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ヘルペスウイルスと大腸菌バクテリオファージとは異母兄弟です。更新2025.6.30

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ヘルペスの溶原感染はバクテリアファージが細菌に感染するのと基本的には同じ機構ですがほんの少しだけ違っています。

ヘルペスウイルスは人のゲノムDNAに侵入して自分のDNAを組み込みこんだ状態で潜伏感染します。初感染の後、神経節の細胞内や他のあらゆる細胞のゲノムDNAにDNAを組みこんだ形で潜伏し、患者の免疫力が低下し、かつ細胞が増殖分裂する際にヘルペスウイルスも娘ウイルスを細胞の中でたっぷり増殖させ細胞がヘルペスの増えすぎた娘ウイルスたちに5大栄要素やエネルギーを奪われ過ぎて利用価値がなくなると溶解感染になり細胞は解けるように死んでしまうので、別の新しい細胞に感染していきます。これをウイルス学者たちはヘルペスウイルスの再活性化と呼んでいますが間違った表現です。

ヘルペスウイルスはDNAウイルスの一種で、8種類あります。これらのウイルスは、初感染後、特定の神経節(顔面神経節、三叉神経節、仙骨神経節など)の細胞内にDNAの状態で潜伏します.潜伏感染中は、ウイルスの遺伝子発現が抑制され、ほとんど活動を停止した状態になります.しかし、患者の疲労やストレス、免疫力の低下などが原因で、潜伏中のウイルスが再活性化し、再び増殖を開始するのです。しかもヘルペスが増えすぎるとヘルペスに感染した細胞も生き続けることもできなくなりを溶解感染で死んでしまうのです。

ヘルペスがあらゆるウイルスの中で一番恐るべきウイルスである特徴は何だと思いますか?ヘルペスを免疫で殺すことが出来ないので価値のあるワクチンも作れないのでDNAの状態で潜伏し続けている間「増殖関連遺伝子」に突然変異を起こして最後に癌細胞(増殖過剰細胞)を生み出してしまうことです。この世の癌や癌細胞や癌遺伝子はないのです。癌についてはここを読んでください。

この潜伏感染(溶原感染)と再活性化と溶解感染を繰り返し、癌(増殖過剰細胞)を生み出し、最後の最後は死をもたらすウイルスであるのに世界中の医者の誰一人として口に出さないヘルペスウイルスの最も恐るべき大きな特徴なのです。

一方、バクテリオファージは、細菌に感染して増殖し、最終的に細菌を破壊(溶解)します。
ヘルペスウイルスはDNAの状態で潜伏感染(溶原感染)します。初感染の後、神経節の細胞内や他の細胞にDNAの形で潜伏し、最終的に感染した細胞を破壊(溶解)させることが出来るのでバクテリオファージとヘルペスウイルスの違いは感染するのが細菌であるか細胞であるかの違いだけに過ぎないと言ってもいいのです。しかもバクテリオファージもヘルペスウイルスもウイルスなのです。

バクテリオファージは細菌のDNAに感染するウイルスです。バクテリオファージの「ファージ」は、ギリシャ語で「食べる」という意味の「phage」に由来し、バクテリア(細菌)を食べる(感染して増殖する)ウイルスから名付けられました。「バクテリア」は「細菌」ですからバクテリオファージは「細菌に感染するウイルス」という意味で、細菌の細胞内で増殖し、最終的に細菌を破壊(溶菌)するため、この名前が付けられました。とりわけ大腸菌に感染するバクテリオファージの遺伝物質はDNAです。例えば、T4ファージやT7ファージなどが大腸菌に感染する際に、そのDNAを大腸菌の細胞内に注入し、増殖します。細菌に感染するウイルスの一種で、細菌の細胞内で増殖し、最終的に細菌を破壊します。この過程で、バクテリオファージの遺伝物質(DNA)が細菌のDNAに組み込まれたり、細菌の遺伝情報を利用して自身の遺伝子を複製したりするのもヘルペスウイルスとよく似ています。

大腸菌のバクテリオファージの大腸菌に感染する順序は1. 吸着2. 注入3. 増殖4. 溶菌の4段階となります。ヘルペスとそっくりです。
1. 吸着:バクテリオファージは、細菌の細胞表面にある特定の受容体に結合することで、細菌に吸着します。
2. 注入:吸着後、バクテリオファージは自身の遺伝物質(DNAまたはRNA)を細菌の細胞内に注入します。
3. 増殖:注入された遺伝物質は、細菌の細胞内の仕組みを利用して増殖し、バクテリオファージ自身の遺伝子やタンパク質を合成します。
4. 溶菌:
増殖が完了すると、バクテリオファージは細菌の細胞を破壊(溶菌)し、新たなバクテリオファージが放出されて、他の細菌に感染していきます。

このように、大腸バクテリオファージは細菌のDNAに感染し、その中で増殖することで、細菌の生命活動を乗っ取り、最終的に細菌を死滅させます。ヘルペスと極めて似ているのでこのコラムの出だしを「ヘルペスウイルスと大腸菌バクテリオファージとは異母兄弟です。」としたのです。

ヘルペスウイルスと大腸バクテリオファージの最も大きい違いは(?)ヘルペスは人の細胞の遺伝子を突然変異させて癌細胞(増殖過剰細胞)にしますが大腸バクテリオファージは細菌の遺伝子を突然変異させて癌細菌(増殖過剰細菌)にすることが絶対にないことですね。アッハッハッハ!!!!!!
言うまでもなく大腸菌は単細胞で成り立っている真核生物です。

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