前回の続きとなります。まだ読まれていない方は「潰瘍性大腸炎、クローン病完治の症例報告Part24-①(コメントあり)」を読んで下さい。
私が繰り返し述べているように、アレルギーと膠原病は同じ敵を相手にしているのです。元来は免疫が抑制されない限り、無生物である無害な異物はIgEで処理されるようになっているのです。赤ちゃんというのは最もストレスの少ない集団であり、母親の母乳から入った化学物質をアトピーで皮膚から出してしまうのです。逆に言うと、同じ異物を膠原病で排除しようとすることは決してないのです。もちろん徐々に大きくなるにつれて免疫抑制剤をアレルギーで用いたり、さらに自分で生きるということはストレスを乗り越えるといえるぐらいですから、自立していけばいくほどストレスに対抗せざるを得なくなります。学業、男女関係、才能、地位、金銭、人間関係などの様々な葛藤が大きくなるにつれて押し寄せてきます。このストレスに負けて毎年3万人以上が自殺しております。つまり、鬱になって自殺してしまうのであります。鬱にならないために脳は抗ストレスホルモンを出させようとします。それが副腎髄質ホルモンであるアドレナリンであり、副腎皮質ホルモンであるステロイドであります。これらのホルモンは高等な免疫であるリンパ球の働きを抑えることが証明されております。
実は証明されなくても合目的に考えれば当然のことなのです。というのは、ストレスは2種類あります。精神の異物によって引き起こされるストレスであり、もうひとつは肉体の異物である細菌や化学物質が体内に入ったときに生じるストレス(負担)であります。人間は一度に心の異物と肉体の異物に襲われると、それこそギブアップです。例えば東大受験の直前に風邪に襲われたらどうなるでしょうか?つまり東大受験は心の重荷であり、風邪のウイルスは肉体の重荷であります。それこそ心も肉体も精神もズタズタになるでしょう。1年を棒に振ることになり、悪ければ一生棒に振ることになるでしょう。この時、やはり東大受験のほうが大事なので、その競争に打ち勝つために風邪のウイルスは原始的な先天的な生まれつきの免疫に任せて、高等なリンパ球の働きを抑制しておくとエネルギーを東大受験に集中することができるのです。
つまり、アドレナリンやステロイドが増えると、下等な免疫の代表である好中球がどんどん増えて生きます。その間逆にリンパ球は減っていくのです。このような現象は次のようにも理解できます。高等な動物は下等な動物よりも心の働きが遥かに優れています。心の葛藤というのは極めて人間的であり、精神的なものであるので、その間下等な動物的な働きは減っていると言えます。例えば自殺が出来る動物は人間だけだと言われています。自殺が可能かどうかによって動物の精神性を評価できるぐらいです。従ってその高等な働きを追究する間、リンパ球という高等な肉体の働きが抑制されるのも頷けることではないでしょうか?ただ、精神の働きを活発にしている間に肉体が滅びると困るものですから、肉体の敵である細菌やウイルスをやっつける下等な働きを担う好中球や大食細胞が増えるのも極めて合目的ではないでしょうか?
