なぜシリーズ リウマチ性多発筋痛症・線維筋痛症 理論 関節リウマチ

リウマチやリウマチ性多発性筋痛症や他の自己免疫疾患でみられる痛みはなぜ出るのでしょうか?更新2022.4.8

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リウマチやリウマチ性多発性筋痛症や他の自己免疫疾患でみられる痛みはなぜ出るのでしょうか?

自己免疫疾患の原因である化学物質複合体やヘルペスウイルスを大食細胞や好中球が貪食したときに発痛物質を放出して痛みが出るのです。発痛物質は痛みを起こす化学物質であり侵害受容器からの痛みの刺激情報を伝達する神経の軸索の末端にある神経終末に痛みを感じ取れる受容体がありこの神経終末受容体に発痛物質が結合すると痛みとして脳が感じ取れるのです。発痛物質には大きく分けて①アミン類②ペプチド③脂肪酸の三つがあります。①のアミン類には、ヒスタミン、セロトニン、アセチルコリン、②のペプチドにはブラジキニン、サブスタンスP、バゾプレッシン、③の脂肪酸にはプロスタグランディンがあります。痛みについてもっと詳しく説明しましょう。

痛み刺激にはどのようなものがあり、かつ何で感知するのでしょうか?

痛み刺激はヘルペスや化学物質のように生体に有害な痛みを与える刺激である。これらの痛み刺激を感じ取る受容器には四種類あり特異的な刺激に対して反応する。刃物で切ると高閾値機械受容器が反応し、熱に対しては熱受容器が反応し、冷たさに対して冷受容器が反応し化学物質に対しては化学物質受容器が反応する四つです。冷たさところが機械的、熱、冷たさ、化学的物質のいずれにも反応する受容器もありポリモーダル受容器と呼ばれるのです。「ポリモーダル」の意味は「ポリ」が「多くの」であり「モーダル」は「種類の」であるので多種類のという意味になります。

このポリモーダル受容器は皮膚や内臓や内臓奥深くの感覚神経や運動器の運動神経や人体深部の筋肉や骨格筋の固有知覚神経や自律神経の交感神経節前線維、交感神経節後線維など全身に広く分布しています。更に侵害刺激にはならないレベルの機械的な刺激にも反応できるのです。これらの人体の見えない奥深い内部に無数に存在するポリモーダル侵害受容器の受容体はポリモーダル侵害受容体であり特定の形を持たないので自由神経終末と呼ばれます。自由神経終末はあらゆるherpesによる様々な侵害による傷を感知するために特定の形をもっていないともいえます。すべてのヘルペスがあらゆる組織にある痛覚の神経終末の受容器に感染すると発痛物質をさらにIL-αやIL-βがヘルペス細胞感染細胞を自爆テロで多くの細胞がヘルペスもろともアトポーシスさせて殺したりナチュラルキラー細胞やキラーもherpes感染細胞を殺せる限り殺してしまうと細胞がどんどん減っていくと様々な細胞の機能や関節や筋肉の機能もなくなっていくので、細胞の機能も一時的に発揮できなくなるので最後にはその組織の機能障害があらわれるのです。

自己免疫疾患のリバウンドで一番苦しむのは言うまでもなく痛みです。正常な生活ができなくさせるのは痛みだけでなく同時にヘルペスによる組織の機能不全が生じて普通の生活が一時的にできないときもあります。又筋肉をおもい通り動かせないのは筋肉細胞にherpesが感染すると同時に運動神経にも筋肉の知覚神経の神経終末にherpes感染しているからです。あるいは様々な神経軸索のシュワン細胞に感染したり軸索に直接感染して神経細胞の機能障害も起こります。

ヘルペスによる運動機能障害の例を挙げていきましょう。痛くもないのに思い通り腕が上がらない。服の脱着ができない。握力が無くなり握りこぶしができない。床に横になれない。椅子から立ち上がれない。床から起き上がれない。しゃがむことができない。階段の上がり下がりが困難になり一段毎に両足をそろえなければならない。浴槽に体を沈められない。首の筋力が弱くなり首を回転できない。首を前後に傾けられない。腰を曲げられない。車の運転ができない。

リウマチ性多発筋痛症は自分のストレスで最初は作った病気であることを理解されると、人生をもっとゆったりとして「おだやかな心」をもつこと、そして、頑張ら過ぎずに、人と競わず、人と争わず、まわりの人といつも楽しく、そして「利他の精神」で何事にも感謝の心で過ごせば自分の心で病気を治せると悟られた人もいます。性格は変えられないでしょうが、「人生観」の転換は自分の心と頭で変えられます。
そういう意味でこの病気に出会えてよかったと思っています。

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