潰瘍性大腸炎・クローン病 症例報告

潰瘍性大腸炎やクローン病完治の症例報告Part69(コメントなし)更新2022.11.25

投稿日:2022年11月19日 更新日:

症例報告164例目

完治された病名1)クローン病

患者:31歳、男性

患者さんが23歳の頃にクローン病と診断を受けました。どんな病気かもわからない患者さんに主治医から現代医療では治らないということを言われましたが、当時は特に体に大きな症状がなかったとのことです。しかし主治医に言われるまま、患者さんはレミケード治療を始められました。

そこから4年ほどが経過し、27歳になる年。6 月頃、いつものように仲間とフットサルをして終わるといつも体育館の外に出て少し話すか、もしくはご飯を食べに行くというのが恒例だったそうですが、その日は外に出ると風邪かなと思うような寒気が患者さんに起こりました。なので、患者さんだけ先に家に帰って休むことにしました。お風呂に入っても、布団に入っても感じたことのないような悪寒に襲われ、約39度の高熱を出したので風邪だろうと思いその日は寝ました。翌朝には熱が下がっていたので、普通の生活をしていましたが、その日から異常な便意をもよおすようになり、1日に10回以上トイレに駆け込む日が続きました。そんな生活が約二週間続き、体重が68kgから53kgまで激減してしまいました。元々暑がりな体質でしたが、その夏は全く暑さを感じた記憶がなかったそうです。

症状が出てからもう一度前の病院にも行き、再度レミケードをされるも期間が空くと効果が薄れると説明され、以前の診断の時にその説明がなかったことで医師に対して不信感を覚えました。それからは家にいて、少しご飯を食べてはトイレに駆け込む日々が2年ほど続きました。

そんな日々が続く中、ある日母親から「自分と同じ病気の人が治ったという人がいる、病気を治せる先生が大阪にいるかもしれない」と言われ、ここで松本漢方クリニックのことを知ったのです。当時掲載していた様々な手記を読む中、今までの医療の当たり前が覆されました。自分自身の免疫で病気を治す。当たり前のことですが、それで難病が治るとは考えたこともなかったのです。治るならすぐにでも行きたいと思いましたが、その治療過程にはリバウンドや金銭面と様々な困難もあると明記されていました。リバウンドはアトピーのような症状など本当に様々です。しかし現在の医学では治らないと言われている難病が治るというのであれば賭けてみようと思い、松本漢方クリニックを受診されました。

診察の前に鍼灸の施術を受けてもらい、漢方煎じ薬と一緒に自宅でお灸を毎日できるようにお灸のやり方を指導しました。その後、診察を行い、いろんなお話をしていくなかで自分自身にかけているストレスの原因や患者さんの励みになるような話をしたりして患者さんの心の在り方を変えるように伝えました。気持ちが沈んでいる時よりも前向きな気持ちでいる時の方が免疫が抑制されていないので早く治るのです。その後も松本漢方クリニックへ来院された際は、その度に自分自身でストレスをかけていないか、また励みになるような話をして患者さんを元気づけました。

治療を続けて順調に回復していき、その後は夢であった小学校の教師を講師ですがさせてもらえるまで良くなりました。体調の悪い時にはまさか教師になれるとは思ってもいませんでした。現在ではクローン病は無事に完治され、当院の治療を終了されました。

症例報告165例目

完治された病名1)クローン病

患者:19

患者さんがクローン病と診断されたのは2014年7月の事でした。当初は、近くの病院に入院されていましたが、レミケード治療を受ける前に当院の治療を受けたいと思い2014年8月から松本漢方クリニックを受診されました。

初期の症状が出始めたのは患者さんが無事に志望高校に入学された2014年4月頃のことでした。腹痛を訴えていたものの、すぐに治ると思っていましたがだんだん悪化してきたため、5月に近くの病院へ受診されました。診断では「入試のストレスから来る腹痛」と言われました。

しかし、次に高熱が出て、6月に近隣の大病院へ緊急入院されました。胃カメラ、血液検査、大腸カメラ、検便、尿検査、小腸造影剤CT…。再び、多くの検査を受けた結果、クローン病。ショックで、目の前が真っ暗になりました。

患者さんは完璧主義で、“0”か“100”の考え方しか持っていませんでした。完璧にできない自分を許すことも、他人を許すこともできませんでした。そして中学校三年生の時に学級委員だった患者さんはクラスの子と上手くいかず、悩み、ストレスが極度にかかっていたとのことでした。高校へ無事入学し落ち着いてきた頃に症状が起こったのもストレスから解放されてステロイドホルモンの放出が減り、押さえつけられていた免疫が上がって戦いが始まりクローン病の症状が起こったのです。患者さんの心の在り方によって自分を苦しめ、クローン病になってしまったのです。

