自己免疫性肝炎・B型慢性肝炎完治の症例集(コメントなし)もあるので良かったら読んでください。
症例報告1例目の研究報告
治した病名:自己免疫性肝炎
自己免疫性肝炎と診断されてすぐに当院を受診され、肝機能数値が正常に戻りました。
患者:当時44歳、女性
「自己免疫性肝炎」という病気も頭の良すぎる医学者たちがherpesが原因であることを隠すために何の証拠もなく作った偽の病気の一つです。自己免疫疾患と病名をつけておけば言えば病人の病気を治さなくても一生責任を取らなくても治療と名の仕事を患者が死ぬまで続けることが出来るのです。それではなぜ私のような世界でたった一人の阿呆な医者がすべての自己免疫疾患をのすべてを治すことが出来たのでしょうか?他の医者たちが口が裂けても言わない病気を治すコツが二つあります。ひとつは病気の原因を知ることです。自己免疫疾患の原因はherpesです。二つ目は病気の治し方です。それは生命誕生以来38億年かけて完成された自分の免疫でしか病気は治せないの二点です。すべての病気を治せるのは38億年かけて完成された完璧な免疫の遺伝子が病原体から身を守ってくれたので人類は霊長類の頂点に立つことが出来たのです。
自己免疫性肝炎も過剰な免疫が原因で正常な肝臓の細胞を攻撃して起こした病気となっていますが「過剰」とは病気の原因を説明する言葉ではありません。あくまでも症状が「本来起こってはならない」のに「過剰であったので」という感情的文学的な言葉でありさらに過剰という言葉には「よくないという批判的な思いが込められているだけで原因を説明する医学的な言葉ではないのです。過剰であるのは遺伝子が過剰な免疫の蛋白を作りすぎることですが癌でもどの遺伝子が過剰なのかは説明されているのにどのような遺伝子がどのようにして、またどの蛋白が過剰なのかについて何が過剰なのかの意味については一切論理的な整合性のある根拠ば全くありません。医学者の書いた医学書を読むと「~と思われます。」「~と考えられています。」「~と言われています。」という推測ばかりの文章の羅列で説明責任も説得力も何もありません。しかも自己免疫性疾患がなぜ起こるかわからないので古来から人類の命を救い続けてきた免疫を抑えるステロイドを代表とする対症療法を漫然とやっているだけです。この様な免疫を抑える対症療法は自己免疫疾患の原因であるヘルペスを増やすばかりで病気は治らない上に一時的に症状が軽減しても再び症状が酷くなるばかりを患者は知っているのに患者が医学に無知であることを利用して素知らぬ顔をして知らんぷりを決め込むだけの医療をやりまくっている医者を「お医者様」と言えますか?
この様な自己免疫疾患を私のような阿呆が病気をどうして私が治せたかご存じですか?「自己免疫性肝炎」も肝臓の細胞にへるぺすういるす、とりわけエプシュタイン‐バーウイルス(EBウイルス)が原因であることを知っているにもかかわらず無視してステロイドを投与してヘルペスを増やして一生治らない病気製造業に励んでいるのです。残念ですねー。
2014年10月、患者さんの職場の健康診断で肝機能の数値が基準値を超えているという結果が出て、すぐ近所の病院で再検査を受けたところ、抗核抗体の数値も高値であることが分かり、また別の大病院で検査を受けられました。そして「自己免疫性肝炎」の疑いがあると診断されたのです。
抗核抗体の数値の高低は決定的な自己免疫疾患の診断には全く用をなしません。非常に高くても元気な健康な人もいますし、正常値以下の低さでも自己免疫疾患の症状を持っている患者さんもいます。抗核抗体(Anti-nuclear antibody; ANA)とは、自己の細胞中にある細胞核を構成する成分を抗原とする自己抗体の総称である。膠原病が疑われた場合のスクリーニング検査として利用される。なぜ抗核抗体(Anti-nuclear antibody; ANA)の検査が価値がないかというとIgM抗体であるからです。子の抗体は10億以上のこの世の有機物質に対して攻撃すべき敵であろうがなかろうが骨髄で生まれたばかりの膜レセプターとしてBリンパ球のまくにもっている膜抗体にたまたま結びついた核の成分の量を計測しているだけですから病気には一切かかわりのない自然抗体と呼ぶべきなのです。自己免疫抗体とはまるでかかわりのない抗体です。だって自己免疫疾患などという病気はこの世には存在しないのに自己抗体という抗体などがあるわけがないのです。偽のありえない自己免疫抗体作りに励んでいるのですが検査やが稼ぐだけです。嘘に嘘を重ねてますます治らない医学が複雑になるばかりで医学が架空の小説に変わっていく恐ろしさを感じます。医学も時代の流れに乗り始め仮想現実の世界へと向かっている気がします。
初めて聞く病気で不安になり、インターネットで検索したところ、さらに不安になるものばかりで大変ショックを受けられました。膠原病の一種で難病であり、治療方法はステロイド剤を服用と知りました。他所の病院で闘病中の人の闘病日記を読み漁って得た情報は、気の重くなるような副作用との戦いが記載されていました。闘病日記で記載されていた副作用は、ムーンフェイス、肥満、糖尿病、脂質異常症、骨粗鬆症などだったそうです。憂鬱の気分のまま最後に受診した大きな病院で肝生検を受け、とうとう自己免疫性肝炎の病名で確定されました。しかしすぐにステロイド剤の内服薬は出ず、同時に分かったNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の治療も兼ねて食事と運動療法のみで様子を見ることとなりました。
肝生検もB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスが征服されてしまった今はウイルスによる肝炎はherpes性肝炎しか残っていないのです。肝生検で患者を苦しめさらに間違った診断を下す専門の病理学者も何をやっているのでしょうか?最後の間違いは治療でステロイドを用いるという間違いの錦上花を添えるというとんでもない世界が病院で展開されているのです。哀しいですね。
