症例報告18例目
完治させた病名1)潰瘍性大腸炎2)アトピー性皮膚炎3)花粉症
患者:43歳、女性
潰瘍性大腸炎と診断され、松本漢方クリニックを訪れました。
この患者さんの場合は、幼い頃に喘息によりステロイド注射を打たれたことがあり、また自分を完璧な理想像に近づくことにきりきりしていました。こうでなきゃいけない、こうしなきゃだめだと自分を追い詰めて生きておられました。頑張り過ぎてしまったために今の生き方を変えなければいけないと体が気づかせるために病気になったのかもしれません。
去年4 月頃、異常を発見し、5 月に内視鏡を受けると潰瘍性大腸炎という診断を受けました。しかし、その時ある資格の受験を控えて忙しかった患者さんは入院だと困るなと思っていたところ、薬で治療できるということで明るく担当医の説明を聞いていました。医師の口調は暗く、すぐに区役所での手続きをとってください。でないと、これから医療費が沢山かかるので大変になります。というようなことを何回も言われたそうです。今のところは症状が比較的軽い方だからと、座薬のサラゾピンを処方されました。
薬について気になって自宅に帰って調べてみると、患者さんと同じ潰瘍性大腸炎で治療を受けている人々同士の悲痛なコメントなどを数多く見つけ、患者さんはこの世の終わりを見たような気持ちになってしまいました。出口の見えない治療。免疫がどんどん壊れていくのに使い続けなければいけない矛盾。様々なコメント見て患者さんは理解に苦しみました。人間の体の免疫はそんな簡単に壊れるものではないと、他に良い情報がないか探したり、時には落ち込んで全くインターネットを見る気にもなれない日が続いたりされましたが、お子さんがいたので毎日を出来るだけ、いつも明るいお母さんをこなしておられました。一ヶ月くらいすると一日何回もトイレに行っていたのが前よりは楽になっていきました。
7 月になって資格受験も無事乗り越え、変わらず処方された薬を使っていましたが、食べ物も気をつけるようにし、症状も血の粘液はついているだろうが出血が目に見えるほどではなくなり、症状は落ち着いていました。しかし、薬を使っているという怖さからは逃れることが出来ませんでした。さらに症状が落ち着いてきたのに医師から「次回から新薬を処方しようと思っています。今までは出たばかりで副作用についてデータが少なかったから様子を見ていたけど。」と言われました。もっと「強い薬ですか?」と患者さんが聞くと、「そんなことはないよ。」と言いました。しかし症状が治まっているのに座薬から経口薬に変更すると聞き今の治療に恐怖を覚えました。
そんな中、8 月末のある日、私の松本漢方クリニックのHPに出会いました。くまなく私の理論や患者会の手記などの膨大な量の資料をすべて読み漁り、患者さんは光が差したようい感じられました。先走り過ぎてまだ受診されていないのにも関らず、患者さんは薬をやめてしまい、一週間後にお子さんが学校に行っている間に遠方でしたが思い切って新幹線に乗って松本漢方クリニックを訪ねられました。
漢方煎じ薬と抗ヘルペス剤を処方し毎目飲んでもらいました。ステロイドを止めて漢方を飲み始めてからはガスが出るようになりました。
二ヵ月後の 11 月には年に一回の定期健診があり、普通に検便をとったら何も引っかからず、私は喜んで結果を先生のところに持って行きましたが、先生はこんなのはあまり関係ないのだよ~と言う感じで軽くあしらわれてしまいました。
免疫が戦う場所が変わり、腸から花粉症やアトピーに移行すると完治に近づいてきた証拠です。1年が経過し春に花粉症が出始め、そして先月くらいから腕に湿疹がでてくるようになりました。
潰瘍性大腸炎もリウマチも原因は同じヘルペスなのです。ヘルペスウイルスが感染する細胞が腸か関節かの違いだけなのです。
この方はアトピーも治療を続け完治され、当院にはもう通われておりません。
症例報告19例目
完治された病名1)潰瘍性大腸炎
患者:男性、43歳
潰瘍性大腸炎やクローン病は比較的若者や働き盛りの30代~40代に多い傾向があります。その全ての人が以前にステロイド剤や免疫抑制剤を病院で大量に入れさせられたか、職場や学校や家庭環境などによる強いストレスにより体の中の副腎皮質が対処しようとステロイドホルモンを産生して免疫を抑制し、その隙に腸の細胞に潜伏感染していたヘルペスウイルスが感染し増殖し続け、潰瘍性大腸炎の症状となって現れるのです。そして今回の患者さんも例に漏れませんでした。
