潰瘍性大腸炎・クローン病 症例報告

潰瘍性大腸炎やクローン病完治の症例報告Part78(コメントなし)2023.1.31

投稿日:2023年1月24日 更新日:

症例報告188例目

完治された病名1)クローン病

患者:25歳、男性

2009年高校3年の秋頃に自覚症状としてお腹の調子が優れなくなりました。患者さんが入学した高校は県内で有数の進学校で高校2年生からレベルの高い大学に入ろうと熱心に勉強したことによって強いストレスがかかってしまったのです。そして冬頃で大学受験が終了し無事に大学入学が決まった頃に、お腹の調子は変わらずに、さらに肛門周囲膿瘍ができ切開することになってしまいました。

2010年大学1年の夏頃、発熱とともにお腹の調子が悪化し、さらに口の中に口内炎ができて食べ物をお腹に入れると腹痛が起きるようになりました。近くの病院に受診すると、クローン病の疑いがあると言われ、クローン病の治療で有名な病院に行き血液検査、大腸小腸の内視鏡検査を受けました。結果はCRPが7~8で即入院することになりました。そして小腸大腸に潰瘍が見つかりクローン病と確定診断されたのです。約1ヶ月の絶食によりCRPが下がりお腹の調子も良くなりました。この時にお腹の調子が良くなったのは点滴の中にステロイド剤か免疫抑制剤が入っていたのでしょう。退院してからも調子を維持するためにとペンタサとイムラン(免疫抑制剤)を処方されたそうです。

しかし免疫抑制剤を飲み始めてから顔にニキビができて治らないため薬の服用をやめました。2011年春頃のことです。また全く体調が悪くならないためペンタサの服用をやめました。同時に内視鏡を行うと腸に問題が見られず、さらに何年も体調の良い期間が続いていることから、本当はクローン病ではなかったのかもしれないと担当医から言われたそうです。

しかし、2015年夏、就活の途中からお腹の調子が良くない日が続きました。内定をもらった直後に肛門周囲膿瘍ができ、胃カメラ、小腸の検査からクローン病の所見が出ていると診断されました。免疫抑制剤はもう使いたくなかった患者さんが悩んでいたところ、母親から松本漢方クリニックのことを聞き、受診することにされました。

松本漢方クリニックを受診し、漢方とお灸、鍼灸での治療を開始し、半年後からは発芽玄米を毎食の食事に取り入れました。症状はニキビが出ていること、便が軟便なことと痔瘻があること。昔からお腹が緩くなるもののトイレの回数は1日1回で、腹痛もあまりありませんでした。当院で行った検査にてEBウイルスとサイトメガロウイルスは陰性だったので腹痛がなかったのでしょう。

また血液検査の項目では、リンパ球(松本漢方クリニック初診時18~19%、2017年6月時20後半~30%)、血清鉄(松本漢方クリニック初診時30程度、2017年6月時50~60)、赤血球数・ヘモグロビン・ヘマトクリット(松本漢方クリニック初診時基準値より若干下、2017年6月時基準値内)、CRP(松本漢方クリニック初診時約0.4、2017年6月時0.1以下)と快調していきました。現在では普通の生活を送れるようになり、当院には通院されておりません。

 

症例報告189例目

完治された病名1)クローン病

患者:28歳、男性

2011年秋頃、肛門に激痛を感じ病院へ行くと肛門周囲膿瘍と診断されました。患者さんは2011年春に大学を無事に卒業され入社を機に地元を離れて一人暮らしを始めました。しかし会社でパワハラを受けていました。慣れない環境、慣れない仕事にパワハラと過大なストレスを溜め続け、やっと環境に慣れてきてストレスが軽くなったことで鬱にならないようにステロイドホルモンを出し続けて免疫を抑制されていたのが、ステロイドホルモンの放出が減って免疫が上昇したことにより増殖したヘルペスウイルスと戦いが始まり肛門周囲膿瘍の症状が出てきたのです。
膿が溜まっていたため切開して排膿されました。しかしその後も改善することはなく膿が溜まっては切ってもらうという日々が続き、その後痔ろうであると診断されました。

