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潰瘍性大腸炎、クローン病完治の症例報告Part39-④(コメントあり)更新2022.6.18

投稿日:2022年6月18日 更新日:

前回の「潰瘍性大腸炎、クローン病完治の症例報告Part39-③(コメントあり)」の続きとなります。相変わらず脱線しまくっていますがどれもとても大切な事なので頑張って読んで下さい。まだ読まれていない方は以下から読んで下さい。
潰瘍性大腸炎、クローン病完治の症例報告Part39-①(コメントあり)
潰瘍性大腸炎、クローン病完治の症例報告Part39-②(コメントあり)

排泄する際、大量の出血で便器が血で染まり、それを見た看護師さんの強張った顔と病院のトイレに貼ってあった「血便はガンの可能性があります」と書かれた貼り紙を見た患者さんは、ガンで死ぬかもしれないと恐れてしまいました。

(ガンは結論から言うと、長生きしたために起こる病気です。つまり老化の結果であります。なぜ老化の結果であるかについて述べておきましょう。ひとつの細胞がガンになるメカニズムは既に全て分かっています。細胞の正常な遺伝子が放射線や発ガン物質やウイルスや代謝産物によって変異するうえに、その変異を正常に戻そうとする遺伝子も変異することによって、正常な細胞の制御システムによって制御されなくなり、自分勝手に増え続けて行くのがガンであります。このように制御されない遺伝子を増やし続けるもとの遺伝子を癌原遺伝子といい、制御されなくなってしまった遺伝子を癌遺伝子といいます。一方、癌原遺伝子が癌遺伝子にならないように修復する遺伝子があります。この遺伝子を癌抑制遺伝子と言います。この両者の遺伝子が一個の細胞で異常になり続け、一つの細胞がガンになるのには時間がかかるのです。従って老人の病気であり、一面老化の結果と言えるのです。
従って全ての人が細胞に持っている癌原遺伝子がガンになるのには、以上述べた発ガンの要因が必要である上に時間がかかるので、普通の生活をしている若い人がガンになることは絶対といっても起こりようがありません。若い頃からガンの心配はする必要は無いのです。
しかしながらこの世であえて言えば、唯一の最も恐ろしい病気は若くしてガンになることです。これは若くして交通事故に出遭って死ぬようなものです。便器が血に染まったからといって何も顔を引きつらせる必要も無いのです。)

しかし、医師の診断は「潰瘍性大腸炎」でした。この病気は原因不明で一生治らず、将来ガンになる確率が非常に高い病気であるとの説明を受けられました。初めて耳にする病名にただ呆然とするしかなく、とりあえずガンではなかったことにホッとされました。

(潰瘍性大腸炎が大腸ガンを引き起こしやすいのは、潰瘍性大腸炎の炎症の結果、ガンになるのではなくて、間違った医療の結果、免疫を長期に抑制したために免疫の働きが低下したためか、化学物質という人体にとって不必要な薬を長期に投与したために癌原遺伝子が癌遺伝子に変わったためだと考えた方が納得がいくのです。さらに免疫抑制剤は様々な細胞の遺伝子を変えるために、癌原遺伝子が癌化しやすいのに加えて、癌を起こさないようにしてくれる抑制ガン遺伝子を異常にするためだと考えています。というのは、先ほど述べたように潰瘍性大腸炎やクローン病は若い頃から見られる膠原病であり、現代医学の犯罪的な免疫を抑制するという間違った薬を使い続けるために、ますます長きに渡って遺伝子を変え続けるので、生じると考えられます。つまり、医者が知らぬ間に作った医原病の一つと私は考えています。

当院には20代前後の若い潰瘍性大腸炎の患者が、実に多く来ておられます。何人かの患者は他の病院で“ガンになるから大腸を切らなければならない”と言われ、治らない病気だと言われ続ける上にさらに癌まで宣告されてくるので気落ちし、死にたいと言ってくる人もいます。治る病気を治らないと若くして宣告された上に、二十歳そこそこの若い人が“ガンになるから大腸を切れ”と言われて、誰が生きる活力を維持できるでしょうか?私から言わせれば、よしんばガンになったとしても、病気のせいではなくて医者のせいだと考えているわけですから、とんでもない精神的な犯罪的な行為であります。

