IgA腎症 理論 腎炎

IgA腎症とヘルペスウイルスとの関わりは何でしょうか?更新2025.8.9

投稿日:2025年8月8日 更新日:

IgA腎症は、IgA(二量体IgA)という免疫グロブリンの一種が腎臓の糸球体に沈着することで発症する疾患で、特に二量体IgAの二本の単量体の先端の2個のIgAレセプターに殺しきれないherpesウイルスが結合した構造を持つ二量体IgA(分泌型IgA)が大量に腎臓の糸球体に通り過ぎるときに沈着するのです。

なぜIgA腎症になるのですか?IgA腎症のきっかけは何でしょうか?二量体IgA(分泌型IgA)は粘膜の抗体ですから風邪や扁桃炎など粘膜性の上気道感染症や、鼻炎や花粉症などでスステロイド治療で粘膜の免疫が低下過ぎたときにherpesウイルスが大量に増えます。その他の粘膜関連の感染症である腸炎などでは二量体IgA(分泌型IgA)が大量に産生されます。

二量体IgA(分泌型IgA)は、どこでどのようにして作られますか?具体的には、粘膜固有層に存在する形質細胞でまず単量体のIgAが作られ、その後、粘膜上皮細胞内に入って分泌成分(secretory component)と呼ばれる糖タンパク質と結合し、二量体化された上で粘膜上皮細胞を通過して粘膜に分泌されます。形質細胞とは:IgAは、粘膜固有層に存在する形質細胞で産生されます。二量体化とは:産生された単量体のIgAは、J鎖というタンパク質と結合し、二量体となります。分泌成分とは:さらに、分泌成分(secretory component)という糖タンパク質と結合し、分泌型IgAとなります。粘膜上皮細胞とは:分泌型IgAは、粘膜上皮細胞を通過して、唾液、涙、鼻汁、腸液、母乳などの粘膜分泌液中に放出されます。粘膜免疫とは:分泌型IgAは、これらの粘膜分泌液中に存在し、粘膜表面で増えたherpesウイルスのような病原体や細菌の出すLPS等の内毒素と結合し、その機能を無効化することで、粘膜免疫を担います。と同時にherpesウイルスのみならずLPS等の内毒素を持っているグラム陰性細菌を糸球体のメサンギウム領域に多いマクロファージに貪食させて殺そうとしますがIgA免疫複合体に捕縛されたherpesは殺しきれなくてヘルペス性IgA腎症となるのです。現代の難病と言われるすべての病気の原因はワクチンが絶対作れないherpesウイルスです。先天性の遺伝子病も後天性の遺伝子病もヘルペスが感染した細胞のゲノムDNAに感染したherpesが部位特異的遺伝子組み換えという遺伝子の突然変異を起こして生まれる病気なのです。

粘膜組織である鼻腔内や口腔内の粘膜にいるherpesウイルスを見つけたBリンパ球に捕まえられて二次リンパ組織である扁桃でBリンパ球は形質細胞となりそこで大量の免疫グロブリンIgAを作ります。その後数多くのherpesウイルスと二量体の大きな分泌型IgAと大きな免疫複合体を形成して粘膜の血管に運ばれて腎臓の糸球体のメサンギウム領域のマクロファージに貪食されるのですが多すぎるherpesを殺しきれずにメサンギウム領域に沈着してしまい炎症が長引いてしまい慢性化してしまうのです。その結果メサンギウム領域の糸球体の血管が損傷されてコーラ色の血尿が出ることがIgA腎症の特徴的な症状の一つとなります。

IgA腎症の発症メカニズムを順序良く書き並べると:1. 免疫グロブリンIgAの異常産生:鼻や喉などの粘膜に存在するIgAは、大量のherpesウイルスなどの病原体が侵入した際に、それらを無力化する役割を担っていますが、IgA腎症ではでherpesと結合した二量体のIgAが過剰に作られます。2. 免疫複合体の形成: 二量体の分泌IgAは、4個のherpesウイルス免疫複合体を形成します。3. 腎臓の糸球体のメサンギウム領域沈着:形成された多くの免疫複合体が血流に乗って腎臓に運ばれ、糸球体のメサンギウム領域に沈着します。4. マクロファージと免疫複合体のherpesウイルスとの炎症の発生:沈着した免疫複合体のherpesがいつまでもマクロファージが完全に食い殺せないのでマクロファージが炎症がずるずるを引き延ばされ、腎臓の機能が少しずつ低下し蛋白尿や血尿などの症状が続くことになるのです。

