リウマチ性多発筋痛症・線維筋痛症 症例報告

リウマチ性多発筋痛症完治の研究報告Part11(コメントあり)更新2022.3.22

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研究報告18例目

完治した病気①リウマチ性多発性筋痛症

患者:55歳、男性

彼のリウマチ性多発筋痛症の症状は、今年の5月中旬ごろ、股関節の違和感と少しの痛みから始まりました。当初は、4月初めから休日の度に畑の耕作や草刈りをしていたので、その疲れが出て筋肉痛になったのだと思っていました。

6月に入ると、股関節の痛みに加え、腰が重く感じるようになり、足の裏側全体も痛くなり、歩きづらくなりました。また、体がだるく、があり、そのうちに喉が痛くなりました。微熱(37.2~37.8℃)の原因は細胞外の大量のヘルペスビリオンを貪食したマクロファージが発熱内因子であるTNFやIL-IやIL-2などのサイトカインを作っているからです。

のどが痛くなったので耳鼻咽喉科に6月5日~6月15日まで通院しました。子供の頃から扁桃腺が大きく、よく熱を出していたので、体の痛みや熱は扁桃腺のせいだと思い、耳鼻咽喉科へかかりました。扁桃腺が白くなっていたので扁桃腺炎だと言われ、抗生剤の点滴を3日間打ちました。抗生剤により喉の痛みはなくなったのですが、足の痛みが取れなかったので、再び耳鼻咽喉科へ行くと、扁桃腺は治ったのですが、再度抗生剤の点滴を受け、足の痛み止めの薬(ロキソニン)を貰いました。血液検査のCRPは3.6と高く(正常値は0.3)、リンパ球は6.0%と極めて少なかった。CRPは3.6と高かったのはヘルペスを貪食した大食細胞はIL-6というサイトカインを作り肝臓に運ばれたIL-6は肝臓にCRPを作らせたのです。ヘルペスを殺すために補体と同じ仕事をさせるのです。一方,リンパ球は6.0%と極めて少なかったのは長い間ストレスがかかりすぎて一時的にリンパ球の肝細胞が減ってしまったのです。リンパ球が減るとヘルペスは我が物顔で増殖するのでその結果リウマチ性多発筋痛症になったのです。

内科は6月19日~6月まで通ったのですがなかなか痛みが取れず、特に朝起きた時にはすぐに起き上がれない程でした。足を曲げることが困難になり、歩くことも大変になってきたので、内科で再び、血液検査をしてもらうと、「CRPの数値が高く、炎症が起きていることは解かるが、原因がわからない」と言われ、とりあえず痛み止めの点滴注射を打ってもらい、痛み止め薬(カコナール・セレコックス)を飲みました。その時点では一時的に良くなったような気がしていたのですが、そのうちにまた微熱が出て、体がだるくなり、痛みが出る、その繰り返しでした。内科での血液検査はCRP:3.52、γ-GTP:273、抗CCP抗体:0.6未満でした。内科の先生もお手上げの様子だったので市民病院の内科を7月1日~7月27日まで通いました。

この時期の症状は
・股関節の痛み
・両足全体の裏側の痛み
・肩から上腕にかけての痛み
・腕が上がらない
・足を曲げて座ることができない
・朝すぐに起き上がれない
・手のひらのこわばり
・夜中痛みで起きてしまい眠れない
・歩行が困難

原因不明、病名不明の状況の中、総合病院である市民病院は検査漬けでした。血液検査、CT、エコー、尿検査、心電図。その結果、やっと「リウマチ性多発筋痛症」ではないかということになり、即入院してさらに詳しい検査をすることになりました。この病気には、側頭動脈炎という合併症がしばしば起こり、それが疑われるということで、その検査のため側頭部の動脈を切って検査する手術を受けたのですが、結果、合併症はありませんでした。

