なぜシリーズ 理論 自己免疫疾患はない

何故自己免疫疾患は存在しないのか?自己免疫疾患の自己抗体はB細胞が何が原因で誤って作るのですか?昔からあった病気ですか?更新2025.8.30

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自己免疫疾患における自己抗体は、B細胞が自己の体の一部を「異物」と誤って認識してしまい、それに対する抗体を作り出すことによって生じます。この文の「異物」と誤って認識する医学的根拠が一切ないのです。というのは抗体を作るBリンパ球は獲得免疫ですから本来自己と非自己とを見分けることは不可能なのです。見分けることができる細胞は自然免疫の抗原提示細胞しかないのです。

更にそのあとに続く文にはのB細胞の自己寛容が破綻することや、感染症などが引き金になる場合があると考えられていますだけで、原因は完全には解明されていませんのにどうしてB細胞の自己寛容が破綻すると断言できるのですか???。自己抗体による自己免疫疾患の歴史は、古代に遡るものではありませんと言いながら、しかし歴史的にみても、病原体ではなく人自身の体内で起こる炎症性の病気は古くから知られており、関節リウマチなどの一部の疾患は古代エジプトのミイラから病変が確認されています。と続くのは論理がハチャメチャなのです。

自己抗体が作られるメカニズム①免疫寛容の破綻:通常、免疫系は自分自身の体と外部からの異物とを区別して、異物だけを攻撃します。B細胞(Bリンパ球)が成熟する過程で、自己の成分を攻撃するB細胞は排除されるか、免疫反応が生じないように(免疫寛容)なっています。しかし、何らかの原因でこの免疫寛容が破綻すると、B細胞が自己の成分を抗原として認識し、誤って抗体を産生してしまいます。この何らかの原因は医学的に明確にされたことがないのです。②分子擬態:体内で細菌やウイルスなどが持つタンパク質の構造が、自分自身のタンパク質の構造と似ている場合、免疫系がそれらを混同し、本来攻撃するべきではない自己の成分に対して抗体が作られることがあります。と言われますがその根拠が何もありません。③免疫システムの障害:疫機能そのものに何らかの障害が起き、自己と非自己の識別能力が低下することで、自己の成分を攻撃してしまう場合もあります。というあいまいな意見が続くだけです。

自己抗体による自己免疫疾患の歴史は、古代から存在していたものではありません。これは、免疫学が確立され、自己抗体の存在が確認されるようになった、比較的近代になってから認識されるようになった病気です。しかし、病気の症状自体は過去から存在しており、近代医学の発展によって初めてそのメカニズムや自己抗体との関連性が明らかになりましたという根拠のない話が延々と続くばかりです。自己免疫疾患が大昔から古代からあれば人類は消滅してしまっているでしょう。

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