入院後、絶食を続けながらのペンタサやエレンタールの治療が続き、結果的に40日ほどの入院期間中の半分以上は絶食されました。しかし、それでもCRPの数値が改善しなかったので、7月末、医師からレミケード治療を勧められました。そのころ、母親が、病院から食事指導を受け、顔色を変えて帰ってきました。あまりの食事制限に、「一生、この食事制限で娘は生きていくのか…」と愕然としたのです。

この時から、母親はインターネットで「クローン病治療」を調べ始め、そして松本漢方クリニックを見つけたのです。父親も、インターネットでクローン病治療のことは徹底的に調べていて、「レミケードによる治療」に一度入ってしまうと大変だと知っていました。

最初、半信半疑だった父親は、母親から見せられた松本漢方クリニックのウェブサイトの「クローン病の完治の理論と根拠」を何度も読み、家族と話し合い、当院へ受診することを決断されました。

レミケードを受ける前に退院した翌日、2014年7月29日、藁にもすがる思いで、家族3人で松本漢方クリニックに来院されました。その翌日から、毎日、食前食後に漢方薬を飲む治療と、週1回の漢方風呂を始めました。漢方の味に慣れるまで患者さんは、泣きながら飲んでいました。また、自宅でお灸をしていましたが、近所に鍼灸院を見つけ、今も継続して鍼灸院に通っています。

2014年8月、リバウンドにより40度の熱が2週間以上、上がったり下がったりしながら、続いたこともありました。さらに下痢や下血、腹痛も続き、熱を下げる注射等をして、楽にしてあげたいと思いましたが、「免疫アップの取り組みをしていて、免疫の働きが強いから、熱が出る」と理解して、家族で確認して、越えていきました。このようなリバウンドが、数ヶ月おきにありました。

8月中旬には大変な事態になりました。お尻に膿がたまり、お尻が痛み出したのです。以前も何度かあり、自然に治ると思っていたそうですが、痛くて夜も眠れないほどになってしまいました。お盆休み明けに、松本漢方クリニックに電話がきて状況を聞いて、すぐに近くの肛門科の病院に連れていくように指示しました。感染症かもしれないので、自宅にあったフロモックスを飲むようにも言いました。「すぐには手術しない」という肛門科の病院を探し、翌々日に患者さんを連れていきました。しかし事情を説明すると、当院では診察できないので、大病院に行ってほしいと言われましたが、そこをなんとかお願いして、診察してもらいました。「痔瘻ではないが、膿がたまっているようだ」と大病院に行くことを強く勧められましたが、自宅に帰りました。大病院へ行っていたら、間違いなくすぐに手術だったでしょう。帰宅後、松本漢方クリニックに報告の電話が来ました。フロモックスとフラジールを飲むように言いました。そしてある時から膿が出てきて、だんだん痛みがなくなり、安定してきました。

このリバウンドの厳しい期間を超えるたびに、症状が良くなっていきました。

松本漢方クリニックでの治療開始から1年9か月後の2016年4月ごろには、クローン病の主な症状である腹痛、下痢等はなくなり、クラススイッチが起こって肘や足首、わきに、ぶつぶつができ、かゆみの症状が出てきました。

リバウンドにより患者さんは高校1年2年の時は、ほとんど学校に行けない状態でしたが、学校側の配慮の中、本人も精一杯の努力をして、高校3年に(2016年4月)なることができました。高校3年の4月からは、学校に行けるようになり、AO入試で、大学にも合格することができました。

2017年4月、大学に入学した患者さんは、学校を休まず、アルバイトもして、全く普通に生活を過ごせました。ほぼほぼ完治されていましたが、念のため血液検査の結果を確認してから、「完治」という言葉を患者さんたちご家族に言いました。ここまで来るのに、3年5か月ほどかかりました。リバウンドによりほとんぼ歩けない状態だった患者さんが車椅子に乗って来院されていたのが、今では普通の生活ができるそもそも、標準治療では難病といわれるクローン病は原因不明であるため、クローン病完治の定義も明確でないのです。ここでいう完治とは、「クローン病の主な症状である腹痛、下痢等がなく、クローン病に関わる血液検査の数値が問題なく、普通食を食べて、普通に生活している」という状態をいっています。