ここでひとつ漢方薬が何故風邪に効くかを説明しましょう。漢方薬の風邪薬を飲むと必ず交感神経が刺激されることが分かります。従って交感神経は戦う神経ですから元気が出てきます。いわば漢方薬は副腎髄質や副腎皮質ホルモンを出さないで、交感神経を高めている間に、先天免疫を高める作用があるのです。つまり漢方薬は高等免疫を上げるのではなくて、誰もが生まれつき持っている先天免疫を非特異的に刺激することによってウイルスや細菌を排除しようとする働きがあるのです。
こうして徐々に体調は悪化していき、遂に12月には入院してしまいました。この時の症状は、一日8回程の粘血便に高熱、腹痛等です。この時、医者の言うことに従ってプレドニンを使うほかありませんでした。一日60ミリのプレドニンの点滴をしても、一向に良くならず、それと並行して白血球除去療法も受けました。治療はどれも辛く、でもこれをすれば良くなるかもしれないと希望をもち、勧められるままに全てのことをしました。しかし、そのかいもなく、病状は一向に良くならず、医者からは手術を勧められました。
これらの治療は全て一時的対症療法的治療で、免疫の働きを少なくしたり抑制するだけですから、偽りの希望に過ぎないのです。炎症の勢いが強すぎると、この程度の免疫抑制では症状さえ取れないこともあるのです。今更言う必要もないのですが、これらは根本治療ではないので一時的に症状が良くなっても、再びリバウンドが出現し、ぬか喜びになってしまうのです。現代の臨床医学は根本原因を忘れているという点ではギリシャ時代のヒポクラテスの医学とは何も変わらないどころか、免疫を抑制する薬を科学文明が作り出したために、免疫を抑制する限りにおいては何もしなかったギリシャ時代の医学の方が優れているといっても過言ではありません。基礎の免疫学のものすごい進歩によって、人間の免疫の働きが解明されればされるほど間違った治療が行われるのは皮肉としか言いようがありません。つまり、人体の免疫の複雑かつ精巧な働きが詳しく分かれば分かるほど、どの段階の免疫の働きを抑えれば症状が取れるかが分かり、そのような免疫抑制剤を開発すればするほど根本治療が不可能となる皮肉です。もちろんその薬を売れば売るほど儲かるようにはなっていますが。人体の免疫はそれこそ生死を分ける緊急事態に際してのみ免疫の働きを抑えることが許されるだけなのです。難病といわれる膠原病に対して安易に免疫を抑えることは許されることではないのです。
潰瘍性大腸炎の治療において手術などはとんでもない間違いです。この病気で大腸を全摘した若い患者さんに何人か出会ったことがあります。いくら食べても栄養不良でガリガリでした。切ってしまえば元に戻すことは不可能ですから、手術というのも死ぬか生きるかの時に許されるべきものです。
しかし患者さんはすでにインターネットのあるサイトで同じ病気の人達の体験談を読み、手術したからといって良くなっている人が決して多い訳でないことを知っていたので、絶対に手術だけはしたくありませんでした。
その通りです。不必要な手術でどれほど多くの患者さんが苦しんでいることでしょうか。
その頃、同じ病気で患者さんより1ヶ月程前から入院している女子中学生の存在を知りました。彼女も全ての治療が効かず、最後の手段として新薬である免疫抑制剤を使用し、劇的に回復へむかったとのことでした。医師からその話を聞き、患者さんも最後の手段としてその薬を使用することにしたのです。
しかし患者さんには劇的な効果はみられず、医者から何度も手術手術とプレッシャーをかけられ続きました。その間、プレドニンによる点滴と、免疫抑制剤による治療を続けると少しずつですが便の回数や状態が良くなっていき、4ヶ月の入院生活の末、2005年3月の終わりに退院できました。しかしすっかり良くなった訳でなく、下血は残っており入院して10キロ近く減ってしまった体重もそのままでした。そんな状態に加え、患者さんの退院の1ヵ月程前、例の女子中学生が退院から2ヶ月程しかたってないのに再燃し、入院してきた事もあり、全く同じ治療をしてきた患者さんは不安な気持ちでいっぱいでした。
症状が取れただけで病気そのものが治っているわけではないのです。ただ、免疫の働きがたまたまこの女子中学生の場合は上手に抑制されたに過ぎないのです。薬を止めれば必ずリバウンド症状が出てしまうことを医者は患者に伝えないところが現在のずるい治療の特徴なのです。実際に女子中学生は退院してから2ヶ月後にリバウンドが起こり再入院しています。