ステロイド剤は飲みたくないが、いずれ飲まなければならないのかと不安と辛い辛い堂々巡りの日々でした。そして程なくして当院のホームページとの出会いがありました。不安に押しつぶされそうだった患者さんは、病名は違うものの当時はまだ掲載されていた患者さんの手記に記されたいろんな患者さんの喜びに満ち溢れた報告を患者さんは涙を流しながら何度も読み返したそうです。電話で治療をしてもらえるか問い合わせがあったので私は治療できるとしっかり伝え、患者さんはご家族と一緒に当院に来院されてきました。
患者さんは当院に入った瞬間に独特の漢方煎じ薬の匂いに懐かしいような心地よさを感じてリラックスできたと後に患者さんに言われました。診察では、今までの検査結果や、当院のホームページで免疫力についはまだ勉強中である事などを患者さんが夢中で説明されていました。患者さん曰く、私がパワフルでとても温かく、拙い話を優しい笑顔で聞いてもらい、そして「僕が治してあげる」と握手してもらったことが、涙がこぼれてしまうほど、本当に嬉しかったそうです。正しくは君の免疫で治す手伝いをさせていただきます。というべきなのですが世間の医者は病気つくりの専門家なのにまるで医者が直すと患者さんは思い込んでいるのでわかりやすく「僕が治してあげる」と言ってあげているのです。
漢方煎じ薬と抗ヘルペス剤、お灸、糖質制限の食事と運動を心掛けてもらうように指導し、1年後には肝機能の数値が正常値になり無事完治されました。先生のおかげだと言われましたが、「僕じゃないよ、あなたの免疫力が治したんだよ」と繰り返し言い続けました。治られて今では当院に通われておりません。
しかし肝臓の細胞に巣食っていたherpesはエピソウム感染と言われる遺伝子だけを環状の裸にして細胞に見つからないように隠れているだけで殺しきっていないのです。なにか別の自己免疫疾患やアレルギーでステロイドを使用されると再びヘルペス性肝炎が再発することがあることをみなさん十分に理解してください。病気つくりのステロイドを医者が使ってはならないという法律がいつできるでしょうか?資本主義が続く限りは無理でしょうね。それどころか抗ヘルペス剤を自己免疫疾患で健康保険で使えるようにしてもらいたいのですがこれも果たせぬ夢でしょうね。金権主義の資本がすべてを支配している限りは。
症例報告2例目の研究報告
治した病名:自己免疫性肝炎、蕁麻疹、過食症、ヘルペスウイルス肝炎
病院を転々とされ、ステロイド剤を一切使わない食事療法を行うも、急激に体調が悪化されていたところに当院を紹介され受診された方です。
患者:当時40歳、女性
過食症は神経性大食症(bulimia nervosa ; BN)とは、神経性過食症とも呼ばれる、一気にものを食べる摂食障害のうち、食べた物を何らかの方法で排出する浄化行動を伴うものである]。ブリミアとも呼ばれる。この場合激しく飲食した後に、過食嘔吐、下剤・利尿剤・薬物・過度の運動・絶食による代償行為を行う。代償行為を行わないものはむちゃ食い障害と言う。最悪の場合自己嫌悪から自殺を図る事もあり、その確率は拒食症のそれよりも高い。中枢性摂食異常症(摂食障害)として厚生労働省の特定疾患に指定されている。認知行動療法など様々な有効な治療法が開発されており、適切な治療によって回復する。ストレスに耐えるため不満を食欲で満たそうとして代償行為をおこなうのですが自己嫌悪から逃れなくなって出口が見えなくなるのです。根本治療はストレスの根本を見つめるしかありません。
患者さんが身体の不調を感じたのは、1994年の初産後のことでした。40℃を越す高熱、頭痛、全身に広がる凄まじい蕁麻疹に苦しめられました。蕁麻疹はIgE抗体の排除の世界であるので発熱は絶対ないのでherpes性の熱です。Herpesとの戦いは病原体との戦いつまり殺し合いの世界で武器はIgGですから炎症が起き発熱が見られるのです。アルコールも殆んど摂らないのに、肝機能が悪く、突然顔に吹き出物が広がりました。しかしどの病院でも原因不明と言われ、特に皮膚科では、「蕁麻疹は、殆んど原因がわからないものです。」と、あたかも当然のように言われるのが常でした。蕁麻疹の原因は化学物質でアレルギーの一つです。肝機能が悪くなったのもherpesです。顔の吹き出物もニキビと言ってもいいのですがすべてherpesが原因です。蕁麻疹が出ても他の症状もすべて、出た症状を抑える薬を出されるだけだったそうです。
患者さんは素人ながらも、これらの症状は身体内部の深刻な変化を知らせるサインなのではと感じ、対処療法では何の解決にもならないどころか、薬によって身体の中を汚していくような気がし、患者さん判断で鎮痛剤や痒み止めはほとんど使用しなくなりました。
2000年も終わる頃、何日も続く微熱とだるさにどうせわからないと言われると思いながらも行った病院で肝臓の値が高かったので「自己免疫性肝炎」と診断されました。抗核抗体の基準値の数千倍あったそうです。抗核抗体が基準値の数千倍あったにしろherpes性肝炎であっても自己免疫性ではないのです。抗核抗体は免疫を抑えれば抑えるほど細胞に感染して崩壊させるのですべての細胞が持っている核血中に漏れ出てきますので自然抗体であるBリンパ球の核に対するIgM幕抗体は核と結びつくと分泌IgM抗体も血中に増えるので採決するとIgM核抗体も増えた値が出るのです。
現代の医療は嘘で塗り固められているのですが私以外の医者は間違った知識ばかりを頭に詰め込むだけで自分の頭で考える力もないので医学会のボスたちの言うままに動いていればおいしい飯は食えるのです。いやな世界になりましたね。私のように世界でたった一人の治せる真実の医療をやるといじめられ潰されるだけですから誰も私の真似はしないのです。
医者は続いて「くわしく調べるには、肝細胞を取らなければいけません。ステロイド療法になりますけど、副作用があってもしますか?」と告げました。患者さんは仰天しました。病名も初耳ながら、ステロイドの副作用といわれても見当もつかなかったからです。ただムーンフェイスになるというのはどこかで読んだ記憶があったため、副作用とは具体的にどんなものかと医者に聞きましたが「太ったり、いろいろです。」と、いささか面倒くさそうに答えるのみだったそうです。口では医者は説明責任を果たさなければいけないと言いながら不都合な副作用の話になると急に口を濁すのです。責任を取りたくないのです。「副作用に堪えて、治療すれば、完治しますか?」と聞くも、これもあっさり「しませんよ。」と言われました。この病院には二度と来るまいと決められました。