潰瘍性大腸炎の原因はまさに化学物質であり、C型肝炎やB型肝炎のようにウイルスが肝細胞に入って無限に増殖する異物ではありません。ウイルスがどんどん増殖して肝炎が進んで慢性肝炎から肝硬変になり、最後は肝ガンになるメカニズムと、潰瘍性大腸炎が進行していくメカニズムとは全く異なるのです。第一、医学界は潰瘍性大腸炎の原因は不明であると堂々と明言しているのに、どうして治療と称して訳もわからないただ免疫を抑える毒薬を入れ続けるのか不思議でなりません。挙句の果ては、自分たちが手を下したために生じるかもしれない大腸ガンを、まるで他人事のように若い患者さん達に“ガンになるから大腸を切れ”などという罵詈雑言をどうして吐けるのかと思うぐらいに医療界は不思議なことばかりです。

この世に原因の分からない病気などはひとつもありません。何回も述べているように、異物が体内に入ったときにそれを排除しようとする正しい働きが病気なのです。現代の病気の原因は化学物質と風邪のウイルスとヘルペスウイルスなどのウイルスと細菌以外にないと断言しても言い過ぎではないのです。アレルギーと膠原病は全て化学物質が原因であります。腸管でこの化学物質と免疫が戦うときに生じるのが潰瘍性大腸炎とクローン病なのであります。確かに化学物質は人体にとって異物であり、当初は免疫は異物と認識し、それをIgGでもって殺そうとしますが、殺す必要がないとわかれば次にIgEでもって排除しようとします。この免疫の働きを抗体のクラススイッチといいます。しかしその化学物質が排除する必要もない危険物質でないということを免疫が認識すると、共存することを選ぶのです。これを自然後天的免疫寛容と呼ぶのです。免疫学を少し勉強すれば、以上の事実は簡単に分かることですが、これを臨床で実践しているのは世界でただ一人私だけです。悲しいことです。クラススイッチの遺伝子を見つけたのは本庶佑であり、後天的免疫寛容の事実を実験動物で見つけたのは多田富雄であります。臨床で見つけたのは松本漢方クリニックの松本仁幸であります。

私が他のいかなる臨床医よりも強みを持っている点があります。それは理論よりも先に臨床でアレルギーを治し、リウマチを治してしまったからです。一切免疫を抑制しない治療をしているなかで見つけ出したのです。世界中で私だけが免疫を一切抑制しない治療を果敢にやっていたからこそ見つけだせたのです。つまり免疫を抑制しない限りはアレルギーも膠原病も全て治るという確信のきっかけを作ったのです。

それではここで私が治した膠原病の名前を列挙しておきましょう。言うまでもなく病名はどうでもよいのですが、皆さんに理解してもらうために掲げておきましょう。
1)関節リウマチ2)全身性エリテマトーデス(SLE)3)混合性結合組織症(MCTD)4)強皮症(Scleroderma)5)多発性筋炎(Polymyositis)6)顕微鏡的多発血管炎(Microscopic Polyangiitis)7)シェーグレン症候群8)抗リン脂質抗体症候群(APS)9)ベーチェット病10)若年性関節リウマチ(若年性特発性関節炎)11)悪性関節リウマチ12)リウマチ性多発筋痛症13)乾癬性関節炎14)掌蹠膿疱性骨関節症15)結節性紅斑16)多型滲出性紅斑17)ブドウ膜炎18)潰瘍性大腸炎19)クローン病20)尋常性乾癬21)天疱瘡22)強直性脊椎炎(マリー・シュトリュンベル病・ベヒテレフ病)23)サルコイドーシス24)自己免疫性肝炎25)腎炎26)特発性血小板減少症(ITP)27)ギラン・バレー症候群28)間質性肺炎29)アレルギー性肉芽腫性血管炎(チャーグ・シトラウス症候群)30)クリオグロブリン血症31)多発性硬化症32)ブドウ膜炎