私は病気に関しては予言者です。何故かというと免疫学を完全にマスターしているので病気の予後が全て分かるからです。正しい予言者になるには、私と同じ程度に正しく人体の免疫を理解すれば誰もがなれます。予言したように例の女子中学生も再び病院に舞い戻ってきたのです。臨床医学ではリバウンド現象を「再燃」と言って、まるで病気自身のせいで再び悪くなったように誤魔化します。免疫は抑える限り必ず抑制したことを正確に記憶し、薬を減らしたり止めたりすると必ず免疫の修復の結果、必ず離脱症状(リバウンド)が必ず正しく出現するのです。これを医者達は薬の作用の意味を隠そうとして「再燃」という専門用語を用いて薬の本質から目をそらせます。ステロイドをはじめとする免疫抑制剤の一番大きな副作用はリバウンド現象なのです。にもかかわらず、このような薬のリバウンドという副作用については一切触れられていません。悲しいことです。医者は真実を追究すべき科学者の一群です。真実を語らず真実を隠蔽することも許されるべきことではないはずなのです。残念です。
患者さんも例に漏れず地獄のような入院生活を耐え忍んできました。医師からは、事あるごとに手術をすすめられ、病状が安定しない事で不安を煽るような言葉を言われる日々。それに加え、日に何度もある検診、週に1度の部長会議では何人もの医師や研修医に見せ物のように見られ、心が安らぐ時間が全くなかったのです。入院せずに自宅で療養していた方がまだ治りが早かったのではと疑問に思うほどだったそうです。
膠原病の患者はストレスをかけられればかけられるほど、ますます免疫を抑制させられることになりますから、IgGの世界からIgEの世界へとクラススイッチすることもままならなくなるのです。患者さんが言うように入院しないで自宅療養のほうが確かにストレスが少なく、それだけでも幸せだったことでしょう。
退院した後も、プレドニンは減量しながら飲み続けました。もう2度と再燃しないように、前にも増して食事にも気をつけていました。しかし、プレドニンが減るにつれ、徐々に腹痛や便の回数が増えていき、6月頃に遂に再燃してしまったのです。この時は思い当たるストレスもなかったため、大量のプレドニンを使用した事によるリバウンドが起きたようです。苦しかった入院生活から開放されたのも束の間、たった2ヶ月で再燃したことに患者さんは失望されました。結局はプレドニン等で病状をおさえていただけだったのを証明したかのようでした。
また病院に行ったら同じ事の繰り返しで、一生病気から逃れられなくなると察した患者さんは、以前インターネットでみた松本クリニックのことを母親に相談しました。そして6月の末、大阪に行き、初診を受けたのです。
私は例のごとく「絶対治る!」と言って最後には固く握手をしました。症状が発生して初めて医者に「治る」と言われ、患者さんの顔は今までの不安から解放されたような明るい顔を見せてくれました。
原理的に病気の原因を考えれば治らない病気はないのです。遺伝子病や自殺や事故や癌は、原理的にはどうにもならない厄病だと思います。しかしそれ以外は死なない限りは病気は全て治すことが出来ます。しかも医者が治すのではありません。薬が治すわけでもありません。自分の免疫で治すことができるだけなのです。医者や薬は手助けしてあげるだけなのです。
老人が増えれば増えるほど長生きすればするほど全ての人が老化していきます。今の医療は老化も病気と考えています。全ての老人を病人に仕立て上げ、病名を様々につけて、死ぬまで医療漬けにしてしまいます。従って医者は永遠に失業することはないので、偏差値の高い大学受験生は全てが医学部へと殺到していきます。つまり、病気を治さなくてもお金をもらえるし、病気を作ったからといっても罰せられないものですから、頭のいい学生は本能的に医学部へと目指します。そして病気を拡大再生産していくのです。健康保険制度が破綻するのは当たり前のことなのです。
しかし、いずれの不満も最も大事な本質である「病気を治してお金を支払いもらう」という観点が完全に欠落しています。病気が治らない以上、治療する意味はないのです。既に健康保険制度は破綻していますが、ますます今後そのツケは雪だるま式に増え続けていくでしょう。それでいて医者が少ない少ないとマスコミは本質を知らずして書き立てています。怖い病気などというのはほとんどないのですが、マスコミは怖くない病気を怖い怖いと煽り立てています。医学部の教授は何も偉くないのにマスコミはこぞって医学に関する記事で新聞欄を埋めるためにお伺いを立てています。新聞社も素人と同じく病気には無知ですから、大学の権威といわれる先生方を全て正しいと思い込んでいるので嘘ばかり書いています。どうすればこのような間違いが正されるでしょうか?考えてください。