自己免疫疾患は絶対に治らない偽の病気ですから口を濁したのです。というよりも現代の画一的な免疫を抑える標準医療をやれば治りませんというべきなのです。この世に自己免疫疾患という病気はあり得ないのです。本当に賢い医者ならだれでも知っていますが医学会から干され嫌われてしまうと出世が閉ざされてしまうので口には出さないのです。これが資本主義金権社会のの原理原則です。
インターネットで調べたステロイド剤の副作用のあまりの多さと深刻さに驚き、改めてちゃんと説明をしなかった医者の対応に腹を立てました。対処療法でよしとする西洋医学に不信感を抱いた患者さんは、ある本で知った当院とは別の診療所に行くことにしました。
その診療所は徹底した食事療法を行っているところでした。大量の水と、自然塩、紅花油、青菜、1日100gのみの蛋白質だけを摂取し、最低2時間歩くことを厳命されたそうです。それは想像以上に過酷なものでした。食べられないストレスと、診療所科通いと、歩くことに時間をとられ、仕事は滞り、日常生活に支障をきたしました。急激に痩せたため、寒気がとれず、蒼い顔をして、大量の水や塩のためむくんだ脚をひきずるように歩いておられました。もはや身体を治そうとしているのか、虐めているのか分からなくなりました。
この診療所の医者は全く免疫学いや医学を知らないのです。気まぐれで臨床をやっているとしか見えません。わたしは16歳からヘルペス性脳炎になって馬鹿になりましたが自分の病気を治すために医者になった後、漢方との出会いをきっかけに標準医療の医学ではなく本当の免疫学と真実の臨床医学を独習しましたし、今もこのように医学を勉強して現代の世界中で行われている間違った免疫を抑える医療を告発し続けています。
何とか肝機能は落ち着きましたが、時々顔が真っ赤になり、そんなときは、数日して治まるまで人前にも出られない状態だったそうです。膠原病特有の蝶形紅斑とも違い訳がわかりませんでした。病名はどうでもいいのです。Herpes性の紅斑です。血管内皮細胞に感染すると炎症が起こりその部位の血流がうっ滞して紅斑として症状が出るのです。食事が解禁された途端、反動で過食症のようになってしまい、まともな精神状態ではなくなりました。普通に生活できない治療は、本末転倒でした。
そんな時、人から当院を紹介されたのです。私の提唱する「後天的免疫寛容」は、患者さんにとって目から鱗だったそうです。患者さんが行った食事療法もそうですが、「悪いものを身体にいれなきゃいい」という考えは、「それはそうかも知れないが、そんなことできるか」と患者さんは薄々感じていたのです。食べ物や洗剤を自然のものに変えたら、と勧められたりもしたのですが、この時代に、この国で、そんなことは徹底できないと、患者さんは思ったものです。
そんな患者さんにとって松本理論は渡りに船でした。実をいうと私の医学の目標は病気を治す臨床医学ですが松本理論医学と言ったほうがぴったり合うのです。松本理論医学の根本原理は二つあります。ひとつは病気の原因は化学物質とヘルペスです。二つ目は病気を治すのは患者さんの免疫です。何故この原理を発見できたのでしょうか?
まず怖いウイルスや細菌感染症に対してワクチンと抗生物質が開発されかつ清潔さが徹底され公衆衛生も完璧な現代文明に見られる人間にとって病気の原因となるのは優れた現代の科学技術が作り出した化学物質と殺しきれないヘルペスの二つ以外にほかにあるでしょうか?ないのです。第二原理の根拠は薬も免疫学も何もなかったのに生命は進化し最後は人類はこのように繁栄の極みに到達したのでしょうか?それは免疫の遺伝子が最高の医者でありこの間違いを絶対に侵さない医者の命令通り敵であるウイルスをはじめとする病源体を退治することが出来る武器であるたんぱく質を蛋白を製造する工場で人間の意志にかかわらず作りすべての病気を治してくれたので生き残れたのです。この結論は三十数年にわたって延べ何十万人もの患者さんを診察し治療してなおした臨床経験を通じて患者さんから学び教えられた松本理論医学です。もっと的確に言えば患者さんの免疫の遺伝子という最高の名医に教えてもらったのです。現代医学は上に述べたように38億年かけて作られた病気を治す遺伝子の働きを100%完全否定しています。だからこそ製薬メーカーの作った免疫の成り立ちに反する免疫を抑える薬は病気を治せないのです。
当院で治療を続けて、どの医者も下がったりはしないと言われた抗核抗体が下がり始め患者さんは驚愕しました。2003年には2560だった数値が、2005年には320になっていました。蕁麻疹などの症状もなくなり、人目をはばかるような発疹や吹き出物はなくなり完治されました。健康的に過ごすことを心がけながら、普通に暮らすことができています。この方も現在、当院に通っておりません。
処方:漢方煎じ薬、抗ヘルペス剤、塗り薬の紫雲膏、お灸、漢方風呂。
症例報告3例目の研究報告
治した病名:B型慢性肝炎、突発性難聴、
治療法がなく将来を悲観されていましたが、当院を受診して完治されました。
患者:当時65歳、男性
1990年頃、たまたま通勤途中の当院の看板を見て漢方治療と書いているのを見つけ受診されました。当時患者さんは難治性のB型慢性肝炎に罹患され、入退院を繰り返していました。根本的な治療法がなく将来を悲観されていました。患者さんは直感的に病気が良くなると思い、処方した漢方煎じ薬と抗ヘルペス剤(アシクロビル)を飲み始めました。その結果、徐々に体調が良くなり免疫が上がり、7年後にHBs抗原、HBe抗原とも陰性になり、肝臓の画像診断も全く問題なく完治に至りました。治療期間は長期でしたが、漢方煎じ薬の効果は絶大でした。患者さんの会社の産業医もこれはレアケースだと驚いていたそうです。
HBs抗原、HBe抗原とも陰性になるのをセロコンバージョンとい言います。B型肝炎ウイルスは自然経過つまり免疫を抑えない限り患者さんの免疫が、ウイルスに対する抗体(HBs抗体ないしHBe抗体)を自然に生み出すことで、ウイルスの活性化が沈静化していくが、これを「セロコンバージョン(seroconversion)」と呼ぶ。