以上、自分の記憶をたどり、思いつくままに列記しました。私はあらゆる膠原病の中で、唯一治せない膠原病は間質性肺炎だと考えていました。なぜかというと、間質性肺炎の治療で用いられてきたステロイドをやめさせるときにリバウンドが生じ、肺胞が炎症のために崩壊し続けたときに、呼吸ができなくなったら自分が責任が取れるかという思いが常につきまとっていました。とどのつまりはこの世に恐い病気はないのですが、免疫を抑えるステロイドを長期に大量に使ってこられると、これをやめさせるときに病状がひどくなっていくのです。どこまでひどくなるかはステロイドがどこまで免疫の遺伝子を変えてきたか、さらにどこまで他の細胞の遺伝子を変えてきたかは、ステロイドをやめさせて初めて分かることであるからです。遺伝子を修正することで生じる様々な症状の強さは、はじめから予期できないのです。従って生死に関わる肺の病気に対しては闇雲に「ステロイドが悪いから、さぁやめましょう」ということにはならないのです。

リバウンドの強さが病気の重篤度を示すものです。患者さんは常にリバウンドの度合いを私の治療の初めに聞きますが、私は逆に患者に次のように聞き返します。「君の免疫の遺伝子が知っているはずだから、君の遺伝子に聞いてくれ」と。もちろんわかるはずもありません。特に間質性肺炎に関しては呼吸ができないぐらいのリバウンドが起こったらどうするかについて答えがなかったので、積極的には間質性肺炎を治せると言い切ることができなかったのです。
しかし何人かの間質性肺炎の患者さんを診てきて治ることが分かりました。間質性肺炎の際に見られる炎症産物である肺サーファクタントと言われる、肺胞表面活性物質が低下し、かつ肺のX線による影も減少していくことが分かってきたからです。この間質性肺炎も原因は長期に投薬された薬という化学物質でありますから、この薬をやめることがまず第一条件です。その後一切免疫を抑えない限りは進行しないどころか、治っていくということが分かったのです。しかも間質性肺炎は死に至る難病中の難病であると言われてきたのですが、実は治す事ができる病気なのです。詳しくはここここを読んで下さい。これも私がいつも唱えているように、原因の分からない病気はない、治らない病気はないという大きな証拠となるでしょう。

もうひとつ加えておきたい眼科領域の病気があります。ブドウ膜炎であります。様々な膠原病を治している中で、現代の医療が間違いであるという事を薄々気がついて当院にやってこられる人がたくさんいますが。その中にブドウ膜炎の患者さんも何人かおられました。もちろん眼科医は言います。“一生治らない病気である。ステロイドを使わないで放置すれば目くらになる”と。目くらになりたくないブドウ膜炎の患者さんは仕方なくステロイドを使い続けますが、治療を続けているにもかかわらず、徐々にブドウ膜炎が悪くなり、ステロイドがさらに病気を悪化させることに気がついて、ステロイドをやめるために受診されるのです。私も眼科医の専門医ではありませんので、はじめは自信を持ってブドウ膜炎で盲目にはならないと断言したり、ブドウ膜炎は治す事ができる、と言い切る自信は無かったのですが、徐々に治るということが分かってきました。なぜブドウ膜炎も治るのかについて少し説明しておきましょう。
ブドウ膜炎は瞳孔を調節する虹彩と、後方に続いている水晶体の厚さを変える働きをする毛様体、さらにその後方の光を遮る働きをする脈絡膜の3つの組織の結合組織に炎症が起こるものです。ついでに述べておくと、脈絡膜の後ろに網膜があります。ブドウ膜炎の症状は、初期には虹彩に見られ、徐々に毛様体に波及し、最後は脈絡膜の結合組織にまで炎症が及ぶのです。これらの3つの組織は眼球の前方にあるわけですから、眼球の真後ろにある網膜の神経にまで炎症が波及して、神経に障害を起こして目が見えなくなるということは実は考えられないことなのです。さらに網膜は結合組織が少ないので結合組織にたまる異物もないので、そこで免疫がその異物と戦って見られる膠原病は起こりえないのにもかかわらず、眼科領域では絶対に治らない盲目に至る恐い病気とされてきたのです。これも嘘であることが分かってきました。この世に治らない病気は何もないという大きな証拠の一つです。ブドウ膜炎も結局は結合組織にたまった異物と免疫との戦いに見られる炎症ですから、やはり膠原病の一つであります。詳しい解説はここを読んでみて下さい。

