詳しいコメントがない症例集のみの「虹彩炎・ブドウ膜炎・原田病(ヘルペス)完治の症例集(コメントなし)」もありますので、良ければ読んでみて下さい。
症例報告4例目の研究報告
治したすべての病名:1)サルコイドーシス2)ぶどう膜炎3)ぶどう膜炎続発性緑内障4)肺のリンパ節
ぶどう膜炎続発性緑内障、続発緑内障とは、外傷・ぶどう膜炎・糖尿病・ステロイドなどの薬物をはじめ様々な原因により引き起こされる緑内障で、眼圧上昇や視野障害が生じます。 続発緑内障のひとつの水晶体嚢性緑内障は高齢者が発症することが多いです。
サルコイドーシスサルコイドーシスとはなんでしょうか?サルコイドーシスは全身の臓器に類上皮細胞肉芽腫は免疫細胞のかたまりである肉芽腫ができる病気です。軽症の場合には自覚症状はないですが、肉芽腫が多く集まると臓器の機能障害が起こります。
何故、免疫細胞のかたまりである肉芽腫ができるのでしょうか?免疫細胞が集まるのはherpesが感染している細胞で増殖して増えたherpesが隣の細胞に感染するために細胞外に出ようとするときに大量の免疫細胞に大量のherpesが見つけられたり、キラー細胞に感染した細胞を見つけられて多くの細胞が殺されそうになったりするとますます多くの免疫細胞が集まってくるのです。しかしherpesは、免疫細胞から逃れる様々な免役回避システムを発揮して逃げ回るのです。その結果、免疫細胞のかたまりである肉芽腫ができてしまうのですが殺し切れないherpesの戦いはいつまでも続いてしまい自己免疫疾患と名付けられる治らない病気とされてしまうサルコイドーシスという病気とされてしまうのです。
全身の中でも肺・眼・皮膚・心臓などに障害が起こることが多く、時に重症になります。 診断には採血検査、画像検査、気管支鏡検査などを行います。治療せずに回復することも多いのは自分の免疫で治すことができるからです。症状が出てきた場合や、心臓や神経など重大な問題を起こしかねない臓器の病変があれば治療を検討します。治療は主にステロイド薬を使いのはherpesが原因であるからです。
この「線維のかたまり」でありかつ免疫細胞のかたまりである肉芽腫は「がん」とは全く違って悪性疾患ではないのでご安心下さい。遺伝性でも感染症でもないので人にうつることもありませんと言われていますが実はherpesが感染してサルコイドーシスが生じたので感染症の一つです。病気のおこる頻度の高い臓器は、肺および胸部のリンパ節(80%)、眼(50%)、皮膚(20%)などです。どこに病気がでるかは患者さんによって異なり、決まったパターンはありませんが、大小様々な「線維のカタマリ」である類上皮細胞肉芽腫は肺、心臓、肝臓、腎臓、唾液腺、涙腺、皮膚、筋肉、骨、リンパ節、眼、神経、など全身のあらゆる臓器にherpesが感染することを教えられます。
治療は副腎皮質ホルモン(ステロイド)剤が広く用いられています。元々ステロイドは、副腎といって腎臓の上にある親指の先ほどの小さな臓器で造られる、生命・活力に必要不可欠なホルモンです。このホルモンは新陳代謝を活発にするだけでなく、炎症やアレルギーなどの異常な免疫反応を強くおさえることもわかっています。しかし、一方では、長期間服用すると様々な副作用が生じてきます。太る、顔が丸く腫れる、糖尿病がでる、コレステロールが上がる、骨が弱くなる、ケガが治りにくくなるのです。
突然、聞いたこともない病名を診断され失明の恐れがありましたが、当院で治療をして無事完治されました。
患者:当時55歳、女性
約40年前、目の異常に気付き、京大病院の眼科に受診され、サルコイドーシス、ぶどう膜炎続発性緑内障と診断されました。ほとんどのサルコの人が目から始まります。当時サルコは難病の特定疾患で、内科的には特に医療薬もなく、定期的に経過観察をするくらいでしたが、この患者さんは運良く、始めから京大病院のサルコイドーシスの第一人者 泉教授に診てもらえました。しかし携帯電話もインターネットも無い時代ですから聞いた事も無い病名を簡単に調べる方法も無く、若かった事もありその後、この病気が後に長い病歴になるとは想像できません。