しかしHBs抗原、HBe抗原とも陰性になり、肝臓の画像診断も全く問題なく完治に至ったことはセロコンバージョンどころか体内から漢方せんじ薬を長期に飲みづけて完全に排除できた殺すことができたというというすごい証拠となる症例なのです。これは何を意味するかというと漢方煎じ薬は患者さんの免疫を最高度に高めることを証明しているのです。世界で免疫を高める薬は漢方煎じ薬しかないのです。西洋文明の医者はこの真実を誰も知らないのです。患者さんの会社の産業医もこれはレアケースだと驚いていたのはあたりまえのことなのです。この症例からもう一つ学んだことはherpesは患者さんの免役を上げても殺しきることは絶対に不可能ですからherpesは人間の免疫で殺せる手ごわいB型肝炎ウイルスよりもはるかに人間の免疫機構から逃れる遺伝子をherpesだけが進化させたので今なお最後の現代の病気のすべての原因として残ることができたのです。この世界でもっとっも手ごわいherpesを一言も口にしない世界の医療界は今すぐ消え去るべきです。
さらにセロコンバージョンは、HBVが免疫機能の攻撃をうけて、HBVがHBV自身のDNAの一部を変異させる遺伝子を形質転換させて起こるのですが、セロコンバージョンしたからといってもB型肝炎ウイルスを殺しきって体内から排除できたのではないのです。 免疫機能によってウイルスの活動がおさえ込まれるため、肝炎が沈静化し、B型肝炎ウイルスを持ち続けるのをウイルスキャリアというのですが症状がないので無症候性キャリアとなります。 しかし実際には、セロコンバージョンが起きた後もウイルスは肝臓の細胞に隠れているので患者さんの免疫が落ちるとそのたびにB型肝炎ウイルスが増殖を続け、知らぬ間に肝炎が進行し、肝硬変や肝がんに移行する人もいることが出てくるのです。
成人は免疫機能が確立しているため、B型肝炎ウイルス(HBV) に感染しても、多くの場合は 不顕性感染 で免疫が高い限りは免疫で治すことが出来るのです。医学書には自然に治癒すると書かれていますが、間違っています。自然という言葉ほど医学から離れている言葉はありません。医学においては「自然に」という言葉は「分かりません」という言葉と同義です。自然に治るのは免疫で治しているのです。恐ろしいことですがどんなに偉い医学者が書いた医学書に免疫で病気を治すという文章を一行たりとも見たことがありません。なんで賢い医者は嘘をつくのでしょうか?免疫を抑えて病気を作りまくらないとお金がもうからないからです。しかも真実を語れば責任を取らざるを得ないからです。病気を作って人の苦しみを増やしてお金を設けるとは本当にアコギな仕事ですね。悲しいですね。
B型慢性肝炎ではなく急性B型急性肝炎 を発症しても患者さんの一部の方では、一過性の感染を経て自分の免疫で治してしまうことがあるのはその患者さんの免疫が極めて高かったからです。しかし、免疫機能が未熟な乳幼児、透析患者さん、免疫抑制剤を使用している方などがB型肝炎ウイルスに感染すると、免疫機能のHLAの遺伝子の多様性が少ない患者さんはウイルスを異物と認識できないため肝炎を発症しないことがあり、ウイルスが排除されず、ウイルスを体内に保有した状態「持続感染」になります。このように、ウイルスを体内に保有している人を「キャリア」と呼びます。キャリアの方の約90%は一般的に、無症候期から肝炎期、肝炎沈静期と移行し、その後、無症候性キャリアのまま生涯を経過します。しかし、約10%の方は 慢性肝炎 を発症し、 肝硬変、肝細胞がんへと進展する危険性があるとされています。此処漢方せんじ薬を大量に長期に服用すれば完全に体からB型肝炎ウイルスを漢方の免疫を上げる力を借りてさらに自分の免疫で排除できます。
HLAとは(Human Leukocyte Antigenで略してHLA、訳してヒト白血球抗原)は遺伝子の第6染色体短腕部に存在する主要組織適合遺伝子複合体(MHC)の産物です。赤血球を除くほぼ全ての細胞と体液に分布し、自己と非自己の識別に関与する重要な免疫機構として働いています。A座、C座、B座、DR座、DQ座、DP座など多くの抗原の組み合わせで構成され、それにさらにそれぞれが数十種類の異なるタイプ(アリル)をもち、ハプロタイプ(父母それぞれから受け継いだ遺伝子座の一対)の組み合わせは数万通りともいわれます。
慢性肝炎になると、免疫によって攻撃された肝細胞は死滅しますが、肝細胞は再生能力が旺盛なため再生してきます。長年にわたり肝細胞の死滅と再生が繰り返されますが、細胞の再生が間に合わない場合、死滅した肝細胞の部分に、肝星細胞が線維を作り肝臓が形を保持するのを助けようとします。
肝星細胞はクプファー細胞ともいわれビタミンAを貯蔵し,肝臓内のディッセ腔と呼ばれる肝細胞と類洞内皮細胞の間隙に存在する線維芽細胞です。もっと正確に言うと線維芽細胞が生まれる前の細胞がありその細胞を幹細胞と呼ばれる細胞がありその幹細胞が細胞分裂をして、線維芽細胞となりその後この線維芽細胞があらゆる種類の支持細胞に分化できる万能細胞と言ってよいのです。従って線維芽細胞はいつまでも必要があれば分化し続ける幹細胞の一種と言っていいのです。この元の幹細胞と呼ばれる細胞は色々な細胞に分化できる力を持っており、線維芽細胞だけではなく、他の細胞になる力も秘めている細胞です。しかも線維芽細胞自身も分化できる能力を持っているので繊維細胞と言わないで芽をつけて線維芽細胞というのです。
例えば肝傷害時に活性化され,筋線維芽細胞様の形態を呈する.活性化した肝星細胞は,肝細胞の再生に必要なHGF(肝幹細胞増殖因子)等のサイトカインを分泌し肝再生を促進する一方,コラーゲンやTGF-βを産生して仕方なく肝臓の線維化を促進します。HGFは肝細胞増殖因子でHepatocyte growth factor で略してHGF です。分化した線維芽細胞である肝星細胞も50回以上は分裂ができなくなり肝星細胞が新たに分裂できなくなり肝星細胞がなくなった後に、この肝臓の線維化が増えてしまうと、肝臓は硬くなりゴツゴツとした外見の臓器となります。この状態が肝硬変です。肝硬変になると、肝細胞の多くが破壊され、血液の循環が悪くなるため、肝臓は本来の機能が果たせなくなります。そして長い年月の炎症により、肝癌を発症すると考えられています。B型肝炎ウイルスば感染した細胞の遺伝子DNAに入り込んで知らぬ間に遺伝子の形質転換を行いがん遺伝子に変異させてしまい肝癌を作ってしまうのです。