いつも言っているように、病名はどうでもよいのです。病気は常に正しいと断言しているように、免疫はまず異物を認識し、それを排除しようとすることから病気、つまり症状が出現します。従って免疫の敵が何であるかを常に明確にすることが臨床医学にとって一番大切なのであります。

この世に原因の分からない病気はあり得ないというのはなぜだかお教えしましょう。答えは極めて簡単です。みなさん考えてください。異物が人体に入るのは、水・食べ物・空気を通じて入る以外にルートがあるでしょうか?もちろんNOです。それでは水・食べ物・空気は人間にとって異物になるでしょうか?これももちろんNOです。それでは一体異物はこの3つ以外の他から侵入するのでしょうか?もちろんNOであります。それでは人間が、ましてや学者が知りえないルートが他に隠されているのでしょうか?言うまでも無くNOです。それでは一体どこから異物が侵入するのでしょうか?まさに水・食べ物・空気の中に含まれて入ってくる異物こそが免疫の敵となるのです。

それでは何が異物になるのでしょうか?ウイルスであり細菌であり、最後に誰もが口に出して言わない異物が化学物質であります。この3つしか病気の原因はないのです。衛生状態が良くなり、衛生観念の教育と意識の高まりにより、保健衛生状態が良くなったので命を奪うようなウイルスや細菌はなくなってしまいました。ただ時に人体に侵入してくるのは、風邪のウイルスとヘルペスウイルスに限られてきました。ところが最後に見逃されている人体にとって最大で最悪の異物があります。何でしょうか?全ての人が知っているのですが、余りにも人類の快適さを増やした科学文明の産物であるがゆえに誰も口にしない異物があります。しかも見かけ上はこの上もなく利益とお金をもたらした異物でもあります。何でしょうか?おわかりですね。この地上には存在し得ないもので人間が作り出した異物、そうです、化学物質であります。

このように日々化学という科学によって作り出された化学物質は人類に利便とお金をもたらしますが、このような化学物質が人体に侵入したときに何が起こるかを誰も考えていない点が盲点なのです。毎日毎日製薬メーカーが作りだしている薬はまさに化学物質そのものであります。病気を治す事ができない薬を世界中の人達に朝昼晩欠かさず毎日飲ませ続けることによって何が起こるでしょうか?言うまでもなく、それは遅かれ早かれ、免疫はこの薬を異物と認識し、それを排除しにかかる正しい病気が生ずることです。これこそ副作用という名で知られているアレルギーや膠原病という病気を作って化学物質を追い出そうとしている正しい免疫の働きであり、異物はまさに薬であるということを、世界中の医学者は口をつぐんで一言も言及しないのであります。

私がこの17年もの長い間、一生治らないと宣告された病気全てを治してしまうと、非常に困ってしまう人達が出てくるのがまさに医薬業界であります。だからこそ治らない病気を治す方法を知っている私は、いずれこの医学の世界から抹殺されてしまうでしょう。これほど素晴らしい治療法を知っている人間ほど恐いものは医薬業界には存在しないからです。私の真実の医学、つまり病気は人間が全て持っている免疫の遺伝子の命令によって生じた正しい反応であり、病気を治すのは免疫であり薬でもなく医者でもないというこの真実の医学が世界に広まれば、世界に病気がなくなり、病気から人類が解放されると人類が待ち望んだ日がくるのですが、と同時にその日は世界中の製薬メーカーは消滅し、かつ世界中の医者は失業してしまう日となるでしょう。私も失業してしまうことになるでしょう。私は77歳の死にぞこないの男でありますが、この医学の真実を死ぬまで追究する覚悟であります。)

