もうすでに述べたように副腎皮質からコルチゾールが作られなくなると、視床下部から“コルチゾールを作れ”というホルモンであるCRHが作られます。ところがCRHは下垂体にACTHを作らせます。この時にACTHができると同時に、メラノコルチン(MSH)、日本語でメラニン細胞刺激ホルモンができるのです。いくらACTHを作っても副腎機能に、ヘルペス性機能障害、ヘルペス性機能廃絶が起こっていますから、いくらACTHが増えても副腎は反応できずコルチゾールは作れません。ところがACTHと同時に作られるメラノコルチン(MSH)がどんどん作られ、メラノサイトでメラノソーム(メラニン)が作られすぎて全身に黒色色素が沈着するからであります。
なぜ副腎皮質機能が低下すると体が黒くなるのか?
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執筆者:matsumoto25