理論 糖尿病

Ⅰ型糖尿病の原因について

投稿日:2019年12月29日 更新日:

 私が最近経験したインフルエンザワクチンの副作用としては、Ⅰ型糖尿病になった子供がいました。これはインフルエンザワクチンの副作用というよりも、別のメカニズムによって膵島のβ細胞が破壊されたためです。それを説明するためにインフルエンザワクチンがどのようにして作られるかを述べておきましょう。3つのステップがあります。最初のステップは鶏の受精卵をたくさん用意し、37度の孵卵期に10日間入れておくと、この受精卵はヒヨコになる途中の卵になります。これを孵化卵といいます。この孵化卵にウイルスの混ざった液体を注射器で注入しておくとウイルスが増えていきます。増えていく最中に孵化卵から液体を取り出して集めます。次のステップはこの液体からウイルスだけを取り出すことです。この液体には卵の成分であるタンパク質もたくさん含まれているので、この液体を遠心分離機にかけると、比重の違いを利用してウイルスだけを取り出すことができます。最後のステップは、分離したウイルスにホルマリンを加えて殺し、ウイルスを不活化します。これが不活化インフルエンザワクチンとなります。

 ここで問題点がいくつかあります。ウイルスを不活化するということに意味についてどの本にも書かれていないのです。不活化ワクチンは殺してしまったウイルスをワクチンに用いるという意味です。実際的には不活化ワクチンを人体に入れても感染はしないというワクチンです。感染はしないということはワクチンにしたインフルエンザウイルスの遺伝子が複製(コピー)できないという意味です。にもかかわらずホルマリンがどうしてインフルエンザウイルスの遺伝子を複製できないようにしているかについては一言も書かれていないのです。ワクチンの専門家は必ずこのような疑問を感じて解明しているはずですが、なぜ語らないのでしょうか?しゃべるとホルマリンで不活化することが人体にまずいことになるからかもしれません。今のところ私にはわかりません。ただ複製できなくなっても、上に述べたように、HAタンパクやNAタンパクはワクチンに残っていますから、ワクチンを投与すれば人体はそれに対して抗体を作ることはできるのです。この15種類のHAに対する抗体を作ったり、9種類のNAに対する抗体をワクチンによって無理やり作らせると、この抗体とクロスリアクション(交差反応)する膵島のβ細胞の膜の糖鎖を生まれつき持っている人、つまり遺伝子を持っている人はこの抗体が付着し、細胞もろとも大食細胞やナチュラルキラー細胞が食べてしまうことがあるのです。なぜクロスリアクション(交差反応)というのかを説明しましょう。交差反応とは、抗体が作られる元となった抗原とは別のよく似た違った種類のタンパクの抗原に対して結合し反応を起こしてしまうことをいいます。この場合は、インフルエンザワクチンに含まれているHAタンパクやNAタンパクと、膵島のβ細胞の膜の糖鎖の分子構造がよく似ているため、この違った2種類のタンパクに対して1種類の抗体が反応するので交差反応と呼ばれるのです。そうするとβ細胞でインシュリンが作られなくなり、幼くしてⅠ型糖尿病となり、生涯インシュリンを打ち続けなければならなくなるのです。

 生まれたときからⅠ型糖尿病になっている人はいません。ほとんどがインフルエンザウイルスをはじめ、その他の細菌感染症の後に起こるのです。全てが今述べたウイルスや細菌に対して作られた抗体が膵島のβ細胞の膜に引っ付き、クロスリアクション(交差反応)を行い大食細胞やナチュラルキラー細胞に食べられてしまうからです。このようなⅠ型糖尿病も自己免疫疾患のためであり、原因が分からないと学者は言い続けていますが、間違いです。この世には自己免疫疾患はないという論文を書きましたからここを読んでください。

-理論, 糖尿病
-, , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

オプジーボについて_その2 2018.12.21更新

私のこの論文のテーマの一つである「オプジーボはなぜ取り返しがつかない副作用を起こすのか」を理解するために、絶対に必要な3つの条件があります。しかも、世界中の医者の誰一人も気が付いていない3つの免疫学の …

no image

滑膜線維芽細胞はなぜ免疫細胞の一つなのでしょうか?更新2022.4.12

滑膜線維芽細胞はなぜ免疫細胞の一つなのでしょうか? リウマチ性多発筋痛症などで関節組織や骨組織や骨格筋の細胞にherpesを殺すために関節組織の周辺に一番多い細胞は滑膜線維芽細胞でヘルペスを認識すると …

no image

筋萎縮性側索硬化症(ALS)の薬物療法はすべて間違っています。更新2024.10.1

筋萎縮側索硬化症(ALS)の薬物療法はすべて間違っています。日本で唯一認可されたALS治療薬はリルゾールだけです。症状を遅らせるといった科学的根拠があり治療法として確立していると医薬業界は言い続けてい …

no image

ダメージ関連分子パターン(DAMP)とは何でしょう?更新2022.4.8

ダメージ関連分子パターン(damage-associated molecular patterns、略してDAMP)は、外傷または病原体による感染によって損傷または死にかけている細胞から放出される自然 …

no image

オプジーボについて_その1 2018.12.13更新

まず、ノーベル賞を受賞された本庶佑先生がおっしゃられていたように、オプジーボは免疫の働きを利用した全く新しいタイプの抗ガン剤であり、かつガン治療薬において細菌病原体に絶滅させた嚆矢となったペニシリンと …