出血がひどかったため、すぐに入院し、一週間後には退院されましたが、食事制限(腸を刺激する油っこい食べ物や香辛料は食べてはいけない)と、出血が止まるまでは通院による点滴を受けました。出血が止まってからは、毎食後服用する薬(ペンタサと整腸剤)に切り替えられましたが、食事制限だけは続き、そのおかげで50kgあった体重は40kgにまで落ちていました。とりあえず病状が落ち着くまでは薬の服用と食事制限を続け、病状が落ち着くと整腸剤だけで様子をみることになりました。

(膠原病の原因は体内に摂取される化学物質ですから、膠原病にとって最良の食事療法は、一切化学物質が含まれない飲食物を摂れば良いのです。これは絶対に無理ですから、その代わりにIVHという静脈から高栄養の点滴を一生続ければ、症状は消えて潰瘍性大腸炎は治ったように見えます。実際患者さんの中に20年以上のクローン病で5回も腸管を“チョッキン”されてしまって、何を食べても吸収できなくなってしまい、四六時中「携帯IVH」をやっている人がいます。もちろん食べる食事と比べて栄養状態ははるかに悪いのですが、症状は楽になり、何とか生きられます。

私の治療には食事制限は一切ないのです。油っこい食事や香辛料自身が潰瘍性大腸炎の原因ではないのですから、何を食べても良いのです。敢えて言えば、人間にとって異物となる保存料や防腐剤や抗生物質や色素や甘味料ができるだけ少ない食べ物が望ましいのですが、現代生活ではそれは不可能なことです。ひとつひとつの食品に対してどんな種類の化学物質がどれだけ入っているかを知ることはできないからです。ただファーストフードは全て保存料や防腐剤が多いのは言うまでもありませんから、ファーストフードは避けるように薦めています。現代、このような病気が若い人に非常に多くなった一つは、いわゆるスローフードよりもファーストフードが若い人に好まれるためであるからです。食事が生命の元であるのにもかかわらず、一家団欒で食事を取ることがなくなってしまいました。

油っこいものは消化吸収に手間取り、香辛料は腸管の蠕動を亢進させることによって、炎症の痛みを増加させるので、避けたほうがよいのですが、症状が悪化しない限りは食べたいものは普通に食べればよいのです。いずれにしろ、現代の人工的さらに加工的な食生活から逃れることができないので、大量に摂取された化学物質をIgGの世界ではなく、IgEのアレルギーの世界に変えて、最後は共存するという道しか膠原病を治す方法はないのです。)

しかし、ぺンタサを止めると必ず数ヶ月後、ひどいときは一月も経たない内に再発しました。この再発ですが、再発の予兆として必ず胃痛と便秘が起こり、のちにお腹の張りと粘液便が出るようになり、数日後には出血(再発)が始まるのです。再発する度にペンタサを服用し、病状に応じてペンタサを止め、整腸剤のみを服用するという治療法を約10年間繰り返してきました。

(ペンタサは様々な炎症細胞の遺伝子のONをOFFにし、一時的に免疫の働きを抑えるだけで、ペンタサをやめれば遺伝子の修復が始まり、再びリバウンドが出て再発を繰り返したわけです。特に女性の場合は、生理前後にステロイド作用のある女性ホルモンのエストロゲンが減ることによって、免疫のリバウンドが自然に毎月一回見られますから、この生理周期とからめて女性の膠原病の症状を考える必要があります。胃痛がどうして起こるかは定かではありませんが、下痢は炎症のために生じ便秘は炎症が抑えられている状態ですから、免疫を抑えるエストロゲンが一番高い状態だったのでしょう。その後に急激にリバウンドが起こり、まず腸管の粘膜の腫れがお腹の張りと自覚され、すぐに腸管の血管から炎症細胞や漿液が漏出し、炎症が生じ粘液便が出始め、最後は毛細血管が炎症のために破壊されて出血が見られたのです。このように症状に合わせて10年間やってきた治療は対処療法そのものなのです。

