潰瘍性大腸炎・クローン病 症例報告

潰瘍性大腸炎、クローン病完治の症例報告Part36(コメントなし)更新2022.6.8

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症例報告79例目

完治された病名1)潰瘍性大腸炎

患者:37

2013年8月に患者さんは潰瘍性大腸炎と診断されました。会社の健康診断で再検査の連絡を受け、軽い気持ちで大腸検査を受けたのちに診断されました。薬を飲めば簡単に治るものだと思い込み処方されたアサコールを服用されていました。しかし本当に治るのか心配になりインターネットで調べて見ると一生治らない、薬を飲み続けると書かれており、かなりショックを受けられました。患者さんはその時、担当医師に対する怒りが込みあげてきました。一切の説明もなく特定疾患の申請方法などもなく、ただ様子を見ましょうと言われただけで本当にこの医師に任せて大丈夫なのか疑問に感じ、自分で必ず治してやると心に決め、多くの書店を周りインターネットで一晩調べたりされました。そんな時に松本漢方クリニックを見つけたのでした。もしかすると患者さんは最初は潰瘍性大腸炎ではなかったかもしくは極々初期の炎症が起こっていたのでしょう。当時、自覚症状がなかったそうですから。だとしても潰瘍性大腸炎と診断したにもかかわらず医者が病気の説明を一切しないのはどうかと思いますがね!アハハ!おかげで患者さんが私を見つけるきっかけにはなりましたがね!アハハ!悲しいですね。

絶対、病気を完治させると決め、当院で漢方治療を始められました。治療を続けて約半年経つと下痢の回数は減少し生活に支障が出ない程度までに良くなりました。しばらくしてクラススイッチによりアトピーを起こし、ようやく自然後天的免疫寛容を起こして完治するができました。もう当院には来られていません。

症例報告80例目

完治された病名1)潰瘍性大腸炎

患者:36歳、男性

2003年、軽症の下血と腹痛があり、内視鏡の検査を定期的に受けておられました。その当時は腸炎と診断され、潰瘍性大腸炎やクローン病と言われなかったのであまり深刻に考えず、薬をあまり飲みたくなった患者さんは症状の出た時だけペンタサを服用されていました。そして2014年2月、ドロっとした下血が出てきました。今回の下血はいつもと違うと感じ、急遽、都内某病院で検査。検査結果は潰瘍性大腸炎と言われました。ステロイド剤を服用し続け、免疫細胞の中に直接入り込みDNAの転写酵素に影響を与え、殺しのIgGから排除のIgEにクラススイッチできなくなってしまったのです。

陰窩膿瘍の図

後日、医者から潰瘍性大腸炎に比較的特有とされる陰窩膿瘍も見受けられ、それが癌化する恐れもあるという病理検査結果を受けられました。陰窩膿瘍とは、大腸内の好中球の集まりのことです。目視では確認できず生検を行って病理組織像で判明します。顕微鏡で見ると大腸の内側の組織は、特殊な上皮細胞で覆われており、それらがつながって腺と呼ばれる構造を形成しています。正常で健康な腺は長くまっすぐな試験管のように見えます。腺の一番下にある部分を陰窩(crypt)と呼ばれます。陰窩膿瘍は、上皮細胞を損傷し、腺が正常に機能するのを妨げます。陰窩炎は、上皮細胞の間に好中球が見られることを意味する関連した変化です。

人生で初めて癌という言葉を聞き、目の前の状況に現実味がなく思考が麻痺したように思われました。家に帰る途中、徐々に不安が襲い、「難病指定の病気だから一生薬を飲み続けないといけない。最悪、このまま死んでしまったらどうしよう、後悔しか残らない。」悪い方へと思考が働きました。インターネットでも調べると大腸全摘出、肝転移、人工肛門など不安を煽る文字だらけで余計に不安になりました。