漢方薬を飲み始めてからもプレドニンのリバウンドのせいで、一日8回程の下血、下痢便に加え、高熱も続きました。毎日ほとんど寝たきりで一歩も家を出る事も出来ずに過ごしていました。しかし体調は悪く苦しくとも、私に電話する度に「絶対治る!」と励ましたり、また家族の助けもあって、病院で入院していた時よりもストレスがかからずゆっくり休めたそうです。
リバウンドで熱が出るのはマクロファージが作り出すサイトカインのひとつであるインターロイキン1という警告分子のためです。このインターロイキン1は脳の視床下部まで運ばれて、免疫系全体に対して「異物が入ってきたぞ」と発熱により警告し警戒態勢を取らせるのです。ステロイドを止めるとステロイドによって異常にされた大量のマクロファージの遺伝子が修復され、一度にインターロイキン1を出し始めるので、高熱が出ることがあるのです。一般大衆は熱が出ると恐れおののきますが、高熱そのもので絶対死ぬことはないのです。免疫学的には異物が侵入すれば、熱を上げることによって免疫系が活動しやすくなり、早く異物を退治することが出来るだけですから、発熱は極めて合目的であるのです。
ただ、幼児に対しては熱性痙攣や脱水症状の2点は常に発熱時には注意しておくことが必要です。大人の場合はしんどさに耐えるだけで自然に任せればいいのです。もちろん細菌による感染症の発熱の場合は抗生物質を服用したりする必要がでてきますが、ウイルスによる発熱は結局は自分の免疫でしかやっつけることが出来ません。ましてや膠原病の場合は炎症の勢いが強ければ強いほど高熱が見られ、継続することもあり得るのです。しかし永遠に続くわけではありません。この方も何回も遠方から発熱に対しての相談の電話がありましたが、発熱の意味を理解させ、絶対に治るという保証を力強く伝えることだけが私の仕事だったのです。
次第に便の回数・状態や高熱も良くなり、8月頃には外出もできるようになりました。9月の下旬からは、手や足に蕁麻疹が出るようになりました。IgGからIgEへとクラススイッチして膠原病をアレルギーに変えたのです。
段々と背中やお腹にも蕁麻疹が出るようになりましたが、それと同時に、潰瘍性大腸炎の症状は順調に回復していきました。異物をIgGで処理し、腸管から出す代わりに、皮膚の真皮でIgEで処理しようとして蕁麻疹が出てきただけなのです。
12月頃、下血もなく、便の回数・状態とも安定しており、無理しない程度の日常生活を送る事が出来るようになりました。ずっと戻らなかった体重も元に戻りました。血液検査の結果も、貧血はありましたが良好です。今では完治され、当院には通っていません。
余談ですが、例の女子中学生は結局、手術をしてしまったそうです。しかも1度ならず、3度も。詳しい内容は分かりませんが、一度目の手術後、少ししてまた下血し、入院、人工肛門をとった後も下血は続いていた状態だったそうです。患者さんは直接見てないのですが、お見舞いにいった患者さんの母親の話では、骨と皮だけのように痩せてしまい、爪は栄養不良のためか、紫色、呼吸が苦しくて、鼻孔を広げて息をする姿は、とても痛々しくて、見ていられなかったそうです。もし松本漢方クリニックに行かずにいたら、きっと今頃は彼女のようになってしまっていたでしょう。しかも、例の医師は、手術をしてから一度も見に来ていないということを聞き、その無責任さに強い憤りを感じました。
この医師も含め、松本漢方クリニックに行く前に患者さんが診察を受けた医師は、書籍等に潰瘍性大腸炎の専門家として名前が掲載されるほど名のある人達でした。しかし彼等は、患者さんの病気を治してくれるのではなく、医者に対する不信感を植付けただけでした。よく考えると、治せないのにプロを名乗る事も、それが罷り通っている医療の世界も、おかしな話です。本当のプロは、責任をもって「治る」と言ってくれる医師のことだとハッキリと言い切れます。
私は自分の病気を治すために3つめの大学である、京都府立医科大学に入学しました。その当時は大学の医学部の教授がどんなに輝いて見えたことでしょうか?その当時の私は一般大衆や新聞記者とほとんど同じレベルであります。何の医学知識もなく、ましてや何の臨床経験もない医学生がどうして正しい医学と間違った医学を分別できるでしょうか?もちろん私はその当時、偏頭痛で悩まされ常に死を望んでいた出来の悪い学生だったので、さらに健康な頭のいい大学教授を羨ましく思ったくらいです。それでもかろうじて医者になった後、漢方との出会いがあり、結局長年苦しんだ偏頭痛が漢方で治ることになって再び医学を0から出発したことが、何の偏見もない新たなる真実の医学を打ち立てることを可能にしたと思います。優秀な学生であればあるほど大学で学んだ臨床が正しいと思い込み、さらに私が優秀な学生であったならば出世街道を驀進して医学部の教授になるべく無批判に医療を実践し続けていたかもしれません。真実を追い求めるのではなくて、権威と地位を追い求め、さらに患者の苦痛よりも製薬メーカーに目を向けている大学のお偉いがたが如何に多いかはこの症例報告を読むだけで十分にお分かりでしょう。
