前回の続きは「リウマチ性多発筋痛症完治の研究報告Part10-②(コメントあり)」となります。まだ読まれていない方は是非読んで下さい!
2 症状
- 松本先生初診日から、99日目の2011年12月31日が、記念すべき変化日であった。(衣服の着替え、入浴、シャンプーが自力で出来た。)
- 1月15日、右手で文字が書けるようになった。2011年9月24日から毎日、その日の症状などについて、私の口述を奥さんがメモしてくれたので、それにもとづいて手記を書き始めた。パソコンは奥さんに頼んだ。手の甲と指、足の甲のむくみがなくなった。朝、目覚めた時の目やにがなくなった。
- 1月20日 腕組みが出来るようになり、また、新聞を両手で広げて読めるようになった。
- 1月25日 軽く握りこぶしができるようになった。
- 1月27日 しゃかむ姿勢をとったとき、手の指先がフロアーについた。
- 1月30日 自力でフロアーに横たわり、そしてたちあがることができた。
- 2月4日 尾道千光寺の約千段の石段を登った。
- 2月8日 自宅近くの天然温泉(ラドン含有量、11マッハ/kg、ph9.8)で、自力で入浴することが出来た.約半年ぶりの温泉浴であった。
- 体重:66kg。
(10)2月22日 松本医院長先生診察。採血。「首と肩にアトピーが出現している」
(極めて詳細な症状が列記されています。ひとつひとつの症状に対して、免疫がどの敵と戦っているかを説明してあげたいのですが、複合しているときがあるので、はっきりと白黒がつけられません。しかしながら、患者さんの免疫の敵は二つしかないのです。ひとつは、様々な化学物質に対してIgGと戦うときに見られる自覚症状であります。もちろん言うまでもなく、化学物質を免疫は直接に認識することはできないので、タンパク質と結びつく必要があります。このとき化学物質をハプテンといい、タンパク質をキャリアタンパクといいます。このハプテンとキャリアタンパクが結びついて、はじめてTリンパ球に認識され、IgG抗体を作れるようになれるのです。
二つ目の敵は、言わずと知れたヘルペスウイルスなのです。人体に住みつくヘルペスウイルスは8種類あります。そのうち3種類のヘルペスと戦っているのです。単純ヘルペス1と単純ヘルペス2と水痘帯状ヘルペスであります。残りの5つについてはこれからの研究が待たれます。これらの3つのヘルペスは主に人体の神経に住みついています。あらゆる種類の神経に住みついているので、免疫がこれらのヘルペスウイルスを見つけ出し、殺す戦いを始める神経の種類や部位によって炎症が起こるのですが、炎症そのものは部位に限らず同じメカニズムで生じます。しかし多種多様な働きを持っている様々な神経に炎症が起こると、炎症のために神経に異常な電気信号が発生したり、逆に正常な電気信号が発生しなかったりすると、神経の機能の違いに応じて様々な症状が出てくるのです。
その症状は、腰や胸や四肢や背部にある感覚神経などを刺激して痛みとして出るのです。第10番目の脳神経である迷走神経で戦うと、全身倦怠感が出るのです。第8番目の脳神経で戦うと、めまいや耳鳴りや難聴が出現するのです。正確に言えば、内耳神経の前庭神経で戦うと回転性めまいや水平性めまいや立ちくらみが起こるのです。内耳神経の蝸牛神経で起こると、耳が聞こえなくなったり耳鳴りがするのです。
第5番目の脳神経である三叉神経のうち、三本の神経の中で一番上にある眼枝が脳のくも膜下にある脳の血管を支配し、そこで免疫がヘルペスと戦うと頭痛や頭重感がするのです。これらの炎症が三叉神経に電気信号として伝わり、その信号を痛みを感ずる脳の大脳皮質の感覚野に送り、痛みとして感じられるのです。念のために書き記しますが、脳の実質を作り上げている脳細胞そのものには痛覚がないので、脳自身は針で刺されても痛くないのです。
それではどうして三叉神経のひとつである眼枝が脳の血管に入っていくのでしょうか?それは体外から入ったヘルペスウイルスが三叉神経に入り込み、その三叉神経の神経線維を伝わって、脳の血管の奥深くまで入っていくのです。もちろん脳の血管には色々あるので、その全ての血管を支配する様々な神経にも入り込み、ここでも免疫とヘルペスが戦うと頭痛や偏頭痛や目の奥の痛みなどが生じるのです。
他にも様々なヘルペスと免疫の戦いに伴う神経症状が出ることがあります。意識障害がみられることもあります。この原因は、血管神経に生じるヘルペスと免疫の戦いにより、一瞬脳血管が収縮することによって起こると考えられます。さらに運動障害が様々な程度で見られることがあります。一番ひどい症状は、それこそ体が全然動かせなくなることもあるのです。原因不明の病気とされ難病指定されている慢性炎症性多発性脱髄性神経炎などは、全身の運動神経でヘルペスと免疫が戦い、身動きができなくなることもあります。もちろん慢性炎症性多発性脱髄性神経炎もヘルペスと免疫の全面的な戦いのために生じるのです。
