症例報告 関節リウマチ

関節リウマチ完治の症例報告Part6(コメントなし)更新2022.2.18

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症例報告25例目

完治させた病名:1)関節リウマチ

患者:61歳、女性  

この患者さんは、婦人警官をされており、とても真面目で責任感のある方でした。それゆえに大きなストレスを抱えながら仕事をこなしておられました。そのストレスによりリウマチを発症され、さらに病院で出されたリウマトレックスと自分で飲んでいたプラセンタによって免疫が抑えられ続け、そのリバウンドが相当激しかったのですが、7年間かけてリウマチを克服されました。

患者さんは、もともと婦人交通指導員として地方に採用され、その後、交通巡視員を経て、平成19年春、52歳の時に警察官になられました。警察学校に入校し、一線に出てからも早く業務に慣れるためと必死で頑張り、交通巡視員の時にはなかった当直勤務も6日ごとに回ってくるそうです。慣れない業務に加えて、真面目な方ですから、当直勤務の緊張や責任感など、頑張らなければという気持ちで張りつめていた毎日のストレスが相当あったようです。しばらくすると、今まで毎月正常にあった生理がぴたりと止まり、更年期障害が発生、突然吹き出す汗や動悸と闘いながら過ごされました。さらに勤務地の異動があり、環境や人間関係の変化について行かなければと、自分の体のことを考えているゆとりがなかったそうです。そんな激務が始まってから、約半年後に手のこわばりが出始めました。

 この患者さんのリウマチは、平成21年1月のある朝起きると両手が浮腫み、しばらく手が握れない状態が毎日続くところから始まりました。リウマチの疑いがあるということで、KU 病院を紹介してもらい、すぐに膠原病科にかかられました。担当医は、血液検査の結果では、まだリウマチという数値になっていないので、今のうちに改善する薬を処方ということで、リウマトレックスを月水金に1錠ずつ服用するよう処方され、1ヶ月後にもう一度来るよう指示されました。リウマトレックスを処方通り1ヶ月間服用してみましたが、変化は全くなく、手は浮腫んだままでした。さらにもう1ヶ月様子を見るということで、リウマトレックスを継続しましたが全く変化がなく、次は、薬の量が増えることになりました。症状の方は一向に変化がなく、そのうち体調が崩れ、強い倦怠感を感じるようになりました。しかし、それでももう1ヶ月様子を見ましょうという担当医の言葉に、このまま続けても大丈夫なのかと不安を覚えたそうです。

ちょうどその頃、患者さんの友人で、リウマチを漢方で治療した方に漢方治療を紹介されました。その友人も、リウマチの症状が悪化するにつれ、薬がどんどん強いものになることや、その副作用で顔がぱんぱんに腫れたり、体がだるくて仕方がなく、歩くのがとても辛いこと、また薬が効かなくなってくると一気に症状が悪化していった経験などを語ってくれたそうです。一時的に症状が改善されたかに見えても、それは完治した訳ではなく、症状を抑えているだけのことで、さらに薬により自己免疫が抑えられることで当然感染症にもかかりやすくなることなどを理解されました。

リウマチを発症してから約5ヶ月後、友人の紹介で平成21年5月27日に当院に初めてこられました。漢方と鍼灸による治療をスタート。初診時には両手のこわばりと右足指付け根に若干の痛みがありました。

【平成21年5月治療開始】

治療開始から1ヶ月後の6月、左手の痛みがほとんど消えましたが、両手のこわばりはありました。

【平成22年】

治療開始から約1年後、平成22年6月、首回りと右手甲にアトピーが発生しました。クラススイッチが始まりました。7月にはアトピーの範囲が増え、顔の左ほほに100円台の赤味が発生しました。鼻の中にもアトピーが発生し、パンパンに腫れました。8月には首回りのアトピーが一気に収束しました。この時プラセンタが自己免疫を高めるとテレビで見て、早く治りたい一心で飲み始めてしまったそうです。年明けの診察で発覚し、免疫を抑制するので絶対に服用しないようにと指導しました。治療開始から1年5ヶ月後、平成22年10月、肛門の痒み、口にヘルペスが発生。抗ヘルペス剤の量を増やしました。

【平成23年】

年が明け、平成23年1月、首後ろに赤味と痒み発生。2月になり、血液の数値の変化が全くなく、何か飲んでいないかと指摘すると、プラセンタを飲んでいると申告されました。即刻中止。9月になり、首の後ろのアトピーがかなり痒い状態でしたが、両手はたまに浮腫むものの、こわばりや腫れは消失しました。