症例報告166例目

完治された病名1)クローン病

患者:16

2016年7月頃より、昼過ぎから腹痛が始まり、多い時は5~6回/1日起こり始めました。夏頃は食が細くなり、昼以降あまり食べなくなりましたが、「暑くて食欲がないのかな?」という程度に考えてそのままにされました。小さい頃から、黙々と我慢強い性格だった患者さんは夏から秋の間、腹痛を我慢し続けましたが、年が明けても腹痛が治らないので2017年1月6日に近所の内科を受診しました。

そして2日後、近所の内科から「CRPの値(9.4)が高いので大きい病院で検査をして下さい」と電話が来ました。医師の深刻そうな感じに、嫌な予感がしながら近所の総合病院へ行き、レントゲン、血液検査、腹部CTを受けられました。診断の結果、クローン病又はベーチェット病の疑いがあるので大学病院の炎症性腸疾患内科を受診して下さいと言われました。初めて聞く病名とさらに別の病院を受診しなければいけなくなったことに不安を覚えました。

その後、大学病院ので再度、レントゲン、血液検査、日にちを替えて大腸内視鏡カメラ、小腸レントゲン、胃カメラの検査を受けました。どの検査も大人でも非常に痛く苦しいものです。検査後はいつも疲労感でいっぱいだったようでした。全ての検査を終えた後「残念ですが、クローン病です。大腸に敷石と縦走潰瘍が見られます。小腸に狭窄も一部見られます。今は良い薬が開発されていて腹痛もそれで治まるでしょう。レミケードかヒュミラ、どちらが良いですか?」というような事を言われたのです。

母親は最初の検査の時からクローン病の疑いとの事で、今後の治療法の小冊子を渡され自宅で読んでいました。その中でレミケードとヒュミラはステロイド、免疫調整剤で改善が見られない場合に用いられる強力な免疫抑制剤という事を知っていました。しかし免疫が病気を治すにもかかわらず、免疫を抑制したら炎症が一時的に治まるが、他の病気にかかりやすくなってしまうと思った母親は他の治療法がないか担当医師に聞きました。しかし答えは「残念ですがありません。入院の予約をとりましょう」と返され、2週間後に入院することになりました。

どうしても納得いかない母親はネットを見たり、免疫について勉強している友人に相談しました。そしてその友人から松本漢方クリニックを教えてもらい、すぐに『クローン病・松本漢方クリニック・完治』で検索されました。そこにはクローン病完治の理論と根拠、当時掲載されていた闘病手記がありました。専門的でかなり詳しく書かれたとてもとても長い論文を読み進め、クローン病は絶対治る!と絶望から希望へと変わっていったそうです。患者である息子さんとご主人にも説明し、2人にも理論と根拠を読ませて受診されました。

2017年2月14日、家族3人で松本漢方クリニックに来院。待合室にはクローン病、その他の難病の完治に至るまでの手記が多数あります。中には息子さんと同じくらいの年齢で、症状がより深刻だった方の手記も数多くあります。この世に治らない病気はない!絶対に治る!!と力強く患者に言って握手をしました。病気を作ったのは患者自身であり、また病気を治すのも偉大な免疫によって治すことができるのです。良い子過ぎて我慢せず、もっとわがままになって不真面目になってストレスを抱え過ぎないように楽に生きても良いと息子さんに心の在り方を指導しました。診察を終えて、血液検査とお灸をしてもらい、その後2種類の漢方とアクシロビル、メチコバール、フラジールを処方しました。

診察してから翌日に漢方と週末の薬草風呂、お灸による治療を始めました。初めての漢方に苦戦しながらもなんとか飲み切り、お灸も毎日していると、腹痛が治まっていき体の調子も良くなっていきました。漢方を飲み始めて1週間後には腹痛の症状がなくなっていきました。そして便秘も解消され、普通便がでるようになりました。

1ヵ月後に松本漢方クリニックに再来院し血液検査を受けられました。2月14日の初診時に11.52もあったCRP値が0.5まで下がっていました。しかし母親はリバウンドの症状が起こらないことを不安に思っていました。息子さんは当院に来る前に何もクスリを飲んでいません。人工ステロイドによってではなく、自分のステロイドホルモンを出して免疫を抑えていたため、免疫が戻った時あるいは自分のステロイドホルモンで抑えられなくなった時に、免疫が活性化されて戦いが起こって症状を引き起こしたのです。つまり、息子さん自身が出したステロイドホルモンによって腸の炎症を引き起こしたのがリバウンドにあたるのです。説明を受けた母親は納得しました。

そしてその後も漢方等を飲み続けて4月11日、3度目の来院。血液検査ではCRP値が0.08、リンパ球26.7で日常生活に何の問題もないくらい良くなったので当院の治療を終了しました。

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