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潰瘍性大腸炎、クローン病完治の症例報告Part39-①(コメントあり)更新2022.6.14

投稿日:2022年6月14日 更新日:

症例報告85例目

完治された病名1)潰瘍性大腸炎

患者:31歳、女性

この世に一生治らない病気などというのは何一つないのです。それは病気を作る原因が一生人体に入り続けて、免疫との戦いを生涯続けるという敵が何一つないからです。自己免疫疾患といわれる膠原病は、現代文明が利便のために今なお作り続けている化学物質が、免疫の敵になっているのですが、これらの化学物質とは最後は共存できるというシステムが免疫の遺伝子に内蔵されているのも既に何度も述べました。これを自然後天的免疫寛容と私が名付けたのです。

一生治らない病気というのがあるとすれば、それは遺伝子病だけです。この遺伝子病の原因である遺伝子を変えようという再生医療が始まりだしていますが、iPSを使って一時的には遺伝子を変えることはできても、永遠に変えることは不可能でしょう。遺伝子を変えて定着させるのには、何百万年、いや何千万年という時間がかかるからです。ちょうどステロイドが遺伝子を一時的に変えても、必ず修復され、再び神によって生まれたときに与えられた遺伝子に戻るように、遺伝子治療も一時的に成功しても、異常な遺伝子を医者の思うままに永遠に変えることは不可能でしょう。

私が患者さんの永遠に治らないと宣告された潰瘍性大腸炎を治してあげたのは、特筆すべきものではないのです。この病気も、医学者たちが何十年も前から原因不明の病気だと勝手に決めつけ続けているだけなのです。悲しいですね!アハハ!

病気というものは人体の故障ではなくて、異物が人体に入ってそれを免疫が認識し、排除しようとするときに見られる正しい免疫の働きであるということを、口には出さないけれども全ての医者は知っているからです。しかもその異物が人体に入らない限り、絶対に病気は起こらないわけですから、その異物を入れないようにすることが病気を治すことなのです。従ってこの異物が何であるかを見極め、入れないようにすることが医学者の務めであります。中にはまるで逆のことをしている医者もいますが。一方では免疫の働きは素晴らしいと言い、他方では金儲けに都合の悪い時には免疫が悪さをしていると言い続け、治らない治療を破廉恥にも堂々とやり続け、この世に不幸をもたらしているのです。憤りが通り過ぎて呆れてものも言えませんね!アハハ!

免疫が悪さをしている病気として、アレルギーと膠原病と臓器移植の拒絶反応の3つを挙げられています。アレルギーは“免疫が異物に対して過敏反応している”と免疫を非難し、免疫が悪いと言い続けます。過敏反応は免疫の側の過剰反応と考えられていますが、実は異物が過剰に人体に入ったためや、あるいは異物が強すぎて簡単に処理できない為に、それに対応して免疫が反応したに過ぎないのと考えるべきなのです。

アレルギー反応に分類されるタイプがⅠ~Ⅳ型がありますが、ひとつひとつについてその意味について解説しましょう。

Ⅰ型のアレルギーは、即時型アレルギーで、IgE型といわれるものであり、ときに液性型アレルギーともいわれます。アトピーや花粉症や喘息が含まれることはご存じでしょう。これらの原因は進化の中で免疫が確立した時代には全く無かった化学物質が大量に入ってきたためであり、それを免疫が異物として認識し、それを排除しようとするのも当たり前のことなのです。免疫は初めて認識した異物に対して必ず反応するからであります。しかしながらⅠ型アレルギーも私が臨床で見つけ、亡くなられた東大教授である多田富雄によって見つけられた自然後天的免疫寛容により共存できるように、免疫のシステムが治してくれます。この病気を治すこともできるのは世界でただ一人私だけなのもご存じでしょう。なぜならば、私は人体の免疫を手助けすることはあっても、絶対に免疫を抑制する薬を使わないからです。実は私が治すのではなくて、患者の免疫が治しているだけなのです。

Ⅱ型のアレルギーは、血小板減少症(ITP)などを引き起こす病気などであり、クロスリアクションといって、ウイルスなどに感染したときに作られた抗体がたまたま血小板の膜の抗原とひっつくことがあって、これらを大食細胞やNK細胞やキラーT細胞などに食べられてしまうので、血小板が減るだけであります。ウイルスが排除されれば、自然に血小板は正常に戻ってくるのです。いつまでもITPが続くのは、ヘルペスウイルスがいつまでも体内に潜み、ヘルペスウイルスに対して抗体が作られ続けられるからです。とりわけ単純ヘルペスⅠ型とⅡ型、水痘帯状ヘルペス、サイトメガロウイルス、EBウイルスに対して、いつまでも作られる抗体が、血小板とクロスリアクションし続けるからだと考えています。これも実を言えば医原病といえます。現代の医療は全てステロイドをはじめとする免疫を抑制する薬を投与することで満足しているために、免疫が落ちている間にヘルペスウイルスが増殖し、人体はヘルペス天国と化しているからです。おまけにこのITPの治療はステロイドでありますから、さらにヘルペスウイルスを増やしてITPを治せなくしているのも、とんでもない医原病の一つであります。