肝硬変への経緯はB型肝炎 の場合、無症候性キャリアの方や慢性肝炎患者さんが、肝硬変を経ることなく以上に述べた遺伝子の形質転換を起こしてす肝がんを発症する事例が少なくありません。原因として、HBVの DNA の一部が肝細胞のDNAに組み込まれ、がん細胞が発生するのです。これをHBVの遺伝子形質転換と言います。そのため、キャリアの方は、肝機能検査値に異常がみられなくても、定期的に肝がんを早期発見するための検査を受ける必要があります。
キャリアの症状の経過で、ポイントとなるのがセロコンバージョン(Seroconversionです。Seroは 血清で、conversionは 変化ですがこの命名も問題があります。其れは血清が変化したのではなく免疫が上がって新たなる抗体がBリンパ球によってできたので抗体新生というべきです。
HBVキャリアの方が肝炎を発症すると、一時的にウイルス量が増加し、その後は増えたウイルスを免疫の働きで殺すのでウイルス量は大幅に減少します。この免疫の上昇により、HBe抗体が新たに作られHBe抗体があるのでHBe抗体陽性(+)になり血液中のHBe抗原と結びついて大食細胞や好中球に貪食されてHBe抗原がなくなりHBe抗原陰性(-)となります。
その後、2010年と2017年の4月に右耳にヘルペスウイルスによる突発性難聴が発生しました。いずれも抗ヘルペス剤(アシクロビル)と漢方煎じ薬を3日ほど服用して症状がなくなりました。それと同時に右肩の慢性的な痛みが半減しました。今も普通の生活を送っており、当院には通院されておりません。この突発性難聴もherpesが原因です。steroidの治療をされなかった人は簡単に治ります。
処方:難聴に効く漢方煎じ薬、抗ヘルペス剤1日12錠。
症例報告4例目の研究報告
治した病名:B型慢性活動性肝炎、
B型肝炎ウイルス(hepatitis B Virus 略してHBV)は、ヘパドナウイルス科オルトヘパドナウイルス属に属するDNAウイルスである。B型肝炎の原因ウイルスである。略してHBVと呼ばれる。直径42nmの球状粒子(Dane粒子)で、エンベロープを持つ。Bane粒子の内部には直径27nmのコア粒子(ヌクレオカプチド)が存在する。
HBVは細胞に感染するとまず、自分のDNAを細胞の核に送り込む。そこで、プラス鎖のDNAを修飾して完全な二重鎖のスーパーコイルDNAになるとこれを鋳型として宿主細胞由来のRNAポリメラーゼを使ってプレゲノムRNAを合成する。
プラス鎖のDNAとは HBVは二重鎖DNAウィルスなので、プラス鎖といえば遺伝子がコードされている側の鎖ということです。
DNA超らせん(DNAちょうらせん、DNA superhelix)とは、DNAの二重らせんにさらにねじれを導入したときに生み出される高次のらせん構造のことをいう。DNAスーパーコイル(DNA supercoil)ともいう。
プレゲノムRNAとは、ウイルス逆転写酵素およびDNAゲノムの生成の鋳型としても機能するRNAです。このプレゲノムRNAからウイルスDNAポリメラーゼにある逆転写酵素活性を用いてマイナス鎖のDNAを合成する。この過程ではRNAのプライマーが次々に転移し、全長のマイナス鎖DNAを完成させる。プライマーは短いRNA断片であり、RNA ポリメラーゼの一種であるプライマーゼという酵素によって作
られるプライマーは、DNA複製の新しいDNA鎖伸長時にDNA合成の開始点となる数ヌクレオチドのRNAです。プライマーの長さは、真核細胞で5~8ヌクレオチドです。なお、このようにプライマーがDNAと結合することをアニーリング という。その後、DNAポリメラーゼにより、プラス鎖が合成されるが、合成が全て終わる前に小胞体内腔に出芽したウイルス表面分子のHBs抗原に覆われ細胞外に放出される。HBs抗原はB型肝炎ウイルの表面に存在する抗原です。したがってHBs抗原が高値(陽性)の場合は「採血時点でB型肝炎ウイルスが体内に存在している」ということになります。結果が「陰性」あることが正常です。
B型肝炎ウイルス(hepatitis B Virus 略してHBV)は、熱に強く、60℃ × 10分間の加熱処理でも不活化されず、感染性を失わない]が、60℃ × 10時間では不活化される。ウイルスなどの感染力や毒性を失わせることについていう。
主な抗ウイルス療法は、インターフェロンや核酸アナログ製剤を用いた治療法がある。インターフェロン(IFN)としてはIFNα、IFNα2b、IFNβ、PEG-IFNα2aの四つがあります。インターフェロンは、免疫系に働き掛け、肝炎ウイルスの増殖を抑え、肝炎ウイルスを破壊する効果があります。免疫系や炎症の調節などに作用して効果を発揮する薬剤。インターフェロン治療は、ウイルス性肝炎を根治できる治療法であり、遺伝子のタイプにもよりますが、B型肝炎では約3割、C型肝炎では約5割~9割の人が治療効果を期待できます。ただし、強い副作用(発熱や頭痛、筋肉痛、脱毛、めまい、不眠など)を伴うことが多い。
核酸アナログ製剤治療はB型肝炎ウイルスが増殖する過程を阻止することによって、増殖を抑制する薬剤。高いウイルス抑制効果が期待できますが、内服を開始すると長期にわたって服用が必要になります。いずれにしろ現在の医療では「B型肝炎ウイルスの完全排除」は困難である。Herpesウイルスと同じです。
B型肝炎ウイルスは自然経過において患者さんの免疫が、ウイルスに対する抗体(HBs抗体ないしHBe抗体)を自然に生み出すことで、ウイルスの活性化が沈静化していくが、これを「セロコンバージョン(seroconversion)」と呼ぶ。抗ウイルス治療はこの状態を促していくことと、この状態に近いウイルスの活動性の鎮静が目標である。よって、患者さんの免疫を高めることが一番大切です。漢方煎じ薬は患者さんの免疫を高めて知らぬ間にB型肝炎ウイルスに対する抗体(HBs抗体ないしHBe抗体)を自然に生み出すことで、ウイルスの活性化が沈静化させ最後は抗体の「セロコンバージョン(seroconversion)」を生み出すことが最も重要です。免疫万歳!!!
