さあ!いよいよ長かった研究報告も今回で最終回となりました!前回は「メニエール病(めまい・耳鳴り・難聴)完治の研究報告Part10(コメントあり)」でまだ読まれていない方は是非読んでみて下さい!!
寄り道をしましたが伝染性単核症の続きに戻りましょう。
伝染性単核症の脾破裂は重大な転帰を来しうる。脾腫および被膜腫脹に起因しうるが,両者は発症10~21日後に最大となる。外傷歴は,約半数にしか存在しない。破裂は通常有痛性であるが,ときに無痛性の低血圧を引き起こす。
伝染性単核症の呼吸器合併症としては,まれに咽頭または気管傍リンパ節腫脹による上気道閉塞などがみられ,呼吸器系の合併症はコルチコステロイドに反応する可能性がある。臨床的には無症候性の間質性肺浸潤は小児に最もよくみられ,通常X線検査で確認できる。
伝染性単核症の肝合併症としては,アミノトランスフェラーゼのGOT、GPTの値の上昇(正常の約2~3倍,3~4週間かけて正常に戻る)などがあり,このような合併症は約95%の患者に発生する。伝染性単核症でもなくてもEBVが肝炎を起こすのはしばしばみられます。にもかかわらずEBVの肝細胞感染によって生じた肝機能障害を自己免疫疾患と診断するのは完全な間違いです。
EBVによる伝染性単核症の劇症感染症は散発的に起こるが,家族内で群発することもあり,特にX連鎖リンパ増殖症候群を有する家族に多い。EBVの初感染による劇症感染症の生存者は,無ガンマグロブリン血症またはリンパ腫を発症するリスクがある。
長い長い寄り道をしましたが整体はヘルペスに効果がある根拠の話に戻りましょう。
いくつかの国語辞典の内容をまとめると、整体は「薬を使用せず、主に手技で骨格のゆがみを矯正し、筋肉や内臓のバランスを整え、健康増進・体質改善をはかる民間療法」と説明されています。どんな特定の病気に対して治療するのかについては一切触れられてはいないのです。何故でしょうか?herpesが起こす病気は「整体院」「カイロプラクティック院」「整骨院」「接骨院」「鍼灸院」など、さまざまな施設で従事している整体師も気が付いてはいないのです。不思議な世界だと思いません。整体は「薬を使用せず、主に手技で骨格のゆがみを矯正し、筋肉や内臓のバランスを整え、健康増進・体質改善をはかる民間療法」と定義されているだけで具体的な治療すべき病気にもひとことも触れず主に手技で骨格のゆがみを矯正したらどんな病気が治り筋肉や内臓のバランスを整えたらどんないいことを生み出せるのかとか、さらに健康増進・体質改善をはかる民間療法が整体だというのですが健康が増進されるとは何ですか?逆に健康低下という概念が存在するのでしょうか?又体質改善とはいったい何でしょうか?にも拘らずメニエールを耳鼻科の専門医よりもはるかにメニエールを忘れさせるくらいに浴したのですよ!!