IgM腎症も存在するか?何故又どのようにしてIgM腎症が起こるのでしょうか?IgM腎症も存在します。IgM腎症は、糸球体腎炎の一種で、IgM(免疫グロブリンM)が腎臓の糸球体に沈着する病気です。IgAは圧倒的に粘膜に多い二量体の分泌抗体ですがIgM抗体は5量体で補体が活性化させるために働くことが多いのです。IgM (免疫グロブリンM) は、免疫グロブリンの一種で、感染症の初期に最初に産生される抗体です。IgMは、五量体構造を持ち、10個の抗原結合部位を持つため、強力な抗原結合能と補体活性化能を持ちます。

IgM の主な特徴:1、初期免疫応答:感染初期に産生され、病原体に対する最初の防御を担います。2、五量体構造:5つの分子がJ鎖で結合した構造で、多数(10個)の抗原結合部位を持ち、高い抗原結合能と補体活性化能を発揮します。3、補体活性化:古典的補体経路を活性化し、病原体の排除を促進します。4、胎盤通過性なし:母親から胎児へ移行しないため、新生児のIgM上昇は子宮内感染を示唆します。

IgM腎症とは?IgM腎症は、腎臓の糸球体(血液をろ過する部分)のメサンギウム領域に5量体の免疫グロブリンM(IgM)とherpesウイルスの免疫複合体が過剰に沈着し、炎症を引き起こす病気です。このIgMの沈着により、メサンギウム細胞が増殖し、糸球体の構造が変化します。免疫機能を持っているマクロファージが多いメサンギウム領域の細胞が増殖し、タンパク尿や血尿などの症状が現れます。発症頻度についてはIgM腎症はIgA腎症に比べて発症頻度が低いのです。

IgM腎症の治療
IgM腎症の治療は、症状や病状の程度によって異なります。一般的には、免疫抑制剤やステロイド薬などが用いられることがあります。また、高血圧やタンパク尿をコントロールするための治療も重要です。

糸球体は、腎臓の中で血液をろ過する機能を持つ、毛細血管が糸玉状に集まった構造です。この糸球体は、①血管内皮細胞:糸球体を構成する毛細血管の内側の細胞で、血管内皮細胞には小さな孔(窓)が開いており、ここから血液中の水分や低分子の物質がろ過されます。②基底膜:血管内皮細胞の外側に位置し、コラーゲンやラミニンなどの成分から構成される膜で、ろ過フィルターとしての役割を果たします。③糸球体上皮細胞(足細胞):基底膜の外側に位置し、足のような突起を伸ばして基底膜に張り付いています。足突起の間にはスリット膜という隙間があり、ここもろ過に関与します。以上の3層構造からなり、血液中の水分や老廃物をろ過して尿を生成します。その外に④メサンギウム細胞:糸球体の中に存在し、糸球体の構造を支えたり、免疫反応に関与したりする細胞です。⑤ボーマン嚢:糸球体を包む袋状の構造で、ろ過された液体(原尿)を受け止め集めます。

IgA腎症は、IgA抗体が腎臓の糸球体に沈着し、炎症を引き起こすことで発症する腎臓病です。IgA抗体は本来、体にとって必要な免疫グロブリンの一種ですが、IgA腎症では異常なIgA抗体が過剰に作られ、糸球体に沈着することで病気を引き起こします。
IgA抗体と糸球体の免疫の仕組み
IgA抗体:
免疫グロブリンの一種で、主に粘膜組織で分泌され、病原体の侵入を防ぐ役割を担っています.
糸球体:
腎臓に100万個ほど存在する、血液をろ過する機能を持つ構造です.
IgA腎症:
異常なIgA抗体が糸球体に沈着し、炎症を引き起こす病気です.
炎症:
免疫細胞が集まり、組織を攻撃することで、血尿や蛋白尿などの症状を引き起こします.
IgA腎症の病態
1. 異常なIgAの産生:
IgA腎症患者では、何らかの原因でIgA抗体が過剰に作られます.
2. IgA免疫複合体の形成:
異常なIgAは他の物質と結合し、免疫複合体を形成します.
3. 糸球体への沈着:
形成された免疫複合体が糸球体に沈着します.
4. 炎症の発生:
沈着した免疫複合体が炎症を引き起こし、糸球体の機能を障害します.
5. 腎機能の低下:
炎症が進行すると、糸球体が損傷し、腎機能が低下します.
IgA腎症の症状
血尿:尿に血液が混ざる.
蛋白尿:尿にタンパク質が漏れ出る.
腎機能の低下:尿を作る機能が低下し、老廃物が体内に溜まる.