具体的なB型肝炎の治療法は35歳未満の患者さんは若いので患者さんの免疫が高いのでセロコンバージョンが期待されるので、免疫賦活作用もあるIFN治療と漢方煎じ薬を併用するのです。さらにウイルス量が多い場合、核酸アナログ製剤を加えます。35歳以上の患者さんの場合は自分の免疫でHBs抗体ないしHBe抗体を作り出すセロコンバージョンの可能性が低く、核酸アナログ療法によるウイルス抑制治療と漢方煎じ薬を併用します。ウイルス量が多い場合、さらにIFN療法が加えられます。
上の図のDane粒子とは. B型肝炎ウイルスの本体をDane粒子と呼びます。. これは発見者の名前をとってつけられました。. Dane粒子は、完全閉鎖二本鎖DNA、DNAポリメラーゼ、逆転写酵素などを含む芯(芯)と外殻(エンベロープ)の二重構造をしています。
かなり進行していた病状が、当院で治療を受けて改善されました。
患者:当時30歳、男性
1981年、会社の定期健康診断でGOT、GPTが高く肝機能障害の疑いがあるとの指摘があり、後日さっそく血液検査とRI(ラジオアイソトープ)による画像診断を行いました。RI検査の後、検査医がRIの写真を見て「なんだ、これはひどいな!」と吐き捨てるような感じで患者さんに言いました。患者さんは検査医の無神経さに腹を立てながらも、今自分の体が大変なことになっていると思い、翌日すぐに会社の産業医に検査結果を確認したところ、B型の活動型慢性肝炎でかなり進行した状態であるとの説明を受けました。
今後の対応について産業医に質問されましたが、慢性肝炎の根本的な治療法はなく、対症療法的な治療法しかないため、これからは高蛋白質を取り、仕事も無理をせず極力安静を保つ生活をするようにというアドバイスしかされず、それまで特に目立った自覚症状もなく患者さん自身は健康体だと思っていたため、まさに青天の霹靂でした。
それからは精神的なショックからか徐々に徐々に体調が悪化していき、常に体にだるさを感じるようになり、そして風邪をひいてしまったことがきっかけで肝炎の急性増悪で3ヶ月入院されました。
急性増悪(ぞうあく、aggravation)とは、症状が急に悪化することである。もともと悪かった状態がさらに悪くなることを指す。例えば、COPD(慢性閉塞性肺疾患)に罹患している患者が、上気道感染などを契機に病態が急激に悪化することをCOPD急性増悪と呼ぶ。
さらに2年後にまた急性増悪で3ヶ月間の入院をすることになり、退院された後は、これからも入退院を繰り返し肝硬変になるのかと暗い気持ちになってしまいました。それでも何とかして肝炎を治さなければと思い、色々な民間療法や市販の漢方エキス製剤などを試されましたが、効果はありませんでした。
漢方エキス製剤は漢方の免疫を上げる成分が薄すぎて煎じる漢方薬に比べて効果は落ちるので私たちは面倒な漢方煎じ薬を用いているのです。しかも漢方三千年の歴史はすべて患者さん自身が自分で煎じた歴史であったのです。
ある日、通勤途中で当院の看板が目に入り、漢方治療と書いてあったため、試しに受診されたとのことです。私は漢方治療や抗ヘルペス剤や病気の原因などについて詳しく詳しく説明をし、患者さんは治療を続けることになりました。
処方:漢方煎じ薬、抗ヘルペス剤、お灸。
最初の頃はGOT、GPTなどの肝機能の数値が安定せず、半信半疑だったようですが、徐々に倦怠感が無くなっていき、それまでよく風邪を引いていたのがあまり引かなくなり、患者さんも自身の免疫が上がって来ていることが実感できたとのことです。
治療開始から2年目、肝機能の数値が正常値の範囲内で安定するようになり、現在に至るまで肝機能数値の変動はまったく見られず、超音波検査の所見でも特に異常は認められませんでした。
また、蕁麻疹や過敏性腸炎を起こしましたが、漢方煎じ薬と抗ヘルペス剤を処方し、それらも完治されました。過敏性腸炎もherpesが原因です。
現在も普通の生活を送れるようになり、当院には通院されておりません。
ウイルス性肝炎の種類は三つあります。既に症例報告をした一番怖いB型肝炎ウイルス(HBV)とC型肝炎ウイルス(HCV)と自己免疫性肝炎と間違って言われるherpes性肝炎の三つです。
二番目に怖いC型肝炎ウイルス(HCV)について勉強しておきましょう。ウイルス粒子は一本鎖RNAで外皮(エンベロープ)とコア蛋白の二重構造を持つ、直径35〜65nmの球状粒子であり、ゲノムとして9.5kbのプラス一本鎖RNAを持つ。ヒトを固有宿主とする。
C型肝炎ウイルス(HCV)の模式図
一本鎖RNAは約3010のアミノ酸からなるポリプロテインをコードすることのできる読み取り枠(open reading frame、ORF)を有しており、幾つかの機能タンパク質を含む1つの大きなタンパク質を持っており,ポリプロテイン(前駆体蛋白)は内部に存在するプロテアーゼや感染宿主細胞が持つプロテアーゼにより切断され,成熟化する.ウイルスタンパク質によく見られる.ORF (Open reading frame略してORFで訳して開かれた読み取り枠) とはDNAまたはRNA配列をアミノ酸に翻訳した場合に終止コドンを含まない読み取り枠がオープンな(Open)状態にあり、タンパク質に常に翻訳される可能性を持っている塩基配列をORF (Open reading frame)と言います。このポリプロテイン、つまり前駆体蛋白に、宿主細胞のシグナラーゼと、ウイルス自身のコードする2種類のプロテアーゼが作用して、ウイルス粒子を形成する構造蛋白質とウイルス粒子に含まれない非構造蛋白質が産生される。細 胞 由 来 の シ グナ ラーゼ に よ って コ ア,E1,そ してE2蛋 白 が切 断 され,そ れ以 降 は ウ イル ス プ ロテ ア ー ゼ に よ って切 断 され る。 また、ゲノムの5´末端には、ウイルス蛋白の翻訳調節に関与する領域が存在する。これは、多様性の高いゲノム配列中にあり、ウイルスのクローン間で最も良く保存されているため、遺伝子検出に利用される。
