SAPHO症候群 理論

SAPHO症候群の原因もヘルペスである

投稿日:2019年12月30日 更新日:

 最近、東京から来た患者さんで、SAPHO症候群という病名を東京医科歯科大学で付けられてきた方がいます。もちろん治療法はステロイドしかないと言われ、わざわざ東京から松本漢方クリニックに受診された方です。権威と権力を独占している世界中の医学者たちが言うSAPHO症候群とは、原因不明の骨・関節症状と皮膚症状を呈する症候群であります。

 ここで症候群の意味について 述べておきましょう。症候群は英語で“syndrome”と書き、シンドロームと発音します。症状と症候は同じ意味です。従って SAPHO症候群は、SAPHO 症状群といってもよいのです。症候群とは、症状が同時に体のあちこちに起きる一群の症状のことでありま
す。原因不明ながら共通の病態(自他覚症状・検査所見・画像所見など)を示す患者が多い場合に、そのような症状の集まりに名をつけて、扱いやすくしたものであります。シンドロームの原義は「同時進行」であり、同時発生様の社会現象などを指す用語としても使われます。正しいシンドロームの定義は、ある根本原因から生じた身体的・精神的症状の総称であります。

 それでは SAPHO 症候群の根本原因はなんでしょうか?全身の神経細胞
や様々な細胞に感染した殺しきれないヘルペスが原因であり、様々な細胞に入り込んだヘルペスと免疫との戦いにより症状(症候)が出ているだけなのであります。

 ちなみに「SAPHO」とは滑膜炎(synovitis)、痤瘡(acne)、膿疱症
(pustulosis)、骨化症(hyper-ostosis)、骨炎(osteitis)の5つの症状の頭文字をとったものなのです。未だ原因・機序は明らかではなく、細菌感染や金属アレルギーが原因と推定されていますが、実を言えば原因はステロイドホルモンで免疫を抑えている間に全身に広がったヘルペスなのです。ワッハッハ!現代の病気の原因は8種類のヘルペスと7500 万種類の化学物質しかないのはご存知ですね。もはや風邪などは病気ではありませんね!ワッハッハ!

-SAPHO症候群, 理論
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

抗ヘルペス剤であるアシクロビルはどのように分解処理されて排泄されるのでしょうか?更新2025.6.27

抗ヘルペス剤であるアシクロビルはどのように分解処理されて排泄されるのでしょうか?アシクロビルは核酸アナログで分解処理については、アシクロビルは主に腎臓から排泄され、代謝によって分解される経路は限定的で …

no image

新新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンは作ることができない 2020.1.1

8月ごろに書いた、「コロナウイルスの後遺症はなぜ起こるのか?」という論文の中に「阪大とアンジェスの開発する新新型コロナウイルスに対するDNAワクチンは作れない」という趣旨の文章を書きましたが、DNAワ …

no image

4種類のワクチンについて 2020.6.10更新

ワクチンの種類には4種類あります。1)不活化ワクチン、2)弱毒化ワクチン(生ワクチン)、3)トキソイドワクチン、4)DNAキャリアワクチンの4種です。順番に説明しましょう。 1)不活化ワクチンとは   …

no image

何故肺癌が一番死にやすいのですか?更新2025.10.15

何故肺癌が一番死にやすいのですか?転移性肺癌はあり得ない。逆に他の組織に肺がんが転移することもない。何故ならばO2とCO2分子しか出入りできない肺胞壁を癌細胞という巨大な分子が出入りできないからです。 …

no image

ミトコンドリアの機能障害によって人体のエネルギー通貨であるATPの産生低下ために癌が生じるという理論は間違いであることを証明します。更新2024.12.28

ミトコンドリアの機能障害によって人体のエネルギー通貨であるATPの産生低下ために癌が生じるという理論は間違いであることを証明します。まずミトコンドリアでの活性酸素の発生と除去について詳しく述べます。 …