何故始めから京大病院のサルコイドーシスの第一人者 泉教授に診てもらえたことが運がよかったのでしょうか?京大の泉孝英呼吸器内科教授はステロイド大反対派でいらっしゃった。京大の泉教授はステロイド大反対派でいらっしゃったのは免役病気は絶対に治せないという真実を知っていた世界中でたった一人の医学者だったからです。しかし残念なことに自己免疫疾患であるサルコイドーシスの原因はherpesであることを知らなかったのみならず自己免疫疾患という病気は存在しないことも知らなかったことです。
眼科との長いつきあいの始まり、目の問題です。サルコイドーシス、ぶどう膜炎続発性緑内障というのが眼科で付いた病名です。ぶどう膜炎も緑内障も原因はヘルペスです。隅角の辺りに結節がヘルペスとの炎症が起こり、これが眼圧を上げる原因でもあり、とにかく両目炎症をくりかえし眼圧38という時もありました。初めて発病したときは緊急事態とみなされステロイドの内服、点眼もリンデロンを大量に入れ、ムーンフェイスにもなりました。その後、京大の泉先生はステロイド大反対派。眼科の先生は目には代えられないとステロイドは外せない…。京大の教授先生方々の考えは色々聞かされましたが、私も目には代えられない…と思い再発で一番炎症のキツイ時はリンデロンの眼注もしました。そのうちに、この繰り返しではいけないと思い始めました。herpesはあらゆる細胞に感染できるスパイク蛋白に感染できるので原因不明な病気の原因はヘルペスなのです。
隅角結節とは虹彩や隅角部に観察される白色塊状の小結節です。サルコイドーシスなどの肉芽腫性ぶどう膜炎で見られる。結節 (けっせつ、nodule)とは直径1cm以上の充実性の隆起。 発疹の一つ。 丘疹より深く真皮あるいは皮下組織に及ぶ。Herpesが感染した炎症性細胞、 腫瘍細胞の浸潤、 代謝産物の蓄積により形成される。
そもそもサルコイドーシスは、内科的には10年くらいでスーッと通り過ぎる様に治っていくと言われていましたが幸いにも、患者さん内科的には肺のリンパ節の腫れ以外に他の臓器に異常が全くなかった為、サルコイドーシスとしてはラッキーな方であったのです。サルコイドーシスの原因であるヘルペスが多量にある場合、肺のリンパ節にも感染が起こり、リンパ節が腫れます。となれば目だけは何とかしなければと思い、漢方治療を行っていた当院に受診されました。ステロイド内服やリンデロン点眼もすべて止めてもらい、漢方煎じ薬と抗ヘルペス剤を処方しました。
治療を続けるに従ってステロイド系の点眼はしなくても徐々に炎症が落ち着き始め、癒着の多かった隅角も癒着が剝がれて、目の中の水の流れが良くなりました。少し眼圧が高めの時はファルチモ点眼薬を使っていました。また肺のリンパ節の腫れも漢方を飲みだしてから綺麗に消えました。現在は全ての症状が完治され、当院には通われておりません。
ファルチモ点眼薬とは、ファルチモ点眼薬の一般名はチモロールマレイン酸塩で、交感神経β受容体遮断作用によって房水の産生を減らすことにより、眼圧を下げ、緑内障による視野の悪化を抑えます。交感神経β受容体遮断薬( beta-adrenergic blocking agent; beta blocker)とは、交感神経のアドレナリン受容体のうち、β受容体のみに遮断作用を示す薬剤のこと。β遮断薬(ベータしゃだんやく)、βブロッカーなどとも呼ばれる。緑内障、高眼圧症の治療に用いられます。
現在サルコイドーシスという病気もますます自己免疫疾患だと決めつけられステロイドしか治療薬はないと決めつけられ使われ京大の泉孝英呼吸器内科教授のような方は皆無となりました。治せる医者は松本漢方クリニックの私しかいなくなりました。最終的には漢方をのんでからサルコイドーシスがフェイドアウトしてくれたのは確かであり、肺のリンパ節の腫れは消えてしまいました。
現在サルコイドーシスで困っていらっしゃる方も漢方の力を信じて飲み続けて下さい。きっと変化が現れると患者さんはアドバイスしていただきました。