IgA腎症は、免疫グロブリンの一種であるIgAが腎臓の糸球体に沈着し、炎症を引き起こすことで発症する腎臓病です。
二量体IgAの役割:
IgA腎症の患者では、血液中に異常な二量体IgA(分泌型IgA)が増加していることが知られています。この異常なIgAは、糸球体に沈着しやすい性質を持ち、炎症を引き起こす原因となります。
症状:
IgA腎症の主な症状は、尿蛋白、尿潜血(血尿)、むくみなどです。
治療:
ステロイド療法や、場合によっては扁桃摘出術などが検討されます。
補足:
IgA腎症は、日本人に多くみられる疾患で、腎機能の低下を引き起こす可能性があります。
早期発見、早期治療が重要であり、定期的な健康診断で尿検査を受けることが推奨されます。
IgA腎症の治療法は、病状や進行度によって異なりますので、専門医の診断と治療を受けることが大切です。

糸球体のherpesによる慢性的な炎症によって,蛋白尿や血尿が出る疾患を総称して,慢性糸球体腎炎といいます。(1)IgA腎症,(2)膜性腎症,(3)紫斑病性腎炎などの疾患が含まれ,慢性糸球体腎炎で最も多い原因はIgA腎症です。

(1) IgA腎症とは尿を作っている糸球体に炎症が起こる病気は,糸球体腎炎と呼ばれます。「IgA腎症」は,糸球体腎炎の原因の中で,最も頻度の高い疾患であり,子供から大人まで幅広く発症します。原因はherpesウイルスです。腎臓の糸球体に免疫グロブリンのIgAという抗体が沈着してherpesによる炎症が起こり,血尿や蛋白尿が出現します。
通常無症状で,学校検尿や会社検診の際に尿検査異常で発見される方が大部分です。一部には上気道炎,扁桃炎や腸炎(腹痛・下痢)の数日後に肉眼的血尿(コーラ色の尿)が出現して発見されます。若い方に多く見られますが,患者層はあらゆる年代に及びます。
一般的に蛋白尿や血尿が軽い症例では,腎機能は安定した状態を維持しますが,血尿や蛋白尿の程度が強い症例では,将来的に腎機能低下をきたしやすいのです。腎生検は無駄な有害な検査です。

IgA腎症の治療は年齢や腎機能,血尿・蛋白尿の程度に合わせて治療方針を検討しますが,どんな患者さんにおいても,減塩を中心とした食事療法が勧められ,禁煙も重要です。薬物治療としては,高血圧を認める場合にはレニン・アンギオテンシン系阻害薬という降圧剤が用いられます。血尿や尿蛋白が多い場合には,糸球体のherpesが原因なので炎症を抑えるためにステロイドを用いた治療が行われますが,無駄です。

(2) 膜性腎症とは「膜性腎症」は,蛋白尿が多く出る病気(ネフローゼ症候群)の一つです。中年以降の年代で多く発症します。蛋白尿が多く出ると,尿が泡立ったり,体のむくみや高血圧を生じ,血液検査では低アルブミン血症やコレステロール値の上昇がみられます。診断には腎生検が必要で,一部の方は自然と改善することもありますが,治療が必要な方には,免疫抑制治療として,ヘルペスが原因なので一時的に症状を取るためにステロイドやシクロスポリン(ネオーラル®️)などを併用しますが無駄です。また膜性腎症の原因はヘルペスなので同じherpesが原因である膠原病や感染症や癌が見つかることもありますので,それらの検査も追加で行うことがあります。また,膜性腎症の原因となる自己抗体として,抗PLA2R抗体という抗体を測定し,診療に役立てていますが自己抗体は存在しないので大嘘の検査となります。