私は一介の開業医に過ぎません。しかも医学に関しては他の医者よりも全て遅れを取った医者です。決して学者でもありません。このような医者がどうして難病を治すことができるのでしょうか?それは私が素直な真実を追い求める情熱を持ち、開業してから本格的に新たに免疫学を独学していったからです。私は一度も開業してから如何なる学会にも参加したことがありません。製薬メーカーに依存した学会に行っても何も真実が得られることはないと考えています。時間があれば免疫学を独学で根掘り葉掘り勉強することが真実に到達する一番の近道だと考えています。私は特に語学が得意です。大阪外大も英語科に籍をおいたことがあります。京大を卒業して二期校であった大阪外大に行くことは都落ちもいいところです。にもかかわらず大阪外大英語科に通ったのも英語が好きで得意であったからです。この英語の力が今現在生きています。世界の翻訳されていない免疫の英語の書物を日本語同然に読めるからです。
外国の免疫学者は自分の考え論理的にストレートに明快に述べてくれます。ところが日本の免疫学者はあまり自信がなさそうで外国の学者のエピゴーネンであり、コピーが多すぎます。しかも常に曖昧です。日本の学者の文献は読んでいても胸をわくわくさせる文章は少ないのです。語学好きの皆さん、少なくとも英語を自由に読み書きできるようにしておきなさい。専門の文献を英語で読む楽しみは必ず生まれますから。
話が脱線しましたが、患者さんも現代医療に対する納得の行かない不合理さに疑問を感じて、インターネットで私を見つけ出し、この女子中学生のような無残な姿になることはなかったのです。私が常日頃から言っているように、病気は6種類しかないのです。
1つは感染症。これはワクチンと抗生物質で征服されました。
2つめはアレルギーと膠原病。これは同じ病気であり、使う武器が異なるだけで、私が征服してしまいました。
3つめは成人病。これは標準体重を守りながら、かつ出来る限り糖分になる炭水化物を減らせば、絶対に治ってしまいます。結局は食欲をコントロールできない大人の自業自得の自分で作り出した病気なのです。私は長い間美食を続け、糖尿病・肥満症にもなりましたが、主食を完全に断ち切ることによって、しかも現在はあらゆる美味しいものを食べていますが体重を標準体重に、つまりBMIを20に維持する努力を続け、糖尿病のHbA1cを5.6にコントロールできています。
4つめは心の病気であります。ストレスがあれば諦めてしまうことです。諦観の境地になるべく心を磨くことです。私も20年間鬱を続けました。結局は心の中で常に自分の人生は終わったと言い聞かせることによって、ストレスを乗り越えることが出来ました。
5つめは癌です。これは私は病気とは考えていません。いずれ私も癌で死ぬでしょう。というのも神は生まれたときに生命の設計図である私の遺伝子に、死の設計図である癌遺伝子もこっそりと入れておいてくれたのです。むやみに長々と生きながらえて他人に迷惑をかけてはいけないという神の思し召しのように私は考えています。結局は死の設計図の発現は遅いか早いかだけであります。私は出来る限り死の遺伝子の発現がないようにタバコを吸わず、酒を飲み過ぎないように、かつ肥えないように、かつ免疫を抑えないように心正しく生きる努力をしております。
最後の6つめは医薬原病です。何回も繰り返して言うように医者の出す免疫を抑える薬のために起こる病気です。現代の病気の90%は医原病だと考えております。 医療は治してこそ全てなのです。でも最後に伝えたい。病気を治しているのは医者ではなくて患者さんの免疫なのです。さらに伝えましょう。病気を作るのも免疫を抑えるからなのです。免疫こそ命の泉であり、健康の元であるのです。しかし現在でもあらゆる製薬メーカーは免疫を抑える薬しか作れないという悲劇が毎日展開されているのです。私の医療が世界に広まれば製薬メーカーは減り、医者も減り続けるでしょう。これは悲しいことでしょうか?考えてください。