しかし絶望の中、奥さんのおかげで少しずつ前向きになり、この難病をどうにかして完治させたいという気持ちが湧いてきました。病院から処方されたアサコールを数日飲んで、症状を抑えるだけで病気は治るのだろうか?と疑問を持ちました。医師は「とりあえず飲みましょう、潰瘍性大腸炎にはこの薬が効果的と証明されていますから」と言われ、治るとは決して言いませんでした。患者さんは必ず他の方法があると思い、対処療法以外で難病を治せないかとインターネットで調べていると、漢方で難病を治しているという病院を見つけました。それが松本漢方クリニックとの出会いでした。

松本漢方クリニックのホームページに書いてある論文や漢方で症状が良くなっている人の手記を読み、「やはり漢方か!」という思いと、「この手記は本当なのか?」という期待からくる不安が湧きました。百聞は一見に如かず。東京から大阪にある松本漢方クリニックへ駆け込まれました。

潰瘍性大腸炎と診断されてから3週間後、2014年3月に初診。「病気の理論は理解してきた?」「東京から遊びに来たんとちゃうやろ?自分の病気なんやからちゃんと勉強せなあかんやろ?」「病気を作ったのは貴方や、病気を治すのも貴方やで!」今まであったことのない医者で患者さんは緊張されていましたが、私の怒涛の話を聞き、今まで無意識に病院や医者任せだった考えを反省しつつ、顔がだんだん明るくなっていきました。そして最後に「絶対この病気は治る!」とはっきり伝え、患者さんは勇気と希望をもった表情になりました。

その日は血液検査、鍼治療を受け薬をもらい東京へ戻られました。私に会うまではガンになったらどうしよう、人工肛門になったらどうしようとネガティブでしたが、私との出会いでポジティブになれ、もう病気の半分は治ったと錯覚するほどになりました。

遠方の為、電話にて診察を行い漢方薬は郵送するようにしました。漢方煎じ薬を服用して1週間後、下血がなくなり、1ヶ月経たずに下痢から固形物の回数が増え、2ヶ月経つ頃には下痢はなくなりました。職場や生活環境を変え、ストレスを溜めない生活を始めた事も症状緩和へ向かったのかと思います。

そして2014年12月、都内某病院で大腸内視鏡検査を受けられました。炎症なく、ただれなく、良好でした。病理検査も特に異常なし。漢方治療を始めてから9ヶ月の結果です。9か月前までは免疫を抑える薬を飲み続けなければならないという精神的負担や難病指定の手続きと病気と一生付き合っていかなければならないと考えていたのが嘘の様ですね。

患者さんは比較的軽度で潰瘍性大腸炎と診断されてすぐ当院に受診されたので数か月で治りましたが、一生治らないと言われている難病が数か月で治ったのです。都内某病院の医者は、「症状が落ち着いてますね、定期的に内視鏡検査はした方がいいですよ」と言われたそうです。完治とは言えない事情があるんでしょう。世の中の常識や情報は、実は間違っていたり、歪められていたりする場合もあります。正しい選択をするには、まず疑問を持ち、勉強し行動することが大事です。この病気をきっかけに、患者さんは暴飲暴食をしない、ストレスを溜めない、睡眠不足にならないなど、健康管理に気をつけるようになりました。無事、完治された患者さんは当院を卒業し、来られていません。いいことですね!病気にならず普通の生活を過ごせているのですからね!アハハ!

症例報告81例目

完治された病名1)潰瘍性大腸炎

患者: 30

患者さんは高校の時から胃が痛み、もはや日常茶飯事でした。きっかけは、社会人になり精一杯続けてきた営業の仕事がなかなか軌道に乗らず、疲れ果て、食生活も偏り、ストレスがものすごく溜まっていたのでしょう。我慢できる程度の胃の痛みがだんだん痛みを増していき、平成25年5月に我慢しがたいほどの痛みになって近くの個人病院へ受診。

