研究報告22例目
治した病名:1)関節リウマチ
患者:51歳 女性
この患者さんは、1996年、28歳の時に2年間不妊治療をされました。その当時はとてもストレスがかかり辛い時期であったそうですが、それでも婦人科の医師のアドバイス通りに一生懸命治療に励んだそうです。しかし、子供にも恵まれず、強力なストレスのために免疫が抑制され、リウマチになってしまいました。
その後、当院との出会いが2005年11月にあり、それから約3年間、漢方治療を行いました。治療の結果、リウマチは回復されましたが、2010年に11年間勤められた会社が倒産し、再び大きなストレスがかかったことがきっかけで、再びリウマチの症状が現れたため、2013年12月より再度通院されました。初診時には、足、膝、肘、手など全身の関節が全て痛む状態でした。抗ヘルペス剤と漢方煎じ薬、鍼灸治療を開始。リバウンドにかなり苦しまれましたが、2回目の治療開始から1年ほどで左手首以外の痛みはほぼなくなり、2年ほどで普通の生活が送れるようになりました。
現在は完治され、通院はしておられません。
研究報告23例目
治した病名:1)関節リウマチ、2)石灰沈着性腱板炎
患者:57歳 女性
今患者さんは、平成15年5月頃から右足の裏・小指・親指と痛くなり始め、近所の整形外科へ診察し痛み止めを処方されました。1錠飲むと30 分後に痛みは全くなくなりましたが、薬がきれるとまた痛み出すので、服用を中止されました。病院を変えてテーピングのみにし、楽な靴を探して通勤し、鶏料理専門店を営んでおられましたが、足に負担のかからないサンダルを履いて仕事をしていました。しかし痛みは半年間変わらず、さらに右手の小指の関節が痛み出したため、リウマチを疑います。
平成16年1月にYクリニックを受診。検査の結果、やはり軽いリウマチと診断されました。我慢できる痛みで仕事に差し支えなかったため、しばらく様子を見ていると、4月に肩が非常に重くなり右手が動かず、痛みで寝られなくなりました。救急病院へ行くと、石灰沈着性腱板炎と診断され、座薬の痛み止めと飲み薬を処方されました。
平成17年9月頃から痛みが我慢できなくなり、階段の上り下り、お店のレジを開けられない、歩行は右足を引きずりながらの状態で、新宿の東京女子医科大学を受診。レントゲン検査、血液検査、尿検査をやり、1ヶ月後の結果でリウマチと診断され、リウマトレックスと痛み止めを処方されました。副作用の説明で、体の免疫抑制の話を聞き、なんとか他の治療法はないかとインターネットで「リウマチが治る」で検索したところ、当院のホームページを発見されました。
当時掲載されていたたくさんの患者さんの手記を発見されましたが、やらせではないかと疑われ、通院することを躊躇しておられました。そんな時に、友人からびわの温灸を紹介してもらい、毎日午前中に通院し、夜は自分で温灸をされましたが、痛みは増すばかりで、寝返りができず、ドアノブを回すことや、下着の着脱も難しくなってしまいました。お店では、トレンチが片手で持てない、ビールの栓が開けられない、ボトルのキャップも開けられない、お札をレジから出すことや、ボールペンで字を書くことすらできなくなってしまいました。年が明け、平成18年、当院のサイトの理論や手記は毎日のように閲覧されていたそうですが、いよいよ体が限界に近づいてきたため、当院の受診を決断されました。
平成18年2月4日、新幹線に乗って東京から当院に初診で来られました。必ず治すと約束をして、漢方煎じ薬と漢方風呂、鍼灸の治療をスタートしました。早速、漢方風呂で入浴されると、毎晩痛みで眠れなかったのが朝まで眠れたそうです。漢方風呂の入浴と漢方煎じ薬を毎日かかさず服用することを指導し、地元の鍼灸院に週 2 回通ってもらいました。
治療開始から2ヶ月後、左足の痛みがなくなり、右膝は痛みがあるものの、ももとすねが別々のような感覚だったのが、繋がって自分の足のように感じられたそうです。
治療開始から半年後、両手首と右足と右膝の痛みはややありますが、靴が履けるようになりました。
治療開始から1年2 ヶ月で、普通の生活ができるようになり、ゴルフも3年ぶりにできるようになりました。
現在は完治され、通院はしておられません。
研究報告24例目
治した病名:1)関節リウマチ
患者:42歳 男性
この患者さんは、会社の経営をされていましたが、長く赤字経営だったのが、やっと黒字転換した矢先の平成17 年 6 月に左足に違和感を感じ、その後、だんだん右足がいうことをきかなくなり、水がたまってしまいました。近所の整骨院に行くと、おそらく関節炎だろうという診断で、治療をされましたが全く良くなりませんでした。そこで隣の市の大きな救急病院にいって診察を受けるも、またもや関節炎と診断され、痛み止めとシップの処方をされました。痛み止めは、飲んでいるうちはいいのですが、薬が切れるとだんだん痛みがひどくなり、朝も起きるのも辛くなりました。
絶対におかしいということで、熊本の知人の病院にいき、検査入院をすることになりました。色々と検査をした結果、膠原病に近いのではないかと診断されました。ただ断定はできないので、専門病院に見せるか、ためしにステロイドの注射を打つかと勧められました。患者さんはステロイドのことについて少しご存じだったので、ステロイド注射は断り、別の福岡市のKU病院で検査をすることになりました。そこでも同じで、たぶん膠原病だろうという曖昧な診断で、検査入院をして調べることを勧められましたが、ここでもステロイドを使うことになると言われ、入院を断ったそうです。
何かいい病院はないのかと、色々とインターネットで検索していると当院のホームページを発見されました。当時掲載されていた膠原病の患者さんの手記を読まれ、わらをもすがる思いで大阪に向かうことを決断したそうです。
平成17 年の 8 月、新幹線に乗って初診で来られ、漢方治療が始まりました。診察後から痛み止めの服用を中止すると、帰りの新幹線から、じわじわと体中が痛み出し、やっとの思いで自宅に帰り着いたそうです。翌日から、全身の痛みにより寝たきり状態となってしまいました。日常生活もままならない状態でしたが、奥様のサポートもあり、漢方煎じ薬と漢方風呂、鍼灸を毎日欠かさずにやってもらいました。
治療開始から2ヶ月後、徐々に状態が好転してきました。治療開始直後は、肩、腕、手のひら、足の皿などに痛みがあり、時には痛くて眠れない日がありましたが、徐々に痛みの箇所と強さが減ってきました。
治療開始から8ヶ月後、足と肩に少しの痛みはありますが、ほとんど痛みはなくなり、正常の状態になりました。
現在は完治され通院はしておられません。