当時、大学院生で毎日研究活動や学会発表、勉強会、英文論文会、英語輪読会、後輩指導、論文作成など毎日早くて23時頃まで励み、患者さんはかなり頑張り過ぎていたため、心身共に疲れやストレスが毎日毎日たまっていきました。
1997年12月頃、下痢状態が日増しになりトイレに行く回数が増えていきました。
1998年1月頃、血便が出るようになり、腹痛が起こりトイレに行く回数がさらに増えました。トイレに行くも便が少量だとか血だけが出る場合もありました。症状が日に日に酷くなり15~30分に1回トイレに行くようになり、食欲もなくなってきました。
1998年2月に病院へ行きその結果、潰瘍性大腸炎と診断されました。状態が悪いため即入院となり、サラゾピリンの服用(6錠/1日)が処方され服用されていました。食事は低残滓食(全てのものを微塵切りにした食)でしたが低残滓食は美味しいものでもなく、益々食欲がなくなり食事をしなくなったため、エレンタール(栄養食飲料)に変更され、1日6缶飲まれました。しかしそのうちエレンタールもあまり飲まなくなってしまいました。
食事も摂らなくなり患者さんは不安に思いましたが幸いにして1ヶ月程で症状が治まり退院となりました。修士論文発表と就職があったため、無理を承知で退院されたそうです。以前までは63kgあった体重は入院時は59kg、退院時は50kgと激減していました。
1998年4月以降は退院後はサラゾピリンの服用(6錠/1日)を続けることになられました。新人研修の1ヶ月は症状は安定はしており、5月より決まった配属先にて勤務することとなっていました。入社した会社がとても忙しくて有名な会社(平均退社時間が23時で、試作立会により徹夜等も多々)であり、体調を崩したり少し安定したりを繰り返されました。
2001年11月、転勤となりそれに伴って転院することになるも前医とは変わらず今までと同じ処方を続けておられました。
2005年7月、症状が急激に悪くなり2度目の入院となってしまいました。血便に30分に1回の頻度でトイレに行くようになりました。
治療は、サラゾピリン8錠/1日、プレドニン2錠/1日となり、ついにステロイドを服用してしまいました。医師が管理のもと処方すれば寛解すると言われ服用されました。患者さんはこの時に松本理論を知っていれば服用などはしなかったと今でも後悔されています。
2週間で状態は寛解し退院されました。ステロイドは怖いので早く止めたいと言い経時減量のうえ服用を停止できました。
退院後、会社に労働環境を多少変えてもらいましたが、体調を崩したり少し安定したりを繰り返されました。
2008年11月、体調を崩したり少し安定したりを繰り返しているので、掛かり付けの医師に白血球除去療法(LCAP療法)を勧められ、寛解するかもしれないと思い白血球除去療法(LCAP療法)を5回1セットで受けられました。LCAP療法とは、血液を一度、体の外へ出し白血球を除去するフィルターを用いて炎症にかかわる細胞を取り除き、浄化された血液を体に戻し、腸の炎症を抑える新しい治療法です。一時は寛解するもの、やはり体調を崩したり少し安定したりを繰り返す。
2011年より、サラゾピリンからアサコールに服用する薬が変更され、初めの頃は少し状態が良くなった気になりましたが体調を崩したり少し安定したりの繰り返しに戻りました。状態が悪い時はペンタサ注腸やリンデロン座薬を処方されました。しかしリンデロン座薬については医師より詳しい説明がなかったようで、服用して症状が良くなったのでしばらく使用していましたが、後にステロイドとわかり使用をやめられました。この頃より患者さんは現代の治療に疑問を感じるようになりました。
その後数年がたち、医師より体調が寛解安定しないので免疫調整薬や免疫抑制剤を検討しないかと話を受けました。免疫を調整、つまり抑制するわけで、体のために頑張って働いてくれる免疫を押さえつけてしまうのではと思い、免疫調整薬や免疫抑制剤に嫌悪を感じました。受診後、自宅に帰りこのことを奥さんに説明すると猛反対されました。「免疫を殺すなんてそんな怖いことはあかん!」「その他にどんな病気にかかるかわからん!」といった具合で患者さんと同意見でした。この一件で今の現代医療は何かおかしいのではとご夫婦で思うようになりました。この時から色々と調べるようになり、特に奥さんは一生懸命色々と調べていたそうです。