胃炎やひどくて胃潰瘍か何かだろうと予想されましたが、医師からは胃に問題はなく、原因が分からないまま痛み止めの薬を処方され終わりました。その後処方された薬で痛みは和らぐも今度は便に血が付くようになりました。もう一度同じ個人病院に行き同じ薬をもらうも改善されず、次第に血便で便器が血に染まるように。一日に何度もトイレに駆け込むようになり、最終的には何を食べても、何を飲んでもトイレに走るようになり、平成25年6月21日に地元の総合病院に受診。すると即入院と言われてしまいました。

絶食と点滴の日々が始まって数日後、主治医から潰瘍性大腸炎の診断を受けられました。難病であること、薬を一生飲み続けなければならないこと、そして食事制限が加わること…。これまで体を酷使し、食事もかなり偏っていたツケが来たのだと思った半面、難病とは言っても世の中には治っている人もいるのではないか?そんな期待からインターネットで情報を探し始めました。思うようなものがなく諦めかけていたとき、幸運にも松本漢方クリニックのホームページに辿り着くことができたのです。私の理論をわかる限り理解し、ステロイドの怖さを知るとそれまで飲んでいたアサコールの数を減らし、プレドニンは完全に飲むのを止めました。その後は比較的順調に改善していき、一ヶ月半後、無事退院を迎えました。

退院後は経済的余裕がなかったため、断食療法を試みるも食事制限が上手くいかず、結局挫折してしまいました。そして退院して約一ヶ月後、出血が再発しました。主治医からひどくなる場合には再入院もありうると言われていたので、ご両親に援助を頼み、やっと松本漢方クリニックに受診することを決意されました。

平成25年11月1日、新幹線で母親と松本漢方クリニックへ。先に尿検査、鍼灸をしてもらい、最後に診察と血液検査を受けてもらいました。どんな患者さんにも言いますが、「病気は自分で治すものということを忘れるな」「必ず治るから安心しなさい」と患者さんを例のごとく励まし、何度も握手をしました。次回からは遠方のため、電話で診察を行い薬は郵送することになりました。

食前・食後・食間の漢方煎じ薬を毎日煎じて飲むこと、漢方風呂(週2回)、毎日三カ所のツボに灸を据えること、近所の鍼灸院で週一回ほど針治療をしてもらうよう指導しました。漢方は、毎食前に下痢を治す漢方、毎食後に出血を止める漢方、食間(お茶代わりに飲む)用にアトピーを治す漢方の3つを処方しました。漢方は食前用が非常に苦く、最初は飲むのが大変でしたがすぐに慣れたようです。漢方風呂はとても体が温まりました。お灸は痛みに耐えられるか不安だったそうですが、これも時間とともに慣れていきました。これらすべてをやるのは大変だったと思いますが、「病気は自分で治すもの」できる限り続けて頑張っておられました。

漢方を飲み始めて3日目からそれまで便秘気味だったのだが、トイレに行くたびに大量にするりと出る感じで、まさに快便だったそうです。それも次第に回数も落ち着き、今は普通便(たまに軟便)に落ち着きました。また退院後から始まった出血もしばらく酷かったのが、少しずつ減っていき、今では全く出血することがなくなった。

大腸カメラを受けると、とても綺麗になっており、入院中の赤黒い大腸の面影はキレイになくなっていたそうです。それまでは本当に自分も治るのだろうかと不安がどうしても消えなかったのが、漢方で病気は治るのだという確信を持つことができたとのことでした。

長い間、体をいじめ続け、ストレスに弱いにもかからず敢えてつらい道を選んだり、食事も添加物過多のファーストフードやお菓子、特にチョコレートやコンビニのデザートなどを食事のようによく食べたりしていました。また、薬も体に良くないとは思いつつ多用しておられました。行きつけの病院で処方された薬は約10年間飲み続けておりました。今までを振り返ると、今のままではいけないよと体が症状を起こし、潰瘍性大腸炎になり、自分を見つめ直すきっかけを免疫が作ったのでしょう。今では仕事や食生活を見直し、ストレスを溜めないように頑張り過ぎず余裕をもつように生活されています。約半年かけて完治され、当院を卒業されました。

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