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リウマチ性多発筋痛症完治の研究報告Part17-②(コメントあり)更新2022.4.12

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前回の「リウマチ性多発筋痛症完治の研究報告Part17-①(コメントあり)」の続きです!まだ読まれていない方は是非とも前回分もお読みください!!

その日の夜にリウマチと診断されたことを患者さんは娘さんに告げました。処方された薬を娘さんが確認すると、プレドニン錠(ステロイド)があり、ステロイドを毎日服用しては体がボロボロになる絶対ダメだと娘さんは思われ、リウマチで松本漢方クリニックにお世話になっている友人に連絡し、友人からステロイドの薬は飲まずに、松本漢方クリニックのホームページをしっかり読んで、すぐに松本漢方クリニックを受診した方がいいと言われました。

松本漢方クリニックのホームページを読むと、リウマチは治るとはっきり書いてあり、治った人の手記もあるので患者さんにホームページの内容と友人の助言を伝え、リウマチ診断の翌々日に松本漢方クリニックへ行くことを決めました。リウマチは治るとはっきり書いているのはリウマチのすべてを治しているのみならずそもそもリウマチという自己免疫疾患などという病気は存在しないからでありその病気の原因は私のherpes脳炎ヘルペスであるとわかっているから絶対に直せるといい切れるのです。

2012年8月1日早朝に車で患者さんと娘さん二人で松本漢方クリニックへ向かい受診。患者さんの膝の痛みは耐えがたい状態で移動するのも痛みで顔をしかめての状態でした。少しして診察室に患者さんと娘ん二人で入ってもらいました。どこでリウマチと診断されたのか、どんな治療を受けたのか、松本漢方クリニックを受診した経緯を聞かれ、今までの薬や注射について詳しく聞きました。ヒアルロン酸の注射もしたと聞き、その注射にもステロイドが含まれているからよく効いたはずだと伝えると娘さんは自分が無知であることを痛感されたそうでした。また大きなストレスがなかったのかの問いに、2011年9月に入退院を繰り返していた旦那さんが76歳で亡くなったことを聞きました。C型肝炎から肝硬変、2007年11月に肝ガンが見つかり入退院を繰り返し、2011年1月頃より病状が悪化。肝性脳症・認知症も始まり、昼夜逆転の症状もあり、患者さんと娘さんの二人で病院への付き添い、自宅での看病・介護、患者さんは夜も眠れず体重も10㎏減となり、ただただ元気でいてほしいという思いでがんばってきたそうです。その後、2011年9月に亡くなり、葬儀、法要等いろいろな問題があり、1周忌までがんばろうと言っていた矢先に患者さんの病気が発症したのです。このような伴侶の癌と介護と死のストレスがヘルペスを増やした後で、ほっとしたときに免疫が回復してヘルペスとの戦いであるリウマチ性多発性筋痛症が出始めたのです。

私から「絶対に治る、全部治る、病気を治すのは自分自身や」という強い言葉と握手、ホームページをよく読み理解するように説明し、また娘さんだけでなく患者さんもよく読むようにしなさいと指示しました。私の力強い言葉に、私を信頼し、自分たちも無知ではいけない、病気を理解するように努めようと思われました。

診察後、血液検査と鍼灸を受けるように指示しました。漢方入浴剤、煎じ薬、粉薬、抗ヘルペス薬(ベルクスロン)を1週間分処方。その日、初めての鍼灸を受け、鍼灸の先生からお灸の仕方を患者さんと娘さん二人に教えました。疲れたのか患者さんは帰ってすぐに横になりました。その間に娘さんが煎じ薬、漢方風呂の準備。リウマチとの闘いの始まりである。

初診から1週間煎じ薬、粉薬、ベルクスロンの服用、お灸、2日に1回の漢方風呂を続けました。入浴に関してはあまり長湯ができず、お灸も手の届かないところは娘さんにしてもらいましたが不慣れもあり、最初は10個程度が限界でした。お灸をしたところが熱かったですが免疫向上の為と熱いのを我慢しました。煎じ薬、粉薬は苦く、特に食前に飲むのが少しつらかったそうですが、1週間経過したころから、痛みが少しずつ、また、左膝の腫れが少しずつひいていく。

・8月8日診察
血液検査の結果からリウマチ性多発筋痛症と診断
検査結果
CRP:0.17、RF:5、血沈:28、リンパ球:23.6、単純ヘルペス:187.2

リウマチとヘルペスの合併症であると診断。もともと少ししんどいと思うとおしりに赤いブツブツ、チクチクと痛みヘルペスが頻繁にできていたそうです。また、何年も花粉症で悩まされてこられました。私がリウマチもヘルペスも花粉症も全部治ると言うと、実際に治療を受けてすでに強烈な左膝の痛みがかなりひいていたので納得されました。しかし、このころから食欲がなくなり、下痢の症状が出始める。夜中でも2時間置きにトイレに起きる生活が続きました。腸管にもヘルペスが感染していたので免疫が上がり下痢も出てきたのです。

・8月22日診察

下痢であるのはリバウンドによるもので、今まで飲んできた免疫を下げる薬がヘルペスを増やしたために今その増えたherpesを排除しているのだと説明しました。左膝の痛みは随分と良くなり、腫れ自体もかなりひいてきました。また、以前から頻繁にできていたヘルペスもできなくなった。しかしまだ不安な患者さんはベルクスロンをやめる自信がなかったので1週間分だけ処方しました。鍼灸の先生から、膝はまだ腫れがあるが、いい感じと言われて少しほっとする。初診後から1日1回ではあるがお灸をずっと続けている。10個からだんだん個数も増えて、患者さんも熱さには少し慣れてきたようである。