人体は目に見えない異物が侵入してくると、それを目に見えない遺伝子が目に見えない免疫のタンパクを作らせ、目に見えない戦いを始めるときに初めて自覚症状を感じ、病気となるわけです。自覚症状以外は全て生命が38億年かけて作り上げた完全なブラックボックスの世界でありますから、それを明らかにするために医学が生まれたのです。

まさにリバウンドは医原病そのものであり、さらに治る病気を治らなくさせているのも医原病なのであります。この医原病の治療こそが私の治療の99%を占めているのです。つまり現代医療によって障害を受けた遺伝子を元に戻すときに生ずるリバウンドを患者と一緒に乗り越えて、現代医療の治療前の正しい遺伝子に戻してあげ、この遺伝子の働きによってあらゆる病気を治すことをやってあげているのです。遺伝子が元に戻れば、膠原病は必ずアレルギーになり、アレルギーは必ず免疫寛容を起こし、病気の原因物質である化学物質と共存できるようになるのです。

ただひとつ付け加えることがあります。免疫を抑える薬を出すのは医者だけではないのです。全ての人は副腎皮質でステロイドホルモンを毎日作っています。このステロイドホルモンは人間が活動し続けるためには絶対に一定量だけが必要なのです。ところがストレスが加わればプレドニン5mg換算量で、20錠分も作ることができるのです。なぜステロイドホルモンを人体はプレドニン換算量で20錠分も作る必要があるのでしょうか?それは無形の心と頭のストレスから人体を守るためです。ストレスが大きければ大きいほど免疫を抑制しているという事実を知ってもらいたいのです。極言すれば、膠原病は自分の副腎皮質で作り出すステロイドホルモンが作り出しているともいえるのです。膠原病を作っているのは医者だけではなくて自分自身であるということも知ってもらいたいのです。

それではなぜ膠原病を生み出すステロイドホルモンを自分自身の副腎皮質で大量に作り続けて膠原病になってしまうのでしょうか?それは先に述べたように、ストレスであり、不幸であります。近頃非常に膠原病が多くなってきましたが、まさに日本人はあらゆる所でストレスをかけあい、不幸を生み出し続けているからです。肉の幸せが世界最高水準にあるのにもかかわらず、なぜストレスが多いのでしょうか?一言で言えば、肉欲のために心の不幸を生み出しているからです。何回も繰り返して延べたように心の幸せを増やすためには、唯一で最高の道があります。自分よりも肉欲を満たしている人の喜びを盗み取ることです。)

しかし、ある日突然、薬疹が出たことで、ペンタサを中止しました。

(ペンタサが化学物質であるために、ペンタサに対してアトピーが出たのです。毎日毎日大量のペンタサという人間にとって異物である化学物質を真面目に服用していると、免疫がペンタサを異物と認識し、これをアレルギーとして排泄しようとしただけのことなのです。世間でよく言われる薬剤性の湿疹というのは全てアトピーであるのです。

実を言えば、この薬剤性のアトピーを治すのに簡単な方法があります。ペンタサを飲み続ければよいのです。もちろん飲み続ければ飲み続けるほど症状は激しくなりますが、ペンタサに対するアトピーで死ぬことはありません。そのうちにこのペンタサがサプレッサーT細胞と結びつき、サプレッサーT細胞からインターロイキン10やTGF-βが産生放出され、ペンタサに対して免疫寛容が起こってしまうからです。もちろんこの真実は私以外の医者は誰も知りませんが。悲しいことです。