Ⅲ型のアレルギーは、いわゆる血清病といわれる病気で、他の動物の血清を入れるなどというのは本来自然の状態では絶対起こりえないことであり、結局は他の動物のタンパクを治療と称して人間が人体に入れたためにそれを排除しようとする反応は全く正しい反応なのです。これは、いわゆる抗原抗体複合病ともいわれるように、自然に人体に入ってきた細菌が、とりわけ連鎖球菌が主でありますが、この連鎖球菌などを完璧に抗体の力を借りても殺せないときに、血流に乗った連鎖球菌の断片と連鎖球菌に対する抗体が複合体を作り、様々な臓器の毛細血管の結合組織に付着し、その複合体に補体などがさらに付加されて、それらを好中球、NK細胞、キラーT細胞などが激しく貪食しようとして、ますます炎症症状が生じ、組織が破壊されて腎炎などを起こしてしまうのです。これも免疫の働きが問題にされるべきではなくて、連鎖球菌が免疫の力よりも強いからだと考えるべきなのです。ここでも敵が強くて免疫が弱いために生じているにもかかわらず、やはり腎炎の治療もステロイドですから、さらに医学は罪を重ね、新たなる深刻な医原病を作り出しているといえます。

最後のⅣ型のアレルギーは、遅延型アレルギーといわれるものであり、ときにT細胞型アレルギーといわれるものであります。その代表が結核であると言われていますが、これも免疫がいたずらをしているのではなくて、結核菌やライ病を生み出すレプラ菌が免疫に負けないほどずる賢いからです。簡単に言うと、これらの菌は貪食細胞である好中球や大食細胞のファゴゾームという袋に食われて、大食細胞の細胞質に入っても、ライソゾームという結核菌を溶かす酵素が大量に含まれている袋に取り込まれることができないので、いつまでも殺し溶かされることがないからです。これを免疫の過剰反応の中に入れるのは全くもって大間違いです。大食細胞は一生懸命、敵である結核菌を食いこんでいるのですが、相手が狡猾で自分よりも力があり過ぎるのです。免疫が落ちれば落ちるほど大食細胞の働きが弱くなり、ますます結核菌が大食細胞の中で増殖し続け、いつのまにか結核病巣が広く深くなっていくのです。このような実態を知れば、どうしてクームスとゲルが結核を第Ⅳ型のアレルギーに入れたのかが全く理解できません。50~60年前にクームスとゲルが4つのアレルギーを決めたのですが、その時代はまだ免疫学が今ほど極められていなかったので、いたしかたないことだったのでしょう。

以上、4つのアレルギーについて簡単に説明しましたが、免疫は正しい戦いをしているだけであり、何も一切過剰なことや悪いことはしていないのです。これらの間違いの根源は、人間の免疫を超える強い敵が現在でもいくらでもいることに気がつかないからです。人間が万物の霊長であるという傲慢さがもたらす誤りです。

なぜこんな簡単な真実がわからなかったのでしょうか?答えは簡単です。結局は免疫を上げる薬は製薬メーカーや薬学者が如何に頑張っても作ることができないからです。しかも敵を排除するという薬も、抗生物質以外は永遠に作れないからです。

無限の時間である38億年の進化によって作り上げられた免疫は絶対に正しいのです。免疫は心や頭脳と違って絶対に嘘をつかないのです。心や頭脳は欲望を最大限に満たすために嘘をつき続けますが、免疫は絶対的に完璧な唯我独尊の神の道なのです。これを金儲けのために傷つけ続けている医学者を許すことはできません。免疫を抑制することを許されるのは生死に関わるときだけなのです。死んでしまえば免疫のクラススイッチも、自然後天的免疫寛容も起こりえないからです。