現在までに10種類以上の遺伝子型(genotype)が発見されており、アメリカでは1a型が、ヨーロッパでは1a型と3a型が、日本では1b型が70%と多く、続いて2a型、2b型が多い。遺伝子型(genotype)には1a型 1b型 1c型 2a型 2b型 2c型 3a型 3b型 4型 5a型 6b型があります。治療効果の観点から、日本において遺伝子型に対し、2種類の血清型(serotype)で分類されている。セログループとは、C型肝炎ウイルスを血清学的に分類したものです。血清学的というのは抗体型のことです。C型肝炎ウイルスの塩基配列が異なると、ウイルスによって作られるタンパク質も異なります。その結果、異なった塩基配列に対して作られる抗体も異なります。この違いによって分類されるのがセログループです。血清型(serotype)つまりC型肝炎ウイルス特異抗原に対する抗体によって1群(Group1)である主に1a型 1b型 1c型と2群(Group2)の主に2a型 2b型 2c型に分類している。このC型肝炎ウイルスウイルスに感染するとほぼ確実に抗体が産生されるので、抗体検査は診断上重要である。
ジェノタイプとセログループは90%以上、一致します。セログループが判定保留、あるいは判定不能となった場合、ジェノタイプの検査が行われます。
遺伝子型とは微生物やウイルスの遺伝子を構成する塩基配列の違い(ジェノタイプ)を表しています。C型肝炎ウイルスには大きく分けると6つの遺伝子型が確認されています。ジェノタイプは、C型肝炎ウイルスの遺伝子の塩基配列の類似性により分類される型です。
ウイルスの伝播は輸血や医療関係者の針刺し事故などの血液を介したもの、及び性行為での感染によるものが多いのです。HCVは肝細胞と一部のリンパ球を標的細胞とし、宿主の免疫機構やインターフェロンからエスケープして持続感染を引き起こす。また、細胞内の中性脂肪を利用して増殖しており、さらに、ウイルスの「コア」と呼ばれる蛋白質の働きで、細胞内の中性脂肪が増加するのはherpesウイルスと似ています。
肝臓以外の病変として、主として細動脈レベルに生じる全身性 血管炎 を生じるクリオグロブリン血症[、膜性増殖性糸球体腎炎、晩発性皮膚ポルフィリン症、シェーグレン症候群、慢性甲状腺炎、悪性リンパ腫、扁平苔癬などを発症させる。また、2型糖尿病、糖脂質代謝異常、鉄代謝異常との合併が有意に多い。これらの病気の中にはherpesが関与しているものが多く含まれます。いずれめいかくにするよていです。こうごきたい!!!
慢性甲状腺炎は橋本病のことでherpesが原因であることは言うまでもありません。
晩発性皮膚ポルフィリン症は比較的頻度の高い肝性ポルフィリン症であり,主に皮膚が侵される。ポルフィリン症(ポルフィリンしょう、porphyria)とはヘム合成回路(ポルフィリン合成回路)の酵素が機能しない、先天的または後天的な疾患であるが、晩発性皮膚ポルフィリン症は遺伝子病ではなくヘルペスウイルスによるものです。ヘム合成系酵素の異常によって、中間代謝のウロポルフィリノーゲンなどの、尿中あるいは糞便中の排泄量が増加していることが、診断の決め手となる。皮膚や粘膜の慢性的な炎症によって起こる病気のことで、化学物質である薬の影響によって起こることもあります。かゆみを伴う発疹ができます。口の中にも病変が現れることがあり、もやっとした(網状)青白い発疹ができます。
C型肝炎ウイルス(HCV)は免疫系から回避が得意です。感染細胞や樹状細胞が産生するインターフェロンαやインターフェロンβは、HCVの排除に働き、さらに樹状細胞によって活性化されたNK細胞も、ウイルス排除に貢献しますが、HCVはNS3プロテアーゼなどにより、インターフェロンαやインターフェロンβのシグナル伝達を阻害するほか、HCV のE2グリコプロテイン( glycoprotein)によりNK細胞の機能を低下させることで、免疫系から免れています。
治療は有効なワクチンは無いが、抗ウイルス薬として2015年7月に承認されたレジパスビルの登場により、96〜100%の人でウイルス除去が可能になった。一般に、どんなウイルスに感染しても、ウイルスに対しては患者さんの免疫機能が働いてウイルスの増殖を抑えたり、排除したりすることができるのですが、つまりC型肝炎ウイルスが感染中に免疫は中和抗体を作ってウイルスの感染防御や排除するのですがウイルスの外殻(エンベロープ)の一部がつぎつぎと変異するので作った抗体が役に立たず、ウイルスを排除するのに十分な免疫機能が働かないのです。
C型肝炎とはC型肝炎ウイルス(HCV)の感染により起こる肝臓の病気です。HCVに感染すると約70%の人が持続感染者となり、慢性肝炎、肝硬変、肝がんと進行する場合があります。肝臓は「沈黙の臓器」ともいわれ、C型肝炎になっても自覚症状はほとんどありません。HCVは感染者の血液を介して感染します。他人の血液に直接触れることが無ければ、家庭や集団生活での感染のおそれはほとんどありません。
HCVは血液を介して感染しても自覚症状がない、「不顕性感染」ですが、60~80%の人ではウイルスが自然に排除されることなく、慢性化し、「慢性肝炎」になると言われています。慢性肝炎の患者さんのうち、30~40%約20年の経過で「肝硬変」に進行しさらに肝硬変の患者さんでは、年率約7%の頻度で肝がんが合併します。また、肝硬変は食道静脈瘤を合併することも多く、破裂すると命にかかわることもあります。肝硬変や肝がんが末期状態に進行しますと肝不全状態となり、黄疸や腹水貯留、意識障害が進行していきます。肝硬変のうち肝臓の働きが保たれて合併症に乏しい軽度なものを「代償性肝硬変」、より進行し様々な合併症を伴うものを「非代償性肝硬変」といいます。