2014年、奥さんが当院のホームページを見つけられました。お二人で松本漢方クリニックのホームページを熟読し、漢方によってどのように免疫の機能が正常に戻りその過程でどのような症状となり潰瘍性大腸炎が沈静化し、その後潰瘍性大腸炎が再燃しない体・免疫となって完全なる根治になるのか理解されました。
2014年9月松本漢方クリニック受診。何故この医院に来たか、ホームページを読み免疫機能の正常化の仕組みを理解しているかを患者さんに聞くと、ちゃんと理解され勉強してきたことが伝わり私は「よぉー理解しとる。よぉー来たな。ここに来たから潰瘍性大腸炎は完治するで。」とニッコリ笑いガッチリ握手をしました。もちろん横にいた奥さんにもガッチリ握手をかわしました。私の医院へ来られる方は、現代医療に疑問を感じ、他に治療法がないか、免疫を上げて治療をする方法がないかを探して探してやっと終着点である当院へたどり着く方がほとんどです。そしてその全ての患者さんは医者に病気づくりをさせられ、現代の治療法ではどうすることもできないほどの最悪な状態で当院へ来られます。そのような最悪な状態から元の健康な状態に戻すのに大変な労力と時間と金がかかります。ですが大量の漢方煎じ薬と抗ヘルペス剤を使えば完治できるのです。すべての病気の原因であるヘルペスウイルスを殺そうとする免疫を上がる唯一の漢方煎じ薬を使い、免疫を抑制しない唯一の抗ヘルペス剤を大量に使って、病気で苦しんでいるすべての患者を助けることができるのに何故すべての医者は私の真似しないのでしょうか?私のホームページは無料で誰でも私の理論を読むことができるのですから!何故何の罪のない患者がこのような目に合わなければならないのでしょうか?残念でなりませんね!アハハ!!悲しいですね!アハハ!!この患者さんも例に漏れず、今まで潰瘍性大腸炎は完治しない一生付き合わなければいけないと言われ続け、アサコール服用、ステロイド服用、免疫抑制剤、白血球除去療法、大腸切除などで一生薬代を支払わなくてはいけませんでした。一生治らないと言われ免疫を抑え症状を抑えるだけの薬を一生払い続けるのは理解に苦しみます。私と対面して松本理論に従い潰瘍性大腸炎の根治を目指しやっていくことに更に強く決意されました。漢方の香り、私の鋭気、完治するという言葉それら全てが完治するんだという自信に繋がったのです。診察後、診察室を出る間際の患者さんに「治らん病気なんてない。治すのは自分や!!」と力強く伝えました。患者さんは16年治らなかった潰瘍性大腸炎が治るんだと自信が出てきたそうです。
処方した漢方煎じ薬と抗ヘルペス剤を服用してから1ヶ月後、下痢がひどくなり、1日に20回以上トイレに行く日々が続きました。その状態が1ヶ月程続きましたがこれだけ下痢が酷いのにも関わらず体がだるく食欲も無くなることは全くありませんでした。下痢はひどいのに体は元気だったので不思議な感じだったそうです。
1ヶ月程過ぎると基本的に下痢でしたが次第にトイレに行く回数が減っていきました。患者さんは遠方の為、電話診察を行い薬を郵送し、年に数回の血液検査を行っていました。炎症を表すCRP値が3.5以上だったものが、だんだんと良くなり始め0.2を示すまでになり、トイレに行く回数も1日に3~5回となり軟便である日もあり改善されてきました。
奥さんは漢方を煎じることや漢方風呂・お灸なども全て協力してもらえました。漢方だけでなく食事に関しても色々と考えて作ってくれていたそうです。添加物が入っていない食材を選ぶのは当たり前で、免疫に良い食材を調べてきて使ってくれたりしています。これを見ていると益々完治する気がしますね。このように当院で治療するにあたり、ご家族の協力が必要不可欠なのです。リバウンドによりトイレの回数が多くなると患者さん一人では漢方を煎じる時間もなくなり、お灸もやりにくく、食事も就寝時も起床時も入浴も着替えも大変になるのです。
4年ほど治療を続けられ、下痢や下血の症状は完治されました。当院との縁もこれで切れました。