次に膠原病について述べましょう。実は膠原病とⅡ型アレルギーとⅢ型アレルギーは重複しているのです。その意味でも、アレルギーの概念が曖昧であり間違っているということを示唆する事実であります。いわゆる一流の国立大学や一流大病院においては、膠原病・アレルギー科として、ふたつの病気をひとつの部門で標榜しております。ところがどの大学教授もアレルギーと膠原病との関わりを本質的に説明できません。一言で言えば、膠原病とアレルギーは同じ敵を違った種類の抗体で戦っているということ、つまり膠原病はIgG抗体で戦い、アレルギーはIgE抗体で戦っているという違いであるということを、世界中のどんな医者も気がついていないのです。

最初に作られる抗体はIgMでありますが、このIgMを敵の種類によってIgGに変えたりIgEに変えることをクラススイッチと呼びます。人体の免疫は敵の種類によってIgGをIgEに変えることができるのです。このクラススイッチを行うAID遺伝子を見つけたのは我が母校の京大の本庶佑でありますが、彼さえも、このクラススイッチの意味はご存じではないのです。生命科学の真実は単に事実だけが真実ではないのです。生きるという目的のためにその事実が何のために存在するかを正しく意味づけることが必要なのです。この意味付けを正しく理解しないと全く誤った治療を生み出すのです。まさに正しい免疫の働きを間違っていると結論づけたり、免疫を抑えてはいけないのに抑えてしまったりする大間違いを犯してしまうのです。

もっとはっきり言えば、病気とは何かの意味づけもできていないので、病気は悪いという間違った結論を出してしまうのです。とりわけ病気の中でアレルギー・膠原病や臓器移植の拒絶などは最も悪い免疫の働きとされてしまうのですが、この意味付けは完璧に間違っているのです。免疫の働きを正しく意味づけると、あらゆる病気は異物を人体から排除する正しい病気であることを知るべきなのです。この世に悪い病気などとは何もないのです。絶対的に正しい免疫の働きから生じるあらゆる病気は正しいのです。悪いのは異物であり、弱まった免疫なのです。

私は自己免疫疾患などというのはあり得ない証拠はいくらでも出せますが、(自己免疫疾患がありえないということについてはここを読んでください。)自己免疫疾患がある証拠は全く一つも見出すことができないのです。従って自己免疫疾患について書かれた書物を読むと、学者自身が「わからない、わからない」と言うばかりなのです。今どき免疫学は遺伝子レベルで解明されているので、わからないことは何もないのです。もちろんさらに詳細は極める必要がありますが、免疫の原理については全て解明されているといっても過言ではないのです。

さて、膠原病の本論に入りましょう。この潰瘍性大腸炎の患者さんの免疫が戦う敵は何でしょうか?もちろん言うまでもなくⅠ型のアレルギーと同じく化学物質であります。この化学物質を腸管の結合組織、とりわけ粘膜固有層や粘膜下層の結合組織で排除しようとする戦いが潰瘍性大腸炎であり、クローン病なのであります。その詳しい理論についてはここを読んでください。潰瘍性大腸炎もクローン病も別の病気と考えられていますが、病名などはどうでもよいのです。膠原病は免疫を抑えない限り、IgGが必ずIgEにクラススイッチをして、最後は自然後天的免疫寛容でこのような化学物質と共存できてしまうのです。にもかかわらず、なぜ治らない病気と患者に刻印を押して患者を一生涯苦しませ続けるのでしょうか?

私が何万人の喘息や鼻炎やアトピーや膠原病を治したところで、学会が認めない限り、私の理論や治療法はもとより私の存在も無視できます。私のような一匹子羊などは、その気になって金と権力と権威でもって潰そうとすれば、いともたやすいことなのです。しかしながら、私を支えているのは免疫の真実と免疫の力で難病の全てを治してくれた患者さんです。今は小さい小さい力でありますが、いずれは真実が世界を征服すると思うだけで、学会に無視されても勇気百倍出ます。このようなに真実以外に何も語っていないのにもかかわらず、なぜ大衆は現代医療が間違っていることに気がつかないのでしょうか?無知な大衆はなぜ騙され続けることができるのでしょうか?

さらに、この世の中で命を救ってくれるという建前になっている、医療従事者である医者を信用しなければ、誰を信用していいでしょうか?このような思い込みが患者を盲目的に医者を信頼させることになります。さらに医者に刃向うと、何をされるか分からないので、医者に対しては“平身低頭これ極まりない”という潜在意識がどこかに潜んでいます。専門知識を持っている医者に議論しても勝てるはずはありません。ましてや専門家集団の知識が間違っているなどと思うことさえ一般大衆はできません。このような弱い立場になっている患者さんの病気を治すために、医者は日々真実を求める努力をしなければならないにもかかわらず、医者は医者で医学界を牛耳っているボスの学者たちに支配されているので、自分の正しい意見を述べれば必ず干されてしまいます。日本ではどんな組織もボスに逆らうと必ず村八分にされます。