(3) 紫斑病性腎炎とは「紫斑病性腎炎」は,下肢に多発する紫斑(赤紫色の点状出血)や腹痛や関節症状を伴って腎臓の炎症が生じる疾患で,免疫グロブリンであるIgAが炎症を起こしている各臓器の小血管に沈着していることが特徴です。小児期によく見られますが,成人発症もあります。腎臓に炎症を生じると,血尿や蛋白尿が出現し,重症な方では急激に腎機能が悪化することもあります。症状に応じて,安静・点滴・免疫抑制治療(主にステロイド)などが必要となります。ステロイドが聞くが治せない病気の原因はヘルペスによって起こる病気である証拠となります。

ヘルペスウイルスの感染経路:ヘルペスウイルスは、主に接触感染によって伝播します。口唇ヘルペスや性器ヘルペスのように、水疱や粘膜の接触によって感染が広がります。①神経を伝わる感染:ヘルペスウイルスは、感染部位から神経を伝わって体内に広がる性質があります。例えば、口唇ヘルペスの場合、三叉神経を伝わって神経節に潜伏し、免疫力が低下すると増殖分裂してherpesビリオンを大量に増やして新しい細胞に感染することを再活性化すると言われ免疫と戦う時に症状を引き起こします。②血液を介した感染:通常、ヘルペスウイルスは神経を伝わって感染しますが、免疫力が著しく低下している場合には、血液を介して他の臓器に広がる可能性があります。③腎臓への感染:腎臓は血液を濾過する役割を担っているため、血液中のherpesウイルスが腎臓の糸球体に到達し、IgA腎症やIgM腎症感染を引き起こします。免疫力が低下している場合にherpesウイルスが増えすぎて免疫が戻ると増えたヘルペスとの戦い、腎炎などの腎臓の炎症を引き起こすのです。

Herpes感染症の重症化のリスク:
ヘルペスウイルスによる腎臓感染は、特に免疫力が低下している間に増えすぎたヘルペスとの戦いが免疫が回復すると免疫とヘルペスとの戦いの症状が、重症化することもあります。単純ヘルペス脳炎のように、他の臓器に重篤な合併症を引き起こすこともあります。
ヘルペスウイルスは、一度感染すると体内に潜伏し、免疫力が低下すると再活性化必ず起こします。
ヘルペスウイルスによる腎臓感染は、免疫力が低下し終わった時に重症化します。

糸球体は腎臓の濾過装置であり、マクロファージは免疫細胞の一種で、糸球体に炎症が起きた際に浸潤し、腎臓病の進行に関与します。

糸球体の働きとは
糸球体は、腎臓に存在する血液を濾過する機能を持つ構造です。血液中の老廃物や余分な水分を尿として排出し、体内の環境を一定に保つ役割を担っています。この濾過機能は、糸球体を構成する毛細血管の働きによって行われます。

糸球体のマクロファージの働きとはマクロファージは、体内に侵入した細菌や異物を貪食・処理する免疫細胞です。また、炎症が起きた部位に集まり、炎症反応を促進する働きも持っています。

糸球体のメサンギウムとマクロファージの関係とは糸球体腎炎などの腎臓病では、糸球体にマクロファージが浸潤し、炎症を引き起こします。マクロファージが放出する炎症性物質が、糸球体の機能を低下させ、腎臓病の進行を促進します。

マクロファージと腎臓病の関連性とは
マクロファージが糸球体に浸潤することで、糸球体の構造が変化したり、線維化が進行したりします。

IgA腎症とは:糸球体に免疫複合体がメサンギウムに沈着し、マクロファージが炎症を引き起こすことで、血尿や蛋白尿などの症状が現れます。

糖尿病性腎症とは:糖尿病によって糸球体が損傷し、マクロファージが浸潤することで、腎機能が低下します。

このように、マクロファージは腎臓病の病態に深く関わっており、その働きを理解することは、腎臓病の治療法の開発につながる可能性があります。

細胞増殖性腎炎における糸球体マクロファージの役割とは糸球体腎炎の進展機序にはマクロファージが重要な働きを担っています。糸球体マクロファージは,増殖性腎炎で重要な働きをしていることが,形態学的,免疫学的に明らかにされています。

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