C型肝炎ウイルスに感染するとHCV抗体陽性となりますが持続感染をしている人と、治癒をしてウイルスのいない人が含まれます。なぜ多くの人で感染が持続するのでしょうか?また感染を予防するために有効な免疫グロブリンやワクチンはできないのでしょうか?先ほど述べたように C型肝炎ウイルスに感染すると感染中に)ウイルスの外殻(エンベロープ)の一部がつぎつぎと変異することから、ウイルスを排除するのに十分な免疫機能が働かないからです。C型肝炎ウイルスにはこのような性質があることから、精密検査として、HCVはRNAウイルスですからHCV核酸増幅検査、別名HCV-RNA定量検査といわれる血液中にC型肝炎ウイルス遺伝子があるかどうかを調べる検査を行います。HCV-RNAとはウィルスのRNA(つまり本体)の測定なのでHCV-RNA検査で陽性であれば、現在のHCV感染を意味しています。さらに、C型肝炎ウイルスの型を調べるセログループあるいはゲノタイプを測定し、これらを組み合わせて治療方法の選択や治療効果の予測をします。HCV感染後免疫で排除された方や抗ウイルス治療で治癒した方ではHCV核酸増幅検査は陰性となりますが、HCV抗体検査は長期間にわたって陽性が持続します。
現在の肝臓の炎症の程度をみるのがAST(GOT)値やALT(GPT)値です。また肝炎の進行度、すなわち慢性肝炎から肝硬変へどの程度進行しているかを把握することが非常に重要です。これには肝臓でつくられるアルブミンや、血液を固まらせる働きをもつプロトロンビンという蛋白の量や線維化で少なくなる血小板数を見ていきます。このほか、肝臓の線維化は、ヒアルロン酸やIV型コラーゲン、M2BPGi(Mac-2結合蛋白糖鎖修飾異性体)などの線維化マーカーと言われる血液検査や、FIB-4インデックスといわれる肝臓の線維化の進展度合いを評価するためのスコアリングシステムなどの血液検査から計算する方法、ファイブロスキャンなどの機器で直接、肝臓の硬さ(肝硬度)を測定することにより進展を予測できます。フィブロスキャン検査とは、体の表面に特殊な「プローブ」をあて、そこから発せられる振動と超音波の伝わり方から肝臓の硬さや肝臓組織内の脂肪量を測ることができる検査です。さらに肝臓の状態や肝がんの合併を知るためには腹部超音波検査(腹部エコー検査)やコンピューター断層撮影(CT)、核磁気共鳴画像法(MRI)などの画像検査を行います。また、より精密に肝がんを見つけるために造影剤という薬を静脈注射しながら写真を撮影することがあります。肝臓の状態を直接観察するために、おなかに針を刺し、腹腔鏡という特殊なカメラで肝臓を観察することもあります。さらに、直接、肝臓の組織・細胞の一部をとって顕微鏡で観察する「肝生検」によって、詳しく肝臓の状態や線維化の程度を評価することもあります。また、肝臓病では、肝がんの早期発見に努めることが重要です。画像検査のほかに、肝がんで特徴的に高くなる、AFP、 PIVKA-IIなど「腫瘍マーカー」を測定します。
C型慢性肝炎に対するもっとも根本的な治療は、HCVを体内から排除することです。以前はインターフェロンを用いた治療がおこなわれていましたが、現在はほとんどの方がインターフェロンフリーの飲み薬での治療を受けています。また、2019年2月より重度の非代償性肝硬変の方でも内服可能な薬が登場しました。抗ウイルス薬は非常に高価ですが、肝がんの合併がない方は医療費助成を受けることが可能なため、自己負担は少額で済みます。
1992年以降、わが国ではインターフェロンという注射薬を基本にした治療が行われ、リバビリンという飲み薬の併用、ペグインターフェロンという週1回の注射ですむ薬剤も開発されました。しかしインターフェロン治療は効果が不十分で副作用も多く、新しい治療が望まれていました。その後、インターフェロンに加え、C型肝炎ウイルスに直接作用する薬剤(直接作用型抗ウイルス薬、DAA)をペグインターフェロン、リバビリンと併用する3剤療法がおこなわれ、治療効果が格段に高まりましたが、現在ではDAAだけのインターフェロンフリー治療が中心となり、インターフェロン治療はほとんどおこなわれなくなりました。C型肝炎の治療はインターフェロン(IFN)が主流でしたが、直接作用型抗ウイルス薬、別名DAA(Direct Acting Antiviral)の登場よって治療方法、著効率がドラスティックに進化しました。直接作用型抗ウイルス薬(DAA)作用機序と作用部位の違いはどこでしょうか?
C型肝炎ウイルス(HCV)の蛋白にはウイルス粒子を形成する構造蛋白と、ウイルスの複製に関わる非構造蛋白が存在します。直接作用型抗ウイルス薬(DAA)はHCVの非構造蛋白領域に作用しC型肝炎ウイルスの複製を抑えます。DAAという抗ウイルス薬が作用するのはC型肝炎ウイルスの非構造蛋白領域に存在するNS3/A4プロテアーゼとNS5Aポリメラーゼと NS5Bポリメラーゼの3つのいずれかです。ちょうどヘルペスウイルスに効果的なアシクロビルはherpesのポリメラーゼという働きを抑えてherpesの遺伝子の複製を抑えるのと似ています。DAAは3つのうちのいずれかに作用する単剤の抗ウイルス剤か、2〜3種類が入った配合剤の抗ウイルス剤なのです。
わが国では2014年9月から、インターフェロンを使わない、抗ウイルス薬だけの治療「インターフェロンフリー」治療が始まり、C型肝炎の抗ウイルス治療の主流となっています。直接作用型抗ウイルス薬(DAA)が数多く作られHCVの非構造蛋白領域に作用しC型肝炎ウイルスの複製を抑えることができるようになったことにより、慢性肝炎から代償性肝硬変までの初回治療の場合、95%以上の人でウイルスを体内からなくすことが可能となっています。しかも、インターフェロンのような副作用が少なく、これまでさまざまの合併症でインターフェロンが使えなかった患者さんでも短期間で安全に治療ができるようになりました。インターフェロンフリー治療により多くの方ではHCV排除が可能となりました。インターフェロンフリー治療というよりも抗C型肝炎ウイルス薬と言ったほうがはるかにわかりやすいのに何故インターフェロンフリー治療と言われているのかわかりません。
しかしHCVを排除できない一部の患者さんには、ウルソデオキシコール酸(内服)やグリチルリチン配合剤(注射)により、肝機能を正常に保ち、肝炎の進行を防止する肝庇護療法をおこなう場合があります。