症例報告1例目の研究報告
治した病名:1)アトピー性皮膚炎2)難聴3)耳閉塞感4)頭痛5)急性中耳炎6)片腎性慢性膀胱炎7)ストレス除去
患者:当時28歳、女性
2015年6月に、アトピー性皮膚炎(まぶたの痒みと胸の痒み)治してあげた患者さんです。他に急性中耳炎も片腎性慢性膀胱胱炎も治すお手伝いもしました。風邪などは自分の自己免疫力で治せていましたが、どうしても辛い症状のものは、松本漢方クリニックで治してあげました。
風邪からくる中耳炎は2015年春、長引いた風邪をひいたときに中耳炎になり片耳が聞こえ辛くなりました。鼻水が出て鼻を強くかんでいたので、鼻をかむ最中に急にブチッ!といってそれを境に片耳が聞こえ辛くなってしまわれました。数日したら治ると思ってほうっておかれましたが、一週間以上過ぎても治らず、更に聞こえ辛くなり不安が大きくなりました。2年ほど前、患者さんはあくびを頻繁にした時や疲れている時、空腹の時も片耳がつまった感じがする症状はありました。それらは大体1時間くらいで治ったものです。以前の症状も気になっていたことと、今回は長期間、会話をする時も集中できず生活に支障がでるようになったので、発症から1週間後に松本漢方クリニックを再度受診されました。私の見立ては「風邪からくる中耳炎」でした。中耳炎の煎じ薬と抗生物質を出して、早速その日の夜から飲んでもらいました。アトピーのリバウンドは痒く赤くなり熱が出ますが、中耳炎の副作用としては「頭痛、寒気」と書いてありました。herpesが絡んでいるときには頭痛が強くなります。そうしたら寝る時は、本当に辛い頭痛が起こりました。普段あまり頭痛にならないので驚かれたようです。かなり寝苦しく辛かったのを覚えておられました。しかし、朝起きて暫くすると、片耳がポコっと音がした感じになり聞こえやすくなっているではありませんか!この朝はまだ完全とは言えませんでしたが劇的に楽になりました。3日ほどするとほぼ治っていつも通りの生活ができるようになりました。前回のアトピーはゆっくり時間をかけてリバウンドと数年間戦い免疫を高めることで良くなるものに対して、今回の中耳炎は一晩で変化が現れ良くなったことが不思議でした。アトピーの治療でかなりの量のステロイドを長期にわたって使われて来たのでリバウンドが強かったのです。
片腎性慢性膀胱炎による半年近く続いた残尿感を治してあげました。患者さんは生まれつき腎臓が一つしかありません。その為か、小さい頃からよく膀胱炎にもなっていました。と言っても1年に2回ほどで、身体の調子の良い時、免疫力の高い時は全く膀胱炎にならない年もありました。しかし、2014~2015年くらいの時期に、長期間的な膀胱炎になりました。すごく痛みがあるという訳でなく、朝起きた後が痛むくらいです。しかし残尿感が残るようなすっきりしない状態が数ヶ月続いていました。膀胱炎は片腎の影響で小さい頃から頻繁になっていたので、少し慣れてしまっていたこともあり、高をくくっていたのですがすぐに治るだろうと感じていましたが長期間続いたのは初めてだったので当院に受診されました。膀胱炎に効く漢方を処方したところ、こちらも結構直ぐに効果がありました。あんなに続いていた残尿感がすっきり!してしまったどころか、それからは1度も膀胱炎を繰り返していません。
松本漢方クリニックでこれらの病気を治す際に感じてもらうことは自分の病気は自分の免疫で治せるという、「安心感」を与えてあげることです。わたしの治療は薬で症状を抑えるのではなく漢方せんじ薬で免疫の働きを手助けして患者さんに治させる根本治療です。普通の耳鼻科や内科に行くと、これらの症状をとるために、「こんなに大量の薬を飲んでもいいのだろうか」「本当に治るのだろうか」という不安を感じざるを得ないのです。従って松本漢方クリニックでは身体の免疫力を高める事で身体を良くしていく、自分の過ごし方を見直す心地よさがあるのです。
心の免疫力も高めて病気を治したい患者さんはぜひ当院に来てください。この患者さんは現代の病気の原因は世界中の医者が誰も絶対に認めないherpesであることを理解しておられるので、ヘルペス数値があまり下がっていないのを気にしておられました。ヘルペスの抗体値が高いというのは患者さんの体内にherpesがかなりの数が潜んでいるのです。従ってまだまだ、免疫を上げる力を整えていかなくてはなりません。自分の身体を変えていくこともですが、心の状態も変えていく意識も引き続き心がけるように指導しています。もともと感受性の高い患者さん尚で自責の念の強い方なので小さな事を気にする性格でしたが、「無理はしない」「まあいいかと思えるように」といったように自分の生き方の大切な事や、心の免疫の高め方も磨いてくださいと指導しています。そして、身体と心の余裕が少しできた時に「ストレスは身体にも心にも悪いものだ」と感じられていましたが「自分を成長させるいいストレスもある」から、ゆったりと構えようと考えるようになっていただいています。それが、心の免疫力を高めてこれからの身体の調子やアトピーの状態にも繋がったり、大切な人を支える事もできるように感じられ始めておられます。また必ずしも「ゼロ」にできないストレスや化学物質と、自己免疫力を高めながら共存する大切さを感じとっておられます。