ひょっとすればこの湿疹はペンタサだけに対するアレルギーだけで出現したのではないかもしれません。元々の潰瘍性大腸炎を引き起こした化学物質に対してクラススイッチをしたのかもしれません。従ってペンタサを完全にやめてしまえば、私を知る前に患者さんの体は全ての化学物質に対してIgGからIgEへとクラススイッチして、全面的にアトピーとなり、免疫寛容を起こし、化学物質と共存できていた可能性がありました。もちろんアトピーがひどくなればなるほど、この病院の医者は患者さんを皮膚科に紹介し、再び皮膚科でステロイドを使うようになり、結局は免疫寛容は起こさないで終わったでしょうが。
私が膠原病を治すことができるようになったのは、長いアトピー治療の苦闘の臨床経験から自然後天的免疫寛容という原理を見つけだしていたからです。この原理が臨床で実践されない限りは、たとえ膠原病をアレルギーに変えても、アレルギーを根本的に完治させる医者が世界に私しかいないので、免疫も自分の働きに絶望する以外にないからです。

現在の世界の医学者が気付いていない医学の真理はあまたありますが、アレルギーと膠原病を治せない真実は3つあるのです。ひとつは、アレルギーと膠原病は同じ敵と戦っているということと、ふたつめは、免疫の遺伝子を変えない限りは膠原病はアレルギーになるということと、みっつめは、アレルギーは自然後天的免疫寛容で完治することができるという点であります。この真実が世界に広まらない限り、膠原病・アレルギーの患者は永遠に不幸のどん底に這い回ることになるでしょう。

ここでペンタサについてさらに加えておきましょう。ペンタサの作用はアレルギーに関係するロイコトリエンの生合成抑制と肥満細胞からのヒスタミンの遊離抑制も大きな作用とされています。この患者さんは子供の頃から下痢が多かったようですが、この下痢はやはりアレルギー性消化管下痢といえます。巷に言われるように、過敏性腸症候群といってもよい症状ですが、これも実はアレルギー性腸症候群というべきものだと考えています。子供の頃から頭が良く感受性が高く繊細な子供は、ちょっとしたストレスが交感神経を刺激し、交感神経からアドレナリンが出やすく、さらにわずかなストレスに対しても戦いを続けるために副腎皮質ホルモンを他の子供たちよりも大量に出しやすくなり、これが免疫を抑制しその間は便秘傾向が見られ、ほっと一息ついたときに副交感神経優位となりストレスも軽減し、免疫が復活して再びアレルギーの症状である下痢が出現するのです。

腸管が敏感であるという言い方は、ちょうどアトピーで皮膚が敏感であるとか弱いからという言い方と似ています。それではどうして腸管が敏感であれば下痢が出やすくなり、どうして皮膚が敏感であるからアトピーの症状が出やすいのかについては誰も考えません。

既に述べたように腸管は元来異物が人体に侵入する入り口ですから、腸管の免疫はできる限り敵を殺すIgG抗体を作るよりも、排泄するための抗体であるIgAやIgEが作られやすくなっているのです。つまり腸管の免疫はあらゆる種類のクラススイッチがしやすくなっているのです。抗体を作るBリンパ球は同じ異物に対してIgMやIgGやIgAやIgEの抗体を作り、かつIgMからIgGに、またIgAに、またIgEに作り変えるクラススイッチをも行うことができるのです。さらにBリンパ球はIgGをIgAやIgEにもクラススイッチすることができるのです。このようなクラススイッチは腸管では全ての人が生まれつき特別に行いやすくなっているのです。とりわけIgAという抗体は、異物と結びつくだけで炎症を起こすことは絶対にないのです。その異物と結びつけば、すぐさま便となって排泄されてしまうのです。従って腸管のアレルギーの下痢は全てIgEと結びついた異物がさらに肥満細胞と結びついてヒスタミンを大量に出させて、これが下痢の原因となっているのです。従ってペンタサを潰瘍性大腸炎という病名をつけられた患者さんに飲ませると下痢が良くなるのは、実はアレルギー性腸炎を良くしているだけなのです。

