「 コラム 」 一覧

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オプジーボについて_その2 2018.12.21更新

2018/12/21   -コラム

私のこの論文のテーマの一つである「オプジーボはなぜ取り返しがつかない副作用を起こすのか」を理解するために、絶対に必要な3つの条件があります。しかも、世界中の医者の誰一人も気が付いていない3つの免疫学の …

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オプジーボについて_その1 2018.12.13更新

2018/12/06   -コラム

まず、ノーベル賞を受賞された本庶佑先生がおっしゃられていたように、オプジーボは免疫の働きを利用した全く新しいタイプの抗ガン剤であり、かつガン治療薬において細菌病原体に絶滅させた嚆矢となったペニシリンと …

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リンパ球はどのようにして炎症巣まで運ばれるのか 2018.11.22更新

2018/11/22   -コラム

11/8更新分では、自然免疫の血球の代表である好中球がどのようにして血管から炎症巣まで運ばれるかということを詳しくしました。今回は高等免疫の血球の代表であるリンパ球(Bリンパ球とTリンパ球)がどのよう …

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免疫細胞が炎症巣に出ていくためには? 201811.8更新

肝臓の細胞で蓄えられているレチノール(ビタミンA)は、胆汁酸によって小腸に運ばれ、小腸の壁(粘膜固有層)の中にいる樹状細胞(樹枝状細胞)がレチノイン酸を作るのに必要な原料となるのです。もう一度復習して …

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レチノイン酸と腸管の免疫寛容について 2018.11.8更新

レチノイン酸はビタミンAの代謝産物であり、このレチノイン酸が腸管の樹状細胞から作り出され、Bリンパ球からIgAの産生を促進します。さらにレチノイン酸が腸管にいる形質B細胞にIgAを分泌させたあと、他の …

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IgAがどのように腸管にいる細菌と共存しているか 2018.11.1更新

免疫グロブリンの中に含まれているIgAが腸管免疫の中でどのように腸管にいる200兆個の細菌と共存しているかという話をしましょう。 まずIgGとIgAはどこが違うのでしょうか?いつもいつも言っていますよ …

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免疫グロブリン(immuno globlin)とは何か? 2018.11.1更新

2018/11/02   -コラム

まず、何のために免疫は抗体を5種類も作ったと思いますか?抗体は細菌やウイルスを殺す特異的なIgGだけで十分ではないかと思いませんか?残念ながら生命が生き続けるためには敵を殺すだけでは生き延びることはで …

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漢方煎じ薬で松本医学を確立するまでの経緯 2018.10.26更新

2018/10/26   -コラム

私は20年以上も右の強度な偏頭痛をはじめ、朝の起床時に倦怠感が強い上に頭が朦朧として起床不能だったり、毎日12時間以上は就寝しなければ朝が起きられない、勉強し始めると耐え難い眠気に襲われて勉学に集中不 …

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ノーベル賞とオプジーボについて 2018.10.25更新

2018/10/25   -コラム

ノーベル賞にはノーベル物理学賞、ノーベル化学賞、ノーベル生理学・医学賞、ノーベル文学賞、ノーベル平和賞、ノーベル経済学賞の6つがあります。もともとアルフレッド・ノーベルの遺言によって1901年に始まっ …

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M1型とM2型のマクロファージについて 2018.10.19更新

2018/10/19   -コラム

さてそれでは、常在細菌の中の悪玉菌である大腸菌(有毒株)やウェルシュ菌(Clostridium perfringens)やクロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)以 …