側頭動脈炎は、現在の正式病名は「巨細胞性動脈炎」になります。2015年より厚生労働省の定める指定難病に認定されました。

巨細胞とは結核やヘルペスなどの感染症の時に複数のマクロファージが合一することにより巨細胞となり、単独のマクロファージでは貪食することのできない結核菌のような大きさの異物を貪食できるようになる。また、異物表面に接着した巨細胞は、異物巨細胞となり、異物との間に活性酸素種やMMP(メタロ‐マトリックス‐プロテナーゼ)酵素などを放出することによって異物の分解を促進する。異物巨細胞にならないマクロファージはインターロイキン(IL)-6やTNF-αなどの炎症性サイトカインの産生を継続する。一方、巨細胞へと合一するとこれらの産生は抑制され、代わって抗炎症性サイトカインであるIL-10、IL-1ra などを産生する。このことによって、異物巨細胞は炎症の鎮静化に寄与しています。つまりマクロファージが寄ってたかって殺せない結核菌やサイトメガロherpesなどの敵とは共存せざるを得ないので巨細胞へと合一するとこれらの産生は抑制され、代わって抗炎症性サイトカインであるIL-10、IL-1ra などを産生するのです。IL-1Rのアンタゴニスト(IL-1Ra)はIL-1の炎症活性を阻害する生体内インヒビターとして見出されたペプチドです。IL-1RA は英語で interleukin-1 receptor antagonistの略です。

更に異物巨細胞は線維化の促進も促します。異物巨細胞はTGF-βやPDGFも産生することが知られており、これらは筋線維芽細胞によるコラーゲン産生を促進することから、巨細胞が筋線維芽細胞を介した異物の被包化 (encapsulation) に寄与しています。PDGFは血小板由来成長因子(Platelet-Derived Growth Factorで略して、PDGF)とは主に間葉系細胞(線維芽細胞、平滑筋細胞、グリア細胞等)の遊走および増殖などの調節に関与する増殖因子であり、PDGF/VEGFファミリーに属する。主に血小板を作る巨核球によって産生されるほか、血小板のα顆粒中にも含まれる。さらにPDGFは上皮細胞や内皮細胞など様々な細胞によって産生されます。

合一したマクロファージの数により様々な大きさを持つ細胞で、多い場合には数十にもなる多数の細胞核を含む。細胞質はよく発達しており、核は細胞質の中央付近に互いに重なりあって存在する。

巨細胞性動脈炎は、血管炎 と呼ばれる病気のグループに含まれ、高齢の方に起こり、主に頭部の動脈がつまって症状を起こす、珍しい病気です。血管を顕微鏡で観察すると巨細胞という核をたくさん持つ巨大な細胞がみられるため、巨細胞動脈炎と名づけられました。

別名として、側頭動脈炎がありますが、現在の正式病名は「巨細胞性動脈炎」になります。2015年より厚生労働省の定める指定難病に認定されました。

入院して一週間は、痛み止め錠(セレコックス)だけを1日3回ぐらい飲んでいました。1週間後からは、ステロイド錠(プレドニゾロン)を飲むように言われ、それを朝5mg、昼5mg飲むとともに、痛み止め錠(ロキソプロフェン)を飲む治療を1週間続けました。2週間後、血液検査の結果、CRPの数値が下がったので、退院して自宅療養する事になりました。退院時は、二週間前に比べれば痛みが軽減されていましたが、まだ痛みが残っていたので、ステロイド錠(プレドニゾロン)朝10mg、昼5mgと入院中より増量され、二週間分が処方されました。

7月27日、ステロイド錠を飲み始めて3週間後、未だに痛みが取れないので市民病院で、ステロイド錠を増やすことになりました。

その時の説明では、「体の痛みの状況を見ながら、順次薬の量を減らしていけば良い。」「感染症等の副作用の心配があるので、あまり人が集まるような場所はさけるように。」と言われました。実は、この時初めて「薬の副作用」と言う言葉が頭の脳裏に焼きついた感じがしました。処方されたのは、ステロイド錠(プレドニゾロン)朝15mg、昼15mg、痛み止め錠(ロキソプロフェン)、骨粗鬆症の薬でした。

松本漢方クリニック受診の2015年8月~12月にほとんど「リウマチ性多発筋痛症」病気は治りました。

その経過は彼が8月4日「ステロイドの副作用」という言葉が気になって、インターネットで「リウマチ性多発筋痛症」を検索しました。そして、松本漢方クリニックのホームページに辿り着いたのです。そこには、患者さんと同じ病名での手記がたくさん掲載されており、全て印刷して読みました。「これだ!」と思いました。

そして、私の手記に対するコメントや病気に対する論文を読み、松本漢方クリニックへ行くことを決意したのです。早速、ホームページから問診票を印刷して記入し、松本漢方クリニックへ電話をかけてきました。「初診は家族の方と来て下さい。」「鍼灸の予約日時」「ホームページをよく読んで来て下さい。」と説明しました。

その後、自宅療養のための病気休暇をとっていた職場に連絡をして、経緯を説明し、今後も休暇が長期に渡る事などについて了承を得て、奥さんの帰りを待ちました。松本漢方クリニックのホームページのトップに「家族の理解とサポートが必要になる。」と書いてあったので、奥さんには理解してもらわないといけないと思い、患者さんが読んだ治った患者さんの手記と私の論文を読んでもらい、治療も長期に渡る事もありうることを理解してもらいました。