2012年初旬、腹痛、下痢、強い倦怠感を感じるようになり、入社時に入社時に76キロあった体重が55キロにまで落ちていました。毎日 1 日に5~6回はトイレに駆け込むようになり、その際もトイレの回数を理由にパワハラを受けストレスは溜まっていくばかりでした。
患者さんは昔から負けず嫌いで、パワハラなんかに負けたくない!同期や友達が仕事を辞めていないのに自分だけ逃げだしたくない!と必死に日々の仕事をこなしていました。その頃には仕事が終わり家に帰ったらすぐに倒れこみ、トイレに行く時以外は倦怠感で動く事ができませんでした。食事もまともにとらず、家事も調子の良い時に一気にこなすという生活を続けていました。実家に帰省した時には親御さんが患者さんの体を見てすぐ病院に行くよう勧めてきましたが、頑固だった患者さんは忙しいことを理由に病院に行きませんでした。肛門の病院も全く良くならないのでこの頃には行かなくなり、ただ肛門の痛み、腹痛を耐えていました。

そして2013年6月、転勤してパワハラ上司と離れていましたが、体調は引き続き最悪でした。ストレスの原因がなくなりステロイドホルモンの放出が減って今まで抑制されてきた免疫が上昇したのですが、2年近く免疫を抑制され続けたことで逆クラススイッチが起こり殺しのIgG抗体から排除のIgE抗体にクラススイッチできなくなってしまい殺しのIgG抗体が化学物質やヘルペスウイルスを殺そうとしてクローン病の症状が現れたのです。

毎日のように午後になると熱を出しフラフラな状態で働いていたそうです。見かねた転勤先の上司が業務命令で病院に行くように言われました。早退して近くの大きな病院で血液検査をしたところ、緊急入院となってしまいました。その時の体重は48キロにまで減っており、症状を医者に話すとクローン病の疑いがあるということで、絶食と点滴をしながら検査をするということになりました。その後3日間様々な検査をし、クローン病の可能性が高いということで、近くのクローン病に詳しい医師がいる病院に転院となりました。

転院先の病院で大腸内視鏡検査や造影剤を使った検査を受け、クローン病だと確定診断されました。その時は何の病気か判明してホッとされましたが、のちにインターネットで調べるとこれからの人生が不安になるようなことが情報であふれており、患者さんは目の前が真っ暗になりました。

病院での治療は絶食、カテーテルを通しての点滴、1日ペンタサ6錠イムラン半錠(免疫抑制剤)を飲み、放置していたため悪化していた痔ろうに小さな管を通し排膿を促すというものでした。2週間後、入院生活が長引くため地元の大学病院に転院となり、実家の近くで親に支えてもらいながらの治療を続けることになりました。大学病院でも日々検査を改めて行われ、栄養療法と薬での治療が続けました。

地元の病院に移ってから痔ろうの排膿とシートンを入れる手術をすることとなり、手術後7月18日に退院となりました。退院時はCRP4.75、リンパ球16.0。その後の治療としては1日にイムラン半錠、ペンタサ6錠、1食分をエレンタールに置き換え、普段の食事を低脂質なものにする栄養療法でした。

退院してからはなるべくポジティブに考え、QOL(生活の質)を少しでも上げようとインターネットでクローン病についてずっと調べ続けておられました。その際に松本漢方クリニックのホームページを見つけ、当時掲載されていた他の患者さんの闘病手記や私の理論を読み、当院に受診して病気を完治させることを決心されました。両親に相談して症状が落ち着いてから行くことになりました。

8月中旬に仕事に復帰し体調を気にしつつも日々過ごされていましたが、CRPが高値なのと他の数値もあまり良くない結果に大学病院の医師から治験を受けるよう勧められ、2014年2月12日から治験を開始してしまいました。その時点でのCRPは2.84。この治験で使用した薬にステロイドが含まれていましたが、患者さんは松本理論を知っていたにも関わらず、その場しのぎで一時期だけだとしても良くなるなら選んでしまいました。今でも患者さんはこの治験を受けたことを心底後悔されています。

1ヵ月後、薬の効果によりCRP1.07と下げましたが、ステロイド剤を使って免疫を抑制されているためリンパ球を9.8まで下がってしまいました。治験が終わるとまたすぐに数値は元に戻り2014年9月の時点ではCRP3.78、リンパ球7.0になりました。以後も大学病院には2ヵ月に1度通い、1 日にイムラン半錠、ペンタサは9錠、エレンタール 1袋を飲み続ける生活が続きました。そして数値が良くならない患者さんに、医者はついにレミケードを薦めてきました。レミケード等の強い薬を使えばもう戻れないと考えていた患者さんは再び松本漢方クリニックのことを思い出し、行くなら今しかないと考え、母親と共に2015年2月24日大阪の松本漢方クリニックに初受診されたのです。