しかもIgEの世界は異物を排泄するだけであり、そのとばっちりで腸管の組織を傷つける度合いはIgGで異物と戦うときと比べてはるかに軽微なのです。ただアトピーのときに異物を皮膚から排泄するときに引っかいた後に傷ができて、その傷からブドウ球菌などの細菌が侵入して感染症を起こし、熱が出たり痛くなったりするのと同じように、腸管の粘膜でアレルギーの炎症を起こすと傷ができ、そこから侵入する様々な大量の細菌が侵入し、殺す戦いが痛みや発熱を生じさせている面もあるのです。従ってこのときに抗生物質を飲んでもらうと、熱も下がり痛みも減ることがしばしば見られるのです。つまり潰瘍性大腸炎やクローン病は3つの出来事が同時に起こっているのです。まず1つは、アレルギーで腸管の炎症が起こしていること。2つめは、このアレルギーの戦いを、強いストレスのために免疫を抑制したために、IgAやIgEの世界から逆クラススイッチしてIgGの世界に留まり、膠原病になっていること。3番目は、腸管に傷がつき、ここに腸管の細菌が侵入し感染症を起こすという3つの事柄であります。

当院には若い10代のはじめの人もクローン病や潰瘍性大腸炎で来られます。病気の発症のほとんどは、いわゆる過敏性腸症候群と診断された下痢が多かった人達です。つまりはじめはアレルギー性腸症候群だった人が、強いストレスにさらされてクローン病や潰瘍性大腸炎に逆クラススイッチした人達です。20代前後の人達もたくさんおられます。彼らは大学受験や社会人になった頃にはじめて遭遇する強いストレスのために、いつの間にかアレルギー性の腸症状で出るべきものが、免疫を抑えたためにIgGの世界に逆クラススイッチして、突然に腹痛を起こし腸閉塞と言われて、腸管を切ってこられる人達です。ところが炎症があるときに腸管を切ってしまうと、手術創がいつまでも元の病気の炎症のために治らなくなり、2回3回と腸管を切り続けなければならなくなってしまい、どうにもならなくなってから私のホームページを見つけて受診される人達もたくさんおられます。一度腸管を切ると、手術創が治りにくいのみならず腸管の筋層も断絶してしまうので、ますます手術の傷のために腸の蠕動が遮られて伝わらなくなり、正常な腸蠕動が阻害され、そのために痛みが出たり下痢が強くなったり、ときには便秘になったりと、ますます多彩な症状が加わってきます。

私はいつも言っています。ステロイドは生死を分かつような緊急事態において以外は使うなと。生死に関わらないときに遺伝子を変えてしまうステロイドを絶対に使うなと言い続けています。同じように手術は生きるか死ぬかの時にはやらざるをえませんが、そうでなければ絶対に切るなと叫びたいのです。熱もなく痛いだけで、まるで伸びた爪を切り取るように腸管を気軽に切ってしまうことは許されるものではありません。切っても元の病気が治るわけではない上に、元の病気もさらに治りにくく、おまけに様々な後遺症で悩み続けなければならないからです。腸閉塞も一時的なものであれば絶食療法をやりIVHを投与すれば閉塞も自然に解除できる場合がほとんどですから、腸管を切るということは絶対にやってはならないのです。

私の医院には20年以上もクローン病を患い、5回も手術をやって6回目の手術を勧められたときに、こんな治療を続ければ病院に殺されてしまうという思いで受診された患者さんがいました。まさに一度腸管を切ると、元の病気を治し、腸管を全て元の状態に戻すことは難しいことを彼はいみじくも指摘しております。それは手術は元来、器官や組織や細胞を傷つけるという事です。傷つけることによって元の病気が治ればよいのですが、治ったとしてもその傷は永遠に残るのです。ましてや手術創周辺に生じているクローン病や潰瘍性大腸炎による炎症がある限りは、その手術創は一番治りにくいからです。特に腸管の粘膜は敏感であり、手術創もいつまでも傷として残り、痛みが手術創の傷から生じているのか、元の病気の炎症から生じているのかが分からないときがあります。一度腸管を切った患者のほとんどが痛みを訴える部位は、やはり一度切った後の腸管の吻合部であると言います。このような手術も結局は医原病のひとつであるのです。残念なことです。)

大変お待たせしました!続きができたので上げておきます。例に漏れず詳しく詳しく解説しているので頑張って読んで下さい。
潰瘍性大腸炎、クローン病完治の症例報告Part39-⑤(コメントあり)

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