私は20年もの長い間、鬱で苦しんだ男ですから、自分から自分を村八分にしてきたので、無視されることに何の恐れもありません。3つ目の大学である京都府立医科大学に入ったのも、医者になりたくて入り直したのではなくて、自殺する前に自分の病気の原因が遺伝子のためではないということを知りたかったからです。府立医大では留年を繰り返し、「医者になったらかっこよく死のう」と思っていた時代ですから、勉強したくてもできなかった劣等生でした。しかし、医者になってもロマンティックには自殺することはできませんでした。結婚を機に漢方との出会いがあり、徐々に徐々に偏頭痛も取れ、医大を卒業してから医学に目覚め、真実を求める情熱が大爆発したのです。真実だけの道を歩もうと再び人生をやり直したのです。25年近くの漢方を中心とする開業を通じて延べ何十万人の患者を診察する中で、真実の医学を見つけることが可能になったのです。こんな人生をやったユニークな医者はこの世に他にいないので、真実の医学が確立できたと言えないこともありません。

他の医者も私の真実の医学に気付くのが本来の科学である医学が追い求めるべき道なのでありますが、間違った医学から目覚める機会がありません。相も変わらず病気の意味も健康の意味も、アレルギーや膠原病の意味も問わずに、間違った医療が続けられているのです。病気とは免疫と異物との戦いであることに気づけば、つまり免疫がどんな敵を相手にしているのかを見つけだせば、私のような医学のレベルにまで簡単に到達できるのですが、どの医者も気がついていません。

膠原病は人体に入ってくる異物を免疫が認識し、その異物に対して特異的なIgG抗体を作り、戦おうとしているだけですから、その異物が何であるかを見つけ出すのが科学者としての医師の仕事なのです。我が日本の唯一の医学生理学ノーベル賞受賞者である利根川進が解明したように、人間の免疫は過去・現在・未来の宇宙に見いだされる、あらゆる異物に対して抗体を作ることを運命づけられているということを証明したように、まさに人類が文明の名において作り続けている、あらゆる種類の化学物質に対しても、抗体が作れるようになっていることに気がつかないのはなぜでしょうかね?化学物質である薬の副作用として、当然のことながらその薬を異物と認識した免疫が新たにアレルギーや膠原病が生み出し、病気を治すどころか、どんどん新たなる病気が作られ続けているのですがね!アハハ!

また化学物質があらゆる膠原病の原因であるので自己免疫疾患とは架空の病気なのです。幻想が生み出した奇妙奇天烈な非論理的な病気が自己免疫疾患なのです。この自己免疫疾患のコンセプトほど免疫学の様々な原理と相反する病気はないのに、医学界の誰一人も異議を唱える人はいません。世界で私だけが唯一人、自己免疫疾患などはないのだと言い切っても、どの医学者も耳を傾けることはないのです。しかも幻想の病気ですから、治らないわけはないのです。

最後に臓器移植について述べておきましょう。まず、免疫は発生以来、他人の臓器を移植するなどということは、土台想定していないのです。というよりも、もし臓器移植が可能な免疫があれば、感染症に対しても無防備であり、人類はとっくの昔に滅びていたでしょう。なぜならば、異物を認識する人間の免疫の根本は、自分が自分であるという旗印を細胞の全てに掲げているMHCクラスⅠとMHCクラスⅡというタンパクを作る遺伝子によって支えられているからです。あらゆる異物をこのふたつのタンパクと結びつけて、自己と非自己を区別することによってあらゆる異物と戦うことができるからです。従って、MHCが全て異なる他人の臓器を排除するのは至極当然なことなのです。このMHCのタンパクを作る遺伝子がなければ、人類は簡単にウイルスや細菌を認識することができず、とっくの昔に滅びてしまっていたでしょう。

この世には道理を曲げてまで自分の欲望を遂行するわがままな世界はどの分野においても見られますが、臓器移植も道理を無視した人間のエゴの拡張といえます。免疫が臓器移植を拒絶するのは当たり前のことであり、その道理を曲げてでもどうしても生き続けたい人は、たっぷりと免疫抑制剤を使わざるを得ないのも当然のことなのです。非難されるべきは免疫ではなく、物の道理なのであり、真実なのです。しかしながら真実を非難して一体私たちはどうなるでしょうか?考えてください。)

症例報告に入らず終わってしまいましたが、続きは「潰瘍性大腸炎、クローン病完治の症例報告Part39-②(コメントあり)」にありますので難しいですが頑張って着いて来て下さい!!

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