整体(せいたい)とは、日本語では主に手技を用いた民間療法、代替医療を指す。日本語としては、大正時代に用いられるようになった用語で、アメリカで誕生したカイロプラクティック・オステオパシー・スポンディロセラピーなどと日本古来の手技療法と組み合わせたものを、「整体」や「指圧」と名付けたのが始まりのようであり、現在、カイロプラクティック(脊椎指圧療法)に似た骨格の矯正(主に脊椎)を目的とした手技療法を指して使われることが多いのです。此処に整体を理解できるポイントがあります。整体で扱うherpesの病気の特徴はヘルペスによる神経疾患が問題になり自己免疫疾患ではないのです。
またまた症例研究に長い時間を費やしましたが「メニエール病を患って」の症例報告に戻りましょう。
2015年7月、再度耳鳴りが聞こえ始めました。この時も過度のストレスが患者さんにかかっていました。当時、患者さんは札幌に長期出張中で欧州製の製菓生産ラインの立上げに携わっておられました。受注額が2億円にも及ぶこのプロジェクトは、この患者さんにとってはサラリーマン生活で最も大きなものでした。欧州から何人ものエンジニアがやってきて彼らと日本人のエンジニアやお客さんを取り持つのが患者さんの役割でした。お客さんから見れば、そこで起きるすべての不祥事は患者さんの双肩にかかっていました。毎日、あらゆることが起きます。さらに、その他のお客さんから依頼を受けた雑務もこなされていました。このため寝不足の状態でもありました。一応、耳鼻咽喉科に行かれ、再度、にかいたように無駄な聴力検査を受けられ、メニエール病との診断を受けました。ただ現代医学の薬は効かないことが分かっておられていたので、ほとんど飲まれませんでした。
2015年8月、一時的に栃木の自宅に帰宅した際、整体の先生に相談に行かれ再び治療されたのですが、今度は治らなかったのです。すでに整体については書いたようにヘルペスが多すぎると体や心を慰撫しても一時的によくなることもないのです。整体の先生はメニエール病の原因がヘルペスであることを一切知らないので私にように何れにしろ完全に直すことはできません。
2015年10月以降、プロジェクトも一段落し、メニエール病の治療について考えるようになりました。Google等で検索して、いろいろ現代医療について勉強され知られるようになったのは1.蝸牛や三半規管が水膨れになった時に症状が出る。2.ただし、これらの原因はよくわからない。3.どうも精神的ストレスが関わっているらしい。4.一生治らない病気、として付き合っていく必要がある。ことを知って真実の医療である私のことを知ることができなかったのでがっくりとされました。現代医療の宣伝マンのようなある芸能人もメニエール病を患っているにもかかわらず、「耳鳴りは治まらないが、人間という生き物はこういう状況に慣れてくるので、今ストレスはないです。」という医者の言う通りの発言を聞いたようです。しかし一生治らない病気に罹り、強がっているようにしか見えませんでした。また同時に、原因も分からないのに薬を処方する医師たちに強く嫌悪感を抱かれ始めました。根本的治療をしようにも、原因が分からないため、根本的治療ができないのです。本当にそうなのかは分かりませんが、少なくともそういう建前なのでしょうと思われたのですがその通りです。耳鼻科の専門医ではない阿呆な私が知っているメニエールの原因はヘルペスであることを大学の医学部の学生に教えないのは医学部の耳鼻科の先生たちが知らないからではなく難病であるメニエール病は一生治らないと教えておくと食いはぐれがなくなるからです。
さらに調べていくと、様々な治療法が出てきました。鍼治療、漢方治療、運動療法、ストレスのない生活を送ること、などなどですが、残念ながらどれも根拠に乏しいものに感じられました。そもそもその治療でなぜ治るのかを一切説明しないのが医者の伝統です。それどころか免疫を抑える薬しか製薬メーカーは作れませんからそのような薬を出し続ければ現代のあらゆる病気の原因はヘルペスを増やし続けて医薬業界は永遠に繁盛を満喫できるのです。こんな面白い仕事に就くために最優秀の学生はみんな医者になりたがるのです。アッハハ!!!