・9月5日診察

下痢も少しましになり、痛みもだいぶ和らぎ腫れもほぼなくなりました。食欲がなかったのが私の「なんでもうまいもんを食べたらええんや~」の鶴の一声で、少しずつ食べられるようになったそうです。

・9月19日診察

検査結果
CRP:0.09、RF:5、血沈:22、リンパ球:20.8、単純ヘルペス:220.4
単純ヘルペスの抗体値が220は極めて高い。正常値は誰でも単純ヘルペス感染しているが一けた台です。

血液検査の結果から現在戦いの真最中。少し、体の痒みもあり、花粉症が出てきたのか、くしゃみ鼻水が出始める。痒みや花粉症の症状はアレルギーと戦っている証拠です。
強烈な痛みはなくなるも、ヘルペスの痛みは相変わらずで、特に夜寝ているときが痛くなる。夜が痛いのは特に夜間に免疫が上がるからです。
お風呂上がりや朝には足が強ばり、立つ・歩くと強ばりがましとなる。

・10月17日診察

検査結果
CRP:0.05、RF:5、血沈:19、リンパ球:38.2、単純ヘルペス:176.4
私はリウマチの数値は正常値に近くなりリウマチ自体はたいしたことがなく、ヘルペスの数値が高く、リンパ球が低いので免疫向上はまだまだであると言いました。ベルクスロンが切れるとヘルペスができ始めたことを伝え、元の量にもどしました。顔、背中、腕に痒みあり。膝については、曲がらなかった膝が曲がるようになり、ゆっくりであるが歩くこともかなり自然になってきた。化学物質との戦いでIgGの戦いがIgEに抗体のクラススィッチが始まりだしました。

ただ、足の強ばりと、左膝の痛み(娘さんが患者さんにどんな痛みか尋ねると、リウマチになった人しかわからない痛みと言われる。娘さんが経験したことのない痛み。我慢強いお母さんが痛いというだけあって強烈な痛みであるのは珍し事ではないと娘さんに説明した。娘さんは完治に向けてがんばれと励ましてはいるが、「この痛みはとれないと思う」と、患者さんは弱気な発言をする。

ここで私がいつも言っているように「心の持ち方」が大切であると娘さんは痛感する。ただ、10月に入り食欲も戻りつつあり、また好きな韓国ドラマも観賞し表情も明るくはなっている。

・11月25日診察

検査結果
CRP:0.08、RF:5、血沈:12、リンパ球:29.4、単純ヘルペ118.3
私が困ったことはないか聞いた時に、患者さんがまあまあですとあやふやな答えをし、私は耐えられなかったら「よその病院へ行ってくれていいで」と言いました。
私のきついはっきりとしたアドバイスの後からは、患者さんは少し、気持ちの持ち方を変えたようです。また、11月30日から二泊三日でソウルへ気分転換の旅行へ行き、無理せずゆっくり旅で、無事気分転換を終えられました。海外旅行が可能であったくらいですからずいぶんよくなったのです。

この頃の症状は、体の痒みは継続してあり、腕あたりにアトピーが出始めてきている。足の強ばりと、左膝の痛み、不意に膝関節が擦れるような痛みがあるものの、階段も四つん這いで上がっていたのが、ゆっくりだが二本足で上がれるようになる。ただ、ずる賢いヘルペスを殺す免疫がまだまだである。免疫向上が課題となる。免疫向上で私ができることとして、1日1回痛みのある左膝に100個程のお灸をする。また、初診時に私が言ったように、ホームページを読んで、その内容をかみ砕いてお母さんに伝える。

・12月26日診察

検査結果
CRP:0.10、血沈:16、リンパ球:36.4、単純ヘルペス:176.8
12月に入り、痛みは少しあるもののかなり良くなったことを私に告げられ、「何が偉いってあんたの免疫がえらいんや」、免疫が上がってきたことを喜び、ベルクスロン(抗ヘルペス剤)も痛い時だけ飲みようにと半分の量にしました。1月に入って、患者さんは2歳の孫と二人で30分程度の散歩を楽しみ、少し遠めのスーパーへも歩いて買い物に行けるようになる。

左膝の痛みは、痛みを感じない時もあり、痛みがあっても以前よりはかなりましになっている。ヘルペスも全くできず。夜寝ている時の痛みと、お灸後の痛みが少しつらく、夜中にトイレに4回程度起きるのもつらいようだが、患者さんから「痛みはとれないと思う」発言もなく、患者さんも娘さんも順調に完治に向かっていることを実感する。

半年程でここまで回復できたのは患者さんと家族のヘルプと、初診から2週間に1回の鍼灸治療の先生の免疫を上げる努力が実を結んだのです。松本漢方クリニックを紹介してくれた友人の紹介がなければ、松本漢方クリニックに辿りつくには時間がかかっていたことでしょう。言うまでもなく松本漢方クリニックではステロイドを一切使用しない、今まで使用してきた薬をすべて出し切り、リバウンドもあり、つらい日々が続く為、家族の方の助けが心身とも絶対に必要になります。また、治療開始が早ければ早い程、短期間で完治が見えてきます。病気を作る現代の医療からできる限り早く逃れれば直りは早い上にリバウンドの苦しみも少ないのです。最後まで患者さんである母と娘さんと二人三脚で二人で頑張って完治されました。

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