症例報告31例目
完治された病名1)気管支喘息
患者:7歳、男の子
以前から風邪で病院に行くと「片側の肺に空気が入っていない気がする」などと言われたり、具合が悪くなると「ぴーぴー」と呼吸音が出てきたりされていました。そして3歳の時に呼吸困難を起こし、喘息と診断され入院されました。その入院以降、台風、大雨、寒暖の差などで体調を崩して喘息の発作を起こすようになってしまいました。
かかりつけ医のもとで2年ほどアレルギーの薬や気管支を広げるための気管支拡張薬などを服用されてきました。しかし良くなることはなく、酷い発作を起こしては抗生剤やステロイドをたびたび使っていました。
治療を続けるもまったく良くならない息子さんに本当にこのままでいいのか?と母親が悩んでいるときに私の松本漢方クリニックを知ったのです。松本漢方クリニック患者会で掲載している手記や私のブログにある気管支喘息の根本的治療法などを何度も読み返して、「効かない薬は毒でしかない」と思っていた母親は思い切って松本漢方クリニックで息子さんを受診させることにしました。またその当時、ちょうど調子が悪くなりにくい時期だったのもあって、診察の前準備としてかかりつけ医で出されていた薬をやめてから来院されました。
喘息の漢方煎じ薬を処方したところ、漢方煎じ薬を飲み始めてから小さな喘鳴が出てくると聞き、薬を追加しの内容を調整してみると小さな喘鳴も起こらなくなりました。症状がなくなったあとも経過観察のためしばらく薬を続けてもらいました。
これまでは台風や大雨のたびに息子さんを心配されていましたが、現在は薬がなくても喘息は起こらずピンピンしているとのことです。例年体調を崩しやすかったゴールデンウィーク前後では高熱が出たもののすぐに治りました。完治されたためもう当院には長い事来られていません。