さらに近頃非常に話題にされていますが、線維筋痛症という病気をご存知ですか?かつては結合組織炎と呼ばれていたものでありますが、1981年に原因不明のひとつの疾患として言われだしました。これはまさにリウマチ性多発筋痛症と同じことであり、一部は化学物質と戦っており、一部はヘルペスと様々な神経で戦っているので、様々な組織で痛みが出るのです。この病気も原因不明といわれていますが、この世に原因不明の病気などは何一つないのです。
線維筋痛症の治療も、患者さんがやられた治療と同じく免疫を上げ続ければ必ず治るのです。ところが長年免疫を抑える薬に終始してきた患者は、免疫の遺伝子の働きが極端に低下し、その間に神経に潜んでいるヘルペスの量はギネスブックに載せてもいいぐらいに増えてしまっているのです。当院に来られて免疫を回復する治療をして、患者さんは自分の免疫でヘルペスを様々な神経で殺し始めるのですが、そのときに感ずる痛みが強いときは、どこまで我慢できるかが治るか治らないかのポイントになります。免疫を抑える薬は全て毒薬であり、全て病気を作っていることに気づいてください。いずれにしろ文明に残る最後の敵はヘルペスウイルスだけです。ヘルペスを大量に増やす現代医療のために生じた病気が線維筋痛症なのです。
私は今、血液癌といわれる多発性骨髄腫と悪性リンパ腫は果たして癌であるのかを疑っています。癌ではなくてヘルペスウイルスとの戦いの結果、戦いの様々な症状を癌と決め付けているのではないかと考えています。いわゆる血液の癌である白血病でなければ、この2つ病気は癌ではないと考えています。この2つの病気を持った患者さんを今現在診ていますが、他の病院での治療をやめて、私の免疫を上げる治療を受けていますが、この病気が治れば再び世界の医療界にまたもや大旋風を巻き起こすことになるでしょう。癌でない限り、死なない限り、全ての病気は自分の免疫で治す事ができるのです。患者の免疫の遺伝子を傷つける医療は、いかなる病気も治すことはできません。患者さんが治されたリウマチ性多発筋痛症も、彼自身の免疫で治されたことを知ってください。私は単に彼の免疫の手助けをしたに過ぎないのです。
他にも、ヘルペスの戦いの症状で、私が治療して治してあげた患者の症例を思いつくままに羅列しておきましょう。全て神経症状か、炎症症状であることを確認しておいてください。
顎関節症、こむら返り、しゃっくり、げっぷ、吐き気、首こり、肩こり、しびれ、顔面神経麻痺、しわがれ声、歯周病、眼瞼角結膜の不愉快な痛み、全身倦怠感、疲れやすい、慢性疲労症候群、動悸、皮膚のピリピリ感、眼精疲労、口内炎、口角炎、舌炎、口唇炎、風邪のときの頭痛、生理のときの頭痛、チック、てんかんの一部、坐骨神経痛、肋間神経痛、四十肩、五十肩、筋肉の硬直、筋肉のこわばり、筋の張り、筋肉の痛み、腱の痛み、寝汗、めまい、耳鳴り、難聴、突発性難聴、熱がないのに耳の奥が痛い(37.2度まで)、熱がないのに喉が痛い(37.2度まで)、腹痛の一部、いつまでも続く微熱(37.2度まで)、ときにでる微熱(37.2度まで)、熱性痙攣、車酔い、船酔い、いわゆる自律神経失調症の一部、嗜眠病(いくら寝ても眠たい)など。
以上、ヘルペスと免疫の戦いに見られるほとんど全ての症状を書きましたが、いずれにしろ現代文明の最後の敵は膠原病を起こす化学物質ではなくて、ヘルペスであると知ってください。なんとなれば、化学物質とは自然後天的免疫寛容を起こして共存できますが、ヘルペスとは絶対に共存できないからです。ヘルペスは人間の免疫が落ちれば、神経節からもぞもぞと出始め、増殖し、殺されそうになったら神経節に再び隠れ、人間が生きている限りは死に絶えることがないからです。死ぬまでヘルペスとの戦いはいたちごっことなるのです。ところが、ヘルペスがこれほど手ごわい敵であり、上に挙げた様々な症状を起こすにもかかわらず無視されています。ヘルペスは大喜びでしょうが、原因不明の病気と言われ、一生苦しまなければならない患者を思うと、腹が立って仕方がありません。残念です。)
3 課題
- 自動車を運転する自信がない。(手、足、肩、首、足に不安がある)
- 完全に握りこぶしが出来ない。
- 2リットルのペットボトルのバージンキャップを、指でひねり開封することが出来ない。
- しゃがめない。正座ができない。
- 足を伸ばす時に、ひざが「パキッ」と音がする。
- 足の爪を自分で切ることが出来ない。(手の爪は可)
- 両腕は耳の位置まで上がらない。(あがり具合は60パーセント)
- 肩を回す時、肩の関節周辺と背中の上部が「ゴリゴリ」と音がする。
- フロアーに両膝と両手をついたとき、手首が痛い。
(10)仰向けの状態から寝返りして、右、左へと横向きになると、両腕と肩が圧迫されて痛く、首筋と鎖骨前側の筋が突っ張る。
(11)熟睡感が得られない。目覚めた時に、夢の記憶が残っている。(会社、仕事に関係する夢が多い)
(12)夜間の尿意は4時間から、6時間毎。
(13)衣服の着替えなど、諸動作は、まだスムーズではなく、ゆっくりである。
(14)スポーツクラブに復帰したい。
4 血液検査結果
続きが出来ましたので上げておきます!「リウマチ性多発筋痛症完治の研究報告Part15(コメントあり)」毎回のことですが難しいですが頑張って着いて来て下さい!!