8月7日、初めて松本漢方クリニックを受診しました。『原因はストレス』、『病気を治すのは、自分の免疫だけしかない』、『治すのは、自分』、『漢方薬・鍼・お灸で免疫力を上げる』、『リバウンドはつらいが、死ぬことはない』等々の私の言葉に身の引き締まる思いを感じてくれました。

私の指示により、まずはステロイド錠の量を減らしていくことから始めることになりました。8月8日~8月10日は1日5mg、8月11日~8月19日は1日2.5mg、8月20日~8月26日は1日1.25mg、8月27日からやめました。

漢方薬煎じ薬(毎食前後)・アシクロビル400(1日3回)・風呂用漢方薬(一週間2回分)が処方されました。あとは、お灸のもぐさと塗り薬(紫雲膏)を渡しました。

この日以来、漢方薬等の服用・お灸は、1日たりとも休まず続けていくことになりました。お灸に関しては、自分の手の届かないところは奥さんや息子に協力してもらい、お風呂は、奥さんに漢方薬を入れる袋を作ってもらい、必ず処方通り入るように心がけました。また、近所の鍼灸院を捜し、8月22日より週に2回通院することにしました。私の家は愛知県にあり、通院に時間がかかるため月に1回は必ず受診し、その間は電話診察を受け、薬を郵送しました。

8月期の症状は
・微熱(37.4℃ ~ 38.4℃)特に夕方から夜にかけての体のだるさ。
・両足全体の裏側の痛み
・歩行が困難。
・肩から上腕にかけての痛み
・腕が上がらない。
・左の手の腫れ、指が曲がらない。
・体重が4kg減

9月~10月期の症状は
・9月初めから本格的にリバウンドが始まる。
・微熱(37.1℃ ~ 37.4℃)が続いていました
・特に夕方から体がだるい。
・両足裏側の痛みがあり、特に朝方足が曲がらない、やっとベッドから起き上がっても、小刻みにしか歩くことができない。
・夜中、痛みで30分置きぐらいに起きてしまい眠れない。どんな体勢になっても体が痛い。
・左手の手のひらがパンパンに腫れて動かない。両腕にガラスが刺さったような痛みが部分的に集中する。その部分が移動して、あちこち痛い部分が変化していく。
・衣類に関しては、頭からかぶるようなものは良かったが、カッターシャツのような前ボタンのあるものは着ることが出来ない。ズボンは、下げることはできるが上げることがとても辛い。
・お風呂は、入る時はいいが立ち上がるときは自力ではできず、手すりに掴まらないと立ち上がる事が出来ない。頭が洗えないし、背中を拭きとることができない。
・10月初めごろより、微熱が上がったり、下がったり。
・10月11日から1日置きに漢方薬風呂に入ることになりました。
・この時期から夜中に眠れる時間が少しずつ増えてきました(1時間~2時間)
・体の痛みについては、9月期とほぼ変わりませんでした

11月期の症状は
・微熱がほとんど上がらなくなってきました。
・夜中は3時間ぐらい眠れるようになりました。
・左手の手のひらの腫れが少しずつひいてきました。
・肩から上腕にかけての痛みはまだありました。特に朝方に強い痛みがありました。
・足の痛みはまだあるが、階段の昇り降りは少し楽になってきました。

12月期の症状は
・夜中は4~5時間くらい眠れるようになりました。
・左手の手のひらの腫れがなくなり、握れるようになりました。
・体重が増え、元の体重に戻りつつあります。
・腕が垂直に上がるようになり、衣類の脱着ができるようになりました。
・自動車の運転に支障がなくなり、買い物に出かけられるようになりました。
・階段の昇り降りが、足の痛みを感じずスムーズに行えるようになりました。
・無理をしなければ、だんだん日常生活に支障がなくなってきました。

12月18日、松本漢方クリニックを受診し、12月25日より職場復帰したい旨を、私に申し出たので職場復帰が可能になったぐらいに良くなったのですぐ診断書を書きました。

朝起きた時の肩の痛み、手を握った時のこわばり、正座した時の痛み、ちゃんとあぐらをかけない事など、まだ症状はありますが、仕事にはほとんど影響がなくなってしまいました。

発症して7ヶ月、松本漢方クリニックに受診して5ヶ月で、苦しい体の痛みから開放されました。完治されて治療は終了となりました。

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