体にとって悪いと知っていたにも関わらずステロイドを使用したことにかみなりを落としましたが、「絶対に治る!」と言って力強い握手をして勇気付けました。

早速、自宅に帰ってから漢方やお灸、漢方風呂での治療を始めてもらいました。お灸は毎日夜寝る前にすると体が温まり、治療を始める前よりも深い眠りにつくことができたそうです。漢方を始めると体調は良くなり、腹痛や倦怠感を感じることが激減されました。しかし、仕事の忙しい時期やストレスを強く感じた時には下痢を起こしたりガスがたまって体に現れるのでその時は少し多めに下痢の漢方煎じ薬を出してしばらく服用してもらっています。

まだCRPは大きく下がっていませんが、普通の生活と変わりなく過ごされています。

 

症例報告190例目

完治された病名1)クローン病

患者:28歳、男性

2006年頃から何を食べても下痢をするようになりました。当時、仕事は忙しくも楽しく順風満帆な患者さんでしたが上司からのプレッシャーがしんどい環境に2年程働き続けていました。そして2008年20歳の時に突然お尻が痛くなり病院へ行くと痔瘻と診断され即手術・入院となりました。担当医に痔瘻の原因は下痢と告げられ、改善させるためにと「過敏性腸炎」に出すイリボーを処方され1年半近く服用し続けました。

飲み始めた時は固形便でしたが徐々に便秘気味になったため、患者判断で使用頻度を調節しながら服用されました。そして薬自体が好きでなかった患者さんは最後には服用をやめてしまいました。すると薬を止めてからはまた食べると痛みと共にすぐに下痢を起こし、毎回30分程トイレから出られない状態だったそうです。出すと痛みがなくなるのでそれからは普段通りに仕事に行く毎日を6年ほど続けられました。

2015年26歳の時、今度は今までにないほどの腹痛が起こり病院へ。当日は原因がわからなかったため点滴と調整剤だけの処方になりました。後日、1週間後に検査を受けることになりそれまでの間は入院することになりました。入院前の問診で「クローン病か潰瘍性大腸炎だろう。」と言われた、検査結果を聞く時に備えて、入院中は両方の治療法など調べました。

検査も終わり、後日結果としてクローン病と確定されました。入院中にクローン病と潰瘍性大腸炎について調べ覚悟はしていたものの、絶望し何も考えられなくなりました。入院中は絶食、点滴、エレンタールと整腸剤でやり過ごす日々が続きましたが、相変わらず下痢は止まらず、ドロドロしたものが少量出る状態、腹痛にも耐え、頭が回らない日々を過ごしていました。そんな時、お兄さんが松本漢方クリニックの漢方治療について調べてくれていました。患者さん自身も調べて行くうちに教えてもらった松本漢方クリニックで治療する事が実績もあり安心して治療を試せると思い、松本漢方クリニックに受診することを決意されたのです。

2015年3月頃、退院して直ぐに松本漢方クリニックへ来院されてきました。事前に私の理論について予習されてきていましたが改めて時間をとって説明していき私の理論と治療について理解してもらいました。病気を治すのは患者さん自身の免疫の力です。私はそのヘルプをしているだけなのです。

下痢止めの漢方とヘルペスの増殖を抑える漢方の2種類と、痔瘻にフラジール(抗生物質)を一緒に処方しました。腸管の常在菌の中で悪玉菌の代表的なものにウェルシュ菌という細菌がいます。このウェルシュ菌が大量に増殖され、ウェルシュ菌から産生する毒素によって痔瘻を作っていると言ってもの過言ではないのです。そのウェルシュ菌を殺すことができるのがフラジールなのです。詳しくウェルシュ菌が痔瘻を作り出されるのか知りたい場合はここを読んで下さい。

腹痛で漢方を飲めない日もしばしばあり、毎日飲む事が困難でしたがそれでも少しずつ飲み続けること3ヵ月、腹痛は和らぎ、便も固まりだしました。この時の食事はエレンタール、調子を見てお粥を食べていたそうです。

4ヵ月目での血液検査ではCRP(炎症値)が0.37と基準値0.3まで下がりました。(初診時 0.91)漢方を始めて6ヵ月後、腹痛はなくなり、CRPは0.24まで下がり、お粥や油物を避けた食事を徐々に取れるようになってきました。途中、腹痛で漢方が飲めなかったり、諸事情で松本漢方クリニックへ通えなくなり漢方が途絶えることもありましたが、なんとか続けて来られました。

2016年10月頃、月に2度ほど腹痛が起こるようになりました。治るのに3、4日かかったそうですが下痢はせず、柔らかめですが形のある便が出てきました。食事も肉と脂っこいもの以外で食べられるものを探り探り、色々な物を食べていました。今ではすっかり普通の何でも食べられるようになり、普通の生活を送れるようになったため当院には通わなくても良くなりました。

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