血液を固まらせる成分である血小板も血管の壁を通り抜けられないため、リンパ液の凝固能力は血液より低くなります。血しょうは壁を通り抜けて組織液の基礎になり、リンパ管に入ってリンパ液となります。リンパ液は全身のどこの血管から外に出た組織液を取り込んだかによって、成分が異なります。例えば、小腸から取り込んだリンパ液は脂肪球を含むため、乳白色で、他のリンパ液とは区別して、乳糜(にゅうび)と呼ばれています。

毛細リンパ管として始まってから静脈に注ぐまでの間にリンパ管は何度も合流を繰り返しますが、合流する部分にそら豆のような形をしたリンパ節と呼ばれる場所があります。リンパ節には、リンパ球、マクロファージなどの免疫細胞が集まっており、多くは白血球の仲間です。白血球は血液に含まれ、血液を通じて全身を異物から守るためにパトロールしていますが、リンパ球はリンパ管の中を流れながら、全身を巡り、細菌や有害物質に備えています。異物の侵入を確認すると、リンパ節では、これらの異物が血液循環系へ侵入するのを防ぐべく、免疫細胞が戦います。免疫細胞が異物を攻撃、破壊し、食べつくしてくれるため、リンパ液はきれいな液体となって、流れていきます。

のどの奥にある扁桃腺(へんとうせん)は、700か所に存在するリンパ節の1つです。風邪をひくと腫れることがありますが、これは扁桃腺の中で主にBリンパ球やTリンパ球が増えて、細菌やヘルペスウイルスなどの病原体と戦うために起こる現象です。
リンパ節から出たリンパ管はさらに合流を繰り返し、静脈に注ぐまでの間に700個どころか数千にも及ぶリンパ節を通過していきます。のどの奥にある扁桃腺(へんとうせん)は、700か所に存在するリンパ節の1つです。風邪をひくと腫れることがありますが、これは扁桃腺の中で主にBリンパ球やTリンパ球が増えて、細菌やヘルペスウイルスなどの病原体と戦うために起こる現象です。

リンパ節から出たリンパ管はさらに合流を繰り返し、静脈に注ぐまでの間に700個どころか数千にも及ぶリンパ節を通過していきます。

リンパ系とは何で働きには何があるでしょうか?毛細リンパ管に取り込まれたリンパ液が、リンパ管を通じてリンパ節にも立ち寄りながら、全身をめぐり、最後に静脈に合流して心臓に戻る一連の流れをリンパ系といいます。 リンパ系の役割は、主に4つあります。
 ①戻れなくなった水分を血管へ送りかえします。
  血管から出て血管に戻れなかった水分(組織液)をリンパ管に集め、静脈まで運びます。これにより、血液はその量を大きく増減させることなく、循環することができます。
 ②免疫反応の中核を担います。免疫細胞の1つであるリンパ球は胸腺と呼ばれる器官で、自己と非自己を学び、的確な指令を出して、外敵から体を守ります。したがって最も安全な自己を攻撃する自己免疫疾患は絶対にあり得ません。「自己免疫疾患は無い」と言うタイトルの論文を近いうちに公表する予定です。乞うご期待!!!!!!!!
 ③吸収した脂肪分を運びます。小腸で吸収された脂肪分である乳糜(にゅうび)は腸のリンパ管に取り込まれ、胸管を通って静脈まで運ばれます。このため、小腸の内壁にあるリンパ管は乳糜管(にゅうびかん)と呼ばれることもあります。


 ④タンパク質、有害な生物(ウィルスなど)、老廃物をろ過します。
  リンパ節内の免疫細胞が、タンパク質、細菌やウイルス、細胞の代謝から生じた老廃物などを攻撃、倒し殺し、最終的にリンパ液はきれいな状態で静脈へと戻っていきます。リンパ系は体にとって下水道であり同時に浄水場のような存在です。
このようなリンパ系はほとんどの臓器に見られますが、骨、骨髄、軟骨、中枢神経系、胸腺、胎盤および歯には存在しないと考えられています。


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