【平成24年】

治療開始から2年10ヶ月後、平成24年3月、ようやく首後ろのアトピーが治りました。 治療開始から3年5ヶ月が経過、平成24年10月、左膝に腫れと痛みが発生し、1週間後には正座が出来なくなり、2週間後には足をひきずりながら歩く状態になりました。お灸を毎日膝に実施してもらいました。時折、手も浮腫むため、そのたびに指にお灸をしてもらいました。週一回、地元の鍼灸に通院もしてもらいました。階段の上り下りがかなり辛かったようです。この時初めて、手すりがあることの大切さを身に染みて感じたそうです。上るときは、手すりをしっかりつかみ手で体を引き上げるようにして上り、降りるときは、手すりに体重を乗せ足の負担を軽くして、一段ずつ降りたとのことです。

【平成25年】

平成25年2月、右膝にも痛みと腫れが発生。両膝に痛みと腫れがありましたが、歩行はできる状態で、約1年間この症状が続きました。この頃から仕事にかける時間を見直し、与えられた業務を無理までしてすることをやめたそうです。書類や資料の作成も高い質まで行かなくても良しとし、上司の力を借りるなど、怠けずに頑張りすぎない努力をされました。焦って頑張っても、どのみち体が痛くて出来ないのだからしかたがないと切り替えたら、心が軽くなったそうです。ストレスを回避する一番の方法は、頑張りすぎず諦めるという気持ちと、他人の幸せを自分の幸せのように喜ぶということです。真面目すぎた患者さんも、治療開始から4年近くでようやくこの境地に辿り着かれたようです。

【平成26年】

平成26年2月、ようやく右膝の痛みが消え、腫れが引きだしました。左膝は、まだ腫れたままでした。平成22年から続いていた肛門の痒みがようやく治まりました。仕事は本部勤務に異動になり、当直回数が減り、定年前の最後の一年は当直も外してもらったそうです。仕事の進め方を考え直したことで、ずいぶんストレスが軽減されたとのことです。

【平成27年】

平成27年2月、左膝の痛みと腫れがましになってきました。と同時に首横、耳後ろ、唇の周りにアトピーの症状が発生し、次第に勢いを増してきました。アトピー発生。6月になると両手に浮腫みが出始めました。7月になりようやくアトピーが治まってきました。12月  に首回り、耳後ろに再びアトピー発生しましたが、すぐに治りました。定年退職も迎えられ、一切の責務から解放されたことで心が本当に軽くなったそうです。

11月に愛犬が老衰のため亡くなりました。約2ヶ月、介護をされていましたが、その間は体力的にかなり厳しく、膝が腫れてきたと思ったらすぐにCRPの数値が上がりました。愛犬が亡くなった翌月にはCRPは正常値に戻りました。この血液検査の数値の結果は、私が告げなくても大体当てておられました。ストレスのかかり具合と自分の体調への反映をマスターされているようでした。

【平成28年】

年明け、平成28年1月、とてもスローではありますが駆け足ができるようにまで回復しました。その距離も日ごとに延びていきました。2月には3年以上もできなかった正座をすることができました。

平成28年の4月、初診からちょうど7年になりました。左膝は若干の腫れが残るものの、日常生活に支障は全くなくなりました。長時間足を伸ばした状態から曲げたりする時に、少し固まっていてすぐにはスムーズに歩けませんが、慣れてくると全く問題ありません。立ちあがることも支えもなくできますし、階段も手すりを持たずに、普通に上り下りできるようになりました。歩くスピードも周囲の人と変わりませんし、歩き方もほぼ正常です。屈伸運動もできるようになり、ヒールをはいて歩けるようにもなりました。アトピーは、両耳の裏側と口回り、目の下両ほほ、鼻、おでこに少し発生していますが、耳以外の痒みはほとんどありません。

仕事は止めても、些細な家庭内でのストレスは必ずありますが、自分の体の状態や、足や手の腫れ具合が大体予想できるとのこと。出来るだけストレスを感じないように、息抜きをしながら、ウォーキングと食事に気を配りながら生活されているようです。CRPや血沈も正常値となりました。

現在は完治され、通院はしておられません。長期間にわたる治療、お疲れ様でした。このような詳細な記録は、患者さんの完治までやり切る努力と、協力がなければ残すことはできません。何より、次にリウマチの治療をする患者さんの参考のために、自分の治療経過の記録を残してあげたいという気持ちがなければ絶対にできません。心の綺麗な素晴らしい患者さんでした。ありがとうございました。

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