症例報告1例目
治した病名:1)若年性突発性関節炎
患者:11歳、女性
今患者さんは、8才の5月、大型遊戯で遊んでいて2m上から落ちてしまいました。整形外科の診断は全身打撲、左足首捻挫。それから小学校の体育は見学し、鍼灸や整体に通いました。状態がよくなってきたと思っていた1ヶ月後、顔、両手足がパンパンに腫れてしまいました。府立病院を受診し、血液検査と眼の検査をしましたが、異常なし。しかし医師が触診している間、患者さんはどこを触られても痛いと言っていたそうです。結局、膠原病である若年性突発性関節炎と診断され、医師に「これから長く付き合って行かなければならない」と告げられてしまいます。また、医師は「血液検査に悪い数値は出ない若年性突発性関節炎もある」と言いました。とりあえず全身痛があるので、痛み止めのカロナールを処方され様子を見ることになりました。
1ヶ月間カロナールを飲みましたが痛さは改善されず、顔と両手足の腫れがマシぐらいで、身体はだるく、左耳も聞こえにくくなりました。病院では自律神経失調症とも診断されました。突然、両眼の視野が狭くなり、物が見えにくくなって、夜に救急病院に駆け込んだこともあったそうです。検査の結果は何も悪くなく、医師には「気持ちのせい」と言われてしまいます。血液検査では異常がないので、西洋医学ではもう治らないと思い、インターネットを検索し、当院を発見されました。
初診でヘルペスの値を測ってみると、やはり数値が高かったので、抗ヘルペス剤と漢方煎じ薬と鍼灸による治療をスタートしました。
治療開始から8ヶ月程、痛みや体の全ての不調がなくなりました。大型遊具から落ちて以来休んでいたバレエも通えるようになりました。治療開始から3年経ち、11才現在、若年性突発性関節炎や自律神経失調症のような症状は出ていませんので、治療を終了しました。
現在は通院もしておられません。