心筋梗塞 症例報告

心筋梗塞完治の研究報告(コメントあり)更新2022.2.18

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研究報告1例目

完治させた病気1)急性心筋梗塞

患者:65歳男性

心筋梗塞、急性心筋梗塞とは何でしょうか?すべてを語りましょう。

心筋梗塞(myocardial infarction)は,心筋虚血の状況で心筋壊死が生じた場合と定義される。心筋梗塞は血液の流量が下がり、心筋 が 虚血 状態になり 壊死 してしまう症状で、虚血性心疾患の一つです。心臓の筋肉細胞に酸素や栄養を供給している冠動脈に閉塞や狭窄などが起きます。一方、急性心筋梗塞は,心臓に酸素や栄養を与える冠動脈が急速に閉塞してしまう結果、心筋壊死が引き起こされる疾患である。急性心筋梗塞の症状としては胸部不快感、呼吸困難,悪心,発汗などがある。診断は心電図検査と血清マーカーの有無による。

心電図検査でST上昇型心筋梗塞は,冠動脈粥腫の破綻により冠動脈内腔に血栓が形成され,冠動脈が閉塞し心筋壊死を生じた病態である。冠動脈粥腫(じゅくしゅ)とは、動脈血管の壁にLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が入り込んでしまうために、お粥(おかゆ)のようなドロドロとした固まりである「粥状硬化(じゅくじょう こうか)」が発生してしまう動脈硬化のことです。

血清心筋マーカーには、次の4つがあります。(1)CK/CK-MB(2)トロポニンT(3)心臓型脂肪酸結合蛋白(H-FABP)(4)心筋ミオシン軽鎖Ⅰ。これら4つの心筋マーカーの大きな違いは、心筋梗塞発症後から上昇までの時間が異なることです。

1)CKは筋細胞に多く含まれる酵素です。MM(骨格筋型)、BB(脳型)、MB(心筋型)という3つのアイソザム(同一の反応を触媒する分子構造の異なる酵素群)があります。心筋に多くみられるCK-MBは、代表的な心筋マーカーとして心筋梗塞の診断に広く用いられています。CKはクレアチンキナーゼ(Creatine Kinase、CK)で、別名CPK(クレアチンホスホキナーゼ、Creatine Phospho Kinase)と言います。クレアチンキナーゼ(Creatine Kinase、CK)はすべての動物が持つ酵素で、筋肉の収縮の際にエネルギーを用いる代謝に関与している。クレアチンキナーゼの働きは、クレアチンとATPからクレアチンリン酸とADPが生成する反応の媒介酵素である。骨格筋や心筋など、興奮性を持つ細胞に分布している。

2)トロポニンTは、心筋細胞に特徴的に存在する収縮蛋白で、ほかの心筋マーカーよりも特異性が高いため、早期心筋傷害が疑われるケースでは第一選択として用いられることが多くなっています。トロポニン(troponin)は横紋筋である骨格筋と心筋のカルシウムイオンによる収縮制御において中心的な役割を担うタンパク質複合体である。トロポニンTタンパク質は江橋節郎によって発見、命名されたものである。

3)H-FABP (Heart-type fatty acid binding protein)は、心筋細胞質に存在する小分子蛋白で,心筋細胞質に存在するので心筋が傷害を受けるとすぐさま流出します。H-FABPの日本語は心臓由来脂肪酸結合蛋白です。

4)心筋ミオシン軽鎖Ⅰは、心筋の筋線維を構成する蛋白で、心筋壊死により上昇します。

心室筋ミオシン軽鎖Ⅰは心筋由来であり、分子量が小さいため細胞内から容易に血中に逸脱し、心筋細胞の破壊や壊死などの崩壊過程を的確に反映する。 心室筋ミオシン軽鎖Ⅰは心筋梗塞の発作後3~6時間で上昇し始めて3~5日後でピークに達し、一週間ぐらい高値を持続する。

心筋梗塞の治療法は抗血小板薬,抗凝固薬,硝酸薬,β遮断薬,スタチン系薬剤,および再灌流療法である。しかし予後を改善する確立された治療法は,発症早期の再灌流療法であり,早期診断・早期治療が重要である。

再灌流療法には,血栓溶解療法と冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention:PCI)が挙げられるが,わが国ではPCIが広く行われている。近年,再灌流療法の普及により急性期死亡率は低下したが,慢性期死亡率は下げ止まりの傾向にあり,長期予後の改善には特に元の心臓の病気に対する心不全への対応が重要である。

心筋壊死を生じているST上昇型心筋梗塞に対する治療としては,血栓溶解薬,経皮的冠動脈インターベンション,ときに冠動脈バイパス術による緊急再灌流療法が行われる。

心筋壊死を生じていない病態である非ST上昇型心筋梗塞に対しては,経皮的冠動脈インターベンションまたは冠動脈バイパス術による再灌流療法を施行する。経皮的冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention;PCI)とは、 狭心症 や 心筋梗塞 などの虚血性心疾患 に対し、冠動脈内腔の狭くなった部分をカテーテルを使って拡げる治療 です。冠動脈バイパス移植術(coronary artery bypass grafting、CABG)とは、虚血性心疾患に対し行われる手術である。冠動脈バイパス術、冠動脈バイパス手術とも呼ばれる。最初に行われたCABGは大動脈と冠動脈を繋ぐ冠動脈大動脈バイパス移植術(aorto‐coronary ‐bypass、A-Cバイパス)であり現代でも広く行われている。他にも様々な方法によるバイパス術が行われている。

虚血性心疾患は、心臓の筋肉(心筋)への酸素供給量が低下し、需要量を下回ることによって起こり、心筋への酸素供給量が低下する原因の一つに冠動脈の狭窄、閉塞による血流量の低下が挙げられるので、冠動脈バイパス術は狭窄した冠動脈の遠位側に大動脈(または内胸動脈)からの血管をつなぎ、狭窄部をバイパスすることで血流量の回復をはかる手術である。

平成10年の7月に、自宅で胸が苦しくなり、救急で病院に行ったところ、急性心筋梗塞との診断でした。緊急にカテーテルを通し、ステントを入れ、血管を通す手術を受けられました。上で説明したように経皮的冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention;PCI)を受けられ、 狭心症 や 心筋梗塞 などの虚血性心疾患 に対し、冠動脈内腔の狭くなった部分をカテーテルを使って拡げられたのです。一時意識薄弱で、電気ショックを受ける状態でしたが、一命を取り留められました。病院側の見解では、「今後1年以内に、同様の症状を起こす可能性が高く、これから、年に2度のカテーテル検査を受けてもらったほうがいいでしょう。」とのことでした。患者さんも家族の皆さんも、これからまたあのような苦しみを味わうことや、また、つらい検査を受けて、あとどれくらい生きられるのかと思うと、不安でいっぱいになりました。

そんな折、偶然に、患者さんと同じ心筋梗塞になったことがある知人に会い、この松本漢方クリニックを知られました。私の診察を受け、私から、「これから漢方薬を飲み、5年間再発しなければ、普通の人と同じですから、がんばりましょう。」との先生の心強い言葉を頂きました。

5年間を目標に、毎日欠かさず漢方を煎じて、飲んできました。5年が過ぎ、6年が経つ現在に至るまで、再発することはありませんでした。

今では、自分が心筋梗塞で倒れたことすら忘れるぐらい健康で、左官業という体を使う仕事もこなされています。

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