症例報告35例目
完治された病名1)潰瘍性大腸炎
患者:19歳、男性
大学1回生になった頃に潰瘍性大腸炎が発症しました。ただの腹痛だと思い込んでいましたが、治ってはまた発症することを繰り返し、近くの病院に行くことにしました。その時の診断は胃腸炎と診断され整腸剤を処方され服用していました。すると体調がよくなりました。しかしまたすぐにお腹が気持ち悪くなり下痢をするようになりました。さらに血便まで出るようになり、また近くの病院に行きました。その時の診断も胃腸炎だと言われ同じように整腸剤を飲むように指示されました。
それでも完全に腹痛がおさまることはなく半年くらいが過ぎた時、ようやく内視鏡検査を受けることになり潰瘍性大腸炎と診断されたのです。その時に受けた説明で潰瘍性大腸炎は難病で治らない病気だと知らされ、患者さんはこの腹痛が一生続くのかと辛い思いをされました。
患者さんの症状はまだ軽い方であり、ステロイド薬を飲み寛解に向けて治療を始めるか、薬を飲まず自然治癒を心がけるかの選択ができました。そしてまだ10代なのに今から薬を飲み続ける生活を一生送らないといけないということにかなりの抵抗を感じ、自然治癒に賭けたいと考えたのです。
“薬漬けの生活は送りたくない”、医者に言われて“症状が重くなるのは怖い”という不安を抱いていた時、母親が松本漢方クリニックを見つけてくれました。松本漢方クリニックのことを調べると潰瘍性大腸炎を完治させると書いてありその言葉にとても衝撃を受けました。一生治らないと言われていた病気が治ると書いてあるのだから、この希望に賭けるしかないと思い松本漢方クリニックに来られました。
初めて松本漢方クリニックに行ったときは漢方で治療をするのは初めてのことだし、手記を読んだ時の私の印象がかなりインパクトのある人だと思っていたため若干不安がありました。しかし、実際に私に会ってみると、とても明るい人で安心されました。なにより私が「この病気は治るから心配することなんていらん」と患者さんに言った時は本当に嬉しそうにされました。
その日から漢方を飲む生活が始まりました。治療を始めたばかりの頃は漢方を飲むことが正直つらかったそうです。しかし、3日ほど飲めばその漢方にも慣れていきました。薬を飲み始めてすぐに血便はなくなり、徐々に便が固形化していきました。患者さんは症状が軽かったということと、松本漢方クリニックに行く前に薬による治療をしていなかったということがあって目立ったリバウンドがなかった。全ての病気の原因はヘルペスなのですからこの患者さんのように最初に受ける治療が大量の漢方薬で免疫を上げて抗ヘルペス剤を飲めば一生治らないと言われているような難病も完治するのに何故保険適用にしないのでしょう?憤りを通り過ぎて残念でなりません。診察の時に、医療に関する考え方を患者さんに話すことがありました。その考え方すべてに説得力があるので患者さんはいつも納得されていました。
ある時、患者さんがダンスをしているのを聞き、治療中は控えた方がいいと指導しましたが、患者さんは気にせずやりたいようにダンスの練習をされていました。不意に「ダンス控えたか?」と聞いたとき、患者さんは正直に「控えられませんでした」と言われました。しかし症状が悪くなるどころか良くなっていました。漢方を作って食前と食後にきっちり飲んでいただけで、あとは自分のやりたいようにしていました。そうです!!私の治療はやりたいことをやりながら病気が治るのです!!患者さんはてっきり注意を受けると思われていましたが、逆に私の治療法を自慢されて驚きました。振り返るとダンスはいままで通り練習をされていました。難病である病気が食前と食後に漢方を飲み、あとは自分のやりたいようにしていたのですから、正直、この治療法はそんなに大変なものじゃなかったと患者さんに言われました。それなのに効果はかなりありました。患者さんは本当に感激されていました。
松本漢方クリニックを知らないまま症状が進めば、西洋の治療法で薬漬けの生活を一生送らなければならなかったかもしれません。病気がわかってすぐに松本漢方クリニックに通うようになったため短期間でここまで症状が良くなったのです。のちにこの患者さんは完治され当院にはもう通わなくてもよくなりました。
症例報告36例目
完治された病名1)潰瘍性大腸炎
患者:10歳、男性
2012年の1月頃、患者さんが腹痛と下痢を訴え始めました。1歳のときに、化学物質で皮膚病を発症し、入院・通院治療をしたことがありました。今回の腹痛と下痢も起きたタイミングから外食や加工食品に含まれる化学物質によるものだと思われました。化学物質に敏感な体質だったので形を変えて再発したのです。外食等は避けていましたが、周りに理解されなかったり、母親の気の緩みがあったりして、化学物質を摂取させてしまったと思われたようですが、日本にいる限りは食べ物はもちろん空気も水も化学物質まみれなので逃げようもありません。
時々下痢を繰り返しながら、患者さんのお腹は少しずつ悪くなっていきました。特に朝は起き上がれなくなるほどの腹痛と下痢のために学校の遅刻が増え、トイレに間に合わず便を漏らすこともあり、学校生活はとても気をつかうものとなりました。どうにかこの状態を改善したいと思い、近所の小児科や内科を何か所も繰り返し受診しました。それでもストレスによるものと診断され、整腸剤が処方されるのみで、症状は改善されませんでした。
発症してから2年程が過ぎ、息子は少しずつ元気を失くしていきました。身長の伸びが悪くなり、運動能力の低下も見られました。もうこの病気はこのままでは治らないと思うようにもなりました。元々、化学物質に敏感な体質だと思っていたので化学物質に着目した治療をしている病院をインターネットで調べたところ、当時掲載していた松本漢方クリニックの患者さんの手記を見つけました。読み進めていくうちに、潰瘍性大腸炎の症状が患者さんの症状ととても似ており、松本漢方クリニックで治療をすれば治るかもしれないと希望が見えてきました。
2013年12月末、夜が明ける前に車で自宅を出発し、松本漢方クリニックのある大阪に向かいました。待合室はとても混んでおり年末ということもあり2時間ほど待ったかと思います。今まで受診してきた小児科や内科の先生が口を濁すことも、私は明瞭に説明しました。今までは検査をしない病院が多かったようで、詳細な血液検査を受けることにとてもありがたく思われました。
食前・食後の2種類の漢方煎じ薬と抗ヘルペス剤を処方し毎日飲んでもらうように指示しました。食前の漢方は特に苦かったようで、初めて飲まれたときはとても苦労されました。のちに漢方を飲む前後に蜂蜜を舐めさせるようにして苦味を和らげていました。初めて松本漢方クリニックを受診してから2年が経ち、患者さんは元気を取り戻されました。まだ外食等による腹痛と下痢はありますが、以前に比べお腹がずっと楽になったと喜んでおります。何より腹痛と下痢により度重なる遅刻をしなくなったこと、便意をもよおしても漏らすことなく余裕をもってトイレに行けるようになったことが嬉しいのです。また、止まっていた身長も伸びはじめ体重も増えました。今では少しふっくらとした子に育っております。体力も回復し、かけっこはクラスで1番になりました。松本漢方クリニックの治療は、お腹だけでなく全身に良い状態をもたらすのです。しばらく治療を続け、次第に良くなり今では完治され当院での治療を終了しました。