比較的わかりやすいことをおっしゃっていたのが、ストレスがこの症状の原因なのだから適度な運動をして、ストレスのない生活を送れば治ると述べている眩暈専門医の先生がいたようです。ところがこの患者さんは運動が嫌いなので運動をすることにより逆にストレスをため込んでしまい、資本主義社会は金を儲けるためにどんな仕事でもストレスは付き物ですし、だからと言ってすでに2回も転職しており、再度会社を辞めるわけにもいかなかったのです。さらにストレスがなぜ耳鳴りや眩暈につながるのかもよく理解させてくれる医者もいなかったので迷い続けられたようです。
そして漸くしてから松本漢方クリニックのウェブサイトを見つけられました。「メニエール病は完治する。その理論と証拠」の中で、私ははっきりとその症状の原因をヘルペスウィルスだと指摘していました。そしてヘルペスウィルスと抗体が戦うときにメニエール病の症状が出るという結論も明確に示しました。免疫がヘルペスとの戦いに勝った後、根本的に病気は完治すると何千回も書きました。メニエール病の治療に一番飲んではいけないのが免疫を抑制するステロイドだと念仏のように唱え続けました。
彼は医学や生物に関する専門ありませんので、その真偽を私のレベルでは判断できませんでしたが、具体的で論理的な説明をしたのみならず治した患者さんの証拠が腐るほどあります。漸く彼は迷いから脱却して試す価値のある治療法に出会えたのです。
其のあとすぐに、大阪に出張に行く機会があり、松本漢方クリニックを訪問してくれました。診察の前に免疫を上げる鍼灸治療が行い、その後、診察しました。「あんたの免疫があんたを治すんや、必ず治る!!」と言いました。私の力強い言葉と皆さんの手記に勇気づけられつつ、またこの他に有効と思える治療法もなかったため、とりあえず試してみようと思われましたようです。毎日飲むのは1.アシクロビル 毎食後&寝る前 各3錠の服用2.漢方薬を煎じて飲むこと3.灸の治療
眩暈の発作は2014年7月に事務所で倒れた後はありませんでした。その代り、耳鳴り(左耳のみ)がひどく、ほとんど聞こえない状態の時もありました。治療開始後1、2ヶ月は状況に大きな変化はありませんでした。あまりにも変化がないので、松本先生に「どのくらい完治まで時間が掛かるんですか?」と聞いたら、「耳の中のヘルペスウィルスの数を数えればわかるかもしれないが、そんなのできるか!」と怒りました。
変化があったのは治療開始後2ヶ月がたった3月頃です。段々、耳鳴りの音が高くなってきました。ヘルペスと抗体が戦っている戦場が変わってきているのだろう、というような説明を私はしてあげました。症状は治すために出ているので喜びなさいとも言ってあげました。4月の中旬の頃になると、もっと耳鳴りの音が高くなり、音が小さくなってきました。6月初旬になると、耳鳴りが無い日も出てくるようになりました。そのような中、松本漢方クリニックを訪問し、鍼灸治療を受けました。すると直後から、なんと低い音の激しい耳鳴りが再発しました。以前よりもひどい耳鳴りでした。その後3週間は低い音や高い音の耳鳴りが聞こえてきました。恐らくこの時期、免疫が弱っており、鍼灸治療によりこの免疫が活性化されたため、このようなことになったのです。2週間ほど続き良くなってきたので私に「ほぼ治りました!!」と連絡がありました。
7月中旬、再度耳鳴りが再発しました。この時期、耳鳴りのあるときは1~2時間の間で低い音から始まりだんだん高くなり次第に収まっていきました。この周期が幾度となく繰り返されました。溜まりに溜まった代休を消化するため、7月27日からお盆明けまで、長期休暇となりました。その後も耳鳴りは続きました。8月第1週後半あたりはほぼ耳鳴りのない状態になりましたが、夜と朝のみ激しい耳鳴りを感じました。8月第2週に入ってからはほぼ耳鳴りを感じなくなりました。時間を問わず、僅かに高い耳鳴りが聞こえる程度で、「小康状態」が続いています。後は、仕事が始まって再度ストレスを感じる状況に陥ったときにまた耳鳴りを感じるのかどうかがポイントなのです。
全体を通してみると、ストレスを強く感じる仕事を抱えている時に耳鳴りが無くなり、少しホッとすると耳鳴りが強くなるという傾向があります。ストレスが強いときは免疫が弱まり、耳の中のヘルペスが増え、ホッとすると今度は免疫が高まり、免疫がヘルペスと戦うために耳鳴りが聞こえるのです。
今後、本当の完治までにどのくらいかかるか、分かりませんが、少なくとも現在はほぼ完治の状態です。私の考えに、間違いはなかったのです。このような状況でも、仕事を休むことなくほぼ完治に至ったことは、私自身にとっても大きな自信となりました。
闘病生活を通して分かられたのは、病気を治せるのは自分自身だということです。これは「自分の免疫」という意味だけでなく、治療法を自分で調べ、自分で考え、自分で選び、自分で費用を払い、自分で努力しなければ治らない、ということです。いずれにしろ究極的には自分で治すものだということを強く感じてもらえました。