滑膜線維芽細胞はなぜ免疫細胞の一つなのでしょうか?
リウマチ性多発筋痛症などで関節組織や骨組織や骨格筋の細胞にherpesを殺すために関節組織の周辺に一番多い細胞は滑膜線維芽細胞でヘルペスを認識すると滑膜細胞を作った幹細胞が滑膜線維芽細胞を作り始めるのです。元々関節の結合組織の中に線維芽細胞様の滑膜細胞とマクロファージおよび少数のリンパ球が存在する。滑膜そのものが折り目(ひだ)を形成し、関節を滑らかに動くようにしている。また滑膜細胞は関節液を産生し、軟骨へ栄養を供給している。関節液にはヒアルロン酸、ラブリシン(lubricin、糖タンパク質の一種)が豊富に含まれ関節の動きを滑らかにしています。Lubricateは「円滑にする」とか「注油する」という意味ですからlubricinは滑らかにするという意味です。軟骨には血管がなく、軟骨細胞への栄養は関節液に依存している。そのため滑膜には血管が豊富に分布している。ヘルペスとの戦いが始まると滑膜線維芽細胞は盛んに増殖を開始すると同時に多くの炎症誘発性シグナル伝達分子であり特にIl-6およびIL-8、プロスタノイドおよびマトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)を生成することができるサイトカインを大量に放出します。プロスタノイドは脂質であるエイコサノイドの一種であり、プロスタグランジンや、血管収縮のメディエーターであるトロンボキサン、プロスタグランジンなどの1つで、プロスタグランジンI2と呼ばれるプロスタサイクリンからなる。プロスタサイクリンは抗血小板作用、末梢血管拡張作用、末梢血流増加作用などを持っています。
IL‐6はどんな作用があるのでしょうか?肝臓に有名な炎症の急性期のCRPを作らせるのです。CRPの作用は細菌やヘルペスウイルスと結合してオプソニンとして働きます。自然免役の補体の働きをするCRPを作らせてヘルペスや細菌と結びついてオプソニン作用をとしての作用があります。次に補体の古典経路の補体C1と結びついて古典経路を活性化します。元々補特異性がない古典経路は元々特異抗体であるIgM5量体と結合して活性化されるのに、特異性が全くないCRPが5量体で補体の古典経路を活性化できるのはCRPは安もんのIgMですねアッハッハ!!!更にCRPは補体を活性化することのよってヘルペスや細菌と結びついて食細胞の貪食を促進するだけでなく最後は補体最終成分であるMAC(membrainattackcomplex訳して膜攻撃複合体)を作ってヘルペスウイルスや細菌を直接溶解して殺してしまうのです。CRPはヘルペスが細胞外にいないときは血漿中にはほとんど見られないのですが急性反応期には1000倍以上に増加します。言うまでもなくCRPは絶対に自己の成分とは結合はしないのはCRPのような自然免役でもわかるのに適応免疫が自己免疫疾患を起こせると思いますか?自己免疫疾患は100%あり得ない病気です。
IL-8(インターロイキン-8英語でInterleukin-8)とは何でしょうか?
IL-8はケモカインリガンド8(CXCL8)と言われ、マクロファージ、上皮細胞、気道平滑筋細胞および血管内皮細胞が産生するケモカインでインターロイキンの1つである。ケモカインは免疫細胞を引き寄せる働きがあり走化因子と言います。血管内皮細胞は格納用小胞であるWeibel-Palade小体にIL-8を保管している。ヒトのIL-8タンパク質はCXCL8遺伝子(別名:IL8遺伝子)にコードされている。IL-8の機能は2つの主要な機能を持つ好中球走化因子としても知られている。標的細胞の感染部位への走化性を誘導する。第1の標的となるのは好中球だが他の顆粒球類の走化性も誘導する。それらが到着するとIL-8はファゴサイトーシスを誘導する。IL-8は血管新生の強力なプロモーターとしても知られている。標的細胞においてIL-8は移動とファゴサイトーシスに必要な一連の生理的反応である細胞内Ca2+の増加、エキソサイトーシス(ヒスタミン放出など)、呼吸バーストを誘導する。
IL-8はToll様受容体を持つ任意の細胞から分泌され、自然免疫応答に関与している。ヘルペスが人体に侵入すると通常、最初にherpes抗原を見つけるのはマクロファージで、他の細胞を動員するため最初にIL-8を放出して他の免疫細胞を呼び寄せ走らせ誘引します。IL-8の単量体およびホモ二量体はどちらもケモカイン受容体CXCR1とCXCR2の強力な誘導因子です。ヘルペスウイルスを見つけたら炎症を起こすために好中球に食べさせるために感染部位に呼び寄せるのがケモカインであるIL-8の仕事です。
herpesが関節や筋肉組織や神経に感染すると線維芽細胞様滑膜細胞(fibroblast-likesynoviocyte略してFLS)の数も大幅に増加します。増えたFLSは周辺にいるマクロファージ、リンパ球、好中球、肥満細胞、樹状細胞、血小板などの他の免疫細胞とともに、滑膜組織周辺の細胞や細胞外にいるherpesと戦いながら炎症をひきおこし、損傷した関節組織により多くのケモカインにより免疫細胞を引き付け、したがって関節周辺組織の細胞にいるヘルペスを殺し死細胞を貪食処理したり傷ついた細胞自身も修復に取り掛かったりします。
更に関節組織や様々な細胞がヘルペスとの炎症によって破壊されて放出された残骸である蛋白を処理するために免疫細胞はやMMP(マトリックス‐メタロ‐プロテナーゼ)などのタンパク分解酵素を産生しペプチドやアミノ酸に分解して細胞外基質を正常に戻してくれます。
免疫が病気の原因であるヘルペスを退治するために炎症を起こして人体を守ってくれているのににもかかわらず自分の免疫が自分の関節を破壊していると言い続けてお金のために無知な患者さんを苦しめているのです。悲しいですね。しかもステロイドを使えば使うほど免疫が落ちてherpesが増えるばかりで病気の原因が増えるだけでヘルペスが関節を破壊するどころか一生治らない病気を作ってしまっているのです。偉い医者たちはこの真実を知っているくせに自分の免疫が過剰反応を起こして関節内でパンヌスと呼ばれる絨毛のような組織を形成してわけのわからないパンヌスが罹患関節の骨や軟骨をこわしていると又嘘の上に嘘を重ねています。パンヌスはまた骨を壊す破骨細胞も活性化します。破骨細胞が潰れるのは新しい骨を作るためなので当然のことなのです。おまけに炎症が主体の状態を「炎症相」、パンヌス増生による骨・軟骨破壊の状態を「滑膜増生相」と呼んで言葉遊びをやっています。滑膜増生がおきると関節破壊が起きるのも敵であるherpesに味方して命を守ってくれる自分の免疫をいじめるステロイドなどを使うからなのに病気を治す正しい論理が全くありません。
パンヌス(Pannus)とは何でしょうか?三通りの使い方があります。一つ目は関節リウマチ患者において、間違った医療をしてヘルペスを増やして関節の滑膜細胞が増殖して形成された組織で増えたヘルペスが滑膜細胞に感染して崩壊して軟骨や骨や血管などの崩壊産物の残骸が積み重なり、関節構築ができなくなり関節組織が破壊されることです。二つ目は眼科学の領域において用いられる角膜パンヌスは、無血管組織である角膜周辺の血管内皮細胞にherpesが感染し代償作用で新生血管が角膜の表層に作られてしまうことです。三つめは重度肥満の人の腹部から垂れ下がる脂肪組織もパンヌスということがありますがこれは正しくはパンニクルス(panniculus)と言います。