私の一言一言は患者さんの心を強くするための真実の言葉です。
症例報告2例目の研究報告
治した病名1)慢性中耳炎2)結膜炎3)睡眠中無呼吸4)鼾(いびき)5)口呼吸6)アデノイド肥大7)アレルギー性鼻炎8) ほこりアレルギー9)アトピー皮膚炎10)慢性滲出性中耳炎11) 花粉症。上記のすべて原因はヘルペスか化学物質であり、現代標準医療はこれらの病気の治療はすべて免疫を抑えるステロイドですから一時的には症状はよくなっても化学物質には免疫寛容は起こらない上に6)アデノイド肥大と10)慢性滲出性中耳炎はherpesですから増えるばかりですから治せません。
患者:6歳、女性
娘さんは、1歳のころから、寝ているときに大人顔負けのいびきをかき、起きているときもずっと口呼吸をしていました。口呼吸は、雑菌がフィルターなしに入り込むので、鼻呼吸にさせようといろいろ試みましたが、失敗され、言葉がはっきりしてくれば、自分で意識するだろうと思われ、放置されました。雑菌を口呼吸によって吸い込むことによって感染症を起こすから上記の病気が起こるのではないのです。
3歳の春、寝ているときに、無呼吸が目立つようになりました。子供の無呼吸は、ほとんどが扇桃腺肥大が原因だと、何かで読んだことがあったので、耳鼻科へ。するとアデノイド肥大で、「これだけの頻度で無呼吸が起こるようでは、脳に酸素が充分いかず、慢性睡眠不足の状態になり、将来多動になったり、落ち着きがなく、学習障害もおこしかねない。」といわれました。小児睡眠時無呼吸症候群の主原因は、アデノイド肥大と口蓋扁桃肥大と考えられていますがアデノイド肥大と口蓋扁桃肥大の原因はherpesです。
しかし、扇桃腺肥大といわれても、いつも咳と鼻はつまったままでしたが、娘さんは肩桃腺からの熱など出した事もありませんし、風邪も引きませんでした。手術を勧められましたが、決心されませんでした。肩桃腺の手術は簡単な手術だと説明されても、昨今の医療ミスのニュース、それに簡単といっても、1週間以上の入院と全身麻酔の手術です。素人目にも、3歳の子にとって簡単な手術だとは思われなかったのです。
評判の良い耳鼻科を何軒もまわられ最終的に納得のいく説明が出来た耳鼻科に出会えました。その先生の説明は、こうでした。「扇桃腺肥大といっても、アデノイドが大きいのではなくて、アレルギー性鼻炎からの炎症で、腫れている状態である。手術しても、鼻炎が治らない限り、またはれる。薬で腫れをおさえて、無呼吸のぎりぎりのラインを維持するようにしましょう。成長してきたら、器官なども広がってきますから。」というものだったので「はぁ、これはステロイドだな。」と思われ、アトピーで薬を常用している子供達を身近で見ていたこともあって、わが子も薬漬けにされるのかと思ったのです。それと同時に、治せないとは間接的に言われたので感謝しました。だからお母さんは、この先生を名医だと今でも思われています。
時を同じくして、偶然にもある掲示板に、花粉症で困っているという書き込みを見つけられその回答に、「松本漢方クリニックを検索してみてください。」というものも目にされました。ぴんとこられ、検索されると、遠いが行けない距離でもない高槻にあることがわかり、毎夜毎夜、無呼吸で呼吸がとまるたびに、娘の首の下に腕をとおし、もちあげて息をさせるということを続けていたお母さんは、睡眠不足と心労で、ノイローゼ気味にもなっておられました。「漢方に手をだすということは、変な宗教に手をだすようなものではないか。しかし、この子はどっちみち、この先ステロイド漬けしか待っていないのだから、ステロイドより漢方の方がましだろう。」と正直失礼なことをおもった位の思いをもたれました。
「アレルギー反応を起こすのは正常な証拠であり、その反発も順応することによって、反発しなくなる。ダニが悪いのではなく、ダニの体内に入った化学物質の仕業である。」という説明に納得されました。アレルギーの子がいるお宅は、ちりひとつほこりひとつないピッカピッカに掃除されたところが多いのにも拘らずほこりアレルギーだったりすることもあり、現代よりも昔の方がダニは多かったのにどんどんアレルギーは増える一方。どうもダニが悪い、卵が悪い、という説明がしっくりこなかったお母さんは、科学物質がアレルゲンである松本理論に納得されでき、安堵感を覚えられたくらいだったようです。
漢方で、新陳代謝を活発化させ、どんどん反発させて、順応するまで戦わせるということですが、娘さんはどんなリバウンドがでるのか。今までに使った鼻炎の薬や結膜炎の薬は、多分ステロイドだったでしょうと理解されました。
小児科の薬は効かず、内科につれていくと、鼻がひどいとき処方される薬が、異様によく効くのです。その医院が院外処方だったので、薬局の薬剤師さんに尋ねられたことがありました。「この薬は、常用していて大丈夫なのですか?」と。すると、そのときの答えが、「喘息の人達は、この薬の何倍もの濃度のものを、毎日常用されているのです。その何分の一かですから。」と。そのとき、「喘息の人と同じ薬なのか!」と驚かれました。そして、喘息の人が常用しているから、それより薄いので大丈夫という説明に、「やっぱり、これは、やばい薬なんだ。」と思われました。それでも息がとまり、咳き込み、また息がとまり、を繰り返すわが子をほっておくこともできず、しかしこの病気を治せない薬は飲ますわけにはいかず、地獄のような日々を過ごされていました。
ステロイドは、体内に入っているはず。幼稚園にも行けないような、つらいリバウンドがおこるかもしれない。どうかリバウンドが軽くですみますようにと、祈る思いで子供さんに漢方を飲まされました。
最初、気合をいれすぎて?飲ませすぎたのでしょうか、飲ませて数日もたたずに、猫を触ったといって、顔をばんばんにはらし、お岩さんはこういう顔だったのだろうというような顔の娘をみたときには、震えながら松本先生にお電話しました。そのときの指示は、「煎じ薬の量を減らして、少しずつ慣らしていってください。」というもの。「こんな顔になっても、まだ飲ませるのか!」とおもいましたが、信じるしかありません。「これが、リバウンド第一号か。でも経過としては、松本先生のおっしゃる通りだ、うそではない。」と納得されました。皮膚の症状で死ぬことはありません。お岩さんの顔になっても必ず元に戻るのです。
飲み始めたのが6月。その夏には、脇やひじの内側、首などがかゆいかゆいといって、幼稚園の検診でもアトピー皮膚炎と診断されました。それまで、そんな症状はありませんでした。しかし、よい変化もありました。あれだけうるさかったいびきも、慢性の滲出性中耳炎も治り、無呼吸もましになってきていたのです。「完治しなくても、症状が軽くなる方法がみつかっただけでもありがたい。」と、漢方への疑いもなくなっていました。最後は化学物質であるアレルゲンと免疫寛容を起こして共存できるのです。
煎じ薬に、大量のはちみつやオリゴ糖を混ぜて飲ませていましたが、それでもいやがりました。飲むのをさぼりだすと、鼻がまた悪くなってくる。悪くなると、文句もいわずに飲むようになりました。この繰り返しでした。この薬が効くと、自分で実感しているのだなと驚きました。世界中の薬の中で免疫を上げアレルゲンに対して免疫寛容を起こせる薬は生薬である漢方煎じ薬しかありません。何故ならば漢方生薬の遺伝子は人間と同じDNAから成り立っているからです。
それから3年。花粉の時期は、鼻が出てつらそうですが、皮膚をかゆがることはなくなりました。猫は試していませんが、犬は触れるようになったようです。猫がアレルゲンではないのです。猫の毛が運ぶ埃に付着しやすい化学物質がアレルゲンであるのです。お線香は、まだ目がかゆくなると言って嫌がるようです。滲出性中耳炎は治りました。一番心配していた無呼吸もましになりました。いびきなしの静かな夜も、毎日とはいきませんが、おとずれるようになりました。あまりにも静かなので、「息をしていないのでは?」と、鼻下に指を近づけて、息を確認することもしばしばでした。
娘さんの変化をみて、花粉症で苦しんでいた御主人も、松本医院にお世話になり、煎じ薬を飲んでいます。煎じ薬を飲んでいると楽なようです。
初めのころは、「風邪をひかせるのは、親の怠慢だ!」と電話でどなり、「なんでここまでいわれなければならないんや!」と、患者さんは正直むっときたそうですが、今では私に出会えなければ、我が家の生活は、全く違ったものだったと言われました。「風邪をひかせるのは、親の怠慢だ!」と電話で怒鳴ったのは外出から帰宅されたら必ずうがい手洗いさせるのは親のしつけが足りないので今後、励行してくださいと伝えたかっただけです。現代の世界中で行われている標準医療は今でもステロイド漬けだけです。そこから脱出させどうにもならない、治らないという恐怖から、どうにかなる、ましになるという確信をもてる状態にしていただけたと、感謝されています。免疫寛容も起こり完治されてさよならとなりました。何故世界の医療は私の医療の真似が出来ないんでしょうか?製薬メーカーは免疫を上げる薬を作れないからです。