潰瘍性大腸炎・クローン病 症例報告

潰瘍性大腸炎やクローン病完治の症例報告Part60(コメントなし)更新2022.10.19

投稿日:2022年10月19日 更新日:

症例報告138例目

完治された病名1)クローン病2)角膜潰瘍

患者:25歳、女性

2013年元旦ぐらいから刺し込むような腹痛が毎日のように起こりました。最初は小さな診療所で胃カメラの検査を受けても胃炎という診断だったため、食べ過ぎかと思い、胃薬を飲みながら過ごしておられました。しかし、いつになっても腹痛が治まることはなく、症状も悪化していく一方でしたので、今度は大学病院で大腸カメラの検査を受けることになりました。その結果、大腸に狭くなっている部分があり、さらに生検の結果によりクローン病と診断されました。その病院では小腸まで調べることはできませんでしたので、小腸は当時どうなっていたか不明です。

結果が正式に伝えられるまでに担当の医師から「良くてクローン病か、可能性はとても低いけど悪くて大腸がんかもしれない」と言われ、一緒に来てもらっていた母親にそのことを伝えると結果を待っている間に母親が手際よくインターネットでクローン病の治療方法を調べてくれていました。そして運よく松本漢方クリニックのホームページを見つけてくれたのです。母親は検査の結果を聞く前から、「クローン病だったら松本漢方クリニックに行こう」と勧めてくれました。

そして正式な検査結果を聞いてクローン病であることが判明し、大腸がんではなかったことに安心すると同時に、担当の医師に「漢方で治す病院を見つけたので、そこで治療に専念します。」と伝えて何も治療を受けずに帰宅されました。

腹痛になってから服用していた薬は胃薬(おそらくガスター錠)と整腸剤(ビオフェルミン錠)でした。しかし、のちに昔から鼻炎を患っていたので抗アレルギー剤(ジルテック錠)という薬を長期間服用していたことがわかりました。また幼少期から小学校低学年ぐらいまでアトピーの治療も受けておりました。これらの治療がクローン病を発症する引き金になってしまったのです。

翌日の5月25日、すぐに松本漢方クリニックへ来院されました。ホームページの要約や論文をあまり読まないまま受診されたので何故病気が起こり、病気の原因とは何か、そして治療方法などを一から詳しく説明しました。早速、治療始めて翌日から39.9度と高熱が出てリバウンドの症状が現れました。患者さんは生まれて初めての高熱にとても驚かれたそうです。

クローン病の標準治療をしていなかったもののリバウンドは壮絶なものでした。腹痛で食べられる量が極端に減り、何を食べてもすぐに満腹になってしまいました。下痢は漢方の断痢湯(下痢止め)を飲むことで治まっていましたが、なかなか独特な苦味に慣れず飲むのをサボるようになってしまいました。

8月頃から次第に毎食時に漢方薬を飲まなくなってしまい、松本漢方クリニックにもしばらく足を運ばなくなってしまいました。

再び松本漢方クリニックを訪れたのは2014年4月頃でした。それまでの間は民間療法を試しながらも自然任せに他の薬には頼らないように過ごし、腹痛が特に辛いと思う時だけはお灸をしてしのいでいました。漢方薬をサボっていた間、下半身を中心にむくみが発生し、足を揉んだりしていました。むくみの原因はアルブミンの不足によるものです。

2013年11月末からリハビリを兼ねて週4日アルバイトに行っていたようですが、毎日下痢を起こし、栄養状態が悪かったので足がむくみ、体力も続かない状態と無理をしていました。結局1ヶ月しか働くことができませんでした。年末の頃にはむくみが酷く、顔の輪郭が変わるほどであまりの変わりように患者さんは恐怖を覚えました。

年が明けて2014年1月4日、息苦しさを感じて救急で地元の公立病院に駆け込みました。医師に見てもらったところ腹水と胸水が溜まっているとのことでした。クローン病であることを告げると入院を勧められましたが、免疫を抑える医療は受けたくなかったため、入院を拒否して帰宅されました。

しかし危険な状態ではありました。血液検査でアルブミンの数値が1.1g/dlしかありませんでした。この時、身体がとても重く、立ち上がったり座ったりという動作が難しかったのと、顔がむくんでいました。お腹も腹水の影響で腫れていました。4月に再び松本漢方クリニックを受診するまで、安静に過ごすことはもちろんですが、民間療法にも頼っておられました。

4月に再び血液データだけ知りたいと思い、地元の公立病院に向かい、適当に理由を考えて何とか血液検査を受けることはできました。アルブミンは極端に少ない状態で1.5g/dlでした。

病院を受診した翌日、一度身体をリセットしようと思い一日だけ断食を行いました。何も食べないわけではなく低速型のジューサーでりんごと人参をすりおろした「ニンジンリンゴジュース」を食事がわりに飲んでいました。

断食の翌日ぐらいに急速に体調が回復していき、それから1週間ぐらいした頃にアトピーが出始めました。「これはクラススイッチか」と確信し、そして松本漢方クリニックに再び足を運んだのです。

今度は「もう一度真面目に取り組もう」と決心し、その日から再び漢方薬を飲むようになり、断痢湯と補中益気湯を飲み始めました。アルブミンが不足していることからアミノ酸を取り入れるために「アミノバクト」という顆粒も飲んでもらいました。

断痢湯のおかげで下痢はピタリと治まり、アミノバクトを飲むことで栄養状態も回復し、また食欲も増えて人並みに食べられるようになりました。下痢が治まった後は、貧血も酷かったので鉄剤(フェルムカプセル、メチコバール錠)とともに腸管の出血を止める漢方薬を処方しました。6月頃までは貧血が酷く何をしてもすぐにフラフラになる状況で、特に用事がないときは一日中寝ていることがほとんどでした。しかし10月頃には腹痛もほとんど感じなくなり貧血も感じなくなり、体力も徐々に回復していきました。

しかし、まだ完全に治りきっていないにもかかわらず、再び患者さん判断で体調が良くなったと感じたのを理由に受診しなくなり、翌年の2015年3月まで漢方薬も何も飲まない生活を続けてしまいました。そして再び貧血が起こるようになり4月が終わろうとしている頃になって当院に受診されました。当時は貧血があり、ヘモグロビンが最低で3.0g/dlまで下がり、血清鉄も6μg/dlまで下がっていました。再び鉄剤(フェルムカプセル、メチコバール錠)と腸管の出血を止める漢方薬を飲んでもらい徐々に回復していきました。

6月になって皮膚にヘルペスの水疱が現れました。それから抗ヘルペス剤のアシクロビル錠を本格的に服用するようになりました。皮膚に現れる水疱はその後3ヶ月ぐらい続き、かゆみが出たときに引っ掻くと水疱も潰れて血が出ると共に深い傷ができて辛い思いをされました。また、それほど暑いわけでもないのに火照るような感覚が症状として現れて、汗なのかリンパ液なのか分からない(おそらくリンパ液)ものが滲み出て不快にもなりました。

9月が終わる頃、季節的にも涼しくなると症状はだんだんと治まりました。

しかし10月に入ると今度は左眼に違和感を覚えました。ある日の朝、オートバイを運転しているときに左眼だけ異様に涙が出て瞼が開きにくいと感じられました。最初は目にゴミが入っただけなのかと思いましたが、半日経っても症状が続くのでその日は帰宅後しばらく横になっていました。夕方になって少し回復するも、翌日になっても左眼の違和感が残っていました。さらにその翌日、朝日の光が異様に眩しく、日陰に居ないと左眼がまともに開けていられないぐらいでした。アシクロビル錠の服用量を増やしてみましたが、それでも目の違和感は増していくばかりでした。

月末の電話診察でさらに詳しく診察を行うと「涙が大量に出る、屋外の光が異様に眩しい、視界がぼやける」というので、ステロイド性白内障の可能性もあるため、眼科で検査してもらうように指示しました。早速、地元の眼科で検査を受けてみると角膜に傷があり、瞼の裏側が腫れている状況でした。眼科からは抗アレルギー剤やステロイドの点眼薬を処方されそうになりましたが断りしました。「眩しい、ぼやける」といった症状の原因は角膜の傷であることがわかりました。少し傷が深いので角膜潰瘍またはヘルペス性潰瘍とでも言うべき状態でした。以降、アシクロビル錠を1日に16錠も服用されましたが、なかなか回復するのに時間がかかりました。2016年になってアシクロビル錠(1日16錠)に加えて目の免疫を高める効果がある漢方煎じ薬の「洗肝明目湯」を服用してもらいました。眩しさは若干緩和しましたが、時々涙が出てくる、角膜の傷が治っていないためか左眼の視力がないと言える状態でした。ぼやけてピンボケのように見えていました。

2016年2月時点で、クローン病は完治され、後はアトピーとヘルペスによる角膜潰瘍の治療が残りましたが、現在ではアトピーも角膜潰瘍も無事に完治され、日常生活を無事に送れるようになったため当院での治療を終了されました。

症例報告139例目

完治された病名1)クローン病2)アトピー性皮膚炎

患者:26歳、男性

2010年4月頃、腹痛、下痢、体のだるさなどの症状が起こり、近所の病院に通っていたのですが全く改善されず、下血してしまったことをきっかけで大学病院で内視鏡検査をすることになり8月クローン病と診断されました。

2010年10月から治療により大学病院で8週間に一度のレミケードの点滴とペンタサの服用を開始されました。治療を始めて症状が落ち着いていた頃、母親の知り合いの息子さんが松本漢方クリニックで潰瘍性大腸炎を治したということを聞き、当院で治療をすることを決意されました。

2016年6月から当院による治療を始めました。7月頃からクラススイッチが始まり、手のひらにアトピーができました。長期間、レミケードやペンタサを使っていたので、クラススイッチによるリバウンドはかなり続いていましたが、クローン病の症状はまったく起こらなくなりました。後天的免疫寛容を起こしてアトピーが起こらなくなれば晴れて完治となりますので